Qoo10出店マニュアル｜費用・出店の流れ・メリットデメリットをまとめて解説！

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本記事では、Qoo10出店マニュアル｜費用・出店までの流れについて解説しています。

<参考動画>

1.Qoo10（キューテン）の概要

Qoo10（キューテン）は、eBay Japan合同会社が運営するオンラインショッピングモールです。「今日のコスパを掘り出そう」というコンセプトから始まり、現在は「衝撃コスパモール」と「楽しさを仕掛け、喜びを届ける」をコンセプトにしています。2010年から運営されており、現在注目が高まっているECモールです。

1-1.Qoo10の特徴とは

Qoo10の主な特徴は以下の通りです。

完全成果報酬型のコストで出店が可能
売れた金額に対してのみ手数料が発生するため、低リスクで出店できます。

若年層女性が中心ユーザー
10代後半〜30代の女性が主要なターゲット層です。

積極的な外部プロモーションによる集客力
Qoo10自体が積極的にプロモーションを行っており、集客力に期待できます。Yahoo!やGoogle広告、アフィリエイト、メールマガジンなど、多岐にわたるプロモーションをQoo10側が負担しています。

近年注目が高まっているメガ割については下記記事もご覧ください。

Qoo10メガ割概要と売上アップ攻略法/対策4選｜単日売上1億円突破店舗も

低コストでのプロモーション
タイムセールや共同購入などのプロモーションを低価格で利用できるため、他のモールよりも低コストで大きなプロモーションを実施できる場合があります。

越境ECへの参入が容易
海外販売機能（QExpress）を利用することで、翻訳や決済、配送をQoo10が代行してくれるため、簡単に海外販売を開始できます。

物流代行サービス(QWMS)
AmazonのFBAに相当するサービスで、受注から配送までを代行してくれます。

2.Qoo10出店のメリット・デメリット

ここからは、Qoo10に出店するメリットとデメリットをご紹介します。

2-1.Qoo10出店のメリット

初期費用・月額固定費が無料

初期費用・月額固定費が無料なので、他ECモールに比べると出店しやすく退店も簡単にすることができます。

低コストでプロモーション可能

Qoo10は、様々なセールのプロモーションを頻繁におこなっていて、他ECモールの場合数万〜数十万円かかるものも、Qoo10だと1回数千円程です。
広告は、セールや共同購入の露出枠に掲載することが可能です。

越境ECに参入しやすい

翻訳や決済、配送をQoo10が代行する、海外販売機能【QExpress】を利用することで、簡単に海外販売を開始することができます。越境ECに挑戦したい店舗にとっては大きなメリットになります。

2-2.Qoo10出店のデメリット

利用者層に偏りがある

Qoo10は、他ECモールとの差別化のために若年層に向けた集客を行っていて、10〜30代の女性ユーザーがほとんどでユーザー層に偏りがあります。
若年層女性をターゲットにしたい企業は、Qoo10に出店するとメリットは大きいかと思います。

売れる商品が限られている

若年層女性をターゲットにしているので、日本では入手できない韓国コスメやオーガニックコスメなどの商品が多く出品されています。その為、他ECモールと比べると売れる商品が限られています。

他のモールとカニバる可能性がある

商材や店舗の特徴によっては、自社サイトや他モールとのカニバリが発生する場合があります。キャンペーンのスケジュールや販促施策などを十分に確認することが重要です。

3.Qoo10の出店にかかる費用

初期費用・月額固定費が無料なので、それ以外でかかる費用としては、以下です。

販売手数料

Qoo10の販売手数料は、販売金額の合計に手数料率を掛けた金額です。
手数料率は商品の種類によって異なりますが、6～10％です。
以下は、商品の種類別の手数料です。

• DVD・ブルーレイ　6％
• タブレット・パソコン　8％
• スマートフォン　10％

Qoo10の販売手数料はカード決済手数料込みの価格なので、販売手数料以外に費用がかかることはありません。

4.Qoo10の出店に必要なものは？

以下はQoo10の出店にあたり必要なものです。
大前提として、メールアドレスとSMS認証するスマートフォンは必須です。

①本人確認書類

本人確認書類の詳細は以下です。

・法人の場合：履歴事項全部証明書(3カ月以内に発行されたもの)
・個人の場合：パスポート、運転免許証(裏と表の両面)、健康保険証のうちいずれか1つ
・個人事業主の場合：個人事業の開設・廃業届書

②銀行口座情報

販売代金の振込先を確認する書類として、「銀行口座情報（通帳のコピーなど）」が必要です。

・法人の場合：「法人名義」のもの
・個人の場合：「屋号などが記載されていない販売者名義」のもの
・個人事業主の場合：「屋号もしくは代表者名義」のもの

※ネットバンクの場合：口座情報の分かる画面のスクリーンショットまたは、銀行カードの両面コピー

③その他

アルコール類やコンタクトレンズなど、販売に免許が必要な商材を取り扱う場合などは、「各種免許証・許可証などのコピー」が必要です。

5.Qoo10の出店までの流れ

実際にQoo10に出店する際の、出店までの流れは以下の通りです。

①Qoo10の通常会員登録

まず、Qoo10で通常会員登録をしましょう。

②出店者登録

出店者登録は約15分で完了します。
専用Webサイトを通じて行えますので、こちらのリンクから出店者登録専用Webサイトに遷移し、必要事項を入力していきましょう。
入力が完了しましたら、SNS認証が必要ですので、お手持ちのスマートフォンで認証を行いましょう。
こちらで出店の申請は完了で、数日〜最大14営業日以内に審査結果がわかります。

③出店審査

上記の出店者登録の審査に通ったら、次は出店審査です。
Qoo10の販売管理画面で「本人確認書類」「銀行口座情報」（「販売免許情報」）のアップロードと必要事項の入力をしていきましょう。
審査を通過し、必要書類チェックが完了すると「出店完了」で、いつでも商品を販売できます。

6.Qoo10の販売までの流れ

出店が完了したら、次は商品販売です。
商品登録は、Qoo10の管理画面の「販売管理ツールQSM」で行います。

①商品登録

Qoo10での商品登録はとても簡単で「販売管理ツールQSM」にログインし「商品管理」＞「商品登録/編集」と進み、必要な情報を入力していきます。

多くの商品をまとめて登録したい場合はCSV一括アップロードもありますのでぜひ活用してみてください。
CSV一括アップロードは、左側のタブの「商品管理」>「一括データ管理」より行えます。

②商品発送

続いて入金が確認できたら次は商品発送です。
商品発送はQoo10出店者が利用できる物流サービス「QWMS」で行います。こちらのサービスは、受注や在庫管理・配送までを代行して行ってくれます。
こちらの「QWMS」を利用すれば、商品を商品登録で指定した物流倉庫に納品するだけで簡単に発送できます。

7.Qoo10の出店でよくある質問

7-1.Qoo10の審査は厳しい？

Qoo10の審査は厳しくないです。他ECモールと比べると審査が通りやすく必要書類がきちんと揃っており、入力内容に問題がなければ基本的に審査に落ちることはないです。

7-2.Qoo10で売れやすいモノ・ジャンルは？

Qoo10で売れやすいモノ・ジャンルは、「レディースファッション」「ビューティーコスメ」です。
特にQoo10は、韓国製品の取り扱いが多く、韓国コスメや韓国ファッションが好きな若年層女性をターゲットにした商品が売れやすいと言えますね。

8.まとめ

ここまで、「Qoo10出店マニュアル｜費用・出店までの流れを解説！」について解説してきました。

Qoo10出店はとても簡単で審査も基本的に落ちることはありません。
また、Qoo10ユーザーは、若年女性が８割をしめていますので、若年層女性をターゲットにしたい企業は、Qoo10に出店するとメリットはかなり大きいかと思います。
この記事が、皆様の参考になっていますと幸いです。

Qoo10やその他ECの運用代行・コンサルティングをご検討の方は、ぜひお気軽にお問合せください。

Writer米沢　洋平

株式会社Proteinum　代表取締役

大学卒業後、楽天株式会社に入社。 初期配属は東北エリアグループにて、牛タンやりんごなどの東北の名産品の販売支援に従事。 その他、アパレル業界を専門として、大手企業を中心に各種ECコンサルティング活動に従事 （のべ担当店舗数700以上）。楽天を卒業後、経営コンサルタントの道へ進み、小売企業を中心に様々な業界において経営コンサルティング業務に従事（事業戦略策定、実行支援、EC戦略策定等）その後、株式会社Proteinumを創業。”EC業界にとってなくてはならない存在に”をミッションに、現在は自社ブランドの立ち上げとクライアントのEC事業の支援に従事。