【2026年最新】EC発送代行・物流代行のおすすめ比較|国内・冷凍対応の厳選4社を解説

「注文は増えてきたが、毎日の梱包・発送に時間を取られて売上を伸ばす仕事に手が回らない」
——EC事業者からよく伺うお悩みです。この解決策となるのが、入荷から保管・梱包・出荷までを外部のプロに任せる「EC発送代行(EC物流代行)」です。
本記事では、EC発送代行・物流代行の基本と選び方を整理したうえで、国内向けのおすすめサービス6社を「切り口別」に紹介します。冷凍・食品対応や物流DXまで含めているので、自社に合ったパートナー選びの参考にしてください。
海外販売(越境EC)の物流・支援サービスについては、別記事「越境EC支援サービスのおすすめ比較」で詳しく紹介しています。あわせてご覧ください。
【この記事の対象者】
- 注文の増加で梱包・発送に追われ、物流の外部委託を検討し始めた国内EC事業者
- 冷凍・冷蔵・食品など、温度帯管理が必要な商材を扱う事業者
- 発送だけでなく、販売代行や受注・運営まで含めてどこまで任せるか迷っている事業者
【この記事を読んでわかること】
- EC発送代行・3PL・フルフィルメントの違いと、自社に合ったサービスタイプの見極め方
- 「物流+販売代行」「冷凍対応」「システム連携」「低コスト・小ロット」「物流DX」など切り口別のおすすめ6社の特徴
- 対応商材・委託範囲・料金体系・波動対応など、失敗しない5つの選定ポイント

株式会社Proteinum 代表取締役
プロテーナムでは、楽天、amazon、自社EC、Yahoo!ショッピングを中心に、データに基づく圧倒的な成果にこだわった支援を行っている。ナショナルブランドを中心に累計1,000社以上の支援と年間広告費10億円以上の運用実績を持ち、独自のEC運用支援システム「ECPRO」も提供している。
Contents
EC発送代行・物流代行とは?
EC発送代行とは、ECサイトで受けた注文について、商品の入荷・検品・保管・在庫管理・ピッキング・梱包・出荷・返品対応といった一連の物流業務を、専門の外部業者に委託できるサービスです。
似た言葉に「3PL」「フルフィルメント」がありますが、整理するとおおむね次のように分けられます。が”頭脳”なのか”手数”なのかを見極めると、選ぶタイプが決まります。
- 発送代行・物流代行:保管〜梱包〜出荷など「物流」業務の代行が中心
- 3PL(サードパーティ・ロジスティクス):第三者の立場で物流業務全般を担う考え方。物流に特化
- フルフィルメント:物流に加えて、受注処理・決済・カスタマーサポートなど「注文後のすべて」を含む広い概念
つまり、単に「送るだけ」を頼みたいのか、受注や運営まで含めて任せたいのかによって、選ぶべき事業者のタイプが変わってきます。
なぜ今、物流のアウトソースが重要なのか
背景にあるのは、EC市場そのものの拡大です。経済産業省の「令和6年度電子商取引に関する市場調査」によると、2024年の日本国内のBtoC-EC市場規模は26.1兆円となり、前年から5.1%増加しました。物販系分野のEC化率も9.8%まで上昇しています。
市場が伸びる一方で、事業者側では次のような負担が年々大きくなっています。
- 出荷件数の増加により、梱包・発送作業が本業を圧迫する
- 在庫が増え、オフィスや自宅の一角が在庫置き場になってしまう
- 繁忙期やセール時に出荷が追いつかず、発送遅延や誤出荷が起きる
- 人材の採用・教育コストがかさむ
物流を外部委託する最大のメリットは、こうした作業から解放され、限られた社内リソースを商品企画・販促・マーケティングといった「売上に直結する業務」に振り向けられる点にあります。加えて、固定費だった物流コストを出荷量に応じた変動費に変えられるため、閑散期のムダも抑えやすくなります。
EC物流サービスの種類と選び方
一口に「EC物流」といっても、得意領域はサービスごとに大きく異なります。本記事では、国内向けを以下の切り口で整理して紹介します。
- 物流+ネット販売代行:預けるだけで販売まで任せられるタイプ
- 冷凍・食品EC向け:温度帯管理・コールドチェーンに対応
- 国内の定番(システム連携型):カート/モールとAPI連携し出荷を自動化
- 通販ワンストップ型:受注・運営代行まで含めて委託
- 小ロット・低コスト型:スタートアップやD2Cに向く柔軟な料金体系
- 物流DX・配送管理:発送そのものではなく、物流の可視化・効率化基盤
自社の商材(常温か冷凍か)、事業フェーズ(立ち上げ期か拡大期か)、そして「どこまで任せたいか」を軸に、次の6社を照らし合わせてみてください。
【切り口別】国内EC発送代行・物流代行おすすめ4社
① 冷凍・食品ECなら|COLD X NETWORK

食品・冷凍商材を扱うなら、温度帯管理に強い事業者が欠かせません。COLD X NETWORK(コールドクロスネットワーク)は、冷凍保管を軸とした物流サービスを展開しています。
食品ECは、鮮度維持・温度帯管理・賞味期限管理・配送コストなど、常温商材にはない難しさがあります。入庫から保管・出庫・配送まで一貫して適切な温度を保つ「コールドチェーン」が崩れると、品質低下やクレームに直結します。COLD X NETWORKは、ケース単位からパレット複数まで、必要なスペース・必要な期間だけ使える柔軟な冷凍保管に対応しており、こうした食品特有の課題をカバーできます。
なお経済産業省の調査では、食品・飲料・酒類分野の市場規模は3兆1,163億円(前年比6.36%増)、EC化率は4.52%と、他ジャンルに比べてEC化率が低い=伸びしろの大きい領域です。物流体制を整えることが、食品ECの成長のカギになります。
- こんな事業者に向いている:冷凍・冷蔵・生鮮食品を扱う/繁忙期だけスポットで冷凍スペースを確保したい/温度管理の品質を担保したい
- ポイント:常温倉庫では扱えない領域を、必要な分だけ変動的に使える
サイトURL:https://x-network.co.jp/
②国内の定番・システム連携型なら|オープンロジ

株式会社オープンロジは、クラウド型のフルフィルメントプラットフォームを提供する国内の定番サービスで、導入実績は12,000社以上にのぼります。データ管理から倉庫スタッフとのやりとりまでオンラインで完結でき、API連携によってECモール・カートとの商品情報連携や出荷の自動化が可能です。専任担当が立ち上げから拡大まで伴走してくれる点も安心材料です。
- こんな事業者に向いている:Shopifyや各種カート・モールと連携して出荷を自動化したい/小ロットから始めたい/システムで在庫・物流を一元管理したい
- ポイント:「まず標準的な国内EC物流を、システム連携ありで」という王道の選択肢
サイトURL:https://service.openlogi.com/
③ 受注〜運営までワンストップ+冷凍なら|スクロール360

株式会社スクロール360は、通販事業で35年以上の実績を持つ老舗です。物流代行にとどまらず、受注代行・決済代行・EC運営代行・マーケティングまでをワンストップで委託できるのが強みです。
さらに、-20℃から18℃までの冷凍・冷蔵・定温物流に対応し、ギフトラッピングや熨斗・メッセージカードなど食品EC・ギフト需要に必要な流通加工も得意としています。北海道・関東・東海に拠点を持ち、全国をカバーする体制を敷いています。醍醐倉庫と同じく「物流+販売支援」を志向しつつ、通販運営の総合力と冷凍対応で厚みを出したい場合に候補となります。
- こんな事業者に向いている:受注・運営まで含めてまとめて任せたい/食品・ギフト系で冷凍冷蔵対応が必要/通販の総合ノウハウを求めている
- ポイント:物流+受注+運営+冷凍を1社で。総合通販フルフィルメントの実力派
サイトURL:https://www.scroll360.jp/
④小ロット・低コスト/D2C・サブスクなら|ウルロジ

ウルロジは、東証スタンダード市場上場のディーエムソリューションズ株式会社が運営するEC物流代行サービスです。取引実績は約15,000社にのぼります。
梱包資材費込みで全国一律300円からという明朗な料金と、月1個からの小ロット発送に対応する柔軟さが特徴で、スタートアップやD2C、サブスク(定期通販)と相性が良いサービスです。都内に複数の自社倉庫を持ち、13時までの注文は当日出荷、365日対応も進めています。継続率は98.2%と高く、冷凍・冷蔵にも対応します。海外への越境ECにも対応しているため、将来的に海外展開を見据える場合にも拡張しやすい点が魅力です。
- こんな事業者に向いている:小ロット・低コストで始めたい/D2Cやサブスクを運営している/将来的に越境も視野に入れたい
- ポイント:低価格×小ロット×柔軟対応。中小EC・D2Cの「最初の一社」に向く
サイトURL:https://ul-logi.jp/
失敗しないEC物流パートナーの選定ポイント
6社を見比べる際は、次の5点を軸に検討すると判断しやすくなります。
- 対応商材と温度帯:常温か、冷凍・冷蔵・生鮮か。食品なら温度帯管理とコールドチェーンの実績を確認する。
- 委託範囲:発送だけか、受注・運営・販売代行まで任せたいか。「フルフィルメント」か「発送代行」かを見極める。
- システム連携と料金体系:利用中のカート・モールとAPI連携できるか。従量課金か固定費か、小ロットに対応するか。
- 波動対応と精度:繁忙期の出荷増に耐えられる体制か。誤出荷率や当日出荷の締め時間などの品質指標も確認する。
- 将来の拡張性:将来的に冷凍・越境・サブスクなどへ広げる可能性があるか。拡張余地のある事業者を選ぶと移行コストを抑えられる。
なお、自社倉庫や配送網を持ち「発送を委託する」より「輸配送を効率化したい」段階であれば、Hacobuのような物流DXツールの導入が有効なケースもあります。委託と内製化・効率化は二者択一ではなく、フェーズに応じて組み合わせるのが現実的です。
まとめ
EC発送代行・物流代行は、単なる業務の外注ではなく、事業成長を左右するパートナー選びです。国内向けを切り口別に整理すると、次のようになります。
- 国内の定番・システム連携型:オープンロジ
- 受注〜運営までワンストップ:スクロール360
- 小ロット・低コスト/D2C・サブスク:ウルロジ
物流をプロに任せることで、EC運営に「余白」が生まれ、商品企画や販促といった売上に直結する仕事に集中できるようになります。自社の商材・事業フェーズに照らして、最適な一社を見極めてください。
Proteinumでは、モール運営や売上向上の支援に加え、EC事業全体の設計についてもご相談を承っています。物流を含めたEC運営にお悩みがあれば、まずはお気軽にお問い合わせください。



