自社ECサイト・ネットショップ集客のための広告とメリット・デメリットについて解説!

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自社サイトの広告を始めたいと思っている方の悩みは
「効果の高い広告はどれか?」
「どんな広告をすればよいのか?」
という悩みだと思います。

本記事では広告の解説と選び方など、これから自社サイトの広告をはじめたいと思っている初心者の方向けの記事となっております。

それでは、詳しく解説してまいります。

Contents

01.自社サイトのWeb広告運用の種類

01-1.リスティング広告(Google、Yahoo!)

リスティング広告とは、GoogleやYahoo!といった検索エンジンの、検索結果の画面に表示されるテキストの広告を指します。

出稿は検索キーワードを指定して行い、その指定したキーワードをユーザーが検索した時に、検索結果の広告スペースに広告文が表示される仕組みです。広告費は、広告をクリックされた時に発生し、表示されただけでは料金はかかりません。
リスティング広告が表示される場所は、主に検索結果の上部と下部で、国内のリスティング広告には「Google広告(旧:Google AdWords)」と、Yahoo!の「検索広告」の2つがあります。

Webサイトが自然検索で上位表示されるには、SEO対策を徹底する必要があるため時間を要しますが、その点、リスティング広告は出稿後すぐに上位表示されるため即効性があります。また、リスティング広告は、購入に近いところにいる顧客に向けた施策で、こういったユーザーをターゲットにする点も短期間で集客率を上げやすい理由です。
リスティング広告は比較的クリック率が高く人気があり、競合が多い検索キーワードを指定するとクリック単価が高くなり表示回数が減るため、キーワードの選定など戦略的に進めていく必要があります。

リスティング広告については、下記記事を参考にしてください。

01-2.ディスプレイ広告(SNS、Googleショッピング広告、リマーケティング等)

ディスプレイ広告とは、訴求ターゲットの行動や検索履歴から自社の顧客となる可能性が高いユーザーに表示する広告。Webサイトやアプリ上にテキスト形式やバナー形式で表示される広告です。ディスプレイ広告のサービスは主にGoogle、Yahoo!の2大アドネットワークが活用されています。

Googleであれば「YouTube」や「Gmail」等のGoogleが提供するサービスの他、ライブドアブログや食べログなど、数多くの出稿媒体サイトがあります。Yahooであれば、「Yahoo!ニュース」や「Yahoo!知恵袋」などの自社が提供するサービスの他、クックパッドやallAboutなど数多くのサイトで広告が展開できます。
ディスプレイ広告は、ユーザーの目に留まり、思わずクリックしたくなるようなインパクトのあるクリエイティブを用意することが重要です。

広告運用と合わせて、PDCAを回し効果検証をしていくことが成功のポイントとなります。

01-3.アフィリエイト広告

フィリエイト広告とは、「広告主」「アフィリエイター」「ASP」の3者によって成り立っている広告です。
アフィリエイターがWebサイトで広告主の商材を紹介し、その広告をクリックしたユーザーが購入や契約に至るという仕組みです。費用が発生するタイミングは、コンバージョンに至った時なので、他のWeb広告と比べても費用対効果に優れています。

アフィリエイト広告は、商品を比較する段階の「顕在層」に強い施策ですが、キーワードによっては「潜在層」「低関心層」へのアプローチも可能で、認知拡大や興味関心を得ることもできます。

02.自社サイトのWeb広告運用の選び方

ここまでの解説で、多種多様なWeb広告それぞれの特徴が把握できたと思います。
いよいよ自社の施策にWeb広告を導入すると決まれば、次に考えるべきは「自社に合うWeb広告の選定」です。

ここでは、自社に適したWeb広告を選ぶ基準について解説します。

02-1.Web広告を導入する目的で選ぶ

Web広告運用はさまざまな種類がありますが、集客施策に効果的なもの、リピーター獲得施策に効果的なものなど、それぞれ役割が異なります。

まずは、「新規顧客を獲得したい」「リピーターを増やしたい」「ブランド力を認知させたい」といった、自社の目的を明確にしてみましょう。
新規顧客獲得が目的であれば、潜在層や顕在層に効果的なSNS広告やディスプレイ広告、リスティング広告がおすすめ。リピーター獲得ならリターゲティング広告、ブランド力アピールなら純広告や記事広告といったように選ぶのもよいでしょう。

02-2.ターゲット層や自社商材との相性で選ぶ

SNS広告を例に挙げると、20〜30代の若い女性であればInstagram広告、40〜50代の中年男性であればFacebook広告がターゲットに合うと言えます。

また、画像・テキスト・動画・音声、どのコンテンツ形式で訴求するかを精査するのも重要な要素のひとつです。商品の使用感やブランドストーリーといった、情報量の多いコンテンツを短い時間で訴求するのであれば、動画広告がおすすめです。購入にいたるまでに、自社商材に関連する情報を提供して顧客を育成する必要があれば、リスティング広告を選ぶとよいでしょう。

このように、ターゲット層とコンテンツ形式を基準として、相性のよい広告を絞り込んでいきましょう。

02-3.費用対効果を意識して選ぶ

最後に、Web広告を選ぶ基準として、予算の範囲で効果が得られるのも重要です。

単純に単価の安い広告だけに絞るのは得策ではありません。
例えば、クリック単価の低いSNS広告の割合を増やし、リスティング広告では競合の少ないニッチなキーワードに絞って出稿する方法も考えられます。SNS広告で認知を促し、潜在層の母数を担保しながら、成果率の高いリスティング広告で顕在層ユーザーを獲得でき、コストも抑えられます。

このように、Web広告プロダクト同士の相性も考慮して、戦略的に組み合わせるのがおすすめです。

03.自社サイトのWeb広告運用を行う際のメリットとデメリットについて

自社サイトにおいてWeb広告を利用するメリットがある反面、少なからずデメリットもあります。それぞれのポイントについて解説します。

03-1.自社サイトのWeb広告を使うメリットとは?

端的にいえば、Web広告を使うメリットは「売上アップ」です。とくに顕在ニーズ層に対して有効で、適切な広告設定により、費用対効果を最大化できます。
自社のユーザーであればサイトを訪問してくれることに期待できますが、自社のことを知らないユーザーに対しては積極的にアプローチを行っていく必要があります。

Web広告では配信するメディアを選べますし、どのようなユーザーに広告を見てもらいたいかを細かく設定することも可能です。また、アナログ媒体の広告とは異なり、Web広告の場合は効果測定を行うことが簡単であるため、出稿条件や配信内容をより効果的な形へと改善しやすいといえるでしょう。

広告予算を最大限に活用するためにも、Web広告も視野に入れて集客を図っていくことが重要です。

03-2.自社サイトのWeb広告を使うデメリットとは?

Web広告を利用するデメリットとしては、広告費がかかる点が挙げられますが、Web広告の場合、自社で予算管理を行いやすいので、広告効果が薄い場合はすぐに配信を止めることができます。ただし、そういった判断を適切に行うために、Web広告の運用についてある程度は専門知識を持った人材を確保しておく必要があります。

04.自社サイトの広告運用は自社で運用すべきか?代理店に依頼すべきか?

ここまで読み進めていただき、Web広告の種類、Web広告の選び方、Web広告を使うメリット・デメリットを理解していただいたかと思います。
しかしながら、実際に自社サイトの広告運用を始る際に自社運用で行うべきか、代理店に任せるべきか、迷うことがあります。

実際、自社運用と運用代行(広告代理店)ではどちらがいいのでしょうか。
ここでは、それぞれのメリットとデメリットをご紹介します。自社に最適な選択をする判断基準になれば幸いです。

04-1.自社運用のメリット

メリット1:社内に広告運用ノウハウがたまる

広告運用を内製化することにより、運用方法はもちろん、成功事例や失敗事例が溜まっていきます。これらがノウハウとなり、今後の運用改善につながっていきます。
もしも広告代理店に依頼する機会が出てきたとしても、社内ノウハウを持っている場合と、まったくない場合とでは、やり取りのスムーズさや得られる成果が大きく異なってきます。

メリット2:スピード感のある運用が出来る

代理店を通すと、どうしても急な判断や方針転換に対応するのに遅れが生じてしまう場合があります。
しかし、自社で運用していれば、社内での連絡のみで対応できますので、スピード感を損なうことがありません。
もちろん、事前にしっかりと打ち合わせをしておくことで、代理店の場合でもスピーディな対応をすることは可能です。

メリット3:安い金額からでも広告運用を開始出来る

広告代理店であれば、最低出稿金額30万円などを設けているところも少なくありません。
自社運用であれば、そういった制限はありませんので、試しに少ない予算で運用してみたいといったケースでも問題ありません。

メリット4:運用手数料がいらない

広告代理店に依頼すると、少なくとも広告費の20%以上を手数料として払わなければいけません。
例えば、毎月100万円の広告費なら、20万円を手数料として払う計算になります。

自社で運用すれば120万円使える、と考えるとその分を広告費に使った方がお得な気がします。

04-2.自社運用のデメリット

デメリット1:人件費などのコストが発生する

自社運用の場合、手数料コストは発生しませんが、代わりに人件費などのコストが必要となります。
また、社内の運用担当者のスキルがそれほど無い場合は、教育などにもコストが必要となる場合があります。

デメリット2:成果が得られない場合がある

広告の自社運用による成果は、担当者スキル次第なので、場合によっては想定していた成果が得られない場合があります。
特に自社運用の経験がない状態でスタートした場合、こうした状況に陥りやすいと言えます。

デメリット3:担当者が退職する場合の引き継ぎが難しい

社内のリスティング広告運用担当者が退職するとなった場合、引き継ぎはやや難しいものになるでしょう。
リスティング広告運用は、運用担当者のスキルによる比重が大きくなってしまうので、担当者が変わることによって成果にも何らかの影響が出る可能性があります。

デメリット4:最新情報が集まりにくい

最新情報は、各種媒体から広告代理店に下りるようになっています。そのため、広告代理店でない一般企業が広告に関する情報をスピーディーに得るのは難しいのが現状です。
ネットで検索すればいろいろな情報が見つかりますが、どの情報が信用できる情報なのか、どういった情報が必要なのか、見極める力が求められるでしょう。

04-3.代理店のメリット

ここまで自社運用のメリット・デメリットを紹介してきましたが、ここからは広告代理店に運用を任せる場合のメリット・デメリットを見ていきましょう。

メリット1:広告の初期設定や運用管理を全て任せられる

広告代理店に任せる一番のメリットは、やはり手間のかかる作業を全て代理店に任せられることです。
広告を運用するには、広告の基礎を学び、管理画面の使い方を習得し、広告を廃止するための入稿作業を行い、細かい運用による効果改善を日々していく必要があります。
複雑な規約や新機能も随時追加されていくため、きちんと時間をかけられる(=専任の運用担当者、運用チームがいる)代理店でないと、最適な運用を継続することは難しいでしょう。

メリット2:すぐに結果を出しやすい

代理店に運用を依頼すると、すぐに結果を出しやすいというメリットがあります。代理店は広告運用を多数経験しているため、ノウハウが蓄積されています。
そのため、代理店運用を始めると短期間で結果を出すことができます。

メリット3:社内に運用担当者を雇う必要がない

代理店に依頼するので、社内に専用の担当者は必要ありません。少なくても1人以上の人件費に加え、採用にかかわるコストと労力が削減できます。その分空いた時間を他の業務に費やせるメリットがあります。

メリット4:様々な広告プロモーションに対応している

Web広告には、リスティング広告やディスプレイ広告だけでなく、各種SNS広告やDSP、ダイナミック広告など、多種多様な種類が存在します。
一つの広告に関しては、知識と経験を積み重ねれば自社で運用することも可能でしょう。しかし、TwitterとInstagramでそれぞれ異なる広告フォーマットや規約、入札方法や運用方法を理解し、さらに様々な強みを持ったDSP広告の掛け合わせる、といったことは簡単ではありません。

Web広告は様々な手法を組み合わせて、広告効果の最大化を狙うことも重要です。

04-4.代理店のデメリット

デメリット1:手数料コストがかかる

代理店に依頼することで毎月手数料がかかります。手数料の相場として、広告費の20%という形がスタンダードになっています。
それ以上に手数料がかかる場合は別の付加価値があったり、逆に低い場合は自動運用や運用ツールに任せたりといった事情があるため、代理店に詳しく聞いてみましょう。

広告代理店のノウハウや経験を買うと思えば、高い金額ではありません。各種コストをきちんと把握し、代理店に依頼する方が良いのかをきちんと判断しましょう。

デメリット2:社内に広告運用ノウハウが溜まらない

全てを自社内で行う自社運用に比べ、広告運用を依頼しているため社内にノウハウは溜まりにくくなります。
そもそもスポット的な使い方であればノウハウは必要ありませんが、継続して続けていくのであれば、これは立派なデメリットになってしまいます。
しかし、その場合でも代理店から提出されるレポートから運用ノウハウを学んだり、担当者に聞くことで広告の仕組みや運用方針を確認する事は可能です。

デメリット3:スピード感が損なわれる

代理店によって1人の広告運用者は、数十社以上のアカウントを管理している場合もあります。
そういった場合、変更を依頼してもすぐには対応してもらえない場合があります。

代理店に依頼する際は、基本的な対応スピードはどうか、緊急時の即時対応が可能かなど、を確認しておきましょう。

デメリット4:必ずしも成果が出るとは限らない

代理店にリスティング広告の運用を依頼したからと言って、100%利益が出るという保証はありません。
競合も同じように代理店を利用して広告運用を行っています。

手数料を支払って運用してもらったにもかかわらず、利益が出なかったというケースも珍しくはないのです。

05.まとめ

運用方法により、メリットやデメリットがあることが分かりました。自社サイトにおけるWeb広告運用の基本を理解して、自社に合った広告を選ぶことが重要です。自社サイトの集客力を高めるための方法として、Web広告は非常に効果的です。

広告には多くの種類があり、それぞれ特徴も異なるため、広告費に充てる予算やその効果を検証しながら、運用していく必要があるといえるでしょう。Web広告を効果的に展開するために、定期的に運用の見直しを行いながら、適した方法を見つけましょう。

弊社でサポートできることがありましたら、ぜひ下記よりお問い合わせください。

Writer米沢 洋平

株式会社Proteinum 代表取締役

大学卒業後、楽天株式会社に入社。 初期配属は東北エリアグループにて、牛タンやりんごなどの東北の名産品の販売支援に従事。 その他、アパレル業界を専門として、大手企業を中心に各種ECコンサルティング活動に従事 (のべ担当店舗数700以上)。楽天を卒業後、経営コンサルタントの道へ進み、小売企業を中心に様々な業界において経営コンサルティング業務に従事(事業戦略策定、実行支援、EC戦略策定等)その後、株式会社Proteinumを創業。”EC業界にとってなくてはならない存在に”をミッションに、現在は自社ブランドの立ち上げとクライアントのEC事業の支援に従事。

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