【2026年最新版】楽天市場の違反点数制度(ペナルティ)完全ガイド|規約違反で売れなくなる前に知るべきこと
この記事は、これまでの支援実績が1,000社以上、広告運用実績年間10億円以上の弊社(Proteinum)が楽天市場の違反点数制度(ペナルティ)について解説します。
「楽天市場に出店しているけれど、違反点数制度の仕組みがよく分からず不安を感じていませんか?」楽天市場で店舗を運営する上で、ガイドラインへの違反は検索順位の低下や営業停止、最悪の場合は強制退店や最大300万円の違約金につながるリスクがあります。しかし、違反項目は多岐にわたるため「何に気をつければよいのか分からない」という声も少なくありません。
本記事では、楽天の違反点数制度の全体像から、禁止商材・禁止行為の一覧、違反レベル別のペナルティ内容、さらには違反を未然に防ぐための具体的な対策まで網羅的に解説します。
【この記事の対象者】
- 楽天市場の運営をはじめたばかりの店舗担当者
- 違反点数制度のルールを改めて正確に把握したいEC事業者
- ペナルティのリスクを回避しながら健全に売上を伸ばしたい楽天店舗運営者
【この記事を読んでわかること】
- 違反を未然に防ぐための実践的なリスクマネジメント手法
- 楽天の違反点数制度の仕組みと加点ルールの全体像
- 禁止商材・禁止行為の具体的な一覧と違反点数
Contents
1.楽天市場の違反点数制度(ペナルティ)とは?

楽天市場では、利用者が安心して買い物できる環境を守るために「違反点数制度」を導入しています。これは、店舗が規約違反を行った場合に点数を加算し、その累積点数に応じてペナルティを科す仕組みです。
- 累積方式:1月1日〜12月31日までの加算点数で判定
- リセット:翌年1月1日に点数リセット(例外あり)
- 違反レベル:
- レベルⅠ(35点)
- レベルⅡ(55点)
- レベルⅢ(75点)
- レベルⅣ(80点)
- レベルⅤ(100点・原則契約解除)
小さな違反の積み重ねでも累積により重度のペナルティに至るため、日常的なルール理解とチェック体制が欠かせません。
2.意識すべき楽天の違反点数制度のルール

ここでは意図せずして、破ってしまう可能性が十分にあると考えられる規約を紹介していきます。紹介する規約以外にも守るべきルールがあることを認識したうえで、参考にしてください。それでは、違反点数が高い規約から見ていきましょう!
レベルⅦ:累積100点(契約解除リスク最大)
処分内容:原則契約解除。出店継続判断となる場合も違約金が発生します。
- 禁止商材(麻薬、銃器、模造品、権利侵害品など)
- 知的財産権侵害(著作権・商標権違反商品)
- 公序良俗に反する商品や表現
偽造品、模倣品の取り扱いや有名人の名前や画像の無断使用は即退店となりうる違反です。
レベルⅥ:累積80点
処分内容:ランキング掲載制限、検索順位ダウン、最大14日間の「一時改装中」表示、違約金140万円。
- レビュー操作(関係者投稿・レビュー強要)
- 架空注文
- 決済方法の限定
- 不正な外部サイト誘導
レベルⅣ-1.レビュー関連、店舗関係者の投稿・レビューの強要
レビューは重要な要素になりますので、店舗関係者の投稿や購入者にレビューを強要することは禁止されています。同じネットワークを使っているユーザーのレビューなどから発覚するようです。
レベルⅣ-2.架空注文
ランキングを上げるために架空注文をいれるような事業者を取り締まる規約です。テスト注文などをキャンセルせず、引っかかってしまうケースがあります。テスト注文はテスト注文と分かる情報で購入し、すぐにキャンセルをかけましょう。
レベルⅣ-3.決済方法を限定すること
完全受注生産の商品や、不正ユーザーからの注文のおそれがある場合など、正当な理由がある場合をのぞき「クレジットカードのみ」「代引きのみ」などの決済方法を限定することは違反となりますので注意しましょう。ちなみに、楽天銀行口座以外の口座をユーザーの振込先とすることも違反となります。
レベルⅤ:累積75点
処分内容:ランキング・検索順位制限、違約金70万円。
加点対象行為例:中規模以上の広告違反、不正レビュー活用、大規模な表示違反など。
レベルⅣ:累積55点
処分内容:広告機能やランキング機能の制限(14日間)、対面講習義務。
事例:誇張広告、商品カテゴリの不正登録、販売条件違反。
レベルⅢ:累積35点
処分内容:検索順位制限(7日間)、ランキング非表示、WEB講習受講義務。
- 薬機法違反広告
- 複数SKU重複登録
- 過剰SEO(不自然なキーワード羅列)
- レビュー引用の不適切利用、レビュー特典付与
- 外部サイト誘導
レベルⅢ-1.薬機法違反広告
これはよくある話ではありますが、薬機法に違反している表現は禁止されています。特に医薬品や健康食品などを輸入代行と称して販売する行為は、薬機法違反にもなる場合があります。
レベルⅢ-2.事前に審査が必要となる商品
医薬品、医薬部外品、医療機器、化粧品、健康食品は未審査での取扱いを行うと違反点数の対象となります。特に化粧品は知らない人も多いのではないでしょうか?あらかじめ事前に審査のうえ、販売を行いましょう。
レベルⅢ-3.販売条件が全て同一の商品(SKU)を複数登録する
SKUプロジェクト施行後検索機能が使いづらいというユーザーのクレームに基づいて新たに違反点の対象となりました。
レベルⅢ-4.不適切な検索対策
楽天市場の検索ロジックには、検索キーワードが商品名や商品説明文に記載されていることが条件ですが、これを悪用する業者がいます。具体的には、ユーザー側には見えないように透明文字や小さい文字で大量のキーワードをいれる行為が該当します。
レベルⅢ-5.不適切なレビュー引用・利用行為&レビュー投稿を条件とした特典付与
レビューは優良な店舗の運営において欠かせない要素ですが、細かなルールが設定されています。レビューの投稿を促すためにおまけを別送する、次回の注文に利用できるクーポンなどの施策は問題ございません。景品表示法のルールと一緒に確認しておきましょう。
レベルⅢ-6.外部リンク、外部サイト誘導
自社サイトでの購入を促す事業者などがいますが、禁止されています。また、SNSへのリンクも基本的に楽天R-SNSで契約したLINEやInstagramのみに限定されていますので、自店へのLINEやInstagramへのリンクはできません。
レベルⅡ:累積20点
レベルⅡ-1.景表法違反
さきほどのレビュー施策の件でかかわるルールです。商品価格の20%以上のポイント付与を実施してはいけないといった法律やオマケ施策の実施に関わるルールがあります。特にオマケ施策の実施時は景表法自体に抵触しないか調べましょう。
レベルⅡ-2.二重価格表示
二重価格表示をする際には、明確なエビデンスを表示する必要があります。
▼楽天の二重価格については、下記記事で詳しく解説しているのでぜひ合わせてご覧ください。
レベルⅡ-3.他店舗との商品比較、最上級表現
これらは自社の商品の良さを証明するためにやりがちな行為です。ただルール上では禁止されているので、ユーザー側にうまく想像してもらえるような表現を使いましょう。
レベルⅠ:累積5点
レベルⅠ-1.連絡困難(ユーザー及び楽天との連絡が困難な状況にある と楽天側が判断した場合)
忙しすぎると問い合わせへの対応ができない…そんな嬉しい悲鳴が出てしまうような状況に陥ることがあると思います。特にセールで想定以上に売れてしまいオペレーションが回らない…というのはよくある話です。ただ違反になりますので、キチンと需要予測を行った上でオペレーション設計しましょう。
レベルⅠ-2.商品画像登録ガイドラインの遵守事項に反する行為
商品画像登録のガイドラインに反していると違反点数の対象となってしまいます。
▼画像のガイドラインは以下の記事で詳しく解説していますので、読んでみてください。
https://proteinum.co.jp/blog/rakuten-guidelines
3.違反行為に対する楽天からの通知〜処分までの流れ

違反行為の措置の流れを整理しました。実際にどのような流れになるのか把握したうえで、修正対応に臨むとよいでしょう。
- STEP 1:楽天による違反行為の確認
- STEP 2:店舗様への違反行為の修正対応依頼
- STEP 3:店舗様への判断結果報告
- STEP 4:違反レベルに応じて各種措置を実施
STEP 1:楽天による違反行為の確認
禁止商材・禁止行為ガイドラインで定めている項目についてモニタリングが行われ、違反行為に該当するかの確認が行われます。
※いくつかの違反行為については、モニタリング中に確認された内容が違反にあたるかどうか、店舗様に確認が入る場合があります。
STEP 2:店舗様への違反行為の修正対応依頼
確認された違反行為について、楽天から修正対応依頼の連絡が届きます。 修正については、連絡時に伝えられる「期日」までに対応する必要があります。
※指摘内容に関する意見や質問もこの期間に伝えることができます。 ※違反行為についての連絡はメールで届きます。
STEP 3:店舗様への判断結果報告
修正対応期間後、楽天側で総合的に判断され、その判断結果が店舗様へ連絡されます。
※指摘内容に関して意見等を伝えていた場合は、その内容も踏まえて判断されます。 ※判断結果についての連絡もメールで届きます。
STEP 4:違反レベルに応じて各種措置を実施
STEP3において加点対象と判断された場合、違反点数表に基づき違反点数が加算されます。 累計違反点数(違反レベル)に到達した時点で、違反行為累積時の措置一覧に基づく各種措置が実施され、違約金等については毎月の請求処理にて請求されます。
4.よくある違反事例と注意ポイント

よくある違反事例をまとめました。すべての違反事例を把握するのは大変ですが、多くの違反については、まともに店舗運営をしていれば、違反することも少ないので、よくある事例をまずは把握しておきましょう。
- 誤認表現・景品表示法違反
- レビュー操作・特典付与
- 薬機法・健康食品広告違反
- 外部リンク・外部サイト誘導
- 複数SKU重複登録・不適切検索対策
- 連絡困難・商品画像ガイドライン違反
4-1. 誤認表現・景品表示法違反
- 違反点数:20点
- 事例:
- 「最安」「日本一」「絶対お得」など、根拠のない最上級表現を商品説明に使用
- 他店の商品と比較して「絶対に勝っている」と記載
- 注意ポイント:
- 表現には必ず根拠を明示する(価格比較は実績に基づく)
- 「他社より安い場合あり」「当店比でお得」など曖昧表現に置き換える
4-2. レビュー操作・特典付与
- 違反点数:35〜80点(行為内容により変動)
- 事例:
- 店舗関係者がレビュー投稿
- 「レビューを書いたらクーポン配布」と条件付きで誘導
- 注意ポイント:
- レビュー投稿はユーザーの任意であること
- 特典を付与する場合は、レビュー条件に関係なく行う
- RMSガイドラインで明示されている禁止行為は絶対に避ける
4-3. 薬機法・健康食品広告違反
- 違反点数:35点
- 事例:
- 「これを飲めば必ず痩せる」「副作用ゼロ」など、科学的根拠がない表現
- 医薬品と誤認される表現の使用
- 注意ポイント:
- 効果効能の表現は必ず公的な根拠・認可範囲内に限定
- 「個人の感想です」と明示する
4-4. 外部リンク・外部サイト誘導
- 違反点数:35点
- 事例:
- 商品ページ内でAmazonや自社ECサイトへのリンクを掲載
- 外部決済サイトへ誘導するバナーを設置
- 注意ポイント:
- 楽天市場外への誘導は禁止
- 商品ページ内でURLやQRコードを掲載しない
- 外部サイトで購入するよう誘導する文言は避ける
4-5. 複数SKU重複登録・不適切検索対策
- 違反点数:35点
- 事例:
- 同一商品をサイズ・カラー違いも含めて複数SKUとして登録
- 不自然にキーワードを羅列して検索上位を狙う
- 注意ポイント:
- SKU登録は商品バリエーションごとに正しく設定
- キーワードはユーザー視点で自然に記載
- 不正SEO行為(隠し文字・無関係キーワード)は避ける
4-6. 連絡困難・商品画像ガイドライン違反
- 違反点数:5点
- 事例:
- ユーザーや楽天からの問い合わせに応答がない
- 画像のトリミング・加工で規定違反(文字入れや背景削除)
- 注意ポイント:
- メールや問い合わせフォームに対応する体制を整備
- 商品画像はガイドラインに従い、必要以上の加工をしない
5.楽天の違反点数制度に違反しないための対策とは?

違反点数制度によるペナルティを回避するためには、違反が発生してから対処するのではなく、違反を未然に防ぐ体制を構築することが重要です。ここでは実践的な予防策を解説します。
ガイドラインの定期確認と社内周知の徹底
楽天市場のガイドラインや利用規約は随時更新されています。過去に確認した時点では問題なかった運用が、ガイドライン改定により違反に該当するようになるケースも珍しくありません。
効果的な対策としては、以下の取り組みが挙げられます。
- 月1回以上のペースでRMSの店舗運営Naviを確認し、ガイドラインの更新情報を把握する
- 店舗運営に関わる全スタッフに対して、禁止事項の周知を定期的に実施する
- 特に違反リスクの高い項目(レビュー関連、価格表示、外部リンク)については重点的に教育を行う
- ガイドラインの変更があった場合は、速やかに運用フローに反映する
組織としてのコンプライアンス意識を高めることが、違反の未然防止における最も基本的かつ重要な取り組みです。
なお、楽天市場は2026年6月1日より「違反点数制度(商品基準関連措置)」の運用ルールを変更する旨を公表しています。制度の基本的な仕組み自体に大きな変更はありませんが、指摘区分の再整理や判断基準の明確化が行われ、特に効果効能の断定表現、法令に触れる可能性のある文言、根拠のない優良誤認表現などの項目がより細かく明示される予定です。施行前に既存の商品ページの表記を棚卸しし、新たな区分に照らして問題がないか確認しておくことを推奨します。
商品登録時のダブルチェック体制の構築
商品登録は違反が発生しやすいタイミングの一つです。禁止商材への該当、審査対象商品の未審査出品、不適切な表記や価格設定など、登録時のミスがそのまま違反につながるリスクがあります。
予防策として以下の体制を構築することを推奨します。
- 商品登録時に「禁止商材チェックリスト」「審査対象チェックリスト」を用いた事前確認を義務付ける
- 登録者とは別の担当者によるダブルチェックを実施する
- 薬機法関連の表記については、AI薬機法チェックツールの導入も有効
- ディレクトリIDやタグIDの設定が正確であることを確認する
属人的な確認に依存せず、仕組みとしてミスを防ぐ設計を導入することが重要です。
【違反防止チェックリスト(例)】
以下のチェック項目を定期的に確認しましょう。
- 商品説明に「最安」「最高」などの最上級表現を使っていないか
- レビューキャンペーンで特典を条件にしていないか
- 薬機法・景表法に抵触する表現がないか
- 同一商品を複数登録していないか
- 外部サイトへのリンクを貼っていないか
楽天の違反点数制度に関するよくある質問
Q1:違反点数はいつリセットされるのか?
A1:毎年1月1日に累積点数がリセットされます。
1月1日から12月31日までの1年間が計算期間となり、翌年は0点から新たにカウントが開始されます。ただし、リセットされるのはあくまで累積点数のみであり、年末時点で進行中のペナルティ制限(ランキング掲載制限や改装中処理など)は年をまたいで継続する場合があります。また、違反レベルⅤ-Aで出店継続と判断されペナルティを受けた後にも例外的にリセットが行われます。
Q2:違反通知に対して異議申し立てはできるのか?
A2:RMSを通じて異議申し立てを行うことが可能です。
ただし、異議を認めてもらうためには客観的な証拠資料の提出が求められます。具体的には、ガイドラインに基づいた運用の正当性を証明する資料や、違反に該当しないことを示すエビデンスなどが必要です。日頃からオペレーションログや対応履歴を保存しておくことで、異議申し立ての際に有利に働く場合があります。
Q3:違約金を支払えない場合はどうなるのか?
A3:違約金の支払いは出店規約に基づく義務であり、支払いを拒否することはできません。
期限内に支払いが行われない場合、店舗の公開停止や契約解除といった追加の措置が講じられるリスクが極めて高くなります。違約金は違反レベルⅢで70万円、レベルⅣで140万円、レベルⅤで300万円と高額であるため、違反を発生させないことが最大のリスク回避策です。
Q4:意図せず違反した場合はどう対処すべきか?
A4:楽天運営からの修正依頼通知に対し、指定期限内に速やかに修正対応を行い、完了報告を提出することが最優先です。
違反が検知された場合でも、通知に記載された5〜10営業日の猶予期間内に適切な対応を行えば、最終判断で加点が回避される可能性があります。意図的でない違反であっても「知らなかった」は通用しないため、通知メールの確認体制を整えておくことが重要です。
Q5:楽天から強制退店になる条件とは?
A5:年間の累積違反点数が100点に達した場合、原則として契約解除(強制退店)となります。
強制退店となる主なパターンは3つあります。1つ目は違反点数の累積によるもの、2つ目は薬機法違反や偽ブランド品販売などの重大なコンプライアンス違反、3つ目は詐欺的行為や架空注文といった悪質な運営行為です。特に偽ブランド品の販売(100点)や危険ドラッグの販売(100点)は1回の違反で即座にレベルⅤに到達するため、該当する商材を絶対に取り扱わないことが重要です。
6.まとめ:違反点数制度に抵触しないために
楽天市場の違反点数制度(ペナルティ)は、出店者にとって避けては通れないルールです。累積で管理されるため「小さな違反の積み重ね」でも契約解除リスクに直結します。
特に、広告表現・レビュー操作・外部リンク誘導は意図せず違反になるケースが多いため、日々の運営でチェック体制を整えることが不可欠です。
ルールを正しく理解し、違反を未然に防ぐことこそが、長期的に売上を伸ばす最大のポイントです。

