【Amazonアフィリエイト】を始めよう!報酬を増やすコツを徹底解説!

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1. Amazonアフィリエイトとは

Amazonアフィリエイトとは、世界最大級のネット通販サイトAmazonが提供するアフィリエイトマーケティング・プログラムで、正式名称はAmazonアソシエイト・プログラムです。

自分が管理するブログやSNSなどのメディアに、Amazonの商品やサービスのアフィリエイトリンクを掲載し、リンクを介して商品やサービスが購入されることで報酬をを受け取ることができます。

ブログ収益化の方法の一つとしても知られており、扱っている商品数が多い、知名度が高いといった理由から、Amazonアフィリエイトは人気の高いアフィリエイトプログラムの一つとなっています。

2. Amazonアフィリエイトの報酬はいくら?

Amazonアソシエイトの報酬(料率)は、以下のように、商品カテゴリー別に0%~10%の料率が設定されています(2025年1月時点)。

ただし報酬額には上限があり、いくら高額な商品が購入されても1商品1個=1,000円までとなっています。

また、Amazonでは特別プログラムやプロモーションが設けられることがあり、上記の料率表よりも有利な料率で報酬を獲得できる場合があります。

3. Amazonアフィリエイトの登録審査を通過するには?

Amazonアフィリエイトを始めるには、登録・審査が必要です。

とくに「Amazonアフィリエイトは審査が厳しい」という声も多く、誰でも通過できるものではありません。

Amazonアフィリエイトの審査に通るには、まず審査を受けるための条件をクリアし、その後、Amazonが求める審査の基準事項を満たす必要があります。あわせて、参加申請が断られるサイト例も見ていきましょう。

3-1.審査を受ける条件

Amazonアフィリエイトの審査には、まず審査対象となるために、オリジナルコンテンツが10件以上のブログを準備して、登録申し込みを完了させる必要があります。その後、180日以内に 3回以上の適格販売を達成できれば、Amazonアソシエイトチームの審査へと進むことができます。

ブログやSNSなどで多くの読者やファンを集めて、インフルエンサーとして活動していたとしても、この適格販売の実績がないと審査対象とはならず、Amazonアフィリエイトを始めることができません。180日間の期間中に3回以上の適格販売を達成できなかった場合、申し込みは否認されます。

申請中に使用したアソシエイトIDやアフィリエイトリンクは使用不可となりますが、希望者は新たに登録申し込みを行うことができます。その際には、新しいアソシエイトIDとアフィリエイトを使用することになります。

3-2.審査の基準

審査対象の要件をクリアすると、Amazonアソシエイトチームにより、申請時に入力したサイトやSNSアカウント、アプリが審査されます。Amazonが求めるカスタマーエクスペリエンスの基準に達しているかどうかが審査基準となりますが、ウェブサイト、モバイルアプリ、SNSによって基準が異なります。

ウェブサイト
・公開しているコンテンツが60日以内に更新されている
・少なくとも10件のオリジナルコンテンツがある
・ウェブサイト運営者が申請者である
SNS
・参加が認められているSNSである
 Facebook(個人ページ以外の公開グループページ、ファンページを含む)、Instagram、
 X(旧Twitter)、YouTube、TikTok、Twitch.tv
・通常の投稿で獲得したフォロワーが500人以上、「いいね!」など評価がある
・SNSのページやグループが公開されている
・フォロワー数や登録者数を公開していること
・フォロワーでないと書き込めないページは登録できない
モバイルアプリ
独自コンテンツがある
・Google Play、AppleまたはAmazonアプリストアのいずれかで提供されている
・無料でダウンロードでき、Amazonへの全てのリンクに無料でアクセスできる
・Amazonのショッピングアプリの機能を模倣(エミュレート)していない
・WebView(ウェブビュー、アプリ内でウェブサイトを見ることができる機能)でAmazonのウェブページをホストまたはレンダリングしていない

3-3.参加申請が断られるサイトの例

Amazonアフィリエイトでは、申請したサイトが以下に該当する場合、申請が断られる可能性があります。申請が断られるサイトの特徴を把握し、以下の点に気を付けながらサイトを作ることをおすすめします。

ウェブサイトを作成したばかり、または未完成で審査ができない

記事の数や投稿数などのコンテンツが少ない、長い間更新がない、転載や広告ばかりのコンテンツでオリジナリティーがない、といった場合は、審査対象ではないと判断され、申請は断られます。

身元情報が不十分である

ニックネームが使用されている姓・名のどちらかしか入力されていないサイトとの関連性が明確でないグループ名が使用されている場合は、身元情報が不十分として申請が断られます。

また、電話番号が完全でない、アカウント情報の電話番号の最初に「+81」がついている、住所が一部しか記載されていない、架空の住所が使用されている場合も同様です。住所確認のために、Amazon.co.jpの配送先情報を確認されるケースもあります。

アフィリエイトリンクを使用するサイトやその目的が明確ではない

URLが間違っているためサイトが確認できない、他社が運営しているウェブサイトのURLを記載している、サイト名やドメイン名、SNSのユーザー名に「amazon」「javari」「kindle」やその派生形が含まれている、登録時のサイト説明が不十分であるといった場合も、申請が不適切または不十分と判断されます。

閲覧者に誤解を与える可能性がある

ウェブサイト内に価格や在庫数を表示し、閲覧者に誤解を与える可能性がある場合にも不適切と判断されます。「最安値」や「在庫あり」などの可変的な情報を記載する場合には、情報取得日時や、閲覧した時点で情報が変わっている可能性があることを明示しなければなりません。

法令や他社(他者)の権利侵害または違反がある

著作権侵害や、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律違反が認められる場合、または明確な侵害・違反行為がなくても、疑われる場合はアソシエイトプログラムの参加を断られる可能性があります。

このほか、情報商材コンテンツや情報商材サイトへのリンクがある、露骨な性的描写がある、申請者が未成年であるなどの場合も申請が否認されます。

申請が断られるサイトに関しては、Amazonアソシエイトのヘルプページに詳しく記載されているので、登録申請前に確認し、これらの例に当てはまらないように注意しながらサイトを構築しましょう。また、これらの例に該当しない場合でも、利用規約違反など、Amazonアフィリエイトが不適切だと判断されると申請は通りません。申請前に参加が断られるサイト例と利用規約をよく読み、問題がないかどうかを確認してから登録申請を行いましょう。

3-4.プライバシーポリシーの記載

プライバシーポリシーにAmazonアソシエイトについての記述を追加しましょう。

乙は、乙のサイト上または甲が乙によるプログラム・コンテンツの表示またはその他の使用を許可したその他の場所のどこかに、「Amazonのアソシエイトとして、[乙の名称を挿入]は適格販売により収入を得ています。」または本規約に基づき事前に許可された内容と実質的に同じ文言を目立つように明示しなければなりません。

以下と同等の文言をプライバシーポリシーに記載すればOKです。

「Amazonのアソシエイトとして、[乙の名称を挿入]は適格販売により収入を得ています。」
(※[乙の名称を挿入]の箇所をサイト名や運営者名に書き換えて使用ください)

4. 広告リンク作成の方法

広告リンクを作成する方法は以下3つです。

4-1.公式サイトから作成する方法

もっとも一般的なのが、公式サイトで広告(商品リンク)を作成する方法です。

以前はAmazonアソシエイトのホームページから、商品リンクを作成する方法が提供されていましたが、現在はアソシエイト・ツールバーを使用する方法に変わっています。

アソシエイト・ツールバーは、Amazonアソシエイトにログインしているアカウントで、Amazon公式サイトにアクセスすると、画面の上部に以下のように表示されます。

4-2.プラグインから作成する方法

WordPressで記事を作成した場合、下記プラグイン(例:Pochipp、Rinker)を使い、見栄えの良いリンクを作成することができます。

商品リンク作成用プラグイン
Pochipp(ポチップ)
・Rinker(リンカー)

たとえば、Pochippを利用すれば、以下のような商品リンクをWordPress上で作れます。

Amazonの他に、楽天市場(*1)やYahoo!ショッピング(*2)のリンクも同時に掲載可能です。

ユーザーが購入先を選択できるようになるため、購入率アップが期待できますね。

  • (*1) 楽天アフィリエイトに登録、または、もしもアフィリエイトに登録&楽天市場との提携が必要。
  • (*2) バリューコマース、またはもしもアフィリエイトに登録&Yahoo!ショッピングとの提携が必要。

4-3.アフィリエイトASPから取得する方法

他のアフィリエイトASP(例:もしもアフィリエイト)を経由して商品リンクを取得することもできます。

現在、Amazonのアフィリエイトが可能な主なASPは以下の3社です。

Amazonのアフィリエイトが可能なASP
・もしもアフィリエイト
・A8.net
バリューコマース

(表示例:もしもアフィリエイトの「かんたんリンク」で作成した場合のプレビュー)

5. Amazonアフィリエイトのメリット

5-1.利用者が多い

  • Amazonは世界的に有名で、利用者数が非常に多いため、信頼性が高く、購買されやすい。

Amazonアフィリエイトの第1のメリットは「利用者が多い」ことです。

Amazonは世界的なショッピングサイトで、日本国内では「楽天」に続き第2位の利用者数をほこります。

普段からショッピングに利用している人が多いため、ユーザーは安心して商品を購入できるでしょう。

また、ネットで商品を購入するには、個人情報やクレジットカード情報を入力する必要がありますが、

Amazonなら既にアカウント登録しているユーザーが多いため、面倒な入力操作や手間が省けます。

5-2.商品の種類が豊富

  • ほぼすべてのジャンルの商品が扱われており、ターゲットに合った商品を紹介しやすい。

ほぼすべてのジャンルの商品が扱われており、ターゲットに合った商品を紹介しやすいことも特徴です。

Amazonでは国内で一般販売されているほとんどの商品、さらに国内では入手できない輸入商品なども扱っています。

5-3.紹介商品以外の購入も報酬対象

  • 紹介した商品以外の商品が購入されても、報酬が得られる。

Amazonのアフィリエイトで報酬が発生するのは、広告(商品リンク)を掲載した商品だけではありません。

自分のメディアに掲載した広告をクリックしたユーザーが、クリックの有効期限内(*1)に、Amazonで別の商品を購入しても報酬が発生します。広告リンクをクリックしてもらえれば、その商品が購入されなくても報酬がもらえる可能性があるということです。

5-4.SNSでの活用

  • YouTubeやInstagram、X(旧Twitter)などのSNSでも商品リンクを紹介できるため、収益化の幅が広がります。

Amazonアソシエイトの商品リンクを掲載できるのは下記SNSのみです。

Facebook、Instagram、X(旧Twitter)、YouTube、TikTok、Twitch.tv

国内の利用者が多いSNSに対応しているため、集客と収益化のチャンスが広がります。

ただし、SNSのアカウントごとにメディアの追加登録が必要です。

また、SNSのみ(ブログやWebサイトを持っていない場合)で登録する場合は、一定数のフォロワー数や「いいね」などの実績が必要(最低ラインは500)になります。

6. Amazonアフィリエイトのデメリット

6-1.紹介料率が低い

  • 大きな収益を上げるには多くの商品を販売しなければなりません。

Amazonアソシエイトの紹介料率(報酬率)は最大10%ですが、報酬率が高めなのは一部の商品のみで、多くの商品は2%~5%程度です。

しかも、報酬額に上限(1商品1個1,000円まで)が設定されているため、いくら高額な商品が売れても、報酬額は1,000円まで…。

6-2.登録審査が厳しい

  • 登録審査は、申請後180日以内に3回以上の適格販売が必要であり、難易度が高いです。

Amazonアソシエイトの登録審査は、以前からも他のASPと比較して難しいと言われていましたが、

2020年に登録審査開始までのハードルが設けられてから、さらに厳しくなっています。

6-3.自己購入がNG

  • 自分で購入することで報酬を得ることはできません(自己アフィリエイトは禁止)。

また、家族・友人・知人の購入に対しても紹介料は支払われません。

7. Amazonアフィリエイトで稼ぐコツ

審査に合格する前でも有効な方法なので、これから審査を受ける人もぜひ参考にしてみてください!

7-1.商標キーワードを使った記事作成する

  • ブランド名や商品名に関連するキーワードをターゲットにする。

商標キーワードとは、特定の商品名やサービス名を含んだキーワードのことです。

たとえば「(商品名) レビュー」「(商品名)口コミ・評判」などが挙げられます。

商標キーワードで検索するユーザーは、すでに商品の購入を検討している段階の(購入意欲が高い)ユーザーが多く、集客できれば購入される確率が高いです。

ブランド名や商品名に関連するキーワードをターゲットにする。

ただし、同じ商標キーワードでも「(商品名)使い方」「(商品名)初期設定」などは、既に商品を購入した後のユーザーが検索するキーワード(購入後クエリ)です。

アクセスを増やすためには有効ですが、商品が購入される確率は低いので注意してください。

また、人気商品はSEOでの競争率が高く上位表示するのが難しいため、初心者のうちは多少マイナーでもネット上にレビュー記事が少ない商品を狙うのもおすすめです。

7-2.実際に商品をレビューする

  • 実体験を元に商品レビューを行うと、読者の信頼を得やすい。

質の高い記事(検索上位に上がりやすい記事)を作るためには、ネットにある情報を集めて商品紹介するのではなく、実際に商品を購入自分自身で利用してみて、その体験を元にレビュー記事を書くのがおすすめです。

説得力のあるリアルな記事を作成するには、実際に使用してみるのが一番です。

商品を利用したときの使い勝手や感想は、オリジナリティ(独自性)の高いコンテンツになります。

リアルな使用感は、ユーザーがもっとも関心のある情報です。

自分が撮影した写真や動画を掲載すれば、さらに説得力が増し良質なコンテンツに仕上がります。

7-3.特別プログラムやセールスイベントを活用

  • Amazonの特別プログラムやセール(例:プライムデー)を活用する。

Amazonでは通常よりも報酬率が有利な特別プログラムプロモーションが実施されることがあります。

また、以下のような「メンバー紹介プログラム」は常時実施されているので、積極的に参加しましょう。

メンバー紹介プログラムは、無料体験登録だけで紹介料が支払われることが多いため、成果発生のハードルが低く、稼ぎやすいプログラムになっています。


まとめ

Amazonアフィリエイトは、特に商品の選択肢が豊富で利用者も多いため、初心者でも始めやすいアフィリエイトプログラムです。ただし、審査のハードルが高く、報酬率が低いため、地道に成果を上げていく必要があります。販売実績を積み重ね、広告リンクの設置を工夫して収益化を目指しましょう!

Writer米沢 洋平

株式会社Proteinum 代表取締役

大学卒業後、楽天株式会社に入社。 初期配属は東北エリアグループにて、牛タンやりんごなどの東北の名産品の販売支援に従事。 その他、アパレル業界を専門として、大手企業を中心に各種ECコンサルティング活動に従事 (のべ担当店舗数700以上)。楽天を卒業後、経営コンサルタントの道へ進み、小売企業を中心に様々な業界において経営コンサルティング業務に従事(事業戦略策定、実行支援、EC戦略策定等)その後、株式会社Proteinumを創業。”EC業界にとってなくてはならない存在に”をミッションに、現在は自社ブランドの立ち上げとクライアントのEC事業の支援に従事。

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