楽天市場の「5と0のつく日」を徹底解説!他キャンペーンとの比較や施策など

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1. はじめに
今回は楽天市場の「5と0のつく日」について解説をしていきます。
ユーザーに対しては、毎月5と0のつくタイミングがお得という認識が広まっているので、実際の売上高も「5と0のつく日」に偏ることが多いです。
「5と0のつく日」についての概要理解と、実際に売上高を上げるために何をすべきなのか、本記事でまとめていきたいと思います。
イベント時の施策に関して詳しく知りたいという方は、以下のYouTubeで解説をしているので是非ご確認ください!
2. 楽天市場の「5と0のつく日」キャンペーン概要
2-1. 5と0のつく日とは


まずは、楽天の5と0のつく日の概要について解説をしていきます。
ポイントアップの対象になる日は、「5の倍数の日」となるので、「5日、10日、15日、20日、25日、30日」にポイントアップとなります。
「5と0のつく日」のエントリーは楽天カードを所持している事が条件です。そのため楽天カードを発行していない方は「5と0のつく日」のポイントアップ対象外です。
また、楽天カードを所持していても楽天カード以外で決済するとキャンペーンの対象外になるためご注意ください。
2-2. ポイントアップ概要
5と0のつく日にお買い物をするとキャンペーン特典としてさらに「+1倍」される仕組みとなります。

- 例:楽天カードを利用してお買い物をする場合は、以下の通りポイントが4倍となります。
- 通常ポイント :1倍
- 楽天カード 通常分:+1倍
- 楽天カード 得点分:+1倍
- 「5と0のつく日」 :+1倍
上記の通り「5と0のつく日」にエントリーしお買い物するとキャンペーン特典としてさらに「+1倍」が上乗せされポイントの付与倍率が合計4倍になる仕組みです。
2-4. 5と0のつく日は毎回エントリーが必須
楽天の「5と0のつく日」は同じ月にエントリー済みでも、開催日ごとにエントリーが必要です。
例として15日にエントリーしても、25日のお買い物時には再度エントリーしなければいけません。
ちなみに5と0のつく日は、当日0:00から23:59まで開催されます。
2-5. ポイント付与上限は1000ポイント
次に、楽天の5と0のつく日の上限についてですが、どのカードで決済しても貰えるポイントの上限は月間で1,000ポイントになります。
楽天市場でひと月に合計金額50,000円のご購入で上限の1,000ポイント付与され、翌月になるとリセットされます。
楽天SPU特典ポイント:5,000ポイント(楽天プレミアムカードは15,000ポイント)まで
2-6. 期間限定ポイントが付与される
5と0のつく日で獲得したポイントは3倍分が「期間限定ポイント」になります。(通常ポイント1倍分を除く)
そのため有効期限が設けられており、有効期限を過ぎた場合はポイントが消失してます。
ポイント付与日:支払いの翌月15日
ポイント有効期限:付与日の翌月末日23時59分まで
ポイントが付与されるまで期間があり、有効期限も短いため忘れずに利用しましょう。
3. 楽天市場の他キャンペーンとの比較
3-1. エントリーで全ショップポイント3倍!ワンダフルデー
楽天市場の「ワンダフルデー」とは、毎月1日限定で開催されるお得なポイントアップキャンペーンです。楽天会員であれば誰でも参加でき、事前にキャンペーンページで「エントリー」することで、さまざまな特典を受けることができます。
主な特典としては、楽天市場でのお買い物がポイント3倍になるほか、過去に購入した商品をもう一度買うと、さらにポイントが2倍になる「リピート購入特典」も用意されています。さらに、ワンダフルデー限定の割引クーポンの配布や、特定ショップでのポイントアップ企画も同時に実施されます。
ただし、ポイントアップにはいくつかの条件があり、たとえばポイント3倍特典を受けるには、合計で3,000円(税込)以上の買い物をする必要があります。また、獲得できるポイントには上限(通常1,000ポイントまで)があるため注意が必要です。
ポイントは通常、翌月の15日頃に付与され、利用期限は翌々月末までの「期間限定ポイント」となります。

3-2. ご愛顧感謝デー ポイント最大4倍
楽天市場の「ご愛顧感謝デー」は、毎月18日限定で開催される、楽天会員のランクに応じてポイントがアップするキャンペーンです。日ごろ楽天市場を利用している会員に感謝を込めて実施されており、楽天の会員ランク(ダイヤモンド・プラチナ・ゴールド)に応じたポイント倍率が設定されています。
そのため、普段から楽天を利用している人ほど恩恵が大きくなる仕組みです。
たとえば、ダイヤモンド会員なら18日に買い物をするだけでポイントが4倍になるため、急ぎでない買い物は18日にまとめるのが効果的です。
ランクアップを目指している人にもモチベーションになるため、毎月18日は楽天ポイントをしっかり貯めたい人におすすめの買い物チャンスです。

3-3. 各キャンペーンの特徴まとめ
ワンダフルデー(毎月1日開催)
「ワンダフルデー」は、毎月1日に開催される楽天市場のキャンペーンで、誰でも参加でき、エントリーをした上で3,000円(税込)以上の買い物をするとポイントが3倍(通常1倍+特典2倍)になります。
さらに、過去に購入した商品を再度買うと「リピート購入特典」としてポイントが追加で1倍付き、最大で4倍になるのが特徴です。
楽天カードがなくても参加できる点も魅力です。
ご愛顧感謝デー(毎月18日開催)
「ご愛顧感謝デー」は毎月18日に行われるキャンペーンです。
こちらもエントリーが必要で、会員ランクに応じてポイント倍率が変わります。具体的には、ゴールド会員は+1倍、プラチナ会員は+2倍、ダイヤモンド会員は+3倍となり、通常ポイントと合わせて最大4倍が獲得できます。楽天カードを使わなくてもポイントが付くため、ランクの高いユーザーにとっては非常にお得です。
5と0のつく日(毎月5日・10日・15日・20日・25日・30日)
「5と0のつく日」は、楽天カードを持っている人向けのキャンペーンで、対象日は毎月最大6回と非常に多いのが特徴です。
「5と0のつく日」にエントリーしお買い物するとキャンペーン特典としてさらに「+1倍」が上乗せされポイントの付与倍率が合計4倍になる仕組みです。
特にお買い物マラソンや楽天スーパーSALEと重なった日は狙い目で、頻繁に買い物をする楽天ユーザーにとっても安定してお得なキャンペーンです。
3-4. どのキャンペーンが一番お得?
楽天カードを持っていない場合
「ワンダフルデー」または「ご愛顧感謝デー」がお得です。
また、プラチナ会員またはダイヤモンド会員の場合、「5と0のつく日」のポイント倍率を上回るため毎月18日の「ご愛顧感謝デー」のほうがおすすめです。
楽天カードを使っている人
「5と0のつく日」が安定してお得です。
特にレギュラー・シルバー会員は「ご愛顧感謝デー」対象外のため、楽天カードで決済して「5と0のつく日」を利用しましょう。
補足として、ゴールド会員は「5と0のつく日」「ご愛顧感謝デー」ともに同倍率です。
4. 楽天市場【5と0のつく日】施策
では次に、店舗側としては具体的にどういった施策をすべきなのか、解説をしていきます。
基本的には、モール全体の売上高が上がるタイミングで、ユーザーの流入数、および転換率が高まる傾向にありますので、スーパーSALEやお買い物マラソンと同様に、5と0のつく日にしっかり売上を作れるように、対策をしていきましょう。
以下で紹介している中でも特に、RPP広告の運用の調整はかなり大事な項目となります。
理由としては、楽天の検索ロジック上、経由キーワードでの販売実績および転換率が、そのままそのキーワードでの検索順位に直結するため、売上がたつタイミングで販売を強化する、という方針は間違いないかと考えられます。
自店舗で活用できそうであれば、是非取り入れてみてください。
4-1. キャンペーンバナー設置
楽天市場から支給されるバナーもありますが、可能であれば店舗様オリジナルのバナーを作成しましょう。特集ページを作成しても良いと思います。
4-2. 広告の出稿
楽天市場の広告を使ってアクセスを上げましょう。
通常より転換率の高いユーザーを集客できるタイミングですので、アクセスを強化する仕組みを作りましょう。
4-3. 店舗内企画の実施
目玉商品・割引商品・送料無料・セット販売等、特別な企画を絡めて打ち出しましょう。
- 商品名の頭に「○○%OFF」「今だけ○○%OFF」などを入れることで、楽天の検索結果で見たときでもセールをしていることが分かりやすいようにしっかりアピールする
- 商品のサムネイル(第一画像)にも、上記同様にセールをしていることをアピールする(文字面積が大きすぎると楽天のガイドラインに引っかかる可能性があるので、控えめに表示)
- 商品ページの最上部と最下部に「セールをしている」ことをアピールするバナーを差し込む。その際に、楽天市場全体で実施しているポイントアップバナーなども同時に差し込む
- RPP広告を出している場合は、キーワード単価が一時的に上がりやすいため、前日夜のうちにキーワード単価の設定を見直す
4-4. その他
またご参考までですが、Yahoo!ショッピングについても「5のつく日」のイベントがあります。
以下がYahoo!ショッピングの「5のつく日」におすすめの施策ですので、ぜひ実践してみてください。
- タイムセールクーポン
タイムセールクーポンとはヤフー主催のタイムセール企画です。
検索画面での「〇〇%OFFクーポン(店舗負担)」というヤフープレミアム会員に対しての絞り込み対象になり、普段のクーポン利用率を上げることができます。
STORE’S R∞(ストアーズ・アールエイト)トップに「登録受付中のYahoo!ショッピング主催タイムセール」という表示があり、そちらから設定することができますので積極的に活用していきましょう。
- メルマガ配信
メルマガ配信は、お金をかけずにできる施策ですので積極的に活用しましょう。 - PRオプション
5のつく日の前からは料率が上がりやすい傾向になっていますので、商品の検索順位は日々チェックする必要があります。 - ストアマッチ
PRオプション同様、他店舗も商品の露出を上げるために入札単価の値段も上げてきますので、チェックを怠らずにチューニングしてください!


5. まとめ
今回は楽天の5と0のつく日について解説をしてみましたが、いかがでしょうか。
弊社では楽天市場をはじめとした各種EC関連の運営代行、運用代行も行っておりますので、ご興味がある企業様はぜひ一度お問い合わせいただければと思います。

よくある質問
「5と0のつく日」キャンペーンに合わせた効果的なプロモーション方法はありますか?
キャンペーン前にメルマガやSNSでの告知を行い、特別なクーポンやポイントアップを提供することで、顧客の購買意欲を高めることができます。
同日に複数の販促(買い回り、DEAL、イベント)が重なった場合、キャンペーン施策の優先順位はどう判断すべきですか?
施策ごとのROI(投資対効果)を事前シミュレーションし、利益率・集客力・CVRを基に優先順位を設定します。たとえば「5と0」はCVR強化に特化、「DEAL」はPV流入重視といった具合に目的別に役割を分け、重複設計を防ぐのが理想です。
このキャンペーンと連動して、LTV(顧客生涯価値)を最大化するにはどうすればよいですか?
一度の購入で終わらせず、キャンペーン後にリピートを促すCRM施策(例:購入者限定クーポン・サンクスメール)を実施することが効果的です。 キャンペーン中に新規顧客を獲得し、その後の購入履歴に応じたセグメント配信でLTVを引き上げます。

株式会社Proteinum 取締役