【Amazon】OEMとは?販売方法と売るためのコツを解説

 

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1.Amazon OEMとは

Amazon OEMのご説明の前に、「そもそもOEMってなに?」と思われる方もいらっしゃるかと思います。
まずは一般的なOEMについてお話しします。

OEMは、「Original Equipment Manufacturer」の略称で、他社の製品に自社のロゴを付け足し、自社のオリジナル製品を製造することをいいます。

以下は一般的なOEMの例ですが、実際にはさまざまな業界や製品においてOEMの活用が行われています。

  • 自動車部品: 自動車メーカーは、一部の部品やアクセサリーをOEMパートナーに製造させることがあります。例えば、特定のメーカーの自動車に装着されるタイヤやエンジン部品は、専門のOEMメーカーによって製造されます。

  • 家電製品: テレビ、冷蔵庫、洗濯機などの家電製品も、OEMによって製造されることがあります。有名な家電ブランドが、自社のブランドではなくOEMパートナーの名前で製品を提供することがあります。

ではAmazon OEMとは?
Amazon OEMは、前述したように自社のオリジナル製品を製造し、Amazonで販売していくことをいいます。

1-1.AmazonOEMのメリット

Amazon OEMのメリットは以下の通りです。

1-1-1. 相乗りされない

他社のブランドで商品を製造するため、自社のブランドとは競合しません。自社ブランドとは異なる市場セグメントをターゲットにすることで、競争を避けることができます。

1-1-2. 工数の削減

商品の設計や開発の一部を他社に委託するため、自社のリソースや時間を節約することができます。OEMパートナーが製造プロセスを担当することで、自社の工数を削減することができます。

1-1-3. 利益率が高い

大量生産や大量発注が可能となります。発注数が多ければ単価が下がるため、結果として利益率が高まることがあります。また、自社のブランドを持つよりも製造に関わるリスクや責任が低い場合もあります。

1-2.AmazonOEMのデメリット

Amazon OEMのデメリットは以下の通りです。

1-2-1. 商品ページをリッチにする必要がある

OEMで製造した商品は、独自のブランドや魅力を持たせるために、商品ページを充実させる必要があります。これには商品の説明や写真、ビジュアルコンテンツの作成などが含まれます。商品ページの充実には時間と労力がかかることがあります。

1-2-2. 余剰在庫が増える可能性がある

OEMで大量生産する場合、需要を適切に予測することが重要です。需要の見込みが外れた場合、余剰在庫が発生する可能性があります。余剰在庫は費用となり、在庫を処分するための労力や費用が発生する場合もあります。

1-2-3. 資金が必要

OEMパートナーシップを確立するには、製造に必要な資金が必要です。初期の開発費用や生産費用、製品のマーケティングや販売促進にかかる費用など、資金が必要な段階があります。特に大規模な生産を行う場合、追加の資金が必要になることがあります。

2 AmazonでOEM商品を販売する方法

2-1. Amazon市場リサーチ

Amazonのカテゴリーや売れ筋商品を調査し、需要の高い商品を見つけます。


リサーチ方法って?

・カテゴリーの選択
販売したい商品のカテゴリーを選びます。
Amazonのトップページからカテゴリーメニューを選択し、関連するカテゴリーを探します。

・ベストセラーランキングの確認
選んだカテゴリーのベストセラーランキングを確認します。
ベストセラーランキングは売上や人気度を示す指標であり、需要の高い商品を特定するための重要な情報源です。

・競合商品の調査
上位ランキングの商品ページをチェックし、競合他社の商品を調査します。
価格帯、商品の特徴、レビューなどを分析し、競合他社の戦略や顧客の反応を把握します。

・レビューの分析
商品ページのレビューを読み込みます。
顧客の意見やフィードバックから、商品の欠点や改善点を把握することができます。また、レビューから得られる情報は商品のニーズや顧客の好みを理解する上でも役立ちます。

・キーワードリサーチ
Amazonの検索バーに関連するキーワードを入力し、自動補完や検索結果を分析します。
関連するキーワードやフレーズを把握することで、顧客の検索行動や需要の傾向を把握することができます。

・ツールの活用
ツールやソフトウェアを活用することで、より効果的な市場リサーチが可能です。
例えば、キーワードリサーチツールや競合分析ツールを使って、需要のある商品やマーケットのトレンドをより詳細に分析することができます。

2-2. OEMパートナーの選定

自社ブランド商品を製造してくれる信頼できるOEMパートナーを選びます。
価格、品質、生産能力などを比較し、最適なパートナーを選びましょう。

2-3. 見積もりと発注

OEMパートナーから商品の見積もりを取り、費用や納期を確認します。合意に基づいて発注を行います。

2-4. 商品登録

Amazonのセラーアカウントを作成し、商品を登録します。
商品の詳細情報や写真、価格を入力し、商品ページを作成します。

  • 「Amazon 商品登録方法」についての記事は、下記からご覧くださいませ。

2-5. 在庫管理と販売開始

商品をOEMパートナーから受け取り、Amazonの倉庫に送ります。在庫数や納期を管理し、需要に応じて追加発注を行います。
商品が登録され、在庫がAmazonの倉庫に入荷されると、販売を開始します。
顧客からの注文が入ると、Amazonが出荷やカスタマーサポートを処理します。

3.AmazonでOEM商品を売るためのコツを解説


3-1. リサーチと競争分析

市場リサーチを行い、需要の高い商品や競合他社の戦略を把握しましょう。
競合商品の価格、特徴、レビューを調査し、自社のOEM商品の差別化ポイントを見つけて戦略を立てましょう。

3-2. 商品ページをこだわる

商品ページは顧客の購買意欲に大きく影響します。魅力的な商品タイトル、詳細な商品説明、高品質な商品画像を作成しましょう。
また、キーワードの適切な使用や商品の特長を強調する箇所を工夫することも重要です。

3-3. レビューと評価を集める

顧客の信頼を得るために、積極的に商品レビューや評価を集めましょう。
商品が届いたら、購入者に対してレビューの投稿を促すメッセージを送るなど、顧客満足度の向上とレビュー数の増加に取り組みましょう。

3-4. マーケティング施策を行う

商品の露出を高めるために、マーケティング施策を活用しましょう。
Amazon広告を利用してターゲットの顧客にリーチしたり、プロモーションや割引キャンペーンを実施したりすることで、商品の認知度や売上を向上させることができます。

4.【Amazon】OEMとは?販売方法と売るためのコツを解説まとめ

ここまで、「【Amazon】OEMとは?販売方法と売るためのコツを解説」についてお話ししました。

最後まで閲覧くださりありがとうございました。

OEMは、他社の製品に自社のロゴを付け足し、自社のオリジナル製品を製造することをいいます。

そして、そのOEM商品をAmazonで販売することを、Amazon OEMといいます。

AmazonでのOEM商品の販売を成功させるには、以下が重要です。

・需要のある商品を選定する
・魅力的な商品ページを作成
・レビューを集める
・マーケティング施策を展開

このように、OEM商品を売るためには顧客のニーズに合わせた商品を選定し、顧客の信頼を獲得できるようにすることがとても大切です。

皆様にとってこの記事が、役立っていますと幸いです。

Writer米沢 洋平

株式会社Proteinum 代表取締役

大学卒業後、楽天株式会社に入社。 初期配属は東北エリアグループにて、牛タンやりんごなどの東北の名産品の販売支援に従事。 その他、アパレル業界を専門として、大手企業を中心に各種ECコンサルティング活動に従事 (のべ担当店舗数700以上)。楽天を卒業後、経営コンサルタントの道へ進み、小売企業を中心に様々な業界において経営コンサルティング業務に従事(事業戦略策定、実行支援、EC戦略策定等)その後、株式会社Proteinumを創業。”EC業界にとってなくてはならない存在に”をミッションに、現在は自社ブランドの立ち上げとクライアントのEC事業の支援に従事。

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