Amazonおすすめ獲得の方法と効果とは?CTR・CVR改善事例から見る3つのポイント

株式会社Proteinum ECコンサルタントマネージャー
Amazonで商品を販売していると、検索結果に表示される「Amazonおすすめ」バッジの効果が気になる方も多いのではないでしょうか。獲得できれば売上に大きく貢献しそうですが、実際にどの程度の効果があり、どうすれば獲得できるのかは公開情報が少なく、判断に迷いやすい領域です。この記事は、これまでの支援実績が1,000社以上、広告運用実績年間10億円以上の弊社(Proteinum)がAmazonおすすめの効果と獲得のポイントについて解説します。実際の獲得事例から、CTR・CVRがどう変化したかを具体的な数値とともに紹介しますので、自社の戦略立案にお役立ていただければ幸いです。
Contents
Amazonおすすめバッジに関するよくある悩み
Amazonに出品されている運営担当者の方から、Amazonおすすめについて以下のようなお悩みをよく伺います。
- バッジが付いたり消えたりするが、何が条件なのか分からない
- 競合商品には付いているのに、自社商品には付かない
- バッジ獲得後の効果が定量的に見えず、施策の優先度を判断できない
- 巷で言われている獲得条件が本当に正しいのか確信が持てない
Amazonは獲得条件を公式に公表していないため、運営現場では推測や経験則に頼らざるを得ない状況です。そのため、施策に投資するべきか判断がつかず、結果として後回しになってしまうケースも少なくありません。
本記事では、弊社で実際に複数ブランドを分析・検証してきた結果から見えてきた傾向と、獲得後のCTR・CVRの変化を事例ベースでご紹介します。
Amazonおすすめとは?基本的な仕組みの整理
意外と知られていない「Amazonおすすめ」について解説していきます。
Amazonおすすめバッジの概要

Amazonおすすめバッジは、検索結果ページで特定の商品に表示される推奨マークです。検索キーワードに対して、Amazonが「ユーザーにとって有力な選択肢」と判断した商品に付与されると考えられています。
バッジ付きの商品は視認性が高く、ユーザーの選択肢に入りやすくなるため、結果として獲得後にクリック率(CTR)や購入率(CVR)が向上するケースが多く見られます。
ベストセラーとの違い
Amazonには「ベストセラー」など複数のバッジが存在しますが、それぞれ判定軸が異なります。
| バッジ種類 | 主な判定軸(推定含む) |
|---|---|
| ベストセラー | カテゴリ内の販売実績 |
| Amazonおすすめ | キーワード単位でのユーザー支持度・売上規模 |
ベストセラーがカテゴリや順位ベースの指標であるのに対し、Amazonおすすめは「特定キーワードに対する商品の強さ」を示すバッジである点が特徴です。そのため、同じ商品でもキーワードによって付与されたり、されなかったりという現象が起こります。
Amazonおすすめの獲得方法の検証

C社では、主力商品が複数あるものの、検索キーワードによってAmazonおすすめバッジの獲得状況にばらつきがあり、安定的に獲得できていない状態でした。
- 一部の主力商品にはバッジが付いていたが、売上規模の大きいキーワードでは未獲得
- 競合商品の中には継続的にバッジを獲得しているものがあり、検索結果での露出に差が出ていた
- バッジ獲得を狙うべきか、別の施策に注力すべきか判断材料が乏しかった
そこで弊社では、brand analyticsを活用し、2週間分のキーワード別データを分析しました。
検索キーワードごとのクリック集中度、コンバージョンのシェアを確認していったところ、「該当キーワードでの売上金額シェアが1位の商品がAmazonおすすめを獲得している傾向」 を確認しました。

一般的に言われている「販売数」「レビュー評価」などの観点だけでなく、キーワード単位での売上金額シェア が重要な要素となっている可能性が極めて高いことがわかりました。
Amazonおすすめ獲得の効果

施策実施後、対象商品がAmazonおすすめバッジを獲得した期間と、その前後の期間を比較したところ、以下のような変化が確認されました。
| 期間 | CTR | CVR |
|---|---|---|
| バッジ表示前(約1週間) | 約8.1% | 約4.7% |
| バッジ表示中(約1週間) | 約12.8% | 約11.0% |
| バッジ消滅後(約1週間) | 約7.7% | 約6.0% |
バッジ表示前と比較して、表示中のCTRは約4.7ポイント上昇、CVRは約6.3ポイント上昇という結果になりました。
さらに注目すべきは、バッジが消滅した後の数値です。CTRはほぼバッジ表示前の水準に戻った一方、CVRは表示前よりも若干高い水準を維持しました。これは、バッジ表示中に流入したユーザーによるレビュー・購入実績が一定残ったことや、商品ページの改善効果が継続したことが要因と推察されます。
このことから、Amazonおすすめバッジは「短期的な売上ブースト効果」と「中期的な認知・実績の蓄積効果」の両方をもたらす可能性がある ことが示唆されました。
なお、本事例は特定キーワード・特定期間における結果であり、すべてのケースで同様の効果が得られるとは限らない点はご留意ください。
事例から学べるポイント・自社への応用のコツ
ポイント1:キーワード単位での売上金額シェアを意識する
事例から見えてきた最大のポイントは、「キーワード単位での売上金額シェアを高めること」 がAmazonおすすめ獲得への近道である可能性が高いということです。
カテゴリ全体やブランド単位での売上ではなく、獲得したい個別キーワードに対して、自社商品がどれだけのシェアを占めているか を意識することが重要です。そのためには、
- 獲得したいキーワードを明確に定義する
- そのキーワードでの自社・競合の売上規模を把握する
- シェアを高めるための広告・CVR改善施策を組み合わせる
という3ステップでの設計が有効です。
ポイント2:バッジ獲得は「ゴール」ではなく「過程」
バッジ獲得が目的化してしまうと、獲得後に施策を緩めてしまい、結果として早期に消滅するケースが見受けられます。事例でも、バッジ消滅後にCTRはほぼ元の水準に戻りました。
バッジ獲得は売上を伸ばすための一手段であり、獲得後も売上金額シェアを維持する取り組みを継続する ことが、安定的なバッジ表示につながります。
ポイント3:効果測定の期間設計を丁寧に行う
Amazonおすすめは表示・非表示が比較的短期間で切り替わるため、効果を正しく評価するには「表示前」「表示中」「消滅後」の3期間で比較する 設計が有効です。
単純にバッジ獲得前後の月次データだけを比較すると、自然変動との切り分けが難しくなります。可能であれば1週間〜2週間単位での細かい計測を行い、効果の純粋な大きさを見極めるとよいでしょう。
Amazonおすすめ獲得のまとめ
本記事では、Amazonおすすめバッジの効果と獲得のポイントについて、実際の事例とともにご紹介しました。
要点を整理すると以下の通りです。
- Amazonおすすめバッジは、キーワード単位での売上金額シェアが上位の商品に付与される傾向が確認できた
- 獲得期間中はCTRが約4.7ポイント、CVRが約6.3ポイント向上する事例があり、効果は無視できない規模だった
- バッジ消滅後もCVRが一定水準で維持されるケースがあり、中期的な実績蓄積効果も期待できる
- 獲得には広告・CVR改善・在庫管理を組み合わせた継続的な取り組みが有効
「Amazonおすすめバッジを獲得したいが何から手をつければよいか分からない」「広告は配信しているが売上シェアが伸びない」「何から改善すればいいか分からない」「やりたいことはあるが手が回らず困っている」 こんなお悩みはありませんか? 弊社では、EC事業のプロフェッショナルが貴社の店舗・サイトを分析し、売上アップのための具体的な改善ポイントをご提案する「EC店舗ポテンシャル無料診断」を実施しています! 毎月5社様限定とさせていただいておりますので、枠が埋まってしまう前に、まずはお気軽にご相談ください。
▼弊社のECコンサル/運営代行については以下で詳しく説明しておりますので、ぜひご覧ください▼ https://www.youtube.com/watch?v=e192q91lSGo&t=85s
詳細はお気軽にお問い合わせください!


