Amazonコンディションガイドラインを徹底解説！

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この記事では、Amazonコンディションガイドラインについてお伝えします。
出品している方も、購入しか行っていない方も、Amazonを利用する場合には知っておいて損はないので、是非読んでみてください。

Amazonコンディションのガイドラインについて

Amazonで出品されている商品の状態を、コンディションと言います。
Amazonが顧客満足度を高めるために定めている基準です。
Amazonの商品ページに、「新品」や「中古品 – 良い」のように、商品状態が記載されているのを見たことがある方も多いのではないでしょうか？

商品のコンディションを決定する際の基準を明確に定めたものが、Amazonコンディションガイドラインです。
出品時に、商品のコンディションをガイドラインを守って記載することで、出品停止やアカウント削除などのペナルティを避けることができます。

Amazonのコンディションの種類

では次に、Amazonのコンディションの種類について紹介します。
Amazonのコンディションガイドラインには、下記基準が定められています。

新品

商品が未使用であることと、パッケージやカバーなども開封されておらず、傷や汚れがないことが条件です。
開封されていないことのみが条件のため、「新品」として販売されている商品でも
保証期間が切れていて保証を購入者が受けられないことがあるので、Amazonで「新品」を購入する場合には気を付けた方が良いです。

中古

開封済み、または使用済みであることが条件です。
その中でも商品の状態によって、4段階に分類されます。

①ほぼ新品

完全に機能する状態である点が最も重要です。
商品そのものに目立った損傷がなくても、説明書や同梱品など商品が機能するために必要な部品がない場合、
「ほぼ新品」と認められません。

②非常に良い

「ほぼ新品」の条件である「説明書や同梱品も含めて完璧に機能する」ことを満たしていない商品ではあるものの、
「使用感がなく、傷や汚れが目立たない」「故障したことがない」などの条件を満たしていて
中古品にしては良い状態である商品が「非常に良い」商品として認められます。

③良い

正常に作動することが条件です。
多少の傷や汚れがあったり、一目で中古品だとわかるような使用感があっても「良い」商品として認められます。

④可

一番良くない状態です。
汚れていたり目立つ傷があることに加え、機能しない不具合が起きるなどが「可」に該当します。

これらの「新品」や「中古品」という基準に加えて、「コレクター商品」というコンディションがあります。

コレクター商品

他店舗では買えないような、付加価値がある商品のことです。
著名人のサインが入っていたり、特別な帯が入っている商品、
現在は廃盤になっているものや初版の書籍、過去に期間限定で販売された商品などが該当します。
コレクター商品を出品する際は、その商品にはどのような付加価値があるのかを明確に記載する必要があります。

カテゴリーごとの条件

Amazonのコンディションガイドラインでは、全商品共通の条件だけでなく、カテゴリーごとの条件も定められています。

Amazonの公式サイトでは、以下のカテゴリーに分けられています。
（Amazonコンディションガイドラインより）

例えば大半の商品では、先ほど説明した「新品」「中古」「コレクター商品」に分けるように決められていますが、
腕時計・ビューティー・ペット用品・服&ファッション小物・シューズ&バッグ・ジュエリー・ドラッグストア・食品飲料は、中古商品を出品することはできません。
また、本やCD・DVDなどのカテゴリについては、「カバーや表紙・ページに書き込みや折り目がなく、ほとんど読まれた形跡がない」という条件を満たさないと「ほぼ新品」の商品として出品することはできません。

このように、カテゴリごとにコンディションの基準が異なるため、出品したい商品の該当カテゴリーのガイドラインを確認するようにしましょう。

出品時に要注意な商品

Amazonへ出品する際に、コンディションガイドラインに違反しないよう気を付けるべき商品があります。

出品不可商品と出品禁止商品

Amazonコンディションガイドラインに違反すると

Amazonは顧客満足度を重視している企業のため、コンディションガイドラインを遵守していない場合は、以下の２つのペナルティが課されます。

①Amazonでの出品停止
②アカウント削除

Amazonコンディションガイドラインの内容を把握して、ペナルティを防ぎましょう。

Amazonコンディションガイドラインに抵触した時の解決法

ここまでAmazonガイドラインについて説明してきましたが、それでもうっかりガイドラインに違反してしまうこともあります。
出品停止になってしまった場合の対処法をお伝えします。

違反商品をSKUごと消す

SKUとはAmazonにおける商品の管理番号で、在庫管理をする際の最小単位です。
SKUは出品するときに自由に設定できますが、出品停止になった場合は違反した商品のSKUを全て削除して新しくSKUをつけて販売しましょう。

テクニカルサポートに問い合わせる

出品停止となった原因を把握して、迅速に対応できるようサポートしてもらいましょう。
例えば、商品情報が不足しているためガイドライン違反となったと教えてもらえれば、商品情報を加えて対応できます。

FBA利用商品の再登録

Amazonの物流拠点に商品を預けて、配送を代行してもらうことをFBAと言います。
FBAに納品している商品がガイドライン違反となった場合は、FBAから自分の元に戻し、商品登録をもう一度行い、再びFBAに預け直しましょう。

FBAについては、下記記事を読んでみてください。

まとめ

Amazonで出品するためには、商品の状態に合わせて正しくコンディションを設定することが大切です。
出品停止やアカウント停止にならないように、全商品共通のコンディションについての決まりだけでなく、カテゴリーごとのガイドラインも把握しましょう。

Writer米沢　洋平

株式会社Proteinum　代表取締役

大学卒業後、楽天株式会社に入社。 初期配属は東北エリアグループにて、牛タンやりんごなどの東北の名産品の販売支援に従事。 その他、アパレル業界を専門として、大手企業を中心に各種ECコンサルティング活動に従事 （のべ担当店舗数700以上）。楽天を卒業後、経営コンサルタントの道へ進み、小売企業を中心に様々な業界において経営コンサルティング業務に従事（事業戦略策定、実行支援、EC戦略策定等）その後、株式会社Proteinumを創業。”EC業界にとってなくてはならない存在に”をミッションに、現在は自社ブランドの立ち上げとクライアントのEC事業の支援に従事。