【2023年最新版】Amazonバリエーション登録手順・転換率向上のコツを解説
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本記事ではAmazonに出品している方必読、売上アップに直結するバリエーション登録についてメリット・デメリットや、実際の設定方法について画像付きで解説いたします。
1.Amazon バリエーション登録とは
バリエーション登録とは、色違いやサイズ違い等、一つの商品に対し複数のバリエーションを一つの商品ページに集約して表示させるための設定を指します。
Amazonバリエーションの仕組みを簡単に図解したものが下図です。
バリエーション登録された商品はAmazon上では下図赤枠のように表示され、ユーザーは色違いやサイズ違い商品をページを跨ぐことなく選択することが出来るので、ページ離脱リスクが低減でき転換率が向上しやすくなります。
同一ブランドや同一カテゴリーの商品で、カラーやサイズ、容量展開が複数ある商品は、積極的にバリエーション登録を進めていただく事を推奨いたします。
2.バリエーション登録による4つのメリット
バリエーション登録することによるメリットは以下の4点です。
- まとめ買いによる客単価アップが期待できる
- 転換率の上昇が狙える
- レビューが集まりやすくなり検索順位(SEO)の上昇が狙える
- 商品管理の効率化
2-1.まとめ買いによる客単価アップに寄与
複数のバリエーションを1ページに集約して表示させることで、ユーザーは商品同士の比較をしやすくするだけでなく、まとめ買いを促すことが出来ます。
例えば、気に入った商品は色違いも合わせて購入しておきたいと思う場合や、用途や利用シーンによって、サイズ違いや容量違いも買っておきたいと思う場合もあります。
バリエーション登録しておくことにより、こういったユーザー心理を1ページで叶える事ができ、結果的に客単価がアップしやすくなり売上アップにつながる可能性が高まります。
2-2.ユーザビリティ(利便性)が高まり、転換率の上昇が狙える
バリエーション登録することで、ユーザーは一つの商品の色違い・サイズ違い・容量違いを比較検討する際、別ページに遷移することなく1ページで完結することが出来きます。
それにより、ユーザーは複数ページを横断しながら商品を比較検討するといったストレスが軽減し、購入までの検討プロセスが簡略化され、結果的に購入体験の向上につながります。
同一商品の色違いやサイズ違い、容量違い商品がそれぞれ個別の商品として登録されていた場合、他バリエーション商品の検討をしたいユーザーは商品ページから離脱し、店舗としては販売機会を逃す可能性が高まります。
商品ページにアクセスしている時点で、購買意欲があるユーザーです。
豊富にサイズやカラーバリエーションを取り揃えていても、ユーザーに気が付いてもらえないと売上にはつながりませんので、バリエーションが豊富な商品こそ登録を進め、転換率の向上を目指しましょう。
Amazon での転換率アップ対策については以下記事も参考にしてみてください。
アマゾンの転換率はどうやって上げる?即実践できる方法を解説!
2-3.レビューが集約されSEO向上が狙える
レビューはAmazonで売上を伸ばすうえで、最も重要な要素の一つです。
バリエーション登録をすることにより、全バリエーションの商品レビューが1ページに集約され、Amazonn 検索結果の上位表示が狙いやすくなるのも大きなメリットです。
バリエーション登録されていない場合、色違いやサイズ違い商品ごとにページが分かれてしまい、レビューも分散されてしまいます。
バリエーション登録することでレビューが集まりやすくなり、またレビュー数が多い商品ページはAmazon内のSEO評価も高くなる傾向にあるため、商品ページへのアクセス数の増加につながります。
さらにカートも獲得しやすくなるため、売上も伸ばしやすくなります。
レビュー以外のAmazon SEO対策については以下記事で解説しております。
【Amazon SEO徹底解説】Amazon(アマゾン)で検索順位を上げるには?
2-4.商品管理しやすくなる
Amazonセラーセントラルの管理画面では、商品ごとにまとめて表示されます。
バリエーション登録することで、商品の在庫管理や編集作業しやすくなります。
在庫管理や商品情報編集対応に多くの時間を取られてしまうと、本来やるべき売上アップのための広告運用や商品開発等の時間を捻出するのが困難になります。
売上に直結する対策に時間を割くためにも、バリエーション登録の活用をおすすめいたします。
3.バリエーション登録による3つのデメリット
予めデメリットについても理解しておくことで、不具合が発生した場合でも慌てることなく対応が可能です。
バリエーション登録することによるデメリットは以下3点です。
- アクセスが低下する可能性がある
- 商品ページの離脱率が上昇する可能性がある
- FBA利用の場合、保管手数料が高くなる
3-1.アクセスが低下する可能性がある
すでに検索結果で上位表示されている同一商品のバリエーション違いが複数ある場合、バリエーション登録により一つの商品ページに集約すると、検索結果に対する商品の表示割合が低下します。
例えば、バリエーション登録前は3色展開の商品、各カラーそれぞれの商品ページにアクセスが1,000づつ、計3,000だった所、バリエーション登録後はアクセス数が1,000に低下する可能性があるという事です。
アクセス数低下を回避するためには、バリエーション登録前後の数値を分析し、判断することが重要です。
3-2.商品ページの離脱率が上昇する可能性がある
商品のバリエーションが多すぎると情報過多になり、ユーザーは商品の選びにくさを感じ、離脱してしまう可能性があります。
バリエーション登録の際は適度なバリエーション数を意識して登録を進めましょう。
3-3.FBA利用の場合、保管手数料が高くなる
FBA利用の場合、バリエーション登録された商品は基本的には全商品FBAに納品し在庫反映する必要があります。
売れ筋カラーやサイズ容量の商品であればすぐに売れますが、中には長期に渡り売れず、結果FBA保管手数料が高くなる可能性があります。
また在庫切れ商品を含む商品ページは検索順位も下がりやすい傾向にあるため、バリエーション登録の際は商品ごとの売れ筋度合や在庫も加味する必要があります。
4.バリエーション登録手順
ここからは実際にAmazonセラーセントラルでバリエーション登録する手順についてお伝えします。
バリエーション登録には「新規登録」と「既存登録商品にまとめる」場合とで手順が異なります。
まずは、新規登録でバリエーション登録する手順についてお伝えいたします。
基本的なAmazon商品登録の手順については以下記事で解説しておりますので、本記事ではバリエーション登録手順に特化して解説いたします。
Amazon(アマゾン)の商品登録のやり方について
4-1. 新規でバリエーション登録する手順
新規で登録する場合の手順は大きく5ステップで完了します。
- Amazonセラーセントラルメニュー「カタログ」>「商品登録」を選択
- 「Amazon で販売されていない商品を追加します」からカテゴリを選択
- バリエーションタイプの選択
- バリエーションごとの基本情報設定
- バリエーションごとの詳細設定編集
各ステップの詳細手順は以下の通りです。
① 新規商品登録用ページにアクセス
Amazonセラーセントラルにログインし、画面左上のメニューより「カタログ」の中の「商品登録」を選択します。
②「Amazon で販売されていない商品を追加します」からカテゴリを選択
商品登録ページに遷移したら、検索ボックス下部の「Amazonで販売されていない商品を追加します」というリンクをクリックします。
商品名・商品タイプを登録する画面に遷移するので、商品名を入力し、次いで商品タイプからカテゴリー(ブラウズノード)を選択します。
③バリエーションタイプの選択
商品情報を入力する画面に遷移後、「バリエーション」タブを選択します。
サイズやカラー、素材などのバリエーションタイプが表示されるので、適切なものを選択します。
④バリエーションごとの基本情報設定
③のバリエーションタイプが「カラー」の場合、展開しているカラーバリエーションを入力し「Add」をクリックすると、バリエーション名が追加されます。
次いで各バリエーションごとのJANコードや価格等の基本情報を項目に沿って全て入力したら「保存して終了」をクリックします。
⑤バリエーションごとの詳細設定を編集
最後に登録したバリエーションごとの詳細設定の編集を実施します。
Amazonセラーセントラル>メニュー>在庫>全在庫の管理を選択し、前述で作成した商品のステータス欄に表示されている親ASINの「>」をクリックすると、④で登録したバリエーションが子ASINとして表示されます。
編集する商品の右側「詳細の編集」をクリックし、商品画像や検索キーワードなどバリエーションごとに設定すて完了です。
4-2.既存登録商品をバリエーションとしてまとめる手順
続いて、すでに単一商品として商品ページ作成後にバリエーションとして一ページにまとめる手順についてお伝えします。
作成手順としては、基本的には通常の商品ページの作成手順と同じです。
バリエーションを追加したい親ASINの「詳細の編集」をクリックし、バリエーションタブを選択のうえ、表示される項目に従い必要事項を入力しましょう。
5.さいごに
本記事では、Amazonバリエーション登録によるメリット、デメリットや実際の登録手順について解説いたしました。
バリエーション登録を行うことで、客単価のアップや転換率の向上だけでなく、商品管理の効率化も図れますので、まだの方はぜひ進めてみてください。
またAmazonで売り上げを上げるなら、以下の様な対策も必要です。
- 魅力的なテキストコンテンツの作成
- Amazon広告運用
- SEO対策
- 商品ごとの効果的な販売戦略の立案
以下の記事も合わせて参考にしていただき、Amazon売上アップに役立ててみてください。
株式会社Proteinum 代表取締役