TikTokでフォロワーは購入できる？バレた場合のリスクなど徹底解説

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今や世界中で10億人以上が利用するTikTok。個人の発信が話題を生み、誰でも一夜にしてインフルエンサーになれるチャンスがあるこのプラットフォームでは、フォロワー数が信用や影響力のバロメーターになっています。
フォロワー数の増加に悩まれている企業も多いと思います。集客においてとても重要ですし、一気に伸ばせれば成功への近道です。
そんな中、「フォロワーをお金で買う」という手段は誰でも耳にしたことがあるのでは無いでしょうか。

フォロワーを購入することは本当に効果的なのか？
それともリスクの方が大きいのか？

本記事では、TikTokのフォロワー購入のメリット・デメリット、そして後悔しないためのポイントを徹底解説します。

1. TikTokのフォロワーは購入できる？

まず初めに、TikTokでフォロワーを購入することは可能です。
しかしTikTokのガイドラインでは禁止されており、以下のように公式サイトでは違反行為に定められています。

• 視聴者数、いいね数、フォロワー数、シェア数、コメントを作為的に増やす方法についての説明を共有する
• 視聴者数、いいね数、フォロワー数、シェア数、コメントの販売・購入を試みる、または行う

フォロワーはもちろん「いいね」「視聴者数」「保存数」などの売買も禁止されています。

本来フォロワー数は投稿やコンテンツの質によって徐々に増えていくものです。さらにはバズらないと一気に増えることは無いと言ってもいいでしょう。
しかし現実問題、アカウント作成初期はもちろん、中長期で運用していてもフォロワー数がなかなか伸びず、それによって集客もできないため「フォロワー購入」が行われているのも事実です。

フォロワーの購入は可能ですが、あくまで非公式でTikTokから禁止されている点は注意が必要です。

2. TikTokでフォロワーを買うリスクについて

TikTokでのフォロワー購入には、一見すると「フォロワー数が増えて集客できる」というメリットがあるように思えますが、中長期的に見るとリスクを伴います。
以下に、代表的なリスクを詳しく解説します。

2-1. アカウントの停止・凍結

TikTokの公式利用規約では、「フォロワーやいいねなどを不正に増やす行為」を明確に禁止しています。フォロワーを買う行為はこの規約に違反しており、様々な影響を受ける可能性があります。

一番最悪なケースは「アカウントの永久停止（BAN）」です。
過去の投稿やこれまでのフォロワーなど費やした努力が全て無駄になります。
アカウントBANは目にみえる形で影響がわかりやすいですが、他にも「投稿の表示回数が極端に減る（シャドウバン）」も考えられます。

2-2. エンゲージメント率の低下

購入したフォロワーは、基本的に「アクティブでないボットアカウント」や「実際に使用されていないユーザーアカウント」です。
そのため見た目上のフォロワー数は増加しますが投稿に対して「いいね」「コメント」「シェア」がほとんどありません。フォロワー数に対して実際の反応が少ないため「アルゴリズム上の評価が下がる」ことが考えられます。
その結果、おすすめ欄（For You）への表示回数が減り、より厳しい状況になる可能性もあります。

2-3. 企業ブランド・信用の失墜

フォロワー数を購入していたことがバレた場合、SNSやニュースに取り上げられ炎上するケースも考えられます。
企業のイメージダウンとなり信用を失うことに繋がります。確実にフォロワー数を買っていると断定するのは難しいかもしれませんが、そういったイメージで今までの成果があっという間に崩れてしまいます。

2-4. 詐欺や個人情報漏洩のリスク

フォロワー数の購入は非公式であるため、悪徳・詐欺業者も存在します。
「支払いしてもフォロワーが増えない」「不正アクセスやフィッシング詐欺の被害にあう危険性」「個人情報やアカウント情報を盗まれる」など十分注意が必要です。

3. TikTokのフォロワーの単価

TikTokのフォロワー購入について、情報提供として客観的にご説明しますが上述の通り、TikTokの利用規約では、「フォロワーを不正に増やす行為（購入含む）」は禁止されています。違反すると、アカウントの凍結・停止、投稿の表示制限（シャドウバン）などのペナルティが科される可能性があります。

こちらを踏まえた上で、フォロワー数は販売サイトやオークションサイトで主に取引されています。中には詐欺サイトも多いため十分な注意が必要です。

フォロワーあたりの購入単価は様々で「100人あたり240円〜」で販売していたり「100人あたり3,200円〜」だったりと相場はあって無いようなものです。
信用度や需要の関係で、外国人フォロワーよりも日本人フォロワーの方が高単価になることもあるようです。

4. TikTokのフォロワーを購入するとバレる？

TikTokでフォロワーを購入するとバレやすいと言われています。
その理由は主に「不自然なフォロワー数の動き」や「アカウントの質」など、人間にもアルゴリズムにも引っかかるポイントがあるからです。

• エンゲージメントとフォロワー数のギャップ
• フォロワーのアカウントが怪しい、質の低いアカウント（ボット）
• フォロワー増加の急変動

これらに該当すると、TikTokアルゴリズムに検出されシャドウバン（投稿が「おすすめ」に出なくなる）やアカウント停止の対象となることがあります。

5. TikTokのフォロワー数を正規に増やす方法

ここまでのご説明の通り、TikTokでフォロワーを買う手段はありますが企業に対してはメリットよりもリスクの方が大きいです。
一時的なフォロワー購入で見た目を良くするよりも、コンテンツを充実させ着実にファンを増やしていきましょう。
フォロワーを購入せずに増やしていく方法を解説いたします。

5-1. TikTokで伸びる仕組みを理解する

まずはTikTokの動画が拡散される基本ロジックを押さえましょう。
TikTokの拡散（バズ）は、「おすすめ（For Youページ）」に載ることがカギです。その条件は主に以下の4点です。

• 視聴完了率：最後まで見られた割合
• 再生回数：初期インプレッションで何人が見たか
• エンゲージメント率：いいね・コメント・シェア・保存
• 初動の反応：投稿直後の1～2時間の反応

「いかに離脱されず・反応を引き出せるか」が重要なポイントです。

5-2. フォローしたくなる理由を作る

フォロワーが増えない一番の原因は「このアカウントをフォローする意味・メリットが伝わっていない」ことです。
発信の“軸”を決めて「誰に向けて」「どんな価値を」「どんなトーン・視点で届けるか」を設計しましょう。このアカウントをフォローしておけば役に立つ・お得な情報がもらえるなど、メリットを感じてもらえるかがカギです。

また、フォローしてもらうにはプロフィールも重要です。自己紹介に「発信内容＋メリット＋投稿頻度」やSNSリンク（InstagramやYouTubeなど）も入れると信頼感がアップします。

5-3. バズる動画構成とアルゴリズムを理解する

TikTokは1本の動画が当たれば一気にフォロワー数を増やすことも可能です。
動画は冒頭3秒が大事と言われていますが、ストーリー性や興味を惹く構成を意識して作成しましょう。
一例として動画構成をご紹介いたします。

• 0～3秒：興味を引くオープニング（問いかけ・問題提起・比較）
• 4～10秒：核心（驚き・変化・ネタばらし）
• 11～25秒：詳細や補足（感情、行動、ストーリー）
• 26～30秒：まとめ＋CTA（フォロー促しなど）

ジャンルを統一したり、コンテンツをシリーズ化することでアカウントの特徴を出すことができるのでフォローしてもらいやすくなります。

また、TikTokのおすすめに載るにはアルゴリズム上「視聴完了率・保存率・コメント率」が重要です。
具体的なテクニック例をご紹介いたします。

5-4. 投稿頻度と投稿時間の最適化

投稿頻度の理想は「週3〜毎日投稿」と言われています。
企業によっては中々ハードルが高いと思いますが、まずは週1回投稿など定期的にユーザー接点を作るようにしましょう。
あまりにも投稿が不定期だとフォローされにくかったり忘れられたりしてしまいます。
TikTokでは「投稿量が多いアカウント」が評価されやすい傾向があります。

投稿時間は「平日：19:00〜22:00」「土日祝：10:00〜12:00、19:00〜21:00」がおすすめですが、商品のターゲット層が学生・主婦・会社員なのかによって最適な投稿時間が変わります。
アナリティクス分析を利用して最も効果が高い時間帯を見つけましょう。

5-5. フォロワーが増えないアカウントの特徴

上記で解説した通り、TikTokのアルゴリズムを理解しちょっとしたテクニックを活用すれば、フォロワーを購入せずとも着実にフォロワー数は増えていきます。
改めて、自社のアカウント運用状況をチェックしてみてください。

まとめ

TikTokのフォロワー購入について解説してきましたがいかがでしたでしょうか。
TikTokではフォロワー数が企業やインフルエンサーにとって重要な指標の一つです。しかし、フォロワーを買う行為は公式サイトのガイドラインで定められている通りペナルティが科される可能性が非常に高く、企業ブランドを守る上でお勧めできません。

動画が1本でもバズれば一気にフォロワー数を増やすこともできますし、アルゴリズムを理解しじっくり運用していけば着実にフォロワー数は増やすことができます。

株式会社Proteinumでは、TikTokショップを活用した商品販売のコンサルティングや運用代行も行っています。「これから始めたい」「もっと売上を伸ばしたい」とお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

Writer米沢　洋平

株式会社Proteinum　代表取締役

大学卒業後、楽天株式会社に入社。 初期配属は東北エリアグループにて、牛タンやりんごなどの東北の名産品の販売支援に従事。 その他、アパレル業界を専門として、大手企業を中心に各種ECコンサルティング活動に従事 （のべ担当店舗数700以上）。楽天を卒業後、経営コンサルタントの道へ進み、小売企業を中心に様々な業界において経営コンサルティング業務に従事（事業戦略策定、実行支援、EC戦略策定等）その後、株式会社Proteinumを創業。”EC業界にとってなくてはならない存在に”をミッションに、現在は自社ブランドの立ち上げとクライアントのEC事業の支援に従事。