キャンプファイヤー(CAMPFIRE)の手数料は17%|手取り額の早見表

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キャンプファイヤー(CAMPFIRE)の手数料は17%|手取り額の早見表

キャンプファイヤー(CAMPFIRE)の手数料は、プロジェクトが成立したときだけ支援総額の17%(税別)がかかります。消費税を含めた実質負担は18.7%で、支援総額100万円なら振込額は81万3,000円です。掲載料や初期費用は0円のため、不成立なら費用はかかりません。

一方で、支援者側のシステム利用料や、入金までの期間など、手数料率だけでは見えない点もあります。目標金額を決める前に、手元にいくら残るのかを把握しておくことが大切です。

この記事では、支援総額別の手取り早見表、目標金額の逆算方法、他サービスとの手数料比較、始め方の手順、メリットとデメリットまでを解説します。数値と仕様は、各社の公式情報(規約・ヘルプ・料金ページ)をもとにしており、各章に出典のリンクを記載しています。

この記事でわかること

  • CAMPFIREの手数料17%の内訳と、税込の実質負担
  • 支援総額30万〜1,000万円の手取り早見表
  • 必要な資金から目標金額を逆算する計算式
  • Makuake・READYFORとの手数料の違いと、手数料を抑えられるプラン
  • 申請から入金までの4ステップと、審査で確認されるポイント
  • 入金時期や支援者負担など、利用前に知っておきたいデメリット

この記事の想定読者

  • 新商品のテスト販売や資金調達で、CAMPFIREの利用を検討しているメーカー・ブランドの担当者
  • 目標金額をいくらに設定すべきか、手取りから逆算したい方
  • CAMPFIRE・Makuake・READYFORのどれを使うか比較している方
  • クラウドファンディング後に、モールや自社ECでの一般販売を考えている方

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Writer米沢 洋平

株式会社Proteinum 代表取締役

慶応義塾大学を卒業後、楽天グループ株式会社に入社。ECコンサルタントとして、ショップオブザイヤー受賞店舗を含むのべ700店舗以上を支援。その後、小売業を中心に経営コンサルティング業務に従事(事業戦略策定、EC戦略策定・実行支援など)し、株式会社Proteinum(プロテーナム)を創業。
プロテーナムでは、楽天、amazon、自社EC、Yahoo!ショッピングを中心に、データに基づく圧倒的な成果にこだわった支援を行っている。ナショナルブランドを中心に累計1,000社以上の支援と年間広告費10億円以上の運用実績を持ち、独自のEC運用支援システム「ECPRO」も提供している。

キャンプファイヤー(CAMPFIRE)の手数料はいくら?

キャンプファイヤー(CAMPFIRE)の手数料はいくら?

結論から言うと、CAMPFIREの基本プランの手数料は支援総額の17%(税別)です。CAMPFIRE(キャンプファイヤー)とは、株式会社CAMPFIREが運営する国内最大級のクラウドファンディングサービスです。ここでは手数料の内訳、税込の負担、手数料がかかる条件を順に確認します。

内訳は「サービス手数料12%+決済手数料5%」

17%の手数料は、サービス手数料12%と決済手数料5%の合計です(いずれも税別)。決済手数料とは、クレジットカードやコンビニ払いなど、支援者の決済処理にかかる費用のことです。2つの手数料は支援金からまとめて差し引かれ、別途請求されることはありません。

CAMPFIRE公式が示す費用の扱いを表にまとめました(2026年10月時点)。

費用項目料率・金額発生するタイミング
サービス手数料支援総額の12%(税別)プロジェクト成立時のみ
決済手数料支援総額の5%(税別)プロジェクト成立時のみ
掲載料・初期費用0円発生しない
担当者への相談0円発生しない
振込手数料CAMPFIREが負担発生しない

事前に支払う費用はなく、集まった支援金の中から精算される仕組みです。手元資金がなくても挑戦を始められます。

出典:CAMPFIREアカデミー「クラウドファンディングの手数料を徹底解説」、CAMPFIRE利用規約 第19条

消費税を含めた実質負担は18.7%

手数料17%は税別表記のため、消費税10%を加えた実質負担は支援総額の18.7%です。17%のまま手取りを計算すると、振込額を1.7ポイント多く見積もってしまいます。

CAMPFIREアカデミーの試算例では、支援総額100万円の場合、手数料17万円と消費税1万7,000円を差し引いた81万3,000円が振込額です。資金計画では、税込の18.7%で計算しておくのが安全です。

出典:CAMPFIREアカデミー「クラウドファンディングの手数料を徹底解説」

手数料がかかるのはプロジェクトが成立したときだけ

手数料はプロジェクトが成立した場合にのみ発生します。成立の条件は、募集方式によって次のように異なります。

募集方式成立する条件不成立のとき
All-or-Nothing方式目標金額を達成したとき支援金は返金、手数料0円
All-in方式支援が1円以上集まったとき支援0円なら手数料0円

All-in方式は目標金額に届かなくても成立し、集まった分に手数料とリターンの提供義務が生じます。少額しか集まらなくても商品を届ける必要があるため、方式は生産計画とあわせて選びましょう。

出典:CAMPFIRE利用規約 第14条・第15条、CAMPFIREアカデミー「クラウドファンディングの手数料を徹底解説」

支援総額ごとに手取りはいくら残る?

支援総額ごとに手取りはいくら残る?

手取りは「支援総額×0.813」で計算できます。0.813は、手数料の税込負担18.7%を差し引いた割合です。ここでは金額別の早見表と、手取りから目標金額を決める逆算方法を紹介します。

【早見表】支援総額30万〜1,000万円の手取り額

基本プランの料率(17%+消費税)で、支援総額ごとの振込額を計算した表です。

支援総額手数料(17%)消費税振込額
30万円51,000円5,100円243,900円
50万円85,000円8,500円406,500円
100万円170,000円17,000円813,000円
300万円510,000円51,000円2,439,000円
500万円850,000円85,000円4,065,000円
1,000万円1,700,000円170,000円8,130,000円

どの金額でも、振込額は支援総額の81.3%です。この振込額からさらに、リターンの原価や送料を支払う必要があります。

料率の出典:CAMPFIREアカデミー「クラウドファンディングの手数料を徹底解説」(表の金額は公式の料率をもとに弊社で計算)

目標金額は「必要な資金÷0.813」で逆算する

目標金額は、手元に必要な資金を0.813で割って決めます。手取りが「支援総額×0.813」なので、その逆の計算で、必要な資金が手元に残る支援総額を求められます。

たとえば手元に100万円必要なら、100万円÷0.813で目標金額は約123万円になります。必要な資金を出すときは、次の費用を漏れなく含めましょう。

  • リターンの原価(製造・仕入れにかかる費用)
  • 梱包費と送料
  • 写真・動画・原稿などページ制作の費用
  • 集客のための広告費

CAMPFIREアカデミーも、これらはプラットフォームを問わずプロジェクト側の負担になると説明しています。手数料だけで目標金額を決めると、成立しても資金が足りなくなるおそれがあります。

出典:CAMPFIREアカデミー「クラウドファンディングの手数料を徹底解説」(逆算式は公式の料率をもとに弊社で計算)

CAMPFIREの手数料は他のクラファンより高いのか?

CAMPFIREの手数料は他のクラファンより高いのか?

税込の負担で比べると、CAMPFIREの基本プランはMakuakeより低く、READYFORのベーシックプランより高い水準です。ただし、各社でサポート内容や表記の税区分が異なります。ここでは条件をそろえた比較と、CAMPFIREで手数料を抑えられるプランを紹介します。

Makuake・READYFORとの手数料比較

各社の公式サイトに掲載された手数料を、税込に換算して比較した表です(2026年10月時点)。

サービス公式表記税込換算100万円の手取り
CAMPFIRE(基本プラン)17%(税別・決済込み)18.7%813,000円
Makuake20%(税抜・決済込み)22%780,000円
READYFOR(ベーシック)14%(税別・決済込み)15.4%846,000円

税込換算はいずれも公式の料率に消費税10%を加えて計算しています。READYFORのベーシックプランはサポートがメール対応のみで、伴走サポートを受けるプランは14%にサポート手数料などが加わります。料率だけでなく、受けられるサポートも比べて選びましょう。

Makuakeの仕組みや活用方法は「Makuake(マクアケ)の手数料と仕組み」で詳しく解説しています。

出典:CAMPFIREアカデミー「クラウドファンディングの手数料を徹底解説」、Makuake「料金・手数料」、READYFOR「クラウドファンディング掲載希望の方へ」(税込換算と手取りは弊社で計算)

手数料を抑えられるCAMPFIREの特別プラン

CAMPFIREには、対象領域によって手数料が基本プランより低くなるサービスがあります。公式アカデミーに掲載されている主なものは次のとおりです(2026年10月時点)。

サービス対象オーナーの手数料(税別)
CAMPFIRE for Social Good非営利の団体・個人による社会課題の解決0%(支援者がご協力費を負担)
CAMPFIRE for Entertainment音楽・ゲーム・映画などエンタメ領域0〜17%(負担割合を設定)
CAMPFIRE for Sportsサッカー・ラグビー関連(特設ページから申込)15%

ただし、for Social Goodは物販を目的としたプロジェクトが対象外で、原則として株式会社なども対象外です。また、大規模な災害時には、被災した事業者を対象にサービス手数料を無料にするプログラムが実施されることがあります。ガジェットに特化したmachi-yaは手数料25%(税別)で、基本プランより高い点も覚えておきましょう。

出典:CAMPFIREアカデミー「クラウドファンディングの手数料を徹底解説」、株式会社CAMPFIREプレスリリース「令和8年熊本地震 災害支援プログラム」

キャンプファイヤーでクラファンを始めるには?

キャンプファイヤーでクラファンを始めるには?

CAMPFIREでは、申請したすべてのプロジェクトが掲載前に審査されます。流れは「申請→審査→公開→終了・振込」の4段階です。ここでは各ステップの内容と、審査で確認されるポイント、EC事業者の活用場面を紹介します。

【手順】申請から入金までの4ステップ

申請から入金までは、次の4ステップで進みます。

  1. 会員登録・申請:会員登録のうえ、プロジェクトの内容やリターンを入力して申請します。
  2. 審査:担当スタッフが基準に沿って確認します。修正のたびに再審査となり、やりとりは平均2〜3回です。
  3. 公開・募集:審査を通過すると公開できます。公開後は、CAMPFIREの承諾なく目標金額やリターンを変更できません。
  4. 終了・振込:成立した場合、募集終了月の翌月末日までに支援金が振り込まれ、リターンを履行します。

審査で修正が入ることを前提に、公開希望日から逆算して余裕をもって申請しましょう。

出典:CAMPFIREヘルプ「プロジェクトの審査基準」、CAMPFIRE利用規約 第13条・第16条・第17条、CAMPFIRE利用規約 細則 第1章第3条

審査で確認される主なポイント

CAMPFIREの審査基準では、プロジェクトの目的と実行確実性が重視されます。次に当てはまる場合は、修正依頼や掲載お断りとなることがあります。

  • プロジェクトの目的や支援金の使い道が不明瞭で、修正の余地がない
  • 具体的なスケジュールがないなど、プロジェクトやリターンの実行確実性が不明瞭
  • 個人の生活費や借金返済など、極端に特定個人の目的と認められる
  • 必要な許認可(食品の営業許可、酒類の販売免許など)を取得していない

プロジェクトオーナーになれる人の条件も定められています。法人、または成年の個人で、個人の場合は日本国内に住所があることが原則です。申請者と実際の実施者が異なる場合は、オーナーになれません。

出典:CAMPFIREヘルプ「プロジェクトの審査基準」、CAMPFIRE利用規約 第10条

EC事業者がCAMPFIREを使うときのポイント

CAMPFIREは資金調達だけでなく、商品の販売や宣伝、ファンづくり、テストマーケティングにも使えると公式に案内されています。新商品を一般販売する前に、反応を確かめる場として使うのが代表的な活用法です。

ただし、市販品や定価のある商品のうち、自社が製造者・販売者ではないものはリターンにできないと利用規約で定められています。申請前に、扱う商品の条件を確認しましょう。

クラウドファンディングで反応を確かめたあとは、楽天市場やAmazon、自社ECでの一般販売に移るのが自然な流れです。モールと自社ECの立ち上げや運用を社内で回しきれない場合は、EC運営代行・コンサルティングを活用する方法もあります。

出典:CAMPFIREアカデミー「クラウドファンディングの手数料を徹底解説」、CAMPFIRE利用規約 第12条

CAMPFIREを使うメリットとデメリットは?

CAMPFIREを使うメリットとデメリットは?

CAMPFIREは費用の持ち出しなく挑戦できる一方、入金時期や支援者の負担など、事前に把握すべき点もあります。ここではメリットを整理したうえで、利用規約やヘルプから読み取れるデメリットを3つ紹介します。

メリット:初期費用0円で、担当者のサポートを受けられる

CAMPFIREの主なメリットは、費用の持ち出しがなく、成立したときだけ手数料を払えばよい点です。公式に案内されている主なメリットは次のとおりです。

  • 掲載料・初期費用は0円で、手数料は成立時のみ発生する
  • 1プロジェクト1担当者制で、ページ構成やリターン設計の相談ができる
  • 会員数600万人以上、累計支援額約1,200億円の実績がある(2026年9月14日時点)
  • すべてのプロジェクトの事前審査と、すべてのオーナーの本人確認が行われている
  • 支援金の振込手数料はCAMPFIREが負担する

出典:CAMPFIREアカデミー「クラウドファンディングの手数料を徹底解説」、CAMPFIRE「安心・安全への取り組み」、CAMPFIRE利用規約 第19条

デメリット①:支援金の入金まで最長で約2か月かかる

支援金は、募集終了日が属する月の翌月末日までに振り込まれます。たとえば5月1日に募集が終了すると、入金期限は6月30日で、約2か月かかる計算です。

リターン商品の製造費を支援金でまかなう場合、発注から支払いまでの資金繰りに注意が必要です。早期の入金を希望する場合は早期振込手数料を払い、CAMPFIREの承諾を得て振込日を早める方法があります。

出典:CAMPFIRE利用規約 細則 第1章第1条・第3条

デメリット②:支援者にも別途システム利用料がかかる

支援者は支援金とは別に、1回の支援ごとにシステム利用料を支払います。金額は次のとおりです(2026年10月時点)。

支援金額システム利用料
1万円未満228円+消費税22円(計250円)
1万円以上支援金額の2.27%+消費税

たとえば1,000円のリターンでは、支援者の支払額は1,250円になります。少額のリターンほど支援者の負担割合が大きくなるため、価格設計では支払総額で考えましょう。なお、プロジェクトが不成立になった場合、支援金とあわせてシステム利用料も支援者に返金されます。

出典:CAMPFIREヘルプ「システム利用料(支援者様ご負担の手数料)について」、CAMPFIRE利用規約 第24条

デメリット③:成立後はリターンの履行義務があり、内容を変えられない

プロジェクトが成立すると、オーナーは約束したリターンを履行する義務を負います。リターンを履行できない場合は、支援者に支援金の全額を返金する義務があります。

購入型プロジェクトでは、リターンの変更や中止は原則できず、支援者の個別の同意が必要です。掲載後の取り下げもCAMPFIREの承諾が必要で、承諾された場合もキャンセル手数料がかかります。生産数や納期は、確実に守れる範囲で設定しましょう。

出典:CAMPFIRE利用規約 第11条・第16条・第17条

キャンプファイヤー(CAMPFIRE)の手数料に関するよくある質問

CAMPFIREの手数料や入金、利用条件について、本文で扱いきれなかった疑問に回答します。回答はいずれも2026年10月時点の公式情報にもとづいています。

Q. 手数料はいつ、どのように支払いますか?

A. 手数料は支援金の振込日に、支援金から差し引かれます。事前の支払いや別途の請求はありません。振込額は、支援総額から手数料17%と消費税を引いた金額です。不成立なら手数料はかかりません。

Q. 目標金額に届かなくても手数料はかかりますか?

A. All-or-Nothing方式なら、目標未達のプロジェクトは不成立となり、手数料はかかりません。All-in方式は支援が1円以上集まれば成立するため、集まった金額に手数料がかかります。

Q. 支援金を早く受け取る方法はありますか?

A. あります。早期振込手数料を支払い、CAMPFIREの承諾を得れば、あらかじめ定められた日付に振り込んでもらえます。早期振込手数料の金額は、CAMPFIREから事前に提示されます。

Q. 17%より手数料を安くする方法はありますか?

A. 対象領域によっては可能です。非営利の社会課題解決プロジェクトはCAMPFIRE for Social Goodでオーナー負担0%、エンタメ領域はCAMPFIRE for Entertainmentで0〜17%の範囲になります。

Q. 法人や個人事業主でも利用できますか?

A. 利用できます。利用規約では、法人または成年年齢以上の個人がプロジェクトオーナーになれると定められています。個人の場合は、国内の住所、電話番号、本人名義の銀行口座、公的な身分証が必要です。

Q. 化粧品や健康食品もリターンにできますか?

A. 条件を満たせば可能です。化粧品は製造販売業許可(小売を除く)が必要で、許可があることと使用上の注意を明記します。健康食品は医薬品的な効果効能を表示できず、医薬品はリターンにできません。

出典:CAMPFIRE利用規約 第10条・第14条、CAMPFIRE利用規約 細則 第1章、CAMPFIREアカデミー「クラウドファンディングの手数料を徹底解説」、CAMPFIREヘルプ「プロジェクトの審査基準」

まとめ

CAMPFIRE(キャンプファイヤー)の手数料について、要点を振り返ります。

  • 手数料は支援総額の17%(税別)で、税込の実質負担は18.7%
  • 手取りは支援総額×0.813で、100万円なら81万3,000円
  • 目標金額は「必要な資金÷0.813」で、リターン原価や送料を含めて逆算する
  • 入金は募集終了月の翌月末日までで、支援者にもシステム利用料がかかる
  • 成立後はリターンの履行義務があり、内容の変更は原則できない

まずは、手元に必要な資金をリターン原価まで含めて洗い出し、0.813で割って目標金額を決めるところから始めましょう。

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