3C分析とは?~3C分析のECにおける活用方法~

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楽天、AmazonYahoo!ショッピングの大手ECモールや自社サイトのご支援実績のもと、EC売上向上のノウハウをお届けします。

 

 

本記事ではビジネスにおけるフレームワークである3C分析についてご説明させていただきます。

 

【本記事の対象となる方】

  • 3C分析について詳しく知りたい方
  • ネット販売において3C分析をどのように活用すればよいのか知りたい方

 

 

1.3C分析とは

3C分析とは

・Customer:市場・顧客
・Competitor:競合
・Company:自社分析とは

の頭文字を取ったビジネスを実施行くにあたって市場の関係性を理解するために使われるツールのことを言います。サンシー分析と呼ばれ、多くのビジネスの場で使われています。3C分析は事業のKSFを導き、事業の成功へと繋げるために用いられます。外部環境や競合の状況を把握することにより、企業が進むべき道が明らかになります。事業は常に限られた資源の中で最大限の成果が求められます。成功に向けて1直線に進まなければ、限られた資源も底を尽きてしまいます。そのために3C分析を活用して最も成果の出る道筋を導きましょう。では、Customer、Competitor、Comapanyのそれぞれについて具体的に見ていきましょう。

まず、初めにCustomer(市場・顧客)の分析方法から見ていきましょう。市場の状況が分からなければ自社が今どの立ち位置にいるのか把握することができません。市場規模や成長性、顧客のニーズなどを理解することが大切になります。Customerを分析するにあたって2つの分析方法があります。マクロ分析とミクロ分析です。それぞれ見ていきましょう。

マクロ分析は文字通りマクロな視点から分析を行うものでPEST分析がよく取り入れられます。PEST分析とは下記の4つの頭文字を取ったものになります。

・Politics(政治):政治動向、規制緩和、税制、法改正、デモなど
・Economy(経済):消費や景気の動向、為替や金利の動き、経済成長率など
・Society(社会):少子高齢化、多様化、トレンド、消費者志向の変化など
・Technology(技術):技術革新、特許、インフラ、IT化、情報時代など
これらは社会的な要素になります。
もう一つのミクロ分析、ミクロ分析は、特定の業界が自社のビジネスに与える影響を分析するもので、5フォース分析が良く活用されます。5フォース分析とは下記の5つになります。

・新規参入の脅威
・業界内の敵対関係の強さ
・代替品の脅威
・買い手の交渉力
・売りての交渉力

次に2つめの競合分析についてです。競合分析では、競合の置かれている状況やサービスのストロングポイントやウィークポイントなどを洗い出し自社との違いなどを把握するために行います。主にどのようなポイントを分析していくかといいますと、競合の現在の売上や推移、利益率、市場におけるシェア、新規既存人数、客単価などの定量的な部分と販売体制や製造工程、顧客サポートやプロモーション方法などといった定性的な部分を分析していきます。それによって、自社に取り入れられるポイントはないか、自社が競合に勝てるポイントはないかなどを見つけていきます。
最後に自社分析についてです。自社分析では先に分析していた市場分析と顧客分析を元に自社の経営戦略を立てていきます。自社分析を行う際には下記のポイントを中心に分析を行います。

・自社商品やサービスの特徴
・売り上げとシェア
・資本力・投資能力
・企業の理念・今後のビジョン
・ヒト・モノ・カネ・情報のリソース
・既存ビジネスの強み・弱み
ここまでの市場・顧客分析、競合分析、自社分析をそれぞれ行って終わってしまっては何の意味もありません。それぞれの関係性を把握した上で実際にどのような経営戦略を打ち出すか決定して初めて3C分析をする意味が出てきます。

2.ECにおける3C分析について

それでは上記で説明した3C分析をもとにECではどのように3C分析を行っていくのかを見ていきましょう。こちらも市場・顧客分析、競合分析、自社分析の順に見ていきましょう。

まず、市場・顧客分析ですが、ECの市場動向などを把握するためのツールはたくさんありますが、無料で行える市場分析や顧客分析についてのツールをご説明します。一つ目がグーグルトレンドです。こちらはグーグルで検索されるキーワードがどのような推移をたどっているのかを把握することができるため、市場規模等までは分からないですが、そのキーワードが伸びているかどうかで市場もざっくりどのような状況になっているのか把握することができます。

また、その他でいきますと、楽天市場やYahoo!Japanのランキングなどは世の中で今どのような商品が売れているのか把握することができます。楽天市場のランキングですと、リアルタイムランキング(15分に一回切り替わり、今現在売れているものが分かるランキング)やデイリーランキングやウィークリーランキングなどの直近で売れているものが把握できるものがあります。これらを元にどういった商品が売れているのか把握できます。

次に競合分析ですが、こちらは検索で実際に自社の商品がもっとも関連するであろうキーワードで検索した時に出てくる商品が概ね競合といってもよいのではないかと思います。その商品販売状況などはページなどから確認することができます。また売上などを把握するツールもあるので、もし必要であれば活用してみるのもよいかもしれません。

最後の自社分析ですが、自社分析は楽天やYahoo!Japanなどのモールであれば各モールの分析ツールを活用するのがもっともよいと思います。楽天などではあればRMSでアクセス分析や売上分析などを見ることができます。(別記事にて説明済)

3.終わりに

以上で3C分析についてご説明させていただきました。ご不明点等ありましたら、下記フォームよりお問い合わせいただければと思います。

また、弊社では楽天などのECショップの運営代行を行っていますので、それについてのご質問でも構いません。

Writer米沢 洋平

株式会社Proteinum 代表取締役

大学卒業後、楽天株式会社に入社。 初期配属は東北エリアグループにて、牛タンやりんごなどの東北の名産品の販売支援に従事。 その他、アパレル業界を専門として、大手企業を中心に各種ECコンサルティング活動に従事 (のべ担当店舗数700以上)。楽天を卒業後、経営コンサルタントの道へ進み、小売企業を中心に様々な業界において経営コンサルティング業務に従事(事業戦略策定、実行支援、EC戦略策定等)その後、株式会社Proteinumを創業。”EC業界にとってなくてはならない存在に”をミッションに、現在は自社ブランドの立ち上げとクライアントのEC事業の支援に従事。

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