【2026年最新】Yahoo!ショッピングのサンキュークーポンの概要から設定手順、活用方法まで徹底解説

ECコンサルタント
リピート顧客が定着せず、新規顧客獲得の広告費ばかりが膨らみ利益を圧迫しているとお悩みではありませんか?
Yahoo!ショッピングにおける「サンキュークーポン」は、一度自社ストアで購入したユーザーに対して次回の買い物を促す、最も基本的かつ強力なCRM施策です。結論から申し上げますと、サンキュークーポンを適切に運用することで、リピート率(LTV)を最大化し、中長期的な広告宣伝費の削減が可能になります。
この記事は、これまでの支援実績が1,000社以上、広告運用実績年間10億円以上の弊社(Proteinum)がYahoo!ショッピングのサンキュークーポンについてサンキュークーポンの基礎知識、具体的な設定手順、そして利益を残しながら売上を伸ばすための戦略的な活用法まで徹底的に解説します。
【この記事の対象者】
- Yahoo!ショッピングのリピート率を向上させたい店舗運営者
- サンキュークーポンの具体的な設定・運用方法を知りたい担当者
- クーポン施策の費用対効果(ROAS)を最適化したい方
【この記事を読んでわかること】
- サンキュークーポンの仕組みと他クーポンとの戦略的な使い分け
- 運用工数をかけずに「自動」でリピートを促す設定手順
- 利益を圧迫させずに購入単価を上げるための条件設定ノウハウ
Contents
Yahoo!ショッピングのサンキュークーポンとは?

Yahoo!ショッピングのサンキュークーポンとは、自社ストアで商品を購入したユーザーに対し、「次回以降に使える割引券」を自動で発行/送付する仕組みです。
新規顧客の獲得コストが既存顧客維持の5倍かかると言われる「1:5の法則」において、サンキュークーポンは新規顧客を既存顧客へ、既存顧客を優良顧客へと引き上げるための入り口として機能します。
購入者へ自動配布するリピート促進ツール
サンキュークーポンは、一度購入というアクションを起こした「自社を知っているユーザー」に対して、再来訪のきっかけを作るためのツールです。
通常のクーポンと大きく異なる点は、発行側で一度設定を済ませてしまえば、ユーザーの購入アクションに紐づいてシステムが自動的に配布を行ってくれる点にあります。運用担当者の手を煩わせることなく、24時間365日、リピート施策を回し続けることができるのが最大の特徴です。
注文承諾や出荷通知メールでの配布
サンキュークーポンがユーザーに届くタイミングは、主にストアから送信される「注文承諾メール」や「出荷通知メール」内、あるいは「注文完了画面」です。
購入直後という、ユーザーの自社ブランドに対する熱量が最も高いタイミングでクーポンを提示できるため、開封率や視認性が非常に高い傾向にあります。メール本文内にクーポンURLが自動挿入されるため、ユーザーはクリックするだけで簡単に取得でき、利用のハードルが極めて低い設計となっています。
1期間につき1種類のみ発行可能な仕様
Yahoo!ショッピングの仕様上、サンキュークーポンとして設定できるのは1つの期間につき1種類のみとなります。
例えば、「全商品対象の500円OFFクーポン」と「一部商品購入者を対象とした10%OFFクーポン」を同時にサンキュークーポンとして並行稼働させることはできません。
そのため、ストア全体の販売戦略に基づき、どの層をターゲットにするかを明確にしてクーポン内容を決定する必要があります。
Yahoo!ショッピングのサンキュークーポンのメリットとは?

Yahoo!ショッピングでサンキュークーポンを導入することで得られるメリットは、単なる「値引きによる売上の確保」に留まりません。
ストアの運営健全性を高め、広告に依存しない自走型の店舗運営を実現するために、以下の3つのメリットを理解しておく必要があります。
リピート率向上とLTVの最大化
最大のメリットは、顧客のLTV(ライフタイムバリュー:顧客生涯価値)を飛躍的に高められることです。
EC運営において、2回目の購入(F2転換)の壁を越えられるかどうかが、店舗の収益性を左右します。サンキュークーポンで次回の購入を後押しすることで、初回の購入で終わってしまう「一見客」を「リピーター」へ変え、長期的な収益源を確保することが可能です。弊社支援実績においても、サンキュークーポン導入によりリピート率が平均10%〜15%向上した事例が多く見られます。
自動配布による運用工数の削減
サンキュークーポンは一度設定を行えば、その後の管理コストがほとんど発生しません。
キャンペーンクーポンや全員配布クーポンのように、その都度バナーを作成したり、ターゲットを絞り込んで配信設定をしたりする手間が省けます。「最小の労力で最大の効果を得る」という観点において、リソースが限られている中小規模のストアにとっても非常に効率的なマーケティング手法といえます。
購入直後の高意欲層へのダイレクト訴求
商品を購入した直後のユーザーは、そのストアに対する信頼感や興味がピークに達しています。
このタイミングで「次回使えるお得な情報」を届けることは、ユーザー体験(UX)の向上に直結します。特に、消耗品や定期的に買い替えが発生するカテゴリにおいては、「他店に流れる前に次回の予約を確保する」という防御的な役割も果たします。
Yahoo!ショッピングのサンキュークーポンの設定方法とは?

Yahoo!ショッピングのサンキュークーポンを有効化するためには、管理画面である「ストアクリエイターPro」での正確な操作が必要です。
設定作業は大きく分けて以下の3つのステップで完了します。一度設定すれば自動運用が可能となるため、漏れのないよう手順を確認してください。
- ステップ1:ストアクリエイターProでの基本情報入力
- ステップ2:値引き内容と利用条件の決定
- ステップ3:自動送付メールへの紐付け設定
ストアクリエイターProでの基本情報入力
まずはストアクリエイターProにログインし、「ツールメニュー」から「販売管理」>「クーポン管理」の順に進みます。
「新規クーポン作成」を選択し、クーポン種類の中から「サンキュークーポン」を指定してください。

ここで入力する「クーポン名」はユーザーにも表示されるため「【リピーター様限定】次回使える500円OFFクーポン」のように、一目でメリットが伝わる名称にすることをおすすめします。有効期間については、開始日を最短に設定することで即時の運用開始が可能です。

値引き内容と利用条件の決定
次に、具体的な値引き額や利用条件を設定します。
値引き形式は「定額値引き(円)」と「定率値引き(%)」から選択可能です。また、「最低利用金額」を設定することで、客単価の向上を狙うことができます。
例えば、平均客単価が3,000円の店舗であれば、「3,500円以上の購入で利用可能」と設定することで、クーポン利用をきっかけにした「ついで買い」を誘発し、客単価の向上を測ることができます。

自動送付メールへの紐付け設定
クーポンの作成が完了したら、最後に配布設定を行います。
サンキュークーポンは、ストアが送信する「注文承諾メール」や「出荷通知メール」に自動で挿入されます。ストア構築の「メール設定」画面において、該当するメールのテンプレートにクーポンURLが表示されるよう設定されているか必ず確認してください。この紐付けが正しく行われていないと、クーポンを発行してもユーザーに届かないため、テスト送信等での最終確認を推奨します。

Yahoo!ショッピングのサンキュークーポンの活用方法とは?

サンキュークーポンは単に配布するだけではなく、戦略的な条件設定を行うことでその真価を発揮します。
利益を削りすぎず、かつユーザーの購買意欲を最大化させるための具体的な活用法は以下の通りです。
- 利益率を圧迫しない適切な割引率の設定
- 短めの有効期限設定による購買の緊急性演出
- 関連商品のついで買いを促す条件設定
利益率を圧迫しない適切な割引率の設定
クーポン施策で最も避けるべきは、値引きによって利益が消失してしまうことです。
以下の表は、一般的な割引設定とその効果の傾向を比較したものです。自社の利益率と照らし合わせ、最適なバランスを選択してください。
| 設定項目 | 内容 | メリット | デメリット |
| 定額値引き | 「300円OFF」など固定額 | 利益計算がしやすく、低単価商品に強い | 高単価商品ではお得感が薄れる |
| 定率値引き | 「10%OFF」など割合 | 高単価商品ほど訴求力が高い | まとめ買いされると利益を圧迫する恐れ |
| 送料無料 | 送料分をストアが負担 | 心理的な購入ハードルを大きく下げる | 配送地域によりコスト変動が激しい |
短めの有効期限設定による購買の緊急性演出
サンキュークーポンの有効期限は、あえて「30日以内」など短めに設定することが有効です。
有効期限を長く設定しすぎると、「後で買おう」という心理が働き、結果的に忘れ去られてしまうリスクが高まります。人間の心理として「失うことへの恐怖(損失回避性)」があるため、期限を限定することで今すぐ買う理由を作り出すことができ、再来訪までの期間(リードタイム)を短縮させる効果が期待できます。
関連商品のついで買いを促す条件設定
クーポンを特定のカテゴリや商品に限定せず、ストア全体で利用可能にする場合は、利用条件を「ついで買い」が発生する金額に設定しましょう。
初回購入が「単品購入」だったユーザーに対し「2点以上の購入で使えるクーポン」として機能させるイメージです。これにより、リピート購入時に複数の商品をカートに入れてもらうきっかけを作り、配送効率の向上と客単価アップを同時に実現することが可能になります。
Yahoo!ショッピングのサンキュークーポンを利用する際の注意点とは?

サンキュークーポンは非常に便利なツールですが、運用にあたってはシステム上の制限やコスト面での注意点が存在します。導入後に「想定外のコストが発生した」といった事態を避けるため、以下のポイントを事前に把握しておきましょう。
クーポン値引き原資の店舗負担
Yahoo!ショッピングが主催する大型キャンペーンのクーポンとは異なり、サンキュークーポンの値引き原資は「100%ストア負担」となります。
発行手数料自体は無料ですが、利用された分だけ直接的に粗利が減少するため、事前のシミュレーションが不可欠です。「クーポン利用時の利益額」をあらかじめ算出し、赤字にならない限界値を把握した上で設定を行うことが、健全な店舗運営の第一歩となります。
他のクーポンとの併用不可設定の確認
Yahoo!ショッピングの仕様上、原則として複数のクーポンを併用して購入することはできません。
(一部の例外を除く)
サンキュークーポンを発行している期間に、ストア独自の「全員配布クーポン」なども実施している場合、ユーザーはどちらか一方しか利用できないため注意が必要です。よりお得な方が優先されますが、ユーザーに混乱を与えないよう、クーポン名や説明文に利用条件を明記しておくことが、カスタマーサポートへの問い合わせ削減に繋がります。
メルマガ未購読者への到達可否
サンキュークーポンが配布されるメール(注文承諾メール等)は、取引に必要な通知として扱われるため、原則としてメルマガの購読有無にかかわらず届きます。
しかし、クーポン経由での再来訪を最大化させるためには、日頃からのストアニュースレター(メルマガ)配信と組み合わせることが重要です。サンキュークーポンで再訪した顧客に対し、メルマガで新商品情報を届けるという循環を作ることで、一過性の値引きに頼らない安定した顧客基盤を構築できます。
顧客属性によるセグメントは不可
Yahoo!ショッピングのサンキュークーポンでは、顧客の属性によるセグメントは不可能です。そのため、すでに複数回リピートしていくれている顧客にも同じようにサンキュークーポンが発行されます。
「新規顧客の2解明購入を促す」という目的でサンキュークーポンを発行する場合は、既存のリピーターにも同様にクーポンが届いてしまうということを考慮する必要があります。
Yahoo!ショッピングのサンキュークーポンに関するよくある質問とは?

Q1:サンキュークーポンの発行手数料はかかりますか?
A1:サンキュークーポンの発行自体に手数料は一切かかりません。
ストアクリエイターProから無料で設定・発行が可能です。ただし、前述の通りクーポンが実際に利用された際の値引き原資については、ストアが全額負担する仕組みとなっています。
Q2:発行済みのクーポン内容を途中で変更できますか?
A2:有効期間中のクーポンの内容変更には制限があります。
一度発行したクーポンの割引額や利用条件を途中で変更することはできません。内容を修正したい場合は、現在稼働しているクーポンを一度停止(削除)し、新しくクーポンを作成し直す必要があります。その際、既に配布済みのクーポンURLが無効にならないよう、切り替えのタイミングに注意してください。
Q3:サンキュークーポンはどのメールで送るのが効果的ですか?
A3:「出荷通知メール」での案内が最も効果的とされています。
注文承諾メールでも配布可能ですが、出荷通知メールはユーザーが「いつ商品が届くか」を最も気にしているタイミングで開封されるため、視認率が高まります。また、商品が手元に届く直前の高揚感と相まって、次回の買い物への期待感を醸成しやすいというメリットがあります。
Yahoo!ショッピングのサンキュークーポンについてのまとめ
いかがでしたでしょうか。ここまでYahoo!ショッピングのサンキュークーポンについて解説してきました。
本記事の要点を以下にまとめます。
- サンキュークーポンの基本特性
- 購入者に対して自動で次回用クーポンを配布する強力なリピート施策。
- 注文承諾メールや出荷通知メールに紐づくため、運用工数を最小限に抑えられる。
- 1期間につき1種類のみ設定可能という仕様を理解して運用する必要がある。
- 戦略的な設定と運用のポイント
- 最低利用金額を設定することで、リピート率向上だけでなく客単価アップも狙う。
- 有効期限を短めに設定(例:30日間)し、購買の緊急性を演出する。
- ストア負担の原資を考慮し、利益を確保できる割引率をシミュレーションする。
- 導入時の注意点
- 値引き原資は全額ストア負担となるため、粗利管理を徹底する。
- 他のクーポンとの併用可否や、システム上の制限を事前に把握しておく。
サンキュークーポンは、Yahoo!ショッピングで安定した売上を築くための「守りの要」とも言える施策です。新規顧客を一人でも多くリピーターへ変えるために、まずは少額の割引からでも設定を開始してみることをお勧めします。
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