楽天市場でインフルエンサーPRを活用して月商3倍!成功事例から学ぶ3つのポイント

楽天市場でインフルエンサーPRを活用して月商3倍!成功事例から学ぶ3つのポイント
Writer米沢 洋平

株式会社Proteinum 代表取締役

慶応義塾大学を卒業後、楽天グループ株式会社に入社。ECコンサルタントとして、ショップオブザイヤー受賞店舗を含むのべ700店舗以上を支援。その後、小売業を中心に経営コンサルティング業務に従事(事業戦略策定、EC戦略策定・実行支援など)し、株式会社Proteinum(プロテーナム)を創業。
プロテーナムでは、楽天、amazon、自社EC、Yahoo!ショッピングを中心に、データに基づく圧倒的な成果にこだわった支援を行っている。ナショナルブランドを中心に累計1,000社以上の支援と年間広告費10億円以上の運用実績を持ち、独自のEC運用支援システム「ECPRO」も提供している。

「インフルエンサーを起用してみたいけれど、本当に効果があるのか不安」「どんなインフルエンサーを選べばいいか分からない」と感じているEC担当者の方は多いのではないでしょうか。

この記事では、Instagramのリール動画を活用したインフルエンサーPRにより、楽天市場での月商が前月比約3倍に急増した実際の事例をご紹介します。この記事は、これまでの支援実績が1,000社以上、広告運用実績年間10億円以上の弊社(Proteinum)がインフルエンサーマーケティングの活用方法と成功のポイントについて解説します。

インフルエンサーPRで成果を最大化するための具体的なヒントが見つかるはずです。

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インフルエンサーPRに興味はあるけど、一歩が踏み出せないEC担当者へ

インフルエンサーPRに興味はあるけど、一歩が踏み出せないEC担当者へ

EC担当者の方から「インフルエンサーPRは大手ブランドがやるもの」「費用対効果が読めなくて怖い」という声をよく耳にします。確かに、インフルエンサーへのPR依頼は広告出稿と異なり、成果が事前に予測しにくい部分があります。

どんなインフルエンサーを選ぶか、どんな動画を作ってもらうか——判断すべきポイントが多く、初めての方には難しく感じるかもしれません。

しかし、正しいパートナー選定と動画設計ができれば、インフルエンサーPRはたった1本の投稿でも短期間に大きな売上インパクトをもたらす強力な施策になります。今回ご紹介する事例では、リール動画1本の投稿をきっかけに楽天市場の月商が前月比約3倍に成長しました。どのように成功を収めたのか、詳しく見ていきましょう。

インフルエンサーPRとは?EC活用の基本知識

インフルエンサーPRとは?EC活用の基本知識

インフルエンサーPRとは、SNS上で多くのフォロワーを持つ人物(インフルエンサー)に自社商品を紹介してもらい、認知拡大や購買促進を図るマーケティング手法です。近年、特にInstagramのリール動画やTikTokなど短尺動画を活用したPRが注目されています。フォロワーとの信頼関係が構築されたインフルエンサーによる紹介は、一般的な広告と比べて購買意欲を高めやすい傾向があります。

EC文脈では「インフルエンサーのSNS投稿 → ユーザーがECモールで検索 → 購入」という流れが生まれ、楽天市場やAmazonへの流入増加につながるケースが多くあります。

インフルエンサーの規模は大きく分けると、フォロワー100万人超の「メガインフルエンサー」、10〜100万人の「マクロインフルエンサー」、1〜10万人の「マイクロインフルエンサー」に分類されます。重要なのは規模よりも「自社商品のターゲット層とインフルエンサーのフォロワー層がどれだけ重なっているか」という一致度です。

▼ECでのインフルエンサー活用や集客施策についてはこちらの動画もご参考ください▼ https://www.youtube.com/@proteinum_ec/videos

事例紹介:リール1本で楽天市場の月商が前月比約3倍に

事例紹介:リール1本で楽天市場の月商が前月比約3倍に

改善前の状況——安定しない売上に課題

今回ご紹介するのは、韓国コスメブランドの商品を楽天市場とAmazonで販売しているEC店舗の事例です。PR実施前の6月時点では月商が約70万円程度で推移しており、売上がゼロの日もある不安定な状態が続いていました。商品の品質や機能性には自信があるものの、認知度が限られており、新規顧客の獲得に課題を抱えていました。

実施した施策——フォロワー約100万人の美容家インフルエンサーによるリール動画PR

改善策として取り組んだのが、Instagramのリール動画を活用したインフルエンサーPRです。起用したのは、フォロワー約100万人を誇る美容家インフルエンサーの方で、40〜50代の女性を中心に強い影響力を持つ人物です。美容誌への連載や企業とのタイアップ実績が豊富で、フォロワーからの信頼度が非常に高いことが特徴です。

PR対象商品は、韓国コスメブランドのスティック型日焼け止め2種類で、「手が汚れない」「軽いつけ心地なのにしっかりUVカット」「汗・水に濡れるとUVカット効果がさらにUP」といった機能的な特徴を持つ商品です。

改善後の成果——投稿直後から売上が急上昇

7月24日の夜にリール動画が投稿されると、その直後からアクセス数と売上が急増しました。当日だけで楽天市場の売上は約31万円、翌日にはさらに約85万円と、投稿前と比較して圧倒的なインパクトが生まれました。

5月前半と比較すると、売上金額は約4倍、売上件数は約8倍に伸長しています。CVRについても投稿後に約2.8ポイント改善し、訪問したユーザーがより購入に結びつきやすい状態になりました。楽天市場の7月の月商は約200万円に達し、6月の約70万円から約3倍という大きな成長を実現しています。

RPP広告のROASも顕著に改善し、前回比で約5倍に向上しました。インフルエンサーPRがオーガニック流入の増加だけでなく、広告効率の向上にも貢献したことが分かります。さらに、スティック型日焼け止めが楽天市場の韓国コスメカテゴリにてリアルタイムランキング1位を獲得。ランキング上位表示により、PR投稿を直接見ていないユーザーへの認知拡大にもつながりました。

Amazonでも同様にPR投稿後から売上が大きく伸長し、7月の売上は約255万円に着地。楽天市場でのスポット的な大きな売上と比べ、AmazonではPR後もベース売上が継続して積み上がっていく傾向が見られました。

インフルエンサーPR成功の3つのポイント

インフルエンサーPR成功の3つのポイント

この事例が成功した背景には、明確な3つのポイントがあります。

ポイント①:インフルエンサーのターゲット層と商品購買層の一致

今回起用したインフルエンサーのフォロワーは40〜50代の女性が中心です。一方、PR対象商品を購入している顧客の属性を分析すると、女性比率が約76〜79%を占め、30〜50代がメイン層となっていました。インフルエンサーのフォロワー層と商品のターゲット購買層が高い精度で重なっていたことが、高いCVRと売上への直結につながった大きな理由の一つです。

インフルエンサー選定においてフォロワー数だけに注目してしまうケースは少なくありませんが、本当に重要なのはフォロワーの属性です。「フォロワーが多いけど自社商品と無関係なジャンル」では効果が出にくく、逆に規模が小さくても自社ターゲットと親和性が高いインフルエンサーの方が購買につながりやすいことがあります。

ポイント②:視聴者の目を引く「差別化されたサムネイル」

今回のリール動画は、同インフルエンサーの他の動画(平均約60万回再生)を大きく上回る約150万回再生を記録しています。その要因として挙げられるのが、サムネイルの差別化です。周囲の動画が明るいトーンの美容コンテンツで溢れている中で、このPR動画ではUVカメラを使った映像を取り入れ、あえて暗めのビジュアルでサムネイルを構成しています。フィードの中で際立ち、「何だろう?」という好奇心を刺激することに成功した結果と考えられます。

インフルエンサーPRにおける動画の企画・演出は、PR効果を大きく左右する要素です。「どうすれば視聴者が思わず足を止めるか」を意識したクリエイティブ設計が、再生数ひいては購買数の差を生みます。

ポイント③:「悩み→対策→特徴」のシンプルな動画構成

この動画では、以下のようなシンプルな流れで商品の価値を伝えています。まず「悩み訴求」として、日焼け止めを2時間おきに塗り直すのが難しいという共感しやすい課題を提示。次に「対策訴求」として、持ち歩きに便利なスティック型の商品を解決策として紹介。そして「特徴紹介」として、手が汚れない・軽いつけ心地・しっかりUVカット・毛穴カバー効果・汗で効果UP、という具体的な特徴を順番に紹介するという構成です。

テンポ良く端的に商品の価値を伝えるこの構成は、短い尺のリール動画との相性が抜群です。視聴者が「自分のための商品だ」と感じやすい流れになっており、そのまま購買行動に結びつきやすい設計になっています。

楽天市場とAmazonで異なる波及効果のパターン

今回の事例では楽天市場とAmazonの両モールでPR効果が確認されましたが、その波及のパターンには違いがありました。

楽天市場ではPR投稿直後の数日間に売上が集中し、特にお買い物マラソンとの重なりもあって非常に高い売上ピークを形成しました。一方、AmazonではPR直後の大きなスパイクよりも、PR後から安定したベース売上が継続する傾向が見られました。

これはプラットフォームの購買特性の違いによるものと考えられます。楽天市場はポイント・クーポンによる「お得感」が購買トリガーになりやすく、イベント期間中のPRと組み合わせると爆発的な効果が出やすい特徴があります。Amazonは「すぐ欲しい」「検索して比較して買う」ユーザーが多く、インフルエンサーPR後に商品名で検索して購入するユーザーが継続することで、持続的な売上アップにつながります。

複数モールを運営している場合、PR時期にあわせてモールごとの施策を最適化することで、より大きな効果を引き出すことができます。

インフルエンサーPRを自社に活かすための注意点

インフルエンサーPRを自社に活かすための注意点

実際にインフルエンサーPRを検討する際に押さえておきたい注意点をご紹介します。

まず、インフルエンサーの「属性一致度」を最優先に考えることが重要です。フォロワー数が多くても、自社商品のターゲット層とフォロワー層がズレていれば購買につながりにくくなります。起用前にインフルエンサーのフォロワーの年齢層・性別・興味関心をしっかり確認しましょう。

次に、クリエイティブの方向性をブランドとすり合わせることが欠かせません。「商品を紹介してほしい」だけでなく、どんな悩みに共感してもらうか、どんな特徴を伝えるか、サムネイルにどんな工夫をするかについて、インフルエンサーと一緒に設計することが成果の差を生みます。

また、ECモールの環境を整えてからPRを実施することも大切です。良いPR投稿が拡散されても、商品ページが見づらかったり在庫切れになっていたりすると、その流入を売上に変えることができません。PR投稿のタイミングに合わせて商品ページのブラッシュアップや在庫の確保を事前に行っておくことが重要です。

さらに楽天市場であれば、イベント期間との掛け合わせを検討することで、より大きな効果を引き出せる可能性があります。今回の事例でも、お買い物マラソン期間中のPR投稿により、通常時以上の売上インパクトが生まれました。

まとめ

今回の事例では、フォロワー約100万人の美容家インフルエンサーによるInstagramリール動画1本が、楽天市場の月商を前月比約3倍に押し上げるという大きな成果をもたらしました。成功の核心は「ターゲット層の一致」「目を引くサムネイル設計」「シンプルで共感しやすい動画構成」の3点にあります。

インフルエンサーPRは、正しく設計すれば中小規模の店舗でも大きな効果を発揮できる施策です。自社商品のターゲット層を深く理解し、それと重なるフォロワーを持つインフルエンサーを選定することが成功への第一歩です。まずは自社商品の購買顧客の属性を整理するところから始めてみましょう。

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