楽天の組み合わせ販売設定とは?活用方法や設定方法を解説!

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楽天市場にて客単価を上げる方法の1つとして、「組み合わせ販売設定」機能は既に設定済みでしょうか?
意外と知られていない機能ですが、まとめ買いを促進し、客単価アップにとても有効な手段です。
本記事では楽天市場の売上アップに役立つ、組み合わせ販売設定機能の活用方法と設定方法を解説していきます。

1.組み合わせ販売設定とは?

楽天市場の組み合わせ販売設定とは、
ユーザーが商品ページにアクセスした際に、
店舗が組み合わせた複数の商品を、1クリックでお買い物かごに追加できる機能です。

組み合わせる商品のパターンは、店舗側で自由に設定することが可能で、
1商品(親商品)に対して、最大3つの商品(子商品)を、関連商品として店舗側で組み合わせることがができます。
組み合わせられた子商品は親商品のページにて関連商品として表示され、
ユーザーは親商品と子商品をまとめてお買い物かごに入れることが可能になります。
また、1つの商品に対して、2つの組み合わせまで表示できます。
1つ1つの商品ページを見て買い物かごに入れて・・・という手間が省けますし、1クリックでお買い物かごに入るため、利便性の良さからまとめ買いを促進でき、客単価アップに繋がります。

※単価アップについては以下の記事で詳細を解説しているのであわせてご覧ください

組み合わせ販売設定機能の仕組み

ユーザー画面での見え方

■スマートフォンでの表示イメージ

■PCでの表示イメージ

引用:https://navi-manual.faq.rakuten.net/item/000038105(要RMSログイン)

2.組み合わせ販売の設定方法

まずは、組み合わせる親子商品をそれぞれ登録します。
次に、組み合わせ販売設定を行なっていきます。

親商品のURLを設定し、紐づける子商品のURLを設定します。
1商品ずつRMSで設定が必要となり、CSV一括設定はできません。
設定時は手間がかかるので、事前に設定する商品の商品管理番号(商品URL)を控えておくと良いでしょう。

▼RMSでの操作場所
RMS > 店舗設定 > 1 商品登録 > 1 商品編集 > 組み合わせ販売設定

遷移先の画面で「新規作成」から新しく組合せを作成できます。
また、過去に作成した組合せを複製して作成する事も可能です。
(組み合わせ一覧画面で、複製したい組み合わせの「複製」ボタンをクリック)

引用:https://navi-manual.faq.rakuten.net/item/000044225(要RMSログイン)

あす楽対象商品に組み合わせ販売設定する場合、ユーザーの誤解を防ぐため、あす楽対象商品同士で組み合わせることが推奨されています。
あす楽対象商品と通常商品を同時に購入しようとした場合、ユーザーは注文確認画面「お届け日指定」で「あす楽」を選択できないので注意しましょう。

3.組み合わせ販売の活用方法

組み合わせてあるとユーザーが購入しやすい商品に組み合わせ販売機能を活用しましょう。
組み合わせる商品はユーザーの利用シーンを把握することが、購入促進の重要なポイントとなります。

店舗側で組み合わせを選定しても、実際の受注データと照らし合わせると他の商品の方が一緒に購入されていた数が多かった、ということもあり得ますのでお客様単位での注文状況はしっかりと分析しましょう。

3-1.関連カテゴリ商品

親商品を使用する際に必要となる、別カテゴリの関連商品を設定する。

例・・・
・親商品に対するメンテナンス商品
腕時計にクリーニングクロス・交換用ベルト・バネ棒用工具などを組み合わせる

・親商品と同時に使用しそうな商品
PC用モニターにマウス・キーボード・デスクやオフィスチェアなどを組み合わせる

3-2.別売りのオプション商品

親商品に使用する、別売りの商品を組み合わせることで、セット商品のような見せ方も可能です。

例・・・
・電動歯ブラシに、替えブラシを組み合わせる

3-3.関連サービス

親商品は商品そのものを販売しており、追加サービスを商品として販売している場合に有効です。

例・・・

・保証期間の延長サービス
中古PC・家具・家電製品など

・商品のラッピングサービス
ギフトボックス・名入れ・ラッピングなど

・商品取り付けサービス
エアコン・家具など

4.組み合わせ販売設定機能が使えないケース

商品の種類や設定条件によっては、組み合わせ登録が不可になります。
組み合わせできない場合は、設定時にエラーが表示されます。

4-1.組み合わせ登録不可の商品

商品の種類や条件など親商品としての組み合わせ登録子商品としての組み合わせ登録
定期購入商品不可不可
頒布会商品不可不可
予約商品不可不可
販売期間指定商品不可不可
医薬品・酒類・コンタクトレンズジャンルの商品不可不可
項目選択肢別在庫商品不可
項目選択肢が属している商品不可
闇市パスワードの商品不可

4-2.組み合わせ登録が表示されないケース

・親商品が以下の設定になった場合
在庫切れ、「倉庫商品」になった場合、商品削除、親商品が組み合わせ不可の条件になった場合

・すべての子商品が以下の設定になった場合
在庫切れ、「倉庫商品」になった場合、商品削除、組み合わせ不可の条件になった場合、購入ボタンが無効の商品

5.組み合わせ販売設定まとめ

以上、楽天の組み合わせ販売設定機能と活用方法について解説しました。
ここまでお読みいただきありがとうございました。

楽天の組み合わせ販売設定は単価を上げたい店舗にとって非常に有効な手段となりえます。
まとめ買いをされると客単価がアップしますし、売上げアップに繋がります。
しかし、子商品がマルチSKU(旧項目選択肢別在庫)だと設定不可であったり
CSVを使用しての一括設定ができない、など使い勝手にまだまだ難があると言えるでしょう。
有効な店舗によってはぜひ導入したい、ただし全体としては今後のアップデートに期待したいところです。

Proteinumでは元楽天コンサルタントが在籍しており、集客も含め、分析~戦略立案~実行まで一気通貫してサポートするコンサルティングサービスを提供しています。
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こちらの記事が皆様のお役に立てていますと幸いです。

Writer米沢 洋平

株式会社Proteinum 代表取締役

大学卒業後、楽天株式会社に入社。 初期配属は東北エリアグループにて、牛タンやりんごなどの東北の名産品の販売支援に従事。 その他、アパレル業界を専門として、大手企業を中心に各種ECコンサルティング活動に従事 (のべ担当店舗数700以上)。楽天を卒業後、経営コンサルタントの道へ進み、小売企業を中心に様々な業界において経営コンサルティング業務に従事(事業戦略策定、実行支援、EC戦略策定等)その後、株式会社Proteinumを創業。”EC業界にとってなくてはならない存在に”をミッションに、現在は自社ブランドの立ち上げとクライアントのEC事業の支援に従事。

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