楽天の外部リンク申請とは?外部リンクの例から申請方法も解説!

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楽天市場では基本的に外部へのリンクは認められていないため、楽天市場の店舗から別サイト等への誘導は原則禁止となっています。
ただし、例外リンク申請をして必要条件を全て満たしている、かつ楽天市場が許可したURLに関しては、例外的にリンクを使用することが可能となります。

本記事では「外部リンク申請」の概要や、注意すべき点などについて解説していきます。

※ガイドラインは2023年11月時点のものです。更新、追加等されている可能性もございますので最新の情報は楽天市場内でご確認いただくようお願いします。

1.楽天市場の外部リンク申請とは

楽天市場の外部リンク申請とは、
楽天の自社店舗ページなどに「楽天市場以外のURL(=外部リンク)」を掲載するための許可申請のことです。

楽天では店舗ページなどに外部リンクを掲載して楽天市場外への取引誘導や、楽天市場外で実際に取引をおこなうことは原則禁止とされているため、自社のECサイトやSNSのURLなどを掲載したい場合は上記の外部リンク申請が必要となります。

無許可で外部リンクを掲載した場合は楽天市場の違反点数制度対象となるため、外部リンクを掲載したい場合は必ず事前に申請をおこないましょう。

楽天の外部リンク申請について、以下4点について解説していきます。

  • 掲載が禁止されている外部リンク例
  • 外部リンクを掲載してはいけない箇所
  • 外部リンクを無許可で掲載した場合の罰則
  • 例外として申請なしで掲載できるURL

1-1.掲載が禁止されている外部リンク例

  • 店舗ページに、自社ECサイトへのリンクを掲載する
  • 商品ページに、youtubeへのリンクを設置する、「商品の使い方」の説明動画を掲載する
  • 店舗ページに、Googleアナリティクスの設置タグを挿入する
  • 商品ページに、オーダーメイド商品やメッセージカード作成のための依頼フォームを設置する
  • 店舗ページに、外部システムのフォームのURLを掲載する
  • 同梱チラシに自社ECサイトのURLのみを掲載する(※楽天店のURLを併記すれば外部リンクOK)

1-2.外部リンクを掲載してはいけない場所

楽天の外部リンク申請について理解する上で、外部リンクを掲載してはいけない場所を正確に把握しておくことが非常に重要になります。

【外部リンクを掲載してはいけない箇所】

・楽天の店舗ページや商品ページなどの出店ページ

・R-Mail、サンクスメール等のメール

・レビュー返信機能

・R-Messe

・申請したYouTube動画内の概要欄やコメント欄

梱包資材、同梱物

このように外部リンクが禁止されている箇所は、店舗ページや商品ページだけではありません。

正確に把握できていなければ、意図せずにガイドライン違反になってしまうこともあるため注意しましょう。

1-3.外部リンクを無許可で掲載した場合のペナルティ

楽天市場に許可を受けていない外部リンクを、上記の場所に掲載した場合は違反点数制度の対象になります。

違反点数によっては検索表示順位ダウンや各種ランキングの掲載制限などの処置があり、これらが適用されるとアクセス数や売上げに大きな影響が出るでしょう。

また、楽天市場から許可を得ていても、掲載するリンクは楽天が発行する「指定URL(https://link.rakuten.co.jp/****/)」にする必要があります。

※違反点数制度については以下の記事で詳細を解説しているのであわせてご覧ください


1-4.申請なしで掲載可能な例外URL

引用:https://navi-manual.faq.rakuten.net/rule/000010015(要RMSログイン)

2.楽天市場の外部リンク申請に必要な手順

次の項では外部リンク申請の手順について解説していきます。
楽天市場で申請を行う際は大まかに以下3つの対応が必要となります。

2-1.申請許可の必要条件を確認する

外部リンクを申請する前に、まずは楽天市場のガイドラインで定められた外部リンク申請許可の必要条件を確認しましょう。

申請し直し等を避けるためにも、申請ページが以下の必要条件を満たしているか事前に確認しておきましょう。

  • 楽天市場が提供していない機能やサイトであること
  • 申請ページにおいて、楽天が定める各種ガイドラインに違反する内容がないこと
  • 申請ページにおいて、エラー表示や表示崩れがないこと
  • 申請ページ及び申請ページから遷移する画面が全て確認できること(遷移する画面を全て確認するにあたってID、パスワード等の入力が必要な場合は申請時にそれらの情報が必要です)
  • 申請ページが、情報提供したいページのみであること(サイトのトップページやまとめページ、リンク集ページ、目次ページ等を申請いただいても、許可されておりません)

引用:https://navi-manual.faq.rakuten.net/rule/000010015(要RMSログイン)

2-2.RMS内の申請フォームから申請する

RMSトップ > 店舗様向け情報・サービス > 3 各種申請・設定変更 > 外部リンク申請

  • 1.外部リンク申請
    外部リンク申請から「申請」をクリックします。
  • 2.申請
    外部リンク申請画面から「新規申請」をクリックします。
  • 3.分類
    外部サイトへのリンクに関するガイドラインを確認のうえ、申請サイトに該当する分類を選択してください。
  • 4.サイト名
    サイトの名称をご記入ください。
  • 5.サイト管理者
    「自社管理」は自社が作成したページ、自社が依頼し製作されたページの場合に選択してください。
    「他社管理」はメーカーのYouTube動画、配送会社サイトなど、自社が関与できないページの場合に選択してください。
  • 6.申請単位
    許可可能な申請単位は外部サイトへのリンクに関するガイドラインをご確認のうえ選択してください。
    ※許可可能な申請単位が不一致の場合は不許可となります。
    ※単一ページとURL以下の違いはこちらを確認してください。
  • 7.申請URL
    半角英数字にて申請するURLを正確にご入力ください。
  • 8.パラメータ付URL
    「申請URL」の後ろにパラメータをつけて内容が確認できるサンプルページ、テストページ等のURLを入力ください。
    申請単位が「URL以下」の場合、必ず入力が必要です。
  • 9.画面遷移の確認に必要な情報
    画面遷移に際してパスワード、問い合わせ番号、受注番号等の入力が必要な場合に記載してください。
  • 10.備考
    楽天から入力内容の指示があった場合のみ入力してください。

2-3.申請結果を確認する

RMSトップ>店舗様向け情報・サービス>3 各種申請・設定変更>外部リンク申請>申請の履歴

申請結果はRMSの申請履歴ページから確認できるようになっています。(所要目安:約5営業日)
また、審査結果通知メールは、以下の送信元アドレスよりRMS登録アドレス宛にメール通知されます。

送信元アドレス:link-rule@mail.rakuten.com

3.楽天市場の外部リンク申請時注意点

楽天の外部リンク申請で注意点として、以下3点を解説していきます。

これらを押さえておかないと意図せずに規約違反となってしまうこともあり得るため、しっかりと漏れなく把握しておきましょう。

3-1.掲載できるURLは楽天指定URLのみ

外部リンク申請をおこなって楽天からの許可を得れば外部リンクを掲載できるようになりますが、掲載可能なURLは楽天指定のもののみである点には注意が必要です。

前述した(https://link.rakuten.co.jp/****/)で始まる指定URLでしか掲載できないことは知っておきましょう。

3-2.外部サイトへの誘導も禁止

楽天市場では外部リンクの記載だけでなく、楽天経由のユーザーに対し、楽天市場外への取引誘導や、楽天市場外で実際に取引をおこなうことは禁止されています。

例えば電話・FAX・メールなど、楽天市場外での購入が可能であることをを記載した場合、たとえ外部リンク(URL)を記載していなくても「外部サイトへの誘導行為」として違反の対象となるため注意しましょう。

また掲載外の商品もお取り寄せ・お見積もりします、と記載することも外部サイトへの誘導とみなされるため注意が必要です。

3-3.梱包資材や同梱物へのURL掲載も禁止

前述の「外部リンクを掲載してはいけない場所」でも触れたように、外部URLの掲載は楽天の出店ページだけでなく梱包物や同梱物も対象となります。

梱包物や同梱物は店舗ページなどと異なり楽天にチェックされるわけではないので、楽天市場店と併記無しで自社ECサイトのURLやサイト名を記載するなど違反行為をしてしまわないよう注意しましょう。

4.「楽天市場外部リンク申請」まとめ

以上、楽天の外部リンク申請の内容と出店側が注意すべき点について解説しました。
ここまでお読みいただきありがとうございました。

楽天が実施している外部リンクのガイドラインは一見規約の量が多く面倒くさく感じがちですが
一方で動画であれば商品の使い方や質感をより伝わりやすく見せられますし、商品に関する外部リンクは、ユーザーへの販売促進として非常に有効です。
また、配送会社サイトのステータスページへの外部リンクは、ユーザーの手間を減らすことで顧客満足度の向上につながります。
違反に気を配るだけではなく店舗運営に上手く活用して売上アップを狙っていきましょう。

Proteinumでは元楽天コンサルタントが在籍しており、集客も含め、分析~戦略立案~実行まで一気通貫してサポートするコンサルティングサービスを提供しています。
「楽天には既に出店しているが、どのように動いていけばよいか悩んでいる」「動画の設置や、どのような動画が効果的なのか」という方は、是非お問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。

こちらの記事が皆様のお役に立てていますと幸いです。

Writer米沢 洋平

株式会社Proteinum 代表取締役

大学卒業後、楽天株式会社に入社。 初期配属は東北エリアグループにて、牛タンやりんごなどの東北の名産品の販売支援に従事。 その他、アパレル業界を専門として、大手企業を中心に各種ECコンサルティング活動に従事 (のべ担当店舗数700以上)。楽天を卒業後、経営コンサルタントの道へ進み、小売企業を中心に様々な業界において経営コンサルティング業務に従事(事業戦略策定、実行支援、EC戦略策定等)その後、株式会社Proteinumを創業。”EC業界にとってなくてはならない存在に”をミッションに、現在は自社ブランドの立ち上げとクライアントのEC事業の支援に従事。

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