ウェブ解析ツールとは?おすすめツールから選び方まで徹底解説!

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ウェブ解析ツールとは

ウェブ解析ツールとは、特定のサイトや検索キーワードごとのアクセス状況を解析するツールです。
アクセス状況を解析することで、コンバージョン数を上げる手がかりを見つけることができます。

コンバージョン数とは、特定のサイトにおいて、目的を達成した訪問者の数です。
例えば、ECサイトの場合は「商品やサービスの購入」が目的となります。

ウェブ解析ツールを使用することで、主に以下の情報を得ることができます。

  • 各ページの閲覧数、閲覧時間、遷移先や転換率
  • サイト訪問者の使用ブラウザ、デバイス、地域など属性
  • 各キーワードが検索されている頻度
  • 各ページにおける、ユーザーの閲覧時間が長い箇所

ウェブ解析ツールの種類

サーバログ

サーバーに直接、訪問者のアクセス履歴などの情報を保存します。

使い方としては、まず操作用のPCに解析ソフトをインストールします。
PCからサーバーにアクセスして、解析したいログファイルをダウンロードします。
ダウンロードしたファイルを、インストールした解析ソフトで分析していきます。

ログファイルのみ分析に使用するので、サーバーへの負担が少なく、サーバーの稼働中もログファイルを使用できます。
一方で、分析を行うたびに手動でファイルをダウンロードしてから解析ソフトへ取り込むため工数がかかります。
時間ごとなど解析の粒度を細かくしたい際には不向きです。

パケットキャプチャリング

専用の解析サーバーをネット上に設けて、パケットを用いて解析するデータを取得します。
ウェブサーバーに負荷がかからないため、サイトへのアクセスが集中した時も、確実にデータ収集ができます。
また通信パケットで常にデータ更新するため、リアルタイムの解析が可能です。
しかし、導入時に専用サーバーを設置する際に、高いコストがかかります。

Webビーコン

サイトにJavaScriptなど解析用のプログラムタグを埋め込むことで、ユーザーがサイトに訪問した瞬間に、専用の解析サーバーに閲覧データを記録します。
ページごとにタグを埋め込む必要が出てくる場合など、タグの設置にコストがかかることもありますが、高い精度で分析を行えます。

ウェブ解析ツールを選ぶポイント

目的に合わせる

ツールの利用して達成したい目標を定量的に決めましょう。
例を挙げると、サイトの訪問者数は現時点で150人/月のため、期限は3カ月として500人/月までアップさせたい、などです。
目標を決めることで、自社に合ったツールを見つけやすくなります。

自社に必要な機能の有無を確認する

ウェブ解析ツールには多くの機能があり、ツールごとに付与されている機能は異なります。
また、各ツールごとに機能の定義に差があります。
例えば「サポート」の場合、メールや電話などの使用ツールや、対応可能曜日や時間が会社によって違います。
自社に必要な機能を明確にし、各ツールの搭載機能を確認することで、高額で自社に不要な機能がついているツールなどを避けることができます。

誰でも使えるか確認する

機能が充実していても、初期設定が難しすぎないか、実務において使いやすいか、長期間の使用が負担にならないかなどはチェックしましょう。
操作する人にとって作業しやすいか、問題が起こった際に対処できるかなど、導入前にシミュレーションすると良いです。
可能であれば、トライアルを利用しましょう。

自社の規模に料金が見合うか検討する

ウェブ解析ツールには、無料と有料の両方があります。
ウェブ解析ツールの利用が初めての場合、無料ツールが良いです。
機能が豊富な無料ツールもあるため、使用してみて更なる機能が欲しくなったり、広告の表示に不快感を感じた場合に課金するのがおすすめです。
ウェブ解析ツールに慣れている場合、有料ツールが向いていますが、ツールを選ぶ際は費用と利益のバランスをしっかりと意識していきましょう。

主要ウェブ解析ツールの紹介

Googleアナリティクス

各ページの閲覧数やサイト訪問数など、ユーザーに関する分析ツールです。
また、広告を出稿した際の結果を数値としても評価ができ、サイト運営には必須ツールです。

個人、法人共に導入は無料でできます。
1,000万ページビューまで無料で、それ以上は有料です。
有料版は大規模サイト向けで、ページ数が多いECサイトなど、ツールでやるたいことが多い場合に良いです。
有料版の利用価格は非公開です。

性能が良く機能が豊富なため難しく感じる方もいるかもしれませんが、有名なツールのため本やサイトで解説されていることが多いので、学習は容易です。

Googleサーチコンソール

検索キーワードやキーワードの表示回数など、自社サイトに到達するまでのデータを得られます。
検索順位を上げたい際の分析に適しています。
さらに、Googleアナリティクスと合わせて使うことも可能です。

Googleデータポータル

先述の、GoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソールなどと連携し、分析レポートを自動で定期的に作成します。

手動でレポート作成をする必要がなくなり、データを図やグラフを用いて分かりやすく表現できます。

無料ツールのため、初期費用をかけられない場合でも問題ないです。

PageSpeedInsights

サイトの表示速度の解析と、改善点を分析します。
分析したいサイトのURLを入力するだけで使えます。

サイトの表示速度を改善して離脱率を改善することで、検索順位の上昇が見込めます。

キーワードプランナー

Googleで広告を出稿する際の解析を行うSEO対策ツールです。

入力したキーワードに関連する分野や業界での今後のトレンドや、
広告出稿時のクリック数や費用、表示回数などを予測します。

無料版と有料版があり、有料版は「月間平均検索ボリューム」に対する予測値が詳しく表示されます。

キーワードプランナーについては下記記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。

Googleトレンド

特定のキーワードでの検索回数の移り変わりをチェックできます。
サイト構築や販促活動の際、需要が高まっているキーワードを選定することが大切です。
各キーワードの需要を比べたり、国ごとに表示するなど、多様な使い方ができます。

UserHeat

ユーザーのサイト訪問後の行動を視覚的に解析します。

ページ内で熟読されている箇所やクリックされている箇所、離脱しがちな箇所やページ上でのマウスの動きなどを知ることができます。

スマホページの解析も可能で、スマホとPCで違った結果になることがあり、知見を深めることができます。

無料では月30万ページビューまで使えるので、気軽に挑戦できます。

SimilarWeb

競合他社サイトも含めて、アクセス解析や運用している広告、SEOまで分析できます。
得られるデータは厳密な数値ではなく、あくまで近似値ですが、ざっくりとした数値はつかめます。
比較できる機能が備わっており、専門知識がなくても競合サイトと自社サイトを比べることができます。
マーケティングでは、競合の集客方法や成果の出し方を研究することも有効です。

無料版では3ヶ月前までデータを取得でき、「ウェブ分析」「データ取得約1ヶ月分」「情報表示上位5位」の3つの機能がついています。
有料版は最大37ヶ月前までのデータを取得でき、無料版の機能に加えて「アプリ分析」や「業界分析」といった機能が実装されています。

Writer渡邊 嵩大

株式会社Proteinum 取締役

楽天市場に入社し、広告企画販促部で広告の企画および販促を担当。コンサル会社に転職後、大手通信事業者の新規事業(EC)の立ち上げ、大手化粧品メーカーのブランド戦略、外資系生保の営業戦略などに携わる。あるときECの可能性を再確認し、プロテーナムに参画。ECの上流設計をメインにしつつ、D2C事業にも携わる。ベンチプレス120kgを目指し、日々自分の限界に挑んでいる。

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