楽天RPP広告の効果とは?期待できる効果と費用対効果を最大化する方法まで徹底解説!
この記事は、これまでの支援実績が1,000社以上、広告運用実績年間10億円以上の弊社(Proteinum)が楽天RPP広告の効果と効果を最大化する調整方法について解説していきます。
【本記事の対象となる方】
- これからRPP広告をつかってみようと考えている方
- RPP広告を使うとどのような効果を得られるのか調べている方
- RPP広告の効果を最大化する調整方法を知りたい方
【簡単な結論】
- RPP広告を出稿することで検索結果上部に対象商品を表示できる
- RPP広告の費用対効果(ROAS)は調整方法次第ではあるものの、300-1000%程度
- RPP広告でキーワード設定することで、キーワード経由での売上実績をつくり、最終的には自然検索結果に表示される状態を目指すのがポイント

株式会社Proteinum 代表取締役
プロテーナムでは、楽天、amazon、自社EC、Yahoo!ショッピングを中心に、データに基づく圧倒的な成果にこだわった支援を行っている。ナショナルブランドを中心に累計1,000社以上の支援と年間広告費10億円以上の運用実績を持ち、独自のEC運用支援システム「ECPRO」も提供している。
楽天RPP広告の効果とは?
楽天RPP広告で得られる効果は、楽天市場の検索結果一覧の最上部に対象商品を表示できることです。
楽天市場で商品を購入してもらうためには、検索結果の上位に表示される必要があります。検索結果の上位に表示されるためには、該当キーワード経由の売上実績を積み上げなければなりませんが、通常出店直後や新商品は中々検索結果に表示されることがありません。しかし、RPP広告を使えば費用はかかるものの、検索結果に表示させることができるため、非常に重要な広告となっています。
楽天RPP広告の費用対効果の目安とは?
楽天RPP広告の費用対効果の目安は、ROAS300-1000%程度です。商品の単価や設定内容に大きく左右される部分ではありますが、他広告と比較してかなりROASが高い広告のため、有効活用していくことをおすすめします。
楽天RPP広告の費用対効果を最大化する方法
楽天RPP広告の費用対効果を最大化する方法は、RPP広告の仕組みを正しく理解し、パフォーマンスレポートに基づいてCPC調整をしていくことです。
まずはRPP広告の仕組について解説していきます。
RPP広告の設定構造がどうなっているか?

RPP広告は以下のような構造になっています。
- キャンペーン設定でRPP広告の予算上限を設定>商品CPCの設定>キーワードCPCの設定
設定CPCの優先順位は以下の順番です。
- キーワードCPC>商品CPC>キャンペーンCPC
つまり、キーワードCPCを設定されているキーワードについては、設定しているキーワードCPCが適用され、商品CPCを設定していると、キーワードCPCを設定していないキーワードなどからのクリックでは、商品CPCが適用され、キーワードCPCも商品CPCも設定していない商品に対して、キャンペーンCPCが適用されます。
楽天RPP広告の効果を最大化するためのCPC設定の考え方

入札単価が高いキーワードはキーワードCPCを設定することで、表示できるようにし、商品CPCを設定することでアクセス獲得の漏れがないように調整するのがおすすめです。
理由は商品CPCをかけると該当の商品へのアクセスすべてのCPCが商品CPCとして設定した金額になるため、商品CPCを高く設定してしまうと本来もっと安くクリックを取れたはずのキーワードのコストも高くなってしまうからです。そのため、できるだけ商品CPCは低く抑えつつ、売上につながるものの入札単価が高いキーワードにキーワードCPCを設定することで、無駄なコストを使うことなくアクセスを獲得できます。
楽天RPP広告の基準ROASの考え方

調整する際に基準とするROASを決めておけると調整時便利です。基準ROASとは「自社として守りたい広告の費用対効果」です。以下の計算で求めることができます。
- 基準ROAS=1/つかっていい広告費率×100
企業の利益率によって基準ROASは変わりますが、広告費を15-30%程度使う企業様が多いため、300-600%程度のROASを目指すケースが多いです。
楽天RPP広告の効果を最大化する設定CPCの調整

RPP広告の調整は以下の手順が基本となります。
- パフォーマンスレポートを出力する
- ROAS
- 売上
- CTR
- 調整対象の商品・キーワードの効果を確認する
- ROASが高すぎる、低すぎる
- クリックがほとんどされていない
- CPCの調整を行う
- 基準とするROASなどとの差分からCPCを調整する
パフォーマンスレポートで効果測定を確認
パフォーマンスレポートを活用して、今の配信設定だとどのような効果が出ているのかを確認します。
まずは、該当月の期間でパフォーマンスレポートを出力してください。
調整対象の商品・キーワードの効果を確認する
パフォーマンスレポートで、上述した基準ROASに対して、実績ROASが高いか、低いかを確認します。
イベント期間や割引などの実施施策がどのようなものだったか状況を考慮しながら、効果の判断を行います。過去実績との比較をすることで、改善されているのか、悪化しているのか、判断できるはずです。
CPCの調整を行う
パフォーマンスレポートを確認しながらCPCの調整を行います。
ROASが高い場合は、さらにコストをかけて売り上げを最大化するため、CPCを引き上げます。逆にROASが低い場合は、コストを抑える必要があるため、CPCを引き下げます。これが基本的な考え方になります。
また、クリックがほとんどされない、という場合はCPCを引き上げます。商品やキーワードによって、露出に必要なCPCが変わってくるためです。
あまりにも、効果が悪い商品やキーワードは除外設定をおすすめします。
楽天RPP広告の目的別運用事例
楽天RPP広告の目的別の運用事例をご紹介いたします。
【楽天RPP広告の目的】
- ROAS(費用対効果)の最大化
- ROASを多少無視しても、掲載順位を引き上げる
- スマートフォンだけに表示させる
- 検索結果上位の表示枠をすべて押さえる
- イベントに合わせて掲載順位を引き上げる
ROAS(費用対効果)の最大化

ROASを多少無視しても、掲載順位を引き上げる

スマートフォンだけに表示させる

検索結果上位の表示枠をすべて押さえる

イベントに合わせて掲載順位を引き上げる

RPP広告の効果まとめ
RPPの仕組と調整の考え方をまとめましたが、いかがだったでしょうか?実際にパフォーマンスレポートを確認しながら、上記の考え方にあてはめながら調整をすると、より意味が分かりやすいかと思うので、ぜひ挑戦してみてください!
- 楽天RPP広告の効果とは?
- 楽天市場の検索結果一覧の最上部に対象商品を表示できる
- 楽天RPP広告の費用対効果の目安とは?
- ROAS300-1000%程度
- 楽天RPP広告で費用対効果を最大化する方法
- RPP広告の仕組みを正しく理解し、パフォーマンスレポートに基づいてCPC調整をしていく
- 楽天RPP広告の目的別運用事例
- ROAS(費用対効果)の最大化
- ROASを多少無視しても、掲載順位を引き上げる
- スマートフォンだけに表示させる
- 検索結果上位の表示枠をすべて押さえる
- イベントに合わせて掲載順位を引き上げる

