【徹底解説】楽天市場イベントの選び方と活用法|2025年最新攻略マニュアル

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はじめに
楽天市場では毎月のように多彩なイベントが開催され、売上拡大の大きなチャンスとなります。しかし、すべてのイベントに参加すればよいわけではなく、「自店の商材に合ったイベントを選ぶ」ことが成果につながる重要なポイントです。
この記事では、2025年最新の楽天市場イベントを整理しつつ、効果的な選び方と活用法を徹底解説します。
楽天市場で開催される代表的な大型イベント
楽天市場では年間を通じて、スーパーセール や お買い物マラソン といった大型イベントが開催されています。これらのイベントは、楽天ユーザーが一斉にお得な買い物を楽しむ“ショッピングフェス”のような存在で、多くの店舗にとって 売上最大化の絶好のチャンス となります。
特にイベント中はポイント倍率アップやクーポン配布、目玉商品の値引きなど、通常時には見られないキャンペーンが多数展開されるため、事前の準備次第で 新規顧客獲得やリピーター増加 に直結します。
ここでは、楽天市場の大型イベントをピックアップし、それぞれの特徴や狙い方を解説します。
楽天スーパーSALE(年4回開催)

楽天スーパーSALEは、楽天市場の中でも 年間で最も注目度が高い大規模セール で、毎年 3月・6月・9月・12月 の年4回開催されます。開催期間はおおよそ4〜5日間で、各店舗が通常よりも大幅に値引きを行い、モール全体のアクセス数が一気に跳ね上がります。
楽天ユーザーにとって「スーパーSALE=お得に買える」というイメージが定着しており、新規顧客の獲得に最適なイベントです。
楽天スーパーSALEの特徴
- 最大50%〜70%OFFの値引き商品が多数登場
- 楽天ポイントアップキャンペーンと併用可能
- 事前エントリー+クーポン配布で購入意欲を刺激
- 広告商品やランキング掲載商品へのアクセスが急増
楽天スーパーSALEの攻略ポイント
- 目玉商品を設定する:赤字覚悟でも売れ筋商品や在庫消化品を「半額セール商品」として打ち出すことでアクセスを集中させる
- クーポン施策の強化:高単価商品は「○○○円OFFクーポン」、低単価商品は「○○%OFFクーポン」が効果的
- 事前準備が重要:開催前から商品ページのSEO強化、レビュー獲得、広告出稿を済ませておく
- セット販売を活用:単品ではなく「まとめ買い」「福袋形式」にすることで客単価を引き上げられる
楽天スーパーSALEは 「新規顧客の大量獲得」+「在庫一掃」 に最適なイベント。2025年も例年通り年4回開催が予想されるため、販促計画に必ず組み込むべきです。
関連記事:楽天スーパーセールで売上を最大化させる施策について、徹底解説!
お買い物マラソン(毎月開催)

お買い物マラソンは、楽天市場で ほぼ毎月開催される定番イベント です。ユーザーは「複数のショップで買い回るほどポイント倍率が上がる」という仕組みで、最大で 10倍以上のポイント還元 を受けられます。
そのため、普段から楽天市場を利用しているリピーターや、まとめ買いユーザーの購買意欲が非常に高まるイベントです。
お買い物マラソンの特徴
- 開催頻度が高い:ほぼ毎月1回以上開催
- 買い回り特典:1ショップで1,000円以上購入ごとにポイント倍率が加算
- 複数店舗を巡る購買行動が活発化
- クーポン・ポイントキャンペーン併用可能
お買い物マラソンの攻略ポイント
- リピーター施策に最適:お得感を打ち出すことで常連客の来店を促進
- クーポン戦略:例)「777円OFFクーポン」や「2,000円以上で使える10%OFFクーポン」など、ユニークな金額設定がCV率を上げる
- セット販売や送料無料ラインを活用:1,000円以上に合わせた「送料無料商品」や「まとめ買い割引」で買い回り条件を満たしやすくする
- 在庫の回転率改善:スーパーSALEほどの赤字覚悟は不要だが、定番商品の販売量を安定して増やせる
お買い物マラソンは 「月次売上の安定化」+「リピーター獲得」 に欠かせないイベント。広告費を抑えつつも、顧客単価を上げやすい点が魅力です。
楽天ブラックフライデー(11月開催)
「ブラックフライデー」とは、アメリカ発祥の大型セールイベントで、感謝祭(11月第4木曜日)の翌日に行われるものです。楽天市場ではこれに合わせて 毎年11月中旬〜下旬 に開催され、年末商戦の幕開けとなります。
楽天スーパーSALEに次ぐ規模感で集客効果が高く、クリスマスや年末年始の需要を先取りする絶好の機会です。
楽天ブラックフライデーの特徴
- 開催時期:11月中旬〜下旬(スーパーSALE前の需要取り込みに最適)
- クリスマス・年末商材との相性が抜群
- 旅行・家電・高額商品などもよく売れる
- ポイント還元企画やタイムセールと組み合わせやすい
楽天ブラックフライデーの攻略ポイント
- 年末商戦を見据えた準備:ギフト商品・季節商材を中心にラインナップを強化
- ギフト訴求を徹底:「クリスマスプレゼント」「年末年始準備」といったSEOワードを商品ページに反映
- 広告投資を集中:検索広告やディスプレイ広告をブラックフライデー期間に集中的に出稿
- セット商品・福袋形式:クリスマスや正月向けのセット販売で客単価を向上
楽天ブラックフライデーは 「年末商戦のウォーミングアップ」+「高額商品の販売強化」 に最適なイベントです。11月の売上を押し上げ、12月のスーパーSALEへスムーズにつなげることが可能です。
楽天大感謝祭
楽天大感謝祭は、例年 12月下旬(クリスマス直後〜年末前) に開催される大型イベントです。
年末最後のセールイベントとして位置づけられており、楽天スーパーSALEに匹敵するほどの規模と集客力を誇ります。
楽天大感謝祭の特徴
- 年末最後の大規模セールで、在庫処分や年末商戦の売上最大化に直結する
- ポイント最大 44倍還元 など、スーパーSALEに近いインパクトのある施策が展開される
- お歳暮・お正月用品・家電・アパレルなど、幅広いジャンルでの購入意欲が高まる
- テレビやWeb広告でも大々的にプロモーションされ、ユーザー流入が急増
楽天大感謝祭の攻略ポイント
- 在庫処分セールの大チャンス
年末に売り切りたい在庫を訴求する絶好のタイミングです。普段売れ残っている商品も、価格調整やポイント施策を行うことで一気に動かすことが可能です。 - お正月・新年需要を先取り
しめ飾り、福袋、おせち、冬アパレルなど「正月準備アイテム」が売れるため、カテゴリーごとのキーワード対策を意識すると効果的です。 - ポイント施策を積極的に活用
買い回りや店舗独自のポイント付与を組み合わせることで、大幅な露出アップが可能です。ポイント重視のユーザーを取り込む戦略が必須です。 - スーパーSALE後のリカバリー
12月上旬のスーパーSALEで成果が出なかった場合でも、大感謝祭は再チャレンジの場になります。短期間で改善した施策を投入するのに適しています。
楽天大感謝祭は、「年内最後の売上最大化イベント」であり、スーパーSALEに続く 年間の売上ピーク を作り出すチャンスです。在庫消化・年末商戦・新年需要の取り込みという3つの側面から戦略を立てることで、短期間でも大きな成果を狙うことができます。
特に 福袋企画やポイント倍増施策 を組み合わせれば、他店との差別化を図りやすく、リピーター獲得にもつながります。
楽天市場で開催される代表的な常設イベント
楽天市場では大型イベント以外にも、毎月定期的に開催される常設イベント が数多く存在します。代表的なものに「0と5の付く日」「ワンダフルデー」「ご愛顧感謝デー」などがあり、ユーザーにとっては「いつ買うとお得か」を判断する基準になっています。
常設イベントは毎月必ずやってくるため、店舗にとっても 安定した売上を作るリズム を構築できる点が大きな魅力です。
0と5の付く日(毎月5日・10日・15日・20日・25日・30日)

出典:楽天市場 | 毎月5と0のつく日は楽天カード利用でポイント4倍
「0と5の付く日」は、楽天カードユーザーが対象となる定番キャンペーンで、 毎月5日・10日・15日・20日・25日・30日 に開催されます。この日に楽天カードを利用すると ポイント○○倍(通常ポイント+特典ポイント) が付与されるため、楽天ユーザーにとって非常に人気の高いイベントです。
0と5の付く日の特徴
- 開催日が固定されているため、ユーザーが購入タイミングを合わせやすい
- 楽天カード会員が中心だが、利用者数が圧倒的に多い
- 旅行・家電・高額商品などもよく売れる
- スーパーSALEやお買い物マラソンと重なるとさらに効果倍増
0と5の付く日の攻略ポイント
- 広告出稿を合わせる:アクセスが増える日なので、検索広告やディスプレイ広告を集中投下すると効果的
- メルマガ・LINE配信:開催日前日に「明日はポイント○○倍!」と告知して来店を促進
- 高額商品を訴求:ポイント還元率が上がるため、高額商品や定期購入商材の販売が伸びやすい
- 買い回りと組み合わせ:お買い物マラソンと重なった場合は、ポイント倍率がさらに高まり、購買意欲が最大化する
「0と5の付く日」は、楽天市場全体のアクセスが大きく伸びる日です。楽天会員の多くが楽天カードを利用しており、そのユーザーはポイント還元を意識して「購入日を0と5の日に合わせる」傾向があります。
他の大型イベント(例:スーパーSALE・お買い物マラソン)と0と5の付く日が重なると、ポイント倍率が10倍以上 になるケースも多く、ユーザーの購買意欲はピークに達します。このタイミングで広告やクーポン施策を強化すれば、通常の2倍〜3倍の売上を狙うことも可能です。
関連記事:楽天市場の「5と0のつく日」を徹底解説!他キャンペーンとの比較や施策など
ワンダフルデー(毎月1日)

出典:楽天市場 | エントリーで全ショップポイント3倍!ワンダフルデー
楽天市場で毎月1日に開催される「ワンダフルデー」は、エントリーすることで ポイント3倍以上 が獲得できるお得なキャンペーンです。月初の購買需要を喚起し、リピーターや定期的に購入するユーザーに強く支持されています。
ワンダフルデーの特徴
- 毎月1日限定の開催で「覚えやすい」
- ポイント3倍に加え、ショップ独自のキャンペーンと重ねやすい
- 月初に買い物を済ませたい層の需要が高い
ワンダフルデーの攻略ポイント
- 月初の売上スタートダッシュ:ワンダフルデーで売上を作り、月のKPIを早めに達成しやすい
- クーポン配布と相性◎:送料無料クーポンやリピーター限定クーポンを併用すると購買率アップ
- リピーター施策:メルマガやLINEで「毎月1日はポイントアップ」を恒例化
ワンダフルデーは 「リピーター獲得」+「月初の売上確保」 に欠かせないイベントです。リピーター&月初の売上安定化に最適です。
ご愛顧感謝デー(毎月18日)

「ご愛顧感謝デー」は、毎月18日に開催される楽天市場のキャンペーンで、楽天会員ランクが対象になっています。エントリーすることで ポイント最大4倍 が付与され、特に上位会員の購買意欲を刺激するイベントです。
ご愛顧感謝デーの特徴
- 楽天会員ランクに応じたポイント倍率(シルバー・ゴールド・プラチナ・ダイヤモンド)
- 楽天のヘビーユーザー(特にダイヤモンド会員)の利用率が高い
- 高頻度で買い物する顧客層がターゲット
ご愛顧感謝デーの攻略ポイント
- 上位会員向け施策を展開:高額商材や限定商品を訴求することで「まとめ買い」「リピート購入」が発生しやすい
- VIP感を演出:「会員様限定」「ご愛顧感謝」といった特別感のあるメッセージで訴求
- 広告強化で露出最大化:ターゲットが購買意欲の高いユーザー層なので、少額投資でも効果が出やすい
- お買い物マラソンとの組み合わせ:タイミングが重なれば、さらに強力な購買動機となる
楽天市場で開催される季節・イベント特化型セール
楽天市場では、楽天スーパーSALEやお買い物マラソンといった大型イベントのほかに、季節やトレンドに合わせた「特化型セール」が数多く開催されます。代表的なのは「年末年始セール」「母の日・父の日特集」「お中元・お歳暮商戦」などです。これらは期間が限定されるため、いかに早く準備し、需要の高まりを逃さずにアピールできるかが勝負の分かれ目です。
- 年末年始セール:高単価商品・贈答用商品が売れやすい
- バレンタイン(2月):スイーツ・チョコ・ギフト需要が急増
- 母の日(5月):フラワーギフト・ファッション小物・スイーツが定番
- 父の日(6月):食品ギフト・お酒・日用品が好調
- お中元(7月〜8月):地方特産品やグルメ商品に注目が集まる
- 敬老の日(9月):健康食品・日用品・ギフトセットが売れ筋
- クリスマス(12月):おもちゃ・ファッション・アクセサリー・ケーキが人気
楽天市場の季節イベントは、短期間で売上を大きく伸ばす絶好のチャンスです。そのためには、まずイベントに合わせた商品ラインナップをしっかり準備し、需要の高まりに応えられる体制を整えることが欠かせません。
さらに特集ページを作成する際には、SEOを意識したキーワード配置や導線設計を行い、検索からの流入を最大化する工夫も必要です。加えて、クーポン配布やポイント施策を効果的に組み合わせることで、ユーザーの購買意欲を後押しできます。
イベント直前には広告出稿やメルマガ配信などで事前に集客を行い、スタートダッシュで差をつけることも重要です。これらの施策を一貫して実行できるかどうかが、季節・イベント特化型セールで成功をつかむための大きな分かれ道となるでしょう。
さいごに
楽天市場の大型イベントは集客力が圧倒的に高く、短期間で大きな成果を狙える絶好の機会です。ただし競合店舗も同様に力を入れるため、事前の告知・クーポン戦略・在庫調整 が成功のカギとなります。
また、常設イベントは規模こそ大型セールに及ばないものの、安定した集客と売上アップ を実現できる重要な施策です。特に「0と5の付く日」や「ワンダフルデー」はユーザーの認知度が高く、参加するだけで購入意欲の高い顧客層へアプローチできます。
大型イベントと組み合わせて活用することで、年間を通じた売上の底上げ に繋がります。「どうせ出店するなら最大限に成果を出す」意識を持ち、自店の強みを前面に出したイベント対策を行いましょう。
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