【2025年最新版】Yahoo!ショッピングの主要イベント・キャンペーン完全ガイド|売上を伸ばすための実践的イベント対策も解説

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Yahoo!ショッピングで売上を伸ばすためには、日々の運用に加え、イベントやキャンペーンを戦略的に活用することが欠かせません。
特に2025年は、長く続いていた「ゾロ目の日クーポン」が終了し、新たに「Yahoo!ショッピング 感謝祭」が開始されるなど、キャンペーン構造が大きく変化しました。そのため、従来の取り組み方だけでは成果が出にくくなり、最新仕様に合わせた対策が求められます。

イベント開催日は通常の2〜3倍のアクセスが発生することも多く、事前準備の質が売上を大きく左右します。検索順位、クーポン設定、ポイント施策、在庫管理など、どれか一つが欠けるだけで成果が伸びづらくなるため、体系的な対策が重要です。

本記事では、2025年版の主要イベントの整理と、売上最大化のために実際に行うべき準備・施策を分かりやすく解説します!イベントでしっかり成果を出したいストア担当者の方は、ぜひ参考にしてください。

【記事の対象となる方】

  • Yahoo!ショッピングのイベント対策を体系的に知りたい
  • 2025年のイベント仕様変更(ゾロ目→感謝祭)を理解したい
  • イベントを使って売上を伸ばしたいストア担当者
  • 何を優先的に対策すべきか整理したい

本記事では、Yahoo!ショッピングで定期開催されている主要イベントを整理しつつ、売上最大化のための事前準備や当日のチェックポイントを体系的にまとめています。2025年の最新トレンドを押さえつつ、イベントの「勝ち筋」を理解したい方はぜひ参考にしてください。

1.Yahoo!ショッピングの主要キャンペーン一覧(2025年最新版)

Yahoo!ショッピングには継続開催のキャンペーンと、不定期の大型イベントが存在します。
特に2024年以降は「ゾロ目の日クーポン」が終了し、代わりに「Yahoo!ショッピング 感謝祭」が導入されました。

以下では、日常的に売上に影響する主要キャンペーンを整理します

1-1. ボーナスストアPlus(旧:倍!倍!ストア)

ストア独自の付与に加え、Yahoo!ショッピング側の付与も上乗せされる還元イベント。
掲載枠に選ばれることにより、露出とCVRが大きく改善します。

ポイント

  • 参加ストアはカテゴリ内で有利に
  • 高い還元率を出すと露出が伸びる
  • 募集締切は早め(イベント1〜2週間前が多い)

対象店舗で購入すると対象金額に対して5% または 10%のポイント還元を得ることができます。不定期で開催されていた「倍!倍!ストア」が2023年8/24(木)開催分より企画名を「ボーナスストア」に変更し、さらに2024年2月に「ボーナスストアPlus」に変更されました。企画内容は「倍!倍!ストア」と変更はなく、企画対象店舗の商品にアイコンが表示され、検索チェックボックスの対象となるため、アクセス数が増加する傾向にあります。

1-2. 毎日もらえるキャンペーン

特定条件を満たすことで常時ポイント還元が行われる企画。
ストア側というより、お客様の購入時のインセンティブとして機能。

特徴

  • 特定カテゴリは影響が大きい(食品、日用品など)
  • 条件達成ユーザーが多いため、サイト全体のCVR底上げ

毎日もらえるキャンペーンは、指定支払い方法でで購入すると対象金額に対して3%〜4%のポイントが付与されます。

1-3. 5のつく日キャンペーン

毎月「5」「15」「25」はポイントアップ。
コンバージョンが平日の1.5倍以上に跳ねることも多い特需日。

ポイント

  • クーポンやポイント設定を厚めに出すべき日
  • 広告(PRオプション)の入札が上がるため要注意
  • 準備は2〜3日前に完了させておくと安全

毎月5のつく日(5日、15日、25日)はポイントが+4%となるため、売上が立ちやすくなります。

1-4. Yahoo!ショッピング 感謝祭(旧:ゾロ目の日クーポン)

2024年に「ゾロ目の日クーポン」が終了し、新たに「Yahoo!ショッピング 感謝祭」が開始されました。

特徴

  • 不定期開催(頻度は月1〜2回が多い)
  • 全ストア共通のクーポンが配布される
  • 旧ゾロ目同様、クーポンを狙うユーザーが大量流入
  • 食品、日用品、ファッションカテゴリで特に強い

ストア独自クーポンとの併用も可能なため、感謝祭の日は「ストア独自の上乗せ施策」を行うことで売上が跳ねやすくなります。

2.Yahoo!ショッピングのイベント・キャンペーン年間スケジュール

Yahoo!ショッピングでは、年間を通して以下のような特需タイミングがあります。

月次で意識すべきポイント

  • 毎月5のつく日(固定特需)
  • 感謝祭(旧ゾロ目)※月1〜2回
  • 月末月初(ポイント切り替えによる需要変動)

季節イベント

  • 2月:バレンタイン
  • 3月:新生活・卒業・ホワイトデー
  • 6月:父の日
  • 7〜8月:夏セール
  • 11月:超PayPay祭(大型イベント)
  • 12月:年末商戦・クリスマス

ボーナスストアPlusの募集タイミング

大半は開催の1〜2週間前に募集。
競合より早めに準備しておくことで、露出の席を獲得しやすくなります。

3.イベントで売上を伸ばすための事前準備

イベントで成果を最大化するには、当日の施策以上に「イベント前の準備」が売上を左右します。Yahoo!ショッピングの検索ロジック・購買行動に基づき、最も効果の高い対策から順に解説します。

3-1. 表示順位(SEO)を上げる ― 売上の7割は“事前順位”で決まる

イベント日は流入が2〜3倍に増えるため、上位表示の有無で売上が大きく変わります。特に2024年以降は「配送リードタイム」「レビュー反映」などの項目が順位に与える影響が強まっています。

優先すべき対策

  • 商品名に上位検索キーワードを必ず含める
    例:ブランド名+カテゴリ+用途+特徴
  • 配送リードタイムの短縮
    「2〜3日配送」→「翌日〜2日以内」に変えるだけで順位改善が起きるケースが多い
  • カテゴリの最適化
    誤カテゴリのまま運用されている商品は非常に多く、修正だけでCTRが改善
  • レビュー施策(特に写真付き)
    CVR改善だけでなく、検索評価にもプラス
  • 商品説明を“もれなく書く”
    スペック・素材・サイズなどを丁寧に書くほど検索評価が安定

イベント1週間前からの改善が最も効果的。
※直前の大幅な価格変更は、順位が下がる場合があるので注意。

3-2. クーポン戦略 ― 感謝祭・5のつく日で競合に負けない“設計方法”

2025年から「感謝祭」が主力イベントとなったため、クーポン戦略の重要度が大幅に上昇しています。

効果の出る設計ポイント

  • クーポンは“前日ではなく2〜3日前”に設定する
    → 検索一覧でのクリック率がじわじわ上向き、当日のPVを底上げ
  • イベント日は通常より1〜2%強めに出す
    カテゴリの相場より低いとクリックが取れず埋もれる
  • 低単価商品は%OFF、高単価商品は額OFFが有利
    例:3,000円未満 → 5〜10%
       10,000円以上 → 500〜1,000円OFF
  • ストアクーポンと感謝祭クーポンの“重ね取り”が最もCVRが伸びる
    特に食品・日用品カテゴリは効果が大きい

クーポンの設定は、“競合の割引率”を必ずチェックし、最終的に価格帯・利益率から逆算して調整します。

3-3. ボーナスストアPlus・ポイント設定 ― 露出アップの「最短ルート」

ボーナスストアPlusは、露出向上とCVR改善の両方に効果があり、参加するだけでPVが20~80%伸びることがあります。

設定の考え方

  • 還元率は競合より0.5〜1%高めを目安に
  • 高すぎる設定は要注意(利益率悪化)
    → 広告費+クーポン+ポイントのバランスが重要
  • 在庫量が足りないSKUにはポイントを付けない
    イベント当日の途中で在庫切れすると評価が下がりやすい

特に感謝祭や5のつく日と合わせて設定すると、CTR・CVRが大幅に上昇するため、利益率を見ながら「何%まで許容できるか」を決めるのがポイントです。

3-4. 在庫・物流・価格 ― 売上ロスを防ぐ“土台づくり”

いくらクーポンやポイントを最適化しても、在庫が不十分だったり配送が遅れると売上は伸びません。

優先度の高い対策

  • 売れ筋SKUは通常の1.5〜2倍に増やす
  • 在庫アラートを前日までに必ず確認
  • イベント直前の値上げはNG
    → 検索評価が落ちやすく、CTRが急低下
  • 最短配送に切り替える(物流キャパを確認)
    CVRが10~20%改善した事例も多い
  • ギフトシーズンはラッピング有無や納期を明記
    購入前の不安要素を取り除くことでCVRが伸びる

価格・在庫・配送は、イベント当日の“売上を落とさないための最低ライン”です。

4. イベント前に押さえるYahoo!ショッピング広告の準備

Yahoo!ショッピングでは、クーポンやポイント施策に加え、広告の運用が売上に直結します。特に感謝祭や5のつく日などの大規模イベントでは、広告の事前設定・最適化が成果の差を生む重要施策です。

▼広告の詳細はこちら

4-1. PRオプション(検索連動型広告)の準備

PRオプションは、検索結果の上位に商品を表示させる広告です。イベント前に以下をチェックします。

ポイント

  • イベント前2〜3日前に入札単価を見直す
    → 通常よりアクセス増加を想定し、予算枠を確保
  • 競合状況を確認
    → 同カテゴリの人気商品入札単価を調査し、過度に低い設定は避ける
  • 対象SKUの選定
    → 売れ筋や高還元率商品を優先的に入稿

注意点:PRオプションは単価を上げすぎると利益率が圧迫されるため、事前に利益率を計算して調整。

▼詳細はこちら

4-2. スポンサープロモーション広告(ディスプレイ広告)

スポンサープロモーション広告は、トップページやカテゴリページに表示される広告です。

事前準備のポイント

  • イベント対象商品のみを広告に出稿
  • 配信期間はイベント開始前1〜2日からスタート
  • クリック率・CVRの過去データを参考に入札単価を設定
  • 画像・テキスト広告はイベント仕様に合わせて更新(感謝祭バナー、クーポン強調など)

4-3. 広告とクーポン・ポイントの連動

広告だけで集客しても、購入インセンティブが弱いとCVRが下がるため、クーポン・ポイント施策と連動させることが重要です。

  • PRオプションやスポンサープロモーション広告は、クーポン設定後に反映されるように事前調整
  • 高還元クーポン×広告でクリック率+CVRを最大化
  • 広告予算は、イベント日ごとのアクセス予測に基づき分割管理

4-4. リアルタイム運用チェック(イベント当日)

  • 広告配信状況の確認(配信停止やエラーを防ぐ)
  • 入札単価・予算消化の監視
  • 成果の低いSKUは一時停止、成果の高いSKUは追加予算を投入
  • クーポン在庫切れやポイント上限に連動して広告調整

5. イベント当日の運用チェックリスト

当日は以下の項目を確認すると売上の取りこぼしを防げます。

チェックリスト

  • 商品ページの反映遅延がないか
  • クーポンの表示状況
  • ボーナスストアPlusの適用確認
  • 広告(PRオプション)の入札調整
  • 在庫切れ商品がないか
  • 競合の価格変更をチェック

特にPRオプションはイベント日ほど入札競争が激しいため、「朝」「昼」「夕方」の3回確認すると安定します。

6. まとめ【イベント運用の成功法則】

Yahoo!ショッピングのイベントは、準備の早さが売上を左右します。
特に2025年は感謝祭(旧ゾロ目)の導入により、クーポン競争が激しくなっています。

成功のポイント

  • 事前準備は2〜3日前から
  • 検索順位の改善が最重要
  • ボーナスストアPlusとクーポンを併用
  • 感謝祭と5のつく日は「主戦場」
  • 在庫・広告・ポイントの3点を揃える

イベントを単なる「特需日」として捉えるのではなく、「計画的に売上を積み上げる日」として運用できるかどうかが差になります。

7.よくある質問

どのイベントに最も注力すべきですか?

5のつく日と感謝祭が最優先。PV・CVRが大きく伸びるため。

ボーナスストアPlusの還元率は何%がベスト?

カテゴリ平均+1%を目安にすると効率が良いです。

感謝祭ではどのカテゴリが強い?

日用品、食品、ファッション、小物系が強い傾向があります。

イベント準備はいつから始めるべき?

最低でも2〜3日前、理想は1週間前からのSEO調整がおすすめです。

Writer米沢 洋平

株式会社Proteinum 代表取締役

慶応義塾大学を卒業後、楽天グループ株式会社に入社。ECコンサルタントとして、ショップオブザイヤー受賞店舗を含むのべ700店舗以上を支援。その後、小売業を中心に経営コンサルティング業務に従事(事業戦略策定、EC戦略策定・実行支援など)し、株式会社Proteinum(プロテーナム)を創業。
プロテーナムでは、楽天、amazon、自社EC、Yahoo!ショッピングを中心に、データに基づく圧倒的な成果にこだわった支援を行っている。ナショナルブランドを中心に累計1,000社以上の支援と年間広告費10億円以上の運用実績を持ち、独自のEC運用支援システム「ECPRO」も提供している。

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