CAMPFIRE (キャンプファイヤー)とは?クラウドファディングのメリットやデメリット、特徴、利用料を解説!

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企業などがネットを通じて、支援者に製品の開発費用などを募るクラウドファンディング。
以前はベンチャー企業が開発資金を調達する場という意味合いも強かったのですが、直近では大手企業が続々と参入しています。

本記事ではCAMPFIRE (キャンプファイヤー)の特徴やメリットデメリット、プロジェクト掲載のやり方などについて詳しく紹介します。

クラウドファンディングのMakuake(マクアケ)については下記記事でまとめていますので、併せてご覧いただけますと幸いです。

CAMPFIRE (キャンプファイヤー)とは?

CAMPFIRE (キャンプファイヤー)は株式会社CAMPFIREが運営している、国内最大のクラウドファンディングプラットフォームで、個人やクリエイター、企業、NPO、大学、地方自治体などさまざまな人がCAMPFIREを利用して資金調達をしています。
CAMPFIREのミッションは、「資金集めを民主化し、世界中の誰しもが声をあげられる世の中をつくる」です。

累計支援額は690億円、累計支援者数は920万人を誇り、市場規模も大きいためプロジェクトが成功すれば多くの資金を調達できる可能性があります。

そして最大の特徴は、テクノロジー、プロダクト、フード・飲食店、アニメ・漫画、ファッション、ゲーム・サービス開発、ビジネス・起業、アート、まちづくり、音楽、スポーツ、ビューティーなど、ジャンルが多彩なことにあります。

安心してプロジェクトを実施・購入できるように「クラウドファンディング保険」を提供していることも、他社にはない特徴となっています。

CAMPFIREの特徴

CAMPFIREはコロナ禍の影響もあってサービス利用が急増しており、プロジェクト掲載数は現在までに累計74,000件以上、支援者数は延べ920万人以上、流通金額は690億円に達しています。
支援者が多いということはそれだけ多くの人の目に留まる可能性が高く、多くの投資者から支援を集めることができます。
ユーザーの性別割合としては男性と女性で6:4と大きく変わらない割合のため、男性向け、女性向けどちらの商品やサービスのプロジェクトを立ち上げても目標金額まで支援を募ることができます。

また、CAMPFIREは公式サイトだけでなくInstagramやX(旧:Twitter)、Facebookなどの各種SNSで情報を発信しているため、多くの人の目に留まりやすくなっています。
実際にプロジェクトを立ち上げた時の宣伝・告知は自分で基本的に行う必要がありますが、CAMPFIRE公式X(旧:Twitter)やInstagram等で投稿されるため、より注目度がアップします。

プロジェクトを掲載した後のSNSなどでの拡散力に不安がある人や、十分な資金が集まるか不安な人にもおすすめです。

CAMPFIREのメリット・デメリット

日本国内のクラウドファンディングプラットフォームが増えている中でCAMPFIREを選ぶメリット、利用する際のデメリットは以下の通りです。

メリット

取り扱っている商品やサービスのジャンルが豊富

取り扱っているジャンルやカテゴリーの多さは最大の特徴です。ジャンル特化のクラウドファンディングサイトが多いですが、CAMPFIREではさまざまなカテゴリーやジャンルを問わずプロジェクトを掲載できます。

CAMPFIREで掲載されているカテゴリーは以下です。

  • アート・写真
  • 音楽
  • 舞台・パフォーマンス
  • プロダクト
  • テクノロジー・ガジェット
  • ゲーム・サービス開発
  • フード・飲食店
  • ファッション
  • 映像・映画
  • 書籍・雑誌出版
  • アニメ・漫画
  • スポーツ
  • ビジネス・起業
  • チャレンジ
  • ビューティー・ヘルスケア
  • ソーシャルグッド
  • まちづくり・地域活性化

手数料が安い

CAMPFIREではプロジェクト掲載費は無料です。プロジェクト達成の支援金にのみ手数料が発生するため、プロジェクトが達成しなかった場合は手数料が一切かかりません。
成立した場合は集まった支援総額の17%(手数料12%+決済手数料5%)が手数料になります。

同じくクラウドファンディングを扱っているMakuake(マクアケ)は20%が手数料になるため、比較しても低い手数料で運営が可能となります。

サポートや保証制度が充実している

クラウドファンディングが初めての人でも安心して始められるように、サポートが充実しているという特徴もあります。

クラウドファンディングの始め方だけでなく、プロジェクト立ち上げやプロジェクトページの内容、募集開始までにやっておくべきこと、効果的なPR方法など様々なアドバイスを受けることが可能です。
そのため、「クラウドファンディングに興味があるけど立ち上げるプロジェクトの内容が決まっていない」という人でも気軽に開始できます。

独自の保証である「CAMPFIRE あんしん支援保証」では、プロジェクト募集期間終了時にプロジェクト立案者が倒産等の理由によりリターンが不履行になったとしても支援した金額の80%が支援者に支払われる制度もあります。
支援者側からするとリスクを低減できる保証制度になっており、万が一のことがあっても80%は保証されることで支援者側の心理的ハードルが低くなるため、支援金を集めやすくなっています。

継続的な支援が得られる

クラウドファンディングは基本的に一度のプロジェクトで1回のみしか支援金を募ることができません。しかし「CAMPFIREコミュニティ」なら、一度の支援で終わることなく毎月継続的に活動費の支援を募ることができます。

「CAMPFIREコミュニティ」では継続的に支援者から月額課金を実施することができ、プロジェクトオーナーは普段の活動を行いながら支援者に定期的にリターンや商品を提供することができます。

また、CAMPFIRE コミュニティを活かして、単発のプロジェクトを実施することも可能です。

デメリット

プロジェクトが失敗する可能性もある

CAMPFIREでは過去に数多くのプロジェクトが成功しており、そういったプロジェクトはメディアで取り上げられる機会も多くなっています。しかし実際には、すべてのプロジェクトが成功を収められるとは限らず、全体の成功率も公表されていません。
「もしプロジェクトが失敗だったら」という心構えをしづらい点が、CAMPFIREのデメリットと言えるでしょう。

知名度が高く人気なため、スタッフからの回答が遅くなることがある

クラウドファンディングといえばCAMPFIREといえるくらい知名度が高いサイトのため、タイミング次第ではスタッフからの質問への回答が遅れる可能性があります。
(土日祝と年末年始は営業していないためプロジェクト審査や掲載まで3日~1週間程度かかるケースが多い)

また、メリットと重なる点でもありますが申込が可能なジャンルが多いということもあり「どの分野を選択すればいいか分からない」というような困りごともあります。

CAMPFIREの利用料

プロジェクトが成立した場合、集まった支援総額から手数料12%+決済手数料5%=17%(+消費税)が差し引かれた金額がプロジェクト起案者に支払われます。

すべてのプロジェクトでCAMPFIREの担当がつくため、専門家にマーケティング戦略や推進方法などを相談しながら取り組むことができます。

CAMPFIREの始め方

①プロジェクト内容を決める

まずは、掲載するプロジェクトの内容を決めます。

プロジェクトを掲載するときには、魅力的な内容を案件にすることはもちろんですが、ユーザーの目に留まりやすい内容にすることが重要です。このプロジェクトははどういった内容なのか、どのような目的で支援を募っているのかなど、ユーザーに伝わりやすい適切な文章や設定を行いましょう。

この際に支援者に対するリターンやの募集期間、募集金額形式も設定します。
購入型クラウドファンディングの場合は魅力的なリターンを設定することが大切です。

②プロジェクトページを作成

プロジェクト成功には、このプロジェクトページが非常に重要です。どれだけ魅力的な商品・サービスでも、ユーザーに良さが伝わらないと意味がありません。読みにくいページもエンゲージメント率を低下させる原因になるので、ユーザー目線でプロジェクトページを作成することが重要です。

プロジェクトページ作成の際には魅力的なメインビジュアルと動画、本文を作り上げることを意識しましょう。特に本文部分は「プロジェクトの背景」「投資をすることで得られるリターン」など、ユーザーが支援したくなる内容に仕上げる必要があります。

CAMPFIREでは、有料プランを契約することでクラウドファンディングの画像制作の実績が豊富なCAMPFIRE公式のクリエイティブパートナーがプロジェクトページに掲載する画像や動画の制作をサポートしてくれるため、不安な人はサポートを受けながら制作を進めていきましょう。

③審査

プロジェクトページを作り終えたら、次に運営会社による審査があります。この審査に通過しなければ案件を掲載することはできません。

審査では申請したプロジェクトそれぞれに担当者が付き、修正事項やアドバイスをしてもらえます。
確認・修正事項がある場合は修正する度に審査が必要になります。そのため、プロジェクトページ掲載まで時間がかかってしまう場合も多いので注意が必要です。

CAMPFIREでは以下の条件に当てはまると審査を通過できないため、事前に確認しておきましょう。

  • 日本国内に住所を有していない
  • 有効な住民票がない(除票になっているなど)
  • 未成年者の方(法定代理人の同意ある場合は除く)
  • プロジェクトオーナーとしてプロジェクトを申請される方と、実際にプロジェクトを実施する方が異なる場合
  • 日本に一時的に滞在している外国籍の方

④プロジェクトページの公開と宣伝

次に、公開したプロジェクトページの拡散・宣伝を行います。プロジェクトページを掲載しただけでは、多くの支援金を集めることは難しく、自分のプロジェクトを見てもらうために宣伝が必要です。

そのため、プロジェクトページ公開後はX(旧:Twitter)やInstagram、Facebookなどを活用してどんどん宣伝していきましょう。
実際に、プロジェクトを成功まで導いている案件はSNSなどで多数拡散されています。

まずはSNSアカウントを作成して、とにかく情報拡散するために投稿を行いましょう。プロジェクトが成功するかどうかは、どれだけ周囲を巻き込めるかにかかっています。身近な人をどんどん巻き込んで、プロジェクトを一緒に作り上げる仲間になってもらい、プロジェクト成功を楽しみにしてもらえるようになりましょう。

まとめ

今回はクラウドファンディングプラットフォームであるCAMPFIRE (キャンプファイヤー)について解説しました。
CAMPFIREはクラウドファンディングプラットフォームの中でも多くのユーザー数を誇る国内大手となっていて、これからクラウドファンディングを始めたい人にとっては最もおすすめできるプラットフォームとなります。初めての人にも安心のサポート体制が充実しているため安心して利用できます。
少しでも興味がある方は一度CAMPFIREを利用してみてはいかがでしょうか。

Proteinumでは元楽天コンサルタントが在籍しており、集客も含め、分析~戦略立案~実行まで一気通貫してサポートするコンサルティングサービスを提供しています。
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Writer米沢 洋平

株式会社Proteinum 代表取締役

大学卒業後、楽天株式会社に入社。 初期配属は東北エリアグループにて、牛タンやりんごなどの東北の名産品の販売支援に従事。 その他、アパレル業界を専門として、大手企業を中心に各種ECコンサルティング活動に従事 (のべ担当店舗数700以上)。楽天を卒業後、経営コンサルタントの道へ進み、小売企業を中心に様々な業界において経営コンサルティング業務に従事(事業戦略策定、実行支援、EC戦略策定等)その後、株式会社Proteinumを創業。”EC業界にとってなくてはならない存在に”をミッションに、現在は自社ブランドの立ち上げとクライアントのEC事業の支援に従事。

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