【Amazon】セラースプライトとは?料金プランや売上を伸ばすおすすめの使い方をECコンサルが徹底解説!
「Amazonで商品を出品してみたけれど、なかなか売上が伸びない…」 「ライバル商品はなぜあんなに売れているんだろう?」
Amazon物販で成果を出し続けるためには、「感覚」ではなく「データ」に基づいた意思決定が不可欠です。そんなAmazonセラーの強力な武器として、今や業界標準とも言えるツールが「セラースプライト(Seller Sprite)」です。
この記事は、これまでの支援実績が1,000社以上、広告運用実績年間10億円以上の弊社(Proteinum)がセラースプライトの基本機能から、実際に現場で行っている「売上アップに直結する具体的な活用フロー」、そして最適な料金プランの選び方までを徹底解説します。

株式会社Proteinum 代表取締役
プロテーナムでは、楽天、amazon、自社EC、Yahoo!ショッピングを中心に、データに基づく圧倒的な成果にこだわった支援を行っている。ナショナルブランドを中心に累計1,000社以上の支援と年間広告費10億円以上の運用実績を持ち、独自のEC運用支援システム「ECPRO」も提供している。
Contents
セラースプライト(Seller Sprite)とは?

セラースプライト(Seller Sprite)は、Amazonのビッグデータを活用したオールインワンの分析ツールです。
世界中のAmazonセラーに利用されており、特に「市場リサーチ」「キーワード分析」「競合調査」の精度において圧倒的な支持を得ています。
Amazon物販に特化した分析ツール
通常、Amazonの売上アップには「売れる商品を見つける(リサーチ)」と「検索順位を上げる(SEO対策)」の2つが必要です。セラースプライトは、この両方を1つのツールで完結させることができます。
- 市場規模の把握: そのカテゴリで月にどれくらい売れているかが分かる
- キーワード分析: ユーザーがどんな言葉で検索しているかが分かる
- 競合の丸裸化: ライバルがどのキーワードで集客しているかが分かる
「Web版」と「拡張機能版」の違い
セラースプライトには、ブラウザでログインして使う「Web版」と、Google Chromeなどにインストールして使う「拡張機能(プラグイン)版」の2種類があります。
- Web版:詳細なデータ分析や、深いリサーチを行う「司令塔」のような役割。デスクでじっくり戦略を練る際に使用します。
- 拡張機能版:Amazonの商品ページ上に直接データを表示させるツール。リサーチ作業中に「この商品はどれくらい売れている?」をサクッと確認する「現場」での使用に適しています。
EC事業者がセラースプライトを導入すべき3つの理由
なぜ、多くのトップセラーやコンサルタントがこのツールを選ぶのでしょうか? その理由は大きく3つあります。
「感覚」ではなく「数値」で仕入れ・開発ができる
「なんとなく売れそう」という勘で仕入れを行うのはギャンブルです。
セラースプライトを使えば、「この商品は月間〇〇個売れていて、市場規模は〇〇円」という具体的な数値が見えます。これにより、在庫リスクを最小限に抑えた確実性の高い参入が可能になります。
強力な競合分析(丸裸にする)機能
Amazonで勝つための近道は、「売れているライバルを真似て、それを超えること」です。
セラースプライトを使えば、ライバル商品の「実際の販売数」や「検索流入キーワード(どの言葉で検索されて買われたか)」、さらには「広告運用状況」までもが可視化されます。
作業時間の大幅な短縮
手動でAmazonのランキングを毎日チェックし、キーワード需要を調べるには膨大な時間がかかります。ツールを使えば、これらのデータ収集が一瞬で完了します。空いた時間を「商品改良」や「ページ作り込み」などの付加価値を生む業務に充てることができます。
セラースプライトのおすすめの使い方・活用フロー
ここからは、実際にコンサルタントが現場で行っている、Web版を使った「売上を作るための3ステップ」を解説します。
市場調査・商品リサーチ(参入ジャンルの選定)
まずは「勝てる市場」を見つけるステップです。
- 市場リサーチ機能:カテゴリごとの市場規模や、トップセラーの独占度を調べます。「市場は大きいが、強豪が少なめ」という穴場ジャンルを探します。
- 商品リサーチ機能:「販売数が急増している商品(トレンド)」や「評価数は少ないのに売れている商品(新規参入のチャンスあり)」といった条件でフィルタリングし、自社が取り扱うべき商品のヒントを得ます。
競合分析・キーワード選定(SEO対策の肝)
ここが最も重要なパートです。 Amazon SEOで上位表示を狙うために、ライバルのデータを徹底的に分析します。
- キーワード逆引きリサーチ(超重要機能):ライバル商品(ASIN)を入力するだけで、その商品が「どんなキーワードで検索され、売れているか」を一発で抽出できます。
【活用のコツ】抽出されたキーワードの中から、検索ボリュームがあり、かつ自社商品にも当てはまるキーワードをピックアップします。それらを自社の商品タイトルや説明文、検索キーワード(バックエンド)に盛り込むことで、ライバルと同じ土俵で戦い、アクセスを奪うことが可能になります。
自社商品の追跡・改善
出品後は、やりっぱなしにせず定点観測を行います。
- キーワード順位チェッカー:狙ったキーワードで、自社商品が今「何ページ目の何位にいるか」を毎日自動で記録します。順位が落ちた場合にすぐに対策を打つことができます。
- モニタリング機能:競合商品の価格変更や、レビューの増減を通知で受け取れます。ライバルが値下げした瞬間に気づけるため、迅速な価格対応が可能です。
拡張機能(プラグイン)の効果的な使い方
拡張機能は、Amazonのサイトを見ながら直感的に使うのがおすすめです。
Amazon検索結果画面でのクイック分析
Amazonで商品を検索した際、検索結果の一覧ページに、各商品の「月間販売数」「売上予測」「FBA手数料」などがオーバーレイ表示されます。
いちいち商品ページを開かなくても、「このジャンルの上位商品は平均で月〇〇個売れている」という相場観を瞬時に掴むことができます。
商品ページ内での利益計算と在庫追跡
特定の商品ページを開くと、画面下に詳細データが表示されます。
ここにある「利益計算シミュレーター」を使えば、仕入れ原価を入力するだけで、FBA手数料を差し引いた正確な利益額と利益率をその場で試算できます。
無料版と有料版の違い・料金プラン
セラースプライトには無料版もありますが、本格的にビジネスを行うなら有料プランが推奨されます。
セラースプライトの利用料金
主なプランは以下の通りです。(※料金は米ドルベース)
| プラン | 月額料金 | 特徴 | おすすめの対象 |
| 無料会員 | $0 | 機能制限あり | まずは触ってみたい方 |
| スタンダード | $98/月 | ほぼ全機能利用可 | 個人〜中小規模の事業者 |
| アドバンス | $188/月 | 利用枠・人数増 | チームで運用する企業 |
| VIP | $238/月 | 大規模運用 | 大規模セラー |
※年払いにすると割引が適用されるケースが多いです。
どのプランがおすすめ?
これから導入する方には、「スタンダード会員」が最もおすすめです。
EC事業に必要な「逆引きリサーチ」や「モニタリング」の機能が十分に備わっており、個人や中小規模のチームであれば、このプランで困ることはまずありません。
無料版でできること・制限
無料版でもキーワード検索などは可能ですが、「1日の検索回数」や「表示されるデータ数(上位数件のみなど)」に厳しい制限があります。
データの全体像が見えないと判断を誤る可能性があるため、ビジネス用途であれば有料版への切り替えを検討しましょう。
セラースプライトに関するよくある質問(FAQ)
導入を検討されている方からよくいただく質問をまとめました。
Q1. 楽天やYahoo!ショッピングの分析にも使えますか?
いいえ、セラースプライトはAmazon専用の分析ツールです。楽天やYahoo!ショッピングのデータ分析には対応していません。ただし、「Amazonで売れているトレンド商品」を探し、それを楽天等で展開するための市場調査ツールとして活用することは可能です。
Q2. Keepa(キーパ)との違いは何ですか?
よく比較されますが、得意分野が異なります。
- Keepa: 「価格の推移」や「ランキングの推移」を時系列で追うのに特化しています。(仕入れ判断向け)
- セラースプライト: 「キーワード分析」や「市場全体の分析」に特化しています。(SEO対策・商品開発向け)本格的に売上を作るなら、両方を併用するのがベストです。
Keepaについては以下の記事で解説しています。
Q3. 海外のAmazonでも使えますか?
はい、対応しています。日本のAmazon(co.jp)だけでなく、アメリカ(.com)など主要各国のAmazonマーケットプレイスのデータ分析に対応しているため、越境ECを検討している方にも有用です。
Q4. 解約はすぐにできますか?
はい、月額プランであればいつでも解約可能です。まずは1ヶ月だけ契約して、集中的にリサーチを行うという使い方も可能です。
まとめ
セラースプライトは、Amazonという巨大な市場で戦うための「地図」と「コンパス」のような存在です。
- 市場調査: 参入すべき勝てる市場を見つける
- 競合分析: ライバルの売れる理由(キーワード)を丸裸にする
- 改善: データに基づいて順位や広告を調整する
これらのサイクルを回すことで、Amazon物販の成功率は飛躍的に高まります。
まずは無料版で操作感を試し、慣れてきたらスタンダードプランで本格的なデータ分析を始めてみてはいかがでしょうか。データに基づいた運営で、着実な売上アップを目指しましょう。
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