【2025年版】ネットショップ構築費用の相場はいくら?フルスクラッチ型・パッケージ型・カートCMS型別に徹底比較

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ネットショップを始めたいと考えたとき、多くの方が最初に悩むのが「構築費用はいくらかかるのか?」という点です。
無料で始められるサービスもあれば、数百万円規模の投資が必要なケースもあります。
特に2025年現在では、カートCMS型サービスの進化や
しかし、その一方で「どのサービスを選べばよいか分からない」「コストを抑えつつ効果を最大化したい」と悩む方も増えています。
本記事では、フルスクラッチ型・パッケージ型・カートCMSごとの構築費用の相場を整理し、さらに主要カートCMSサービス8社の料金や特徴を徹底比較します。
また、ネットショップを成功させるために重要な「運営代行・コンサルの活用ポイント」や、よくある質問への回答も網羅します。
Contents
ネットショップ構築の全体像と考え方
ネットショップ構築にかかる主な費用項目
ネットショップの構築では、以下のような費用が発生します。
- 初期費用:システム導入、デザイン、ドメイン取得など
- 月額費用:サーバー利用料やSaaSの料金
- 決済手数料:クレジットカード・Amazon Payなどの決済手数料
- 制作費用:デザインやUI/UXの外注費用
- 広告費用:リスティング広告やSNS広告などの集客費用
これらを理解しておくことで、想定外の出費を防ぎ、計画的に構築を進められます。
また上記以外にもカートごとに不足している機能などは外部のサービスを別途利用することも可能ですので予め、ネットショップ構築でどんな機能が必要か洗い出しておきましょう。
フルスクラッチ型・パッケージ型・カートCMS構築の違い
- フルスクラッチ型:自社及び外注リソースでゼロから開発。自由度は高いが制作費やサーバー費用などが高額。
- パッケージ型:自社及び外注リソースで制作開発。フルスクラッチ程ではないが開発の自由度は高めだが、制作費・維持費は高額。
- カートCMS:低コストでスピーディに構築。テンプレートやアプリ連携で拡張可能。オリジナルのデザインや構成で作る場合は知識や外注必要。
費用相場を理解するメリット
相場感を把握しておくと、予算管理がしやすいだけでなく、サービスの選定ミスも防げるため、結果的にコスト削減につながります。
ネットショップ構築の方法別・費用相場
フルスクラッチ型で構築する場合の費用注意点
- 費用相場:500万〜数億円以上
- メリット:独自仕様のECシステムを開発できる
- デメリット:自社制作では困難な上外注費用も高額。開発期間も長期化
パッケージ型で構築する場合の費用
- 費用相場:300万〜数千万円
- メリット:開発の自由度が高い
- デメリット:修正や追加開発でコスト増加のリスク
カートCMSを利用して構築する場合の費用感
- 初期費用:無料〜数百万円
- 月額費用:1,000円〜50,000円程度
- メリット:初心者でも簡単に始められる / 小規模なら低コスト
- デメリット:カスタマイズ制限がある / 大規模ECには不向き
主要カートCMSサービス8社の費用・特徴比較
以下では、主要なSaaSサービスを「初期費用」「月額費用」「無料テンプレート」「メリット」「デメリット」「制作費用相場」で比較しました。
サービス | 初期費用 | 月額費用 | 無料テンプレート | メリット | デメリット | 外注制作費用相場 |
BASE | 無料 | 無料 ※有料プラン有 | あり | 初期コストゼロで始めやすい / 決済・配送機能が標準搭載 | 利用料が売上の3%+40円とやや高め ※月額有料プランだと利用料0%/ カスタマイズ自由度が低い | 30〜100万円 |
STORES | 無料 | 無料〜2,980円 | あり | 無料プランあり / シンプルで初心者向け | 無料プランは機能制限あり / デザイン自由度は限定的 | 30〜100万円 |
Shopify | 無料(アプリによって追加あり) | 29〜299ドル(約4,000〜45,000円) | あり | 多言語・越境ECに強い / アプリ連携が豊富 | 英語ベースの設定が多い /アプリ追加により月額費用がやや高めになりやすい | 50〜300万円 |
カラーミーショップ | 無料 | 834〜7,945円 | あり | 国内向けに強い / プラン幅広く低価格で導入可能 | 拡張性はShopifyに劣る / 大規模ECには不向き | 50〜200万円 |
メイクショップ | 11,000円 | 11,000円〜 | あり | 大規模ECに対応 / マーケティング機能が充実 | 個人や小規模事業にはやや高額 | 100〜300万円 |
フューチャーショップ | 無料 | 22,000円〜 | あり | BtoC通販に強み / 専門サポートが手厚い | 中小規模ではオーバースペックになりやすい | 200〜400万円 |
サブスクストア | 要問合せ | 数万円〜 | 一部あり | サブスクECに特化 / 継続課金や会員管理に強い | 通常ECには不向き / 専用性が高い | 200〜400万円 |
EC-Force | 要問合せ | 数十万円〜 | 一部あり | 大企業・大規模ECに特化 / 高度なカスタマイズが可能 | 導入コストが非常に高額 / 運営体制が必要 | 200万円〜400万円以上 |
補足/解説
- 個人・小規模向け:BASE、STORES、カラーミーショップ
- 中規模向け:Shopify、メイクショップ
- 大規模向け:フューチャーショップ、サブスクストア、EC-Force
※開発の有無や制作範囲の状況で制作費は変動します。
※カートCMSによっては不足してる機能を外部の有料アプリサービスなどによって拡張するケースもあります。
費用以外に比較すべきポイント
カスタマイズ性と拡張性
ブランドの世界観を表現するならテンプレートの自由度やアプリ連携が重要となります。例えば、食品であればギフトでの販売が売上UPの効果が高いですが、商品ページ内にギフト向けの熨斗などのカスタマイズがある方がよかったり、最近の傾向ですと住所のわからない友達などにギフトを送る「eギフト」などのサービスもあるとよいでしょう。
サポート体制と運営のしやすさ
日本語サポートや導入支援の有無は、中長期的な安心感に直結します。国内のカートCMSは問合せ先があったりCSサポートが充実しているカートも多いですが、海外CMSのShopifyになると多くのアプリが海外製の場合もあり、やり取りが英語ではないと不可というケースもあるので、自社の状況に応じてカートの選定をして頂くと良いです。
事業規模に合った選び方
- 小規模(目標月商:100万円~300万) → BASE / STORES / カラーミーショップ
- 中規模(目標月商:500万~1000万)→ Shopify / メイクショップ
- 大規模(目標月商:1000万~1億)→ フューチャーショップ / EC-Force /サブスクストア
※Shopifyはプランやアプリによる開発などの拡張性が高いため、売上目標のレンジが高くても対応可能な場合が多いです。
運営代行・コンサル会社に依頼する場合の費用感
運営代行のメリット
ネットショップの運営は作業が多岐にわたります。商品登録、顧客対応、在庫管理、配送管理などのバックサイド側の作業だけではなく売上を伸ばすためには、キャンペーンの企画やページ作成、広告運用、SEO対策、SNS運用などの作業が必要になります。そのため、一部の作業などを外注する事によりリソース不足を解消する事ができ、社内リソースは商品開発などに充当させるなどのメリットがあります。
コンサルティングの効果
上記の通りネットショップの担当者様は業務範囲が多岐にわたるため、戦略立案から広告ROI改善まで、専門家の知見を活用できる点はメリットが多いです。コンサルティング会社によっては制作や運営代行だけではなく、Googleアナリティクスなどの分析から提案を行い、より売上の上がるサイトにするための支援が受けられます。
運営代行・コンサルの費用感
- 分析・戦略提案 → 相場:月額10万円~30万円
- 分析・戦略提案・ページ制作→ 相場:月額30万~50万
- 分析・戦略提案・ページ制作・CRM→ 相場:月額50万~100万
提案範囲や対応範囲によって月額にコスト感は変動しますが、対応する箇所が増えるともちろん費用感が上がるので、自社の状況でどこら辺を外注したいのか検討の上ご判断頂けると良いかと思います。
FAQ:ネットショップ構築に関するよくある質問
Q1. ネットショップを無料で始めることはできますか?
はい、BASEやSTORESを利用すれば無料で始められます。ただし、売上が発生すると手数料が差し引かれるため、将来的には有料プランや他サービスへの移行を検討する必要があります。
Q2. ネットショップ構築にはどのくらいの期間がかかりますか?
SaaSを使えば数日〜数週間で公開可能です。外注の場合は1〜3か月、内製開発では半年以上かかるケースもあります。
Q3. ネットショップ構築に必要な人材は?
内製の場合、エンジニア、デザイナー、マーケターが必要です。SaaSの場合は専門知識が不要でも始められます。
Q4. ネットショップのランニングコストはどのくらい?
SaaSなら月額1,000円〜50,000円程度。決済手数料や広告費を含めると、最低でも月数万円は想定しておくと安心です。
Q5. ShopifyとBASEの違いは?
- BASE:初期費用・月額無料で初心者向け
- Shopify:月額費用がかかるが、拡張性が高く、越境ECに強い
Q6. ネットショップ運営代行の費用相場は?
商品登録や顧客対応のみなら月数万円から可能。広告運用や戦略設計まで依頼すると数十万円〜が一般的です。
Q7. 個人でもAmazonや楽天に出店できますか?
可能です。ただし初期費用や月額費用が発生するため、SaaS型で実績を積んでからモール展開するのもおすすめです。
まとめ|自社に合ったネットショップ構築方法を選ぼう
- 内製・外注・SaaSにはそれぞれ費用感と特徴がある
- 事業規模・フェーズに合わせて選ぶのが成功の近道
- 運営代行やコンサルを組み合わせると成果を最大化できる
👉 ネットショップ構築で迷ったら、まずは事業規模と予算を整理し、自社に合った方法を選びましょう。
弊社ではネットショップ構築から運営代行・コンサルティングまでトータルサポートが可能です。お気軽にご相談ください。
