【楽天市場】RMSのAIアシスタント機能に対して徹底解説!
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RMSにおけるAIアシスタント機能の導入
楽天市場で推進されている、AIを活用したユーザー体験の向上と店舗の運営効率化の一環として2024年3月28日から「RMS AI アシスタント β版」がリリースされました。
「RMS AI アシスタント β版」には以下の機能があります。
RMSより:https://info.rms.rakuten.co.jp/rms/message/d3453a43-aee2-4ded-a5c7-64ec509acb03
上記のうち、2024年3月28日に既にリリースされている4機能について紹介します。
RMSのAIアシスタント①
「データを解説」 機能:店舗カルテ分析支援AI
RMSの「店舗カルテ」のトップから「データをAIで解説(下図の赤枠箇所)」をクリックすると、前年対比での売上傾向や特徴を解説する文章が生成されます。
生成される分析内容の例は以下の通りです。
分析結果を報告いたします。2024年X月X日からX日までの当店の売上と前年同期を比較いたします。
まず、売上は前年同期比でXXX円増加、トータルでXXX円となりました。これはXXX%の増加となります。
この売上増加の主な原因は3つの要素、アクセス人数、転換率、客単価によるものと考えられます。
アクセス人数については、前年同期比でXXX人とXXX人増加しました。これはXXX%の増加です。
この増加は新たに導入された商品のプロモーションまたは広報活動によるものかもしれません。
転換率は前年同期比で平均値がXXX%ポイント上昇のXXX%となりました。
この結果は弊社サイトのUI/Ux改善策により顧客の購買意欲が向上した可能性が考えられます。
次に、客単価ですが、こちらは前年同期に対しては若干低下し、平均XXX円となりました。
しかし、売上増加の大きな要因とはなっていないことが読み取れます。
また、日別のデータを確認すると、2024年X月X日の売上がXXX円と他の日に比較して特に高く、その日に何か特別なプロモーションやイベントが開催された可能性があります。
以上の点を整理すると、目立つ売上の増加は主にアクセス人数の増加と転換率の向上によるもので、特別な日に行われたプロモーションやイベントも大きな影響を及ぼしていると言えるでしょう。ただし、客単価は微減傾向にあるため、一人当たりの購入金額を増やすための戦略も取り入れることをお勧めいたします。
以上の分析結果をベースに、今後の営業戦略の参考にしていただけると幸いです。
RMSのAIアシスタント②
「文章を作成」 機能:商品説明文作成支援AI
商品名、商品画像をもとにAIが商品説明文を提案します。
AIに提案された商品説明文は、自分で確認して修正してからPC用/スマートフォン用商品説明文として使用可能です。
RMSの「商品編集」から利用可能です。
商品のアピールポイントを入力する欄もあり、独創性のある商品説明文の作成が可能です。
RMSのAIアシスタント③
「回答を生成」 機能:問い合わせ回答作成支援AI
店舗が記入した回答概要をもとに回答文を生成することで。問い合わせ対応作業を効率化します。
・ユーザーへの問い合わせ対応時に活用できます。
・簡単な回答概要を記入することで、AIが実際に回答するための文章を生成します。
・AIが生成した文章を確認・修正してからユーザーに送信するようにしましょう。
RMSの「問い合わせ管理」の「AIで回答文を生成」をクリックすると利用できます。
ポップアップが表示されるので、問い合わせの詳細を入力して「生成」をクリックすると文章を作成できます。
「回答欄にコピー」を押すと生成した回答内容を回答欄にコピーできます。
RMSのAIアシスタント④
「AIチャットで質問」 機能:店舗向けAIチャットボット
チャットボット「相楽しんく」がリニューアルされ、新しいAI機能を搭載したチャットボットがリリースされました。
このリニューアルにより、店舗運営Naviを検索して回答する精度やカバーできる質問範囲が従来に比べて向上します。
また、質問への回答だけでなく、ユーザーへの案内やメルマガの文案作成・校正など、店舗運営業務にも活用できるAIチャットボットもリリースされます。
「店舗運営サポートAI」サービス
RMSの画面右下にある「お困りですか?」バナーを押すと、起動できます。
RMSより:https://info.rms.rakuten.co.jp/rms/message/d3453a43-aee2-4ded-a5c7-64ec509acb03
項目選択肢を選んでいくと、AIが解決策を提示します。
「EC相談AI」サービス
楽天市場の店舗運営業務の文章要約や分類、校正などに生成AIを活用できます。
■活用例
・デザインのコツや商品コンセプトのアイデア出しのコツを相談したい
・よくある問い合わせに対する回答雛形文章を効率よく作成したい
・文章の誤字脱字を修正したい、丁寧な表現に言い換えたい
・商品の特徴や利点を伝える短い要約文を考えたい
「店舗運営サポートAI」画面上の「EC相談AIを試す」を押すと起動できます。
文章で質問するとAIが回答します。
まとめ
RMSのAIアシスタント機能について紹介してきましたが、いかがでしたか?
便利な機能ではありますがAIは大量の過去データを元にしているため、商品や店舗にとっての最適解を考える上ではまだまだ人間の方が優れていることが多いです。
AIを過信しすぎず、上手に新機能を活かすようにしましょう!
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株式会社Proteinum 代表取締役