Yahoo!ショッピングの広告の種類と使い方

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楽天、Amazon、Yahoo!ショッピングの大手ECモールや自社サイトのご支援実績のもと、EC売上向上のノウハウをお届けします。

【記事の対象となる方】

  • まだこれからだが、事前にヤフーショッピングの広告売上を知っておきたいという方
  • ヤフーショッピングで本格的に売上を上げていくため、広告の利用を検討している方
  • ヤフーショッピングで広告をすでに利用しているが、いまいち活用方法がわからないという方

ヤフーショッピングで売上をあげるためには、検索順位を上げなければなりません。しかし、検索順位をあげるためには、売上をあげないといけないので、負のスパイラルに入ってしまいます。では、どうやったら売上を上げることができるでしょうか?「広告」をつかえばいいんです。この記事では、「広告」の使い方をお伝えいたします。また、中でもヤフーショッピングの広告の中でももっとも重要になるストアマッチ広告に関してはより詳細にご説明していきます。

1.ヤフーショッピングにおける利用可能な広告種類と使い方

ヤフーショッピングには、色々な広告があります。中でも利用頻度が高い広告について、説明していきます!

  • ストアマッチ広告
  • PRオプション
  • ソリューションパッケージ

①ストアマッチ広告

アイテムマッチ広告


Yahoo!ショッピングのカテゴリリストページや検索結果ページの専用枠に表示されるクリック課金型広告

ストアマッチ広告は一番活用頻度が高い広告です。CPCを設定することで、商品名に入っているキーワードが検索された場合、検索結果のページごとの一番上に商品が表示されます。これから売り出していきたいという商品にアクセスを入れる場合に活用しましょう!

②PRオプション

PRオプション

Yahoo!ショッピング出店者様の販売促進活動をサポートするもので、設定料率に応じて、Yahoo!ショッピングの商品検索結果やカテゴリリストページ、特集ページにて商品をプロモーションできる成功報酬型の広告商品

PRオプションもアイテムマッチ広告と同様に活用頻度が高い商品です。簡単に記載すると、検索結果の通常の表示順位に下駄を履かせてくれる広告です。手っ取り早く検索順位をあげるのに有効なため、アイテムマッチ広告と併用すると効果的です。

  • 設定料率に応じて、商品検索結果やカテゴリリストページ、特集ページにて商品をプロモーションできる、成功報酬型の広告商品
  • 出店者側が自由に「1~30%」で1%刻みに設定できる
  • 料率に応じて、以下のサービスが受けられる:
    料率+2%の効果、CRMツール・ターゲティング機能

PRオプションについては、下記記事を参考にしてください。

③ソリューションパッケージ

ソリューションパッケージ
  • Google 広告 ショッピング広告
  • Google 広告 動的リマーケティング Criteo:ストアを訪問し、購入に至らなかったお客様の再来訪を促進

大きく分けて3種類あります。

  • ブランドパネルビジョン:
    想定リーチ数:2,500万、想定リーチ単価:75円、想定視聴単価:4.8円
    ブランドパネルビジョン
  • Yahoo!JAPANインストリーム広告:
    配信先:GYAO!、Yahoo!ニュースなど、想定視聴完遂単価:0円
    インストリーム
  • 動画フォーマット:
    想定再生単価:4円、画面占有率:70%超
    YDN動画広告

 

2.広告を活用した販売方法

広告については理解できましたでしょうか?では実際にどのように広告を活用するか、説明していきます。

  • ストアマッチ広告で商品へのアクセスを集め、商品が売れるきっかけをつくる
  • ストアマッチ広告と並行して、PRオプションを活用し、検索順位を上げる
  • (さらなる売上拡大)ソリューションパッケージを活用する

①ストアマッチ広告で商品へのアクセスを集め、商品が売れるきっかけをつくる

アイテムマッチ広告を出すことで商品が売れるチャンスを作ることができます。ただ、チャンスがあっても、商品品質、商品価格、商品ページが購入してもらえるだけ魅力がある状態でなければ売れません。しっかりと競合商品を調査し、売れるだけの準備をしたうえで、広告をかけましょう。せっかくの広告費が無駄になってしまいます。

②ストアマッチ広告と並行して、PRオプションを活用し、検索順位を上げる

PRオプションをかけていると検索順位に下駄を履かせることができるので、ストアマッチ広告をきっかけに1商品でも売れると、かなり上位に商品が表示されるようになります。しばらくはストアマッチ広告とPRオプションをかけ続け、広告を外しても検索順位の上位を維持できるぐらいの売上実績をつくれたら、広告を外して、利益を取りに行きましょう。

③(さらなる売上拡大)ソリューションパッケージを活用する

ヤフーショッピング内での売上・認知だけでは、不十分になってきた場合(かなりの売上が上がっている状況です)、ヤフーショッピング外からのアクセス確保やブランド認知を獲得する必要が出てきます。その場合には、ソリューションパッケージを活用して、広くアクセスを集めるのがよいでしょう。

3.ストアマッチ広告の運用方法

上記で説明した通り、Yahoo!ショッピングでの販売にあたって、商品の販売実績をつける先駆けとなり、かつ最も使用頻度が高くなるストアマッチ広告の活用方法について詳しく見ていきましょう。ストアマッチ広告の設定方法についてみていきましょう。

まずは管理画面の「広告」という部分をクリックしましょう。

広告メニューが一覧で表示されるので、「②アイテムマッチ」をクリックしましょう。
ストアマッチ広告とアイテムマッチはほぼ同義になるので、そのまま進めてしまってOKです。

再び広告を選択する画面に推移することがあるので、右上の「ストアマッチ」をクリックしましょう。

ここまできて、いよいよストアマッチ広告の管理画面へと行きます。
「アイテムマッチ」にカーソルを合わせ、「個別入札→商品選択」へとクリックしましょう。
その後、対象商品を選択してきましょう。

対象商品を選択したあとは、商品別にクリック単価を設定していきます。
クリック単価を設定する際は、「金額を指定する」と「掲載順位を指定する」の二つの選択ができます。
自店舗に合った設定をする必要がありますが、「掲載順位を指定する」で1位を選んでも、想定しているキーワードでの検索順位が1位にならない場合がよくあります。
ですので、「金額を指定する」を基本的に使うようにして、希望する掲載順位まで5円ずつ調整していくと、どのくらいのクリック単価が適正なのか、判断ができるようになります。
また、設定上の注意点としては、「月次上限予算」です。
楽天のRPP広告とは違い、ストアマッチ広告の場合は「月次設定予算」に合わせて自動的に日次の消化スピードが左右されます。
配信を加速させたい場合は、「クリック単価」を少し下げて、その分「月次設定予算」を上げていくことでうまく消化スピードを速めることが可能な場合があります。
この辺は出している商材や競合の設定状況によって左右されるので、実際に試しながら運用してみることをお勧めします。

4.ストアマッチ広告にかかる費用

アイテムマッチでかかる費用は、1クリックの入札単価×クリック数です。
入札単価は、1クリックあたりの価格です。入札単価は10円から設定でき、少額でも始められます。
あらかじめ予算を設定できるので使いすぎる心配はありません。
予算が尽きると自動で表示がされなくなるようになっており、予算以上に広告費を使いすぎることはないですが、逆に消化が早く、出したいけど、実は予算が切れてしまって表示がされなくなってしまったということもありますので、予算の設定額に関しては十分に注意するようにしましょう。下記が実際に設定した時の例になります。

例えば、広告予算上限を10,000円にした場合、以下のように訪問客数が見込めます。
・入札単価を10円にすると、1,000クリック(訪問客数1,000人)
・入札単価を20円にすると、500クリック(訪問客数500人)

入札単価の設定のコツは、ライバル店より上位で掲載されるために入札単価の提案価格より少し高めに設定することです。
ただ、ライバルが多い商品を検索上位に表示しようとするとクリック単価は高騰していますので、その商品が広告効果をかけて費用対効果が良いのか、しっかりと見極めていくことが重要になります。

5.ストアマッチの効果測定と改善方法について

では次に効果測定についてみていきましょう。

上記の通り、「実績レポート」をクリックしましょう。
「日別」「月別」「カテゴリ別」「商品別」の四つがありますので、効果測定したいメッシュに合わせてみていきましょう。
最低限見るべき指標としては、「日別」レポートでの日々の消化金額や、「商品別」レポートでの商品別の消化状況、ROASなどの効果測定は必須かと思います。
改善方法としては、上記を参考に以下のKPI設定をしてみることをお勧めします。

広告の予算設定(日次予算が想定通りになっているか)
日別のROAS(月次でのROASに加え、たいていの場合はイベント時のROASしっかり上がっているかどうかが重要)
商品別のクリック単価、ROAS(クリック単価が適正か、ROASをより上げられるように、もう少しクリック単価を下げられないか)

クリック単価や予算設定のテコ入れでROASが改善できない場合は、商品ページの魅力度や価格設定などを競合比較するなどして、見直してみましょう。

 

6.終わりに

ここまで活用できる広告の種類と実際の活用方法について説明してきました。
イメージが湧いてきましたでしょうか?
最後に広告と活用方法をまとめて終わりたいと思います。

【広告種類】

  • アイテムマッチ広告
  • PRオプション
  • ソリューションパッケージ

【広告活用方法】

  1. アイテムマッチ広告で商品へのアクセスを集め、商品が売れるきっかけをつくる
  2. アイテムマッチ広告と並行して、PRオプションを活用し、検索順位を上げる
  3. (さらなる売上拡大)ソリューションパッケージを活用する

【ストアマッチ】

  1. Yahoo!広告の中でももっとも重要となるストアマッチ広告の設定の仕方
  2. ストアマッチ広告の効果測定レポートの見るべきポイント
  3. ストアマッチ広告の予算設定や費用の考え方

以上となります。

ヤフーの広告を最大限活用して、売上をあげていきましょう!

Writer米沢 洋平

株式会社Proteinum 代表取締役

大学卒業後、楽天株式会社に入社。 初期配属は東北エリアグループにて、牛タンやりんごなどの東北の名産品の販売支援に従事。 その他、アパレル業界を専門として、大手企業を中心に各種ECコンサルティング活動に従事 (のべ担当店舗数700以上)。楽天を卒業後、経営コンサルタントの道へ進み、小売企業を中心に様々な業界において経営コンサルティング業務に従事(事業戦略策定、実行支援、EC戦略策定等)その後、株式会社Proteinumを創業。”EC業界にとってなくてはならない存在に”をミッションに、現在は自社ブランドの立ち上げとクライアントのEC事業の支援に従事。

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