EC-CUBEとは?メリット・デメリットや開店までの流れを徹底紹介!

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01.EC-CUBEの特徴とは?

EC-CUBEとは、ECサイト構築パッケージの名称で、株式会社イーシーキューブが提供しているオープンソースのソフトウェアです。

主な特徴として、ECサイトの運営や管理に特化したCMSで、基本的なECサイトの運営に欠かせない機能が導入されています。商品別の売上集計や在庫管理といった、製作したECサイトを管理するための機能も備わっています。
また、EC-CUBEは初期費用無料で利用できるという点と国産ならではの使いやすいUIで、知識がない方でも簡単に導入が可能です。オープンソース型でカスタマイズも自由なので、プラグインの導入などによって、定期購入やオンライン予約などといった様々な販売形態にも対応が可能となります。
以上の利点から日本でナンバーワンの利用者数を誇り、2023年10月時点で3万5,000店舗以上という多数の店舗で導入されています。

02.EC-CUBEの主な機能は?

EC-CUBEには、先ほどご説明した通りECサイトの構築に必要な基本機能が備わっています。ここでは主な機能についてご説明します。

1.ショッピングカート&会員登録機能

配送時間指定など基本的なショッピングカート機能が搭載されています。また、会員登録機能はもちろん、マイページへのログインや過去の注文履歴、お気に入り、ポイントシステムなどユーザーの利便性の高める機能もあります。カート情報永続化や非会員購入機能もあるので、ECサイトで課題になるカート落ちを防ぐこともできます。

2.商品管理機能

在庫情報や販売期間の設定、商品ごとのキーワードや商品ページの編集など基本的な機能はすべて備わっています。また、商品データの出力や登録はCSVでも行えます。

3.受注&店舗管理機能

顧客情報の管理や受発注システムのメール送信機能など、ECサイトの受注対応で必要な機能基本搭載されています。出力はCSVも利用でき、ユーザーに送信する納品書はPDF出力も可能です。

4.デザインテンプレート機能

アパレル、食品、インテリア・家具、雑貨など、様々なタイプのデザインテンプレートをEC-CUBEのストア内で販売しているため、初心者でも簡単にプロのデザインのECサイトを構築できます。


5.拡張プラグイン

EC-CUBEはオープンソースソフトウェアのため、プラグインによってさまざまな機能を拡張できます。主な機能としては売り上げ集計、ランキング機能、サイト分析、メルマガ配信、レビュー機能、定休日カレンダー、クーポン機能、予約・お取り寄せ、おすすめ商品、定期購入などがあります。これによってECサイトの機能を拡充させることができます

03.EC-CUBEのライセンスとは?

EC-CUBEのライセンスは無償で利用できるオープンソースのライセンス『GPLライセンス』、有償の『商用ライセンス』を選択する事ができます。

1.EC-CUBE GPLライセンス

オープンソースとして無償で利用できることで一番ポピュラーといえるのはGPLライセンスです。EC-CUBEをダウンロードし、用意したサーバにインストール・設定するだけですぐにECサイトを構築可能。素早く低コストでオンラインストアを開業できます。
ただ、こちらはGPLライセンスを取得してカスタマイズしてECサイトを製作した場合、カスタマイズ後のソースコードを一般公開する必要あります。

2.EC-CUBE商用ライセンス

商用ライセンスは、有料で利用できるライセンスになります。機能は無償版「GPLライセンス」と同じですが、商用ライセンスはソースコードを公開する必要がありません。例えば、無償版のGPLライセンスで構築したEC-CUBEに機密情報が含まれていてもソースコードを公開しなければなりませんが、商用ライセンスの場合は公開する必要がないため安心です。
そのため、ほかのECサイトにはない独自の機能を搭載したECサイトを製作し、ソースコードを非公開にしたい場合においては、有償版の利用をおすすめします。販売価格はライセンスにつき 264,000‬円 (税込)です。一括で購入すると以下の通りの価格になります。

3本一括購入237,600‬円 (税込)
4本~9本までの一括購入224,400円 (税込)
10本以上までの一括購入211,200円 (税込)

3.クラウド版「ec-cube.co」

※2023年10月現在、新規受付は停止中です
クラウド版EC-CUBE「ec-cube.co」はメンテナンスフリー、カスタマイズ可能のクラウドECプラットフォームです。面倒なメンテナンス・セキュリティ・サーバ保守にかかるコストとリソースを抑え、独自仕様のカスタマイズにも柔軟に対応。様々な販売スタイルやこだわりの機能拡張・基幹/サービスとの連携が可能です。

4.EC-CUBEのECサイト構築費用は?

無償で使えるオープンソースのEC-CUBEに構築費用が必要なのはなぜ?と感じるかと思います。EC-CUBEでのECサイト構築やサイトデザインを変更・更新するには、HTML / CSS / JavaScriptなど、機能をカスタマイズするPHPなどのプログラミングスキル・知識が必要になります。

販売業を主力にする多くの企業・店舗は、IT・WEBチームの内製化が難しく、EC-CUBEのサイト構築やカスタマイズを制作会社に依頼する事が多い傾向になります。EC-CUBEでのサイト構築費用を大きく3つに分けて紹介します。

1.ECサイト構築費用

「GPLライセンス」「商用ライセンス」をベースにしたECサイト構築費用・料金相場を紹介させて頂きます。(依頼先の制作会社によっても構築費用相場は大きく異なります。)

どのようなECサイトを構築したいのか?どのようなカスタマイズが必要なのか?サイト規模によってによっても費用相場は大きく異なりますが、「GPLライセンス」「商用ライセンス」をベースにしたECサイト構築費用・料金相場を紹介します。(依頼先の制作会社によっても構築費用相場は大きく異なります。)

2.EC-CUBE推奨サーバの費用

「GPLライセンス」「商用ライセンス」を動作させるには、別途、自社サーバやレンタルサーバ、パブリッククラウドなどの動作環境を用意する必要があります。EC-CUBE推奨の動作確レンタルサーバの費用相場を紹介します。

3.外注する場合にかかる費用

EC-CUBEを使ったサイト構築やカスタマイズを外注して依頼する場合、主に2つに料金が設定されていることが多いです。

・初期費用:サイトを構築する上で必要な作業工程に発生する料金
・月額費用:サイト構築後に必要となる保守や運用代行及びサポート費用

「初期費用」と「月額費用」は構築したいサイトの規模によって異なり、事前にECサイトの運営体制や予算を考慮した上で選択するのがオススメです。

5.EC-CUBEで構築するメリットとデメリット

1.EC-CUBEで構築するメリットとは?

ECサイト構築に特化したEC-CUBの標準機能を利用するだけであれば、インストールも無料で、大きな初期費用も極力抑えることが可能です。プログラミングスキルは必要なものの自由度の高いカスタマイズ・開発が可能。自社のビジネスモデルに最適化されたオリジナルなECサイトを構築できます。

海外製のものが多いオープンソースのEC構築パッケージの中でも、EC-CUBEは日本製で、日本国内での導入事例が多いことから、安心してEC-CUBEの導入ができます。

2.EC-CUBEで構築するデメリットとは?

EC-CUBEは自動でバージョンアップされるのではなく、バージョンに合わせて自社でEC-CUBEのバージョンアップをする必要があります。バージョンアップすることでECサイトの既存機能に不具合を引き起こす可能性もあり、安易にバージョンアップできないことに加え、費用がさらに掛かってしまいます。また、セキュリティの対策は自社で行う必要があり、セキュリティ対策の費用も必要になります。

EC-CUBEでのECサイト構築には専門知識が必要になるため、内製化が難しく、開発会社・制作会社に依頼しなければならないケースが多くみられます。

06.EC-CUBEでの開店までの流れ

1.オープンソース(ダウンロード版)でつくる

・サーバを選択:システム要件を確認し、EC-CUBEをインストールするサーバを準備します。
・ダウンロード:バージョンを確認してEC-CUBEをダウンロード、インストールします。
・決済方法を導入:カード決済の導入には、審査等を含め1カ月以上かかります。開店と同時に利用するには、お早目のお申し込みがお勧めです。
・カスタマイズ:レイアウトやデザインの変更を行います。ストアからお好みのデザインテンプレートを選んだり、機能の追加も可能です。
・商品登録・各種設定:管理画面から「基本情報管理」を設定。商品の登録情報や、購入動作、メール文面などのチェックを行います。
・サイト公開・ECサイトオープン

2.外注パートナーとつくる

・パートナーを探す:EC-CUBEサイトから所在地や得意分野、構築事例から、制作のパートナーを探すことができます。
・お問い合わせ:EC-CUBEインテグレートパートナーページから、ご希望要件やご予算などを添えて、お問い合わせ。
・ヒアリング/お見積り:要件をまとめ、お見積もりを確認します。(詳細はEC-CUBEインテグレートパートナー企業により異なります。)
・ネットショップ作成:インテグレートパートナー企業が、要件に基づきネットショップを構築します。
・サイト公開・ECサイトオープン

07.まとめ

今回は、EC-CUBEについてお話ししてきました。オリジナリティの高いECサイトを構築したいと考える企業・店舗にとっては、EC-CUBEは最適の選択肢です。 目的・規模・必要な機能など、自社の要件をまとめ、EC-CUBE導入をぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

その他のECサイト構築に使えるシステムについて、下記記事で詳しく解説しているので読んでみてください。

Writer米沢 洋平

株式会社Proteinum 代表取締役

大学卒業後、楽天株式会社に入社。 初期配属は東北エリアグループにて、牛タンやりんごなどの東北の名産品の販売支援に従事。 その他、アパレル業界を専門として、大手企業を中心に各種ECコンサルティング活動に従事 (のべ担当店舗数700以上)。楽天を卒業後、経営コンサルタントの道へ進み、小売企業を中心に様々な業界において経営コンサルティング業務に従事(事業戦略策定、実行支援、EC戦略策定等)その後、株式会社Proteinumを創業。”EC業界にとってなくてはならない存在に”をミッションに、現在は自社ブランドの立ち上げとクライアントのEC事業の支援に従事。

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