ネットショップ開業で失敗する理由とは?成功させるためのコツや注意点を解説!

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本記事では、ネットショップを開業した際に陥りやすい失敗や、成功に向けたポイントについて解説していきます。
Contents
1. ネットショップ開業で失敗する理由とは?
1-1. 開業自体がゴールとなってしまっている
ネットショップ開業時によくある失敗の一つに、開業後の目標設定が不十分であることが挙げられます。開業するだけで集客できると安易に考えるのは良くありません。
魅力的な商品を取り扱ってるとしても、商品をユーザーに見つけてもらえなければ、売り上げは生まれません。そのため、ネットショップの成功には、開業後の積極的な集客が必須となります。
また、ネットショップは競合他社も多くなっているので、ただ商品を並べるだけではなく、数あるショップの中からユーザーに自社を選んで購入してもらう工夫が必要となります。
1-2. 集客が不十分・リピートしてもらうための仕組みが弱い
店舗の集客が不十分な状況では、売上や利益が伸び悩む可能性が高くなります。
新規の集客ももちろん大切ですが、リピーターを増やすための戦略も考える必要があります。
例えば、顧客満足度を向上させるためにサービスの質を向上させる、定期的なキャンペーンや特典を提供する、顧客とのコミュニケーションを密にするなどの取り組みが考えられます。
1-3. 在庫を多く抱えてしまっている
適切な在庫数を把握できておらず在庫過多になってしまうのも、ネットショップ運営で陥りやすい要素なので注意しましょう。
抱える在庫が多ければ多いほど、事業の資金繰りを圧迫してしまいます。商品を保管するための場所や管理するための人件費などのコストがかさむためです。在庫が過剰にある状態はなるべく避け、効率的な仕入れと販売を行うことが大切です。
1-4. 手数料を考慮した価格設定にできていない
ネットショップの運営にはさまざまな手数料が発生します。発生する手数料としては、以下のようなものが挙げられます。
- モール出店にかかる販売手数料
- 決済手数料
- 商品の梱包費用
- 商品の送料
- 売上金の振込手数料
このようにさまざまなタイミングで手数料がかかるため、ネットショップ運営にかかる費用の計算を軽視してしまうと、利益が出ずに赤字になってしまうリスクもあります。
ネットショップ運営で失敗しないためには、手数料を考慮した適正な販売価格の設定が必須となります。
2. ネットショップの開業で失敗しないために重要なこととは?
2-1.ネットショップへの集客を積極的に行う
ネットショップは実店舗のように「開業しただけで自然に目に入る」ことは少ないため、自社のほうからネットショップの存在をアピールして集客する必要があります。
主な集客の方法としてはSEO対策、SNSの運用、広告の出稿などがあります。
ただし集客の方法によっては費用が思ったよりかさんでしまうこともあるため、まずは開業する前に集客手法や費用を計画に入れておくことが重要です。
2-2.ユーザーに安心感を与えるネットショップ設計にする
ユーザーにとってネットショップの買い物は、商品を手に取って見られないぶん「きちんと商品が届くのか」「本当にサイトの情報通りの商品なのか」などといった不安がつきものです。
そのため、どんなに魅力的な商品を扱っていたとしても、ショップ自体に安心感が持てなければ、ユーザーは購入を諦めてしまう可能性があります。
ネットショップの開業で失敗しないためには、できるだけショップや商品に関する情報を掲載して、ユーザーに安心感を与えられるようにしましょう。
ユーザーに安心感を与えるためには、以下のような情報をショップ内に盛り込んだ設計にすることをお勧めします。
- 目に入りやすい箇所に会社名や住所、電話番号を表示する
- メディアへの掲載情報を紹介する
- ご利用ガイド、よくあるご質問などを表示する
- 実店舗がある場合、実店舗の写真や情報を載せる
2-3. ユーザーを離脱させない工夫をする
せっかくショップを見つけてもらっても、購入までにサイトを離脱されてしまっては売上は伸びません。ユーザーが知りたい情報にすぐにたどり着けるような、見やすく買いやすいサイト設計を心がけましょう。
見やすさや買いやすさを向上させるには、購入ボタンをわかりやすい位置に配置する、文字のサイズを見えやすいサイズに設定する、余白や行間を十分に取る、似た商品への回遊ができるようリンクやバナーを設置する、などの工夫が必要です。
操作でストレスを感じるとユーザーは離脱しやすくなるため、ユーザー目線でデザイン設計をするのがポイントです。
3. ネットショップの開業を成功させる具体的なコツ
ここまで、ネットショップの開業を失敗させないための特に重要なポイントについて解説しました。
次に、ネットショップの運営を成功するために押さえておきたい具体的な施策例をご紹介します。
3-1. SEO対策をする
ユーザーがGoogleなどの検索エンジンで検索した時の結果画面に、自社サイトのURLを上位表示させることを「SEO対策」といいます。
ユーザーの関心の高いキーワードで自社のサイトを上位表示させられれば、自然に商品ページや自社コンテンツに誘導できるため、購買意欲の高いユーザーの集客が可能です。
ただし、SEO対策は実際に成果が現れるまでには数ヵ月程度の時間がかかるため、長い目で見た運用が必要となります。
SEO対策の基本についてはこちらの記事で紹介していますので、あわせてチェックしてみてください。
3-2. 広告を活用した集客を行う
広告出稿には費用がかかりますが、SEO対策やSNSの運用に比べて短期間で集客できるというメリットがあります。
また、ターゲットにしたいユーザーをかなり絞り込んで配信できる広告もあるので、伝えたい客層にピンポイントで情報を届けやすいという特徴もあります。
Webサイト(またはECモール内)の広告枠に画像で広告を表示するディスプレイ広告、検索結果画面に自社サイトのURLを表示するリスティング広告など、広告にはさまざまな種類があります。
Web広告の基本的な種類・それぞれの特徴についてはこちらの記事もぜひご覧ください。
3-3. SNSで情報を発信する
InstagramやX(旧Twitter)、YouTube、Tik TokなどのSNSでネットショップ用のアカウントを作成し、新商品やお得なキャンペーンの情報を発信していくことも集客の方法の1つです。
SNSは手軽に始められる点・情報が拡散されやすいので自社のことをより多くの人に届けられる点がメリットとして挙げられます。
こまめな更新が必要なため手間はかかってしまいますが、SNSの利用自体は無料であるため、うまくいけば費用をかけずに自社のPRを行うことが可能です。
3-4. リピーター獲得に向けた対策を行う
新規のユーザーだけではなく、リピーターを獲得できなければ安定して売上を伸ばすのは難しいです。
また、一度購入してくれたからといって、必ずしも全員がリピーターになるわけではありません。そのため、しっかりとリピーターの数を増やす対策をすることが大切です。
具体的な対策としては、リピーター用のクーポンの用意、継続購入特典の導入、メルマガでのアプローチ、サンクスレターの同梱などがあります。
3-5.商品のレビュー(お客様の声)を増やす
商品の口コミやレビューはユーザーが特に気にする情報であるため、商品ページの口コミが充実しているとユーザーは安心感を持ちやすくなります。
第三者の意見であるレビューは押しつけ感のない購入の後押しになりやすく、「本当にいい商品なら買ってみようかな」と好意的に捉えてくれる可能性が高くなります。
ですが購入者にとってレビューを書くのは手間であるため、何の対策もないとなかなか数は集まりません。
レビューの投稿を条件としたクーポンやノベルティをプレゼントしたり、レビュー投稿のお願いのフォローメールを送ったりするなど、レビューを書いてもらうための積極的な働きかけが必要です。
口コミの重要性・口コミを集める方法のポイントはこちらの記事でも詳しく解説しております。
4. まとめ:ネットショップ開業で失敗したくないなら
今回はネットショップ運営における失敗しやすい理由や、成功に向けたポイントを解説いたしました。
せっかく開業したネットショップの運営を失敗させないためにも、今回紹介したポイントを意識してさまざまな対策を講じてみてください。
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株式会社Proteinum 代表取締役