楽天市場の商品画像ガイドラインとは?守るべきルールからペナルティ、作成のポイントやツールまで徹底解説

楽天の商品画像登録ガイドラインとは?サムネイル作成の注意点や則などを解説

本記事は、これまでの支援実績が1,000社以上、広告運用実績年間10億円以上の弊社(Proteinum)が楽天市場の商品画像ガイドラインについて解説します。

楽天市場に商品を出品する際、「商品画像」は売上を左右する最重要要素の一つです。
しかし、売れるデザインだけを意識してルールを見落とすと、検索非表示やペナルティ対象となるケースも少なくありません。

楽天市場の商品画像ガイドラインは、2018年に策定され、2019年8月に遵守必須化、そして2020年9月からは違反時のペナルティが正式に運用開始されました。
この記事では、楽天市場のガイドライン内容に加え、違反例・注意点・ペナルティの実例、そして売上につながる画像作成のコツまでを網羅的に解説します。

【本記事を読んでいただきたい方】

  • 楽天市場のサムネイル画像制作担当者の方
  • 楽天市場のサムネイルの審査に落ちてしまっている方
  • 楽天市場のサムネイルのガイドラインのルールを詳細に知りたい方

【本記事で分かること】

  • 楽天市場のサムネイル画像制作時に押さえておきたいポイント
  • 楽天市場のサムネイル画像のチェックツール
  • 商品画像ガイドラインに抵触した際のペナルティ
Writer米沢 洋平

株式会社Proteinum 代表取締役

慶応義塾大学を卒業後、楽天グループ株式会社に入社。ECコンサルタントとして、ショップオブザイヤー受賞店舗を含むのべ700店舗以上を支援。その後、小売業を中心に経営コンサルティング業務に従事(事業戦略策定、EC戦略策定・実行支援など)し、株式会社Proteinum(プロテーナム)を創業。
プロテーナムでは、楽天、amazon、自社EC、Yahoo!ショッピングを中心に、データに基づく圧倒的な成果にこだわった支援を行っている。ナショナルブランドを中心に累計1,000社以上の支援と年間広告費10億円以上の運用実績を持ち、独自のEC運用支援システム「ECPRO」も提供している。

Contents

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楽天市場において売上を左右する商品画像の重要性について

楽天市場という大きなショッピングモールにおいて、ユーザーがあなたの商品をクリックするか、あるいはスルーするか。その運命を分ける最大の要因は「商品画像」にあります。

実店舗と異なり、商品を手に取ることができないECサイトでは、「画像=接客そのもの」です。特に競合がひしひしと並ぶ検索結果画面では、一瞬の視覚情報が売上の明暗を分けます。

楽天市場の商品画像登録ガイドラインとは?

楽天市場の商品画像登録ガイドラインとは?

楽天市場の商品画像登録ガイドラインは、出店者への単なる制限ではなく「買い物をするユーザーが安心して買い物できるための品質基準」です。

ユーザーに伝わりやすい画像の基準を定めることで、サーチ結果やランキングなど各ページにおける商品のクリック率の上昇、またSNSへのさらなるシェア喚起に寄与することを想定されています。
商品画像登録ガイドライン作成の背景としては、ユーザーから「商品画像内の情報量が多く、検索結果ページなどで商品を探しにくい」という声が上がっており、また、ユーザーのSNS利用率が高まり、商品画像がSNS上でシェアされるケースが増加していたといった状況があるようです。

楽天市場の商品画像の種類について

楽天市場の商品画像登録ガイドライン-編集箇所
  • サムネイル(第1商品画像)
  • SKU画像

サムネイル(第1商品画像)

サムネイル(第1商品画像)とは、検索結果に表示される1枚目の設定画像です。検索結果から商品ページに遷移した際に、スマートフォンだと1枚目に表示され、PCだと一番上に表示されます。

SKU画像

SKU画像とは、SKU選択時に表示される画像です。1つの商品ページに複数のSKUを登録できるようになっているため、購入するSKUを選択した際に、登録しているSKU画像が表示されることで、購入商品に間違いがないように設定します。

楽天市場商品画像4つの必須ルールと運用術

楽天市場で売上を伸ばすためには、魅力的な画像を作るだけでなく、楽天が定めるルールを完璧に把握しておく必要があります。

ルールを無視して画像をアップロードすると、表示速度が低下して離脱を招くだけでなく、ガイドライン違反として違反点数が加算され、検索順位の下落や最悪の場合は出店停止といったペナルティを課されるリスクもあります。

「知らなかった」では済まされない、運営者が必ず守るべき4つの基本ルールを詳しく解説します。


1. 画像ファイルの容量:1枚あたり「2MB以内」

まず注意すべきは、画像1枚あたりのデータ容量です。楽天のシステム上、1枚で2MBを超える画像はアップロード自体ができません。

推奨は「200KB前後」

2MBはあくまで上限です。しかし、高画質な画像をそのままアップし続けると、ページの読み込み速度が極端に遅くなり、ユーザーはストレスを感じて離脱してしまいます。

  • 理想的な運用: 1枚につき200KB程度に抑えるのが推奨されています。
  • 対策法: Photoshopやcanvaなどのツールを活用し、画質を維持したまま圧縮(軽量化)を行いましょう。

ショップ全体の「総容量」にも注意

出店プランによって、ショップ全体で使える画像フォルダの容量が異なります。

  • 例(がんばれ!プラン): 最大1.5GBまで。 上限に達すると、新しい商品の登録ができなくなります。不要な古い画像を整理するか、あらかじめ適切なサイズに圧縮して「節約」する習慣が大切です。

2. 画像サイズ:最大3840pxだが「1000px」が黄金比

画像の縦横サイズについては、最大3840 × 3840ピクセルまで許可されています。しかし、ここでも「大は小を兼ねる」とはいきません。

ユーザビリティを考えたサイズ設計

解像度が高すぎると容量が重くなり、ページを表示させた際の表示が遅くなります。

  • おすすめサイズ: 楽天市場のヘッダーや商品ページで最も見栄えが良く、流用しやすいのは横1000ピクセル前後です。
  • 正方形が基本: サムネイルは正方形(1:1)で表示されるため、最初から縦横比を合わせて制作することで、レイアウトの崩れを防げます。

3. ファイル形式:GIFまたはJPG(PNGは要注意!)

楽天市場に登録できる拡張子は、「GIF」または「JPG(JPEG)」の2種類のみです。

自動変換によるトラブルを防ぐ

PNGやTIFFなどの形式でアップロードしようとすると、システム側で自動的にJPGへ変換されます。この際、以下のトラブルが起こる可能性があります。

  • 画質の劣化: 意図しない圧縮がかかり、画像がぼやける。
  • 透明情報の消失: 背景を透過させたPNG画像は、変換によって背景が白(または黒)に塗りつぶされ、デザインが台無しになる。

背景透過を活かしたい場合は、制作段階で背景色をショップのデザインに合わせてJPG化しておくなどの工夫が必要です。


4. 画像枚数:「20枚の壁」を意識した構成

1商品あたりに登録できる画像枚数には制限があり、最大20枚までとなっています。

「21枚目以降」は設置できない

実は21枚目以降もPCサイト用には登録出来る項目はありますが、スマートフォン版サイトやアプリで入力する項目は最初の20枚までしか設置できません。

枚数が足りない時の裏技:コンポジット(組み合わせ)画像 20枚で収まりきらない場合は、複数の写真を1枚の画像にまとめる「分割レイアウト」を活用しましょう。例えば、「カラーバリエーション4色を1枚の画像にまとめる」といった工夫で、制限内でも圧倒的な情報量を伝えることができます。

楽天市場の商品画像登録ガイドラインの4つのルール

楽天市場の商品画像登録ガイドラインの4つのルール

楽天市場の商品画像登録ガイドラインによって定められたルールを解説していきます。

  • 商品画像内のテキスト占有率を20%以下にする
  • 枠線の使用は禁止
  • 背景は白背景または写真背景のみ
  • GIFアニメーションは使用不可

商品画像内のテキスト占有率を20%以下にする

楽天市場の商品画像登録ガイドラインのテキスト占有率の例

1つ目のルールとして、商品画像内に配置するテキスト要素は20%以下に抑えなければいけません。
なおここでの20%以下とは、「商品画像を10×10の100マスに等分した時の20マス以下」を意味します。
また、テキスト要素が少しでもマス内に含まれていると1マス分として換算されますので、注意が必要です。
テキストとして扱われるものには、ロゴ(商品名・ブランド・企業)やイラスト、商品のスペック情報や特徴などが当てはまります。ブランドロゴや「〇〇%OFF」などの割引文言もカウントされるため注意してください。

枠線の使用は禁止

楽天市場の商品画像登録ガイドラインの枠線の禁止例

2つ目のルールとして、サムネイル画像には枠線も使用不可とされています。

「4辺の枠線(4辺を囲う枠線)」「L字の枠線(上下左右、2辺の組み合わせの枠線)」「帯状枠線(上下左右いずれか一辺に位置する帯状の枠線)」はいずれも禁止されています。
画像の合成によって生じた余白や境界線も枠線とみなされる可能性があります。

背景は白背景または写真背景のみ

楽天商品画像登録ガイドラインの背景は白背景または写真背景のみ例

3つ目のルールとして、商品画像の背景は単色白背景もしくは写真背景でなければなりません。

単色白背景とは「白色(RGB値R255、G255、B255、カラーコードは#ffffff)のみでベタ塗りされた背景」のことを指し、写真背景とは「商品と一緒に撮影された背景」のことを指します。
合成による背景変更や単色の塗りつぶしは違反となります。

GIFアニメーションは使用不可

4つ目のルールとして、サムネイル画像にGIFアニメーションを使用することはできない点があげられます。
GIFアニメーションとは、複数の画像を連続で表示させることで映写機のように簡易的なアニメーション表現方法を指します。

アニメーションGIFは説明文などでの使用は問題ありませんが、サムネイル画像では使用不可となりますので注意してください。

楽天市場で売れる商品画像を作成するには?

楽天市場のサムネイルは検索結果の一覧に表示されるため、クリック率に大きな影響があり、非常に重要な要素です。

  • きれいで視認性が高いサムネイル画像となっている
  • サムネイルでの訴求内容を明確にし、他社との差別化を図ることで、クリック率を高くする
  • ユーザーが購買検討する要素で重要なポイントが分かるような記載となっている
  • 消費者の購買の後押しをする情報が訴求されている

きれいで視認性が高いサムネイル画像となっている

検索結果一覧に表示されたときに、いい意味で目立つことが重要です。写真背景にしたり、解像度が高い画像にしたりと、視認性が高い状態を作りましょう。

【写真背景】

楽天市場サムネイルー【写真背景】

【解像度が高い画像】

楽天市場サムネイルー解像度が高い写真

サムネイルでの訴求内容を明確にし、他社との差別化を図ることで、クリック率を高くする

ターゲットが定まっており、ターゲットに合わせた訴求内容を明確にし、他社との差別化を図ることが重要です。画像だけでは差別化要素がわかりにくければ、テキストを入れることで、すぐに特徴がわかるようにしましょう。

【コンセプトをテキストで訴求】

楽天市場サムネイルーテキストでコンセプト訴求

ユーザーが購買検討する要素で重要なポイントが分かるような記載となっている

ユーザーが購買検討する際に確認する情報が商品によっては決まっていると思います。自社商品の強みになる検討要素については積極的にサムネイルからわかるようにしましょう。

【商品バリエーション】

楽天市場サムネイルー商品バリエーション

【成分量を明記】

楽天市場サムネイルー成分量

消費者の購買の後押しをする情報が訴求されている

値引きやクーポン、ポイント設定はわかりやすくクリック率を引き上げる重要な要素です。イベント時などは競合商品に埋もれないためにも、必ず訴求しましょう。

【値引きを訴求】

楽天市場サムネイルー値引き訴求

【ポイント訴求】

楽天市場サムネイルーポイント訴求

楽天市場の商品画像登録ガイドラインに適しているか判定できる4つのツール

商品画像登録ガイドライン判定ツール

画像が商品画像登録ガイドラインに適合しているか確認したいという方も多いのではないでしょうか?
楽天が提供するサービスを利用すると目視での確認より効率的に進められます。

  • 商品画像判定ツール
  • 商品画像一括判定ツール
  • 商品画像判定レポート
  • テキスト要素カウントツール

商品画像判定ツール

商品画像判定ツールは、すでにRMS内で登録している商品の「商品画像(1)」が商品画像のガイドラインに適合しているかを判定できるRMSの機能です。
この作業で「テキスト要素占有率」「枠線」「背景」を全て判定できるので、最初の商品画像を登録する際に使用しておくと良いでしょう。

サムネイル(第1商品画像)

使用方法:RMSトップ>店舗設定>商品管理>商品一覧・登録>商品の「編集」ボタン>ページデザイン>「商品画像(1)」の項目にある、「画像判定」ボタンをクリック

RMS商品画像判定ツールー商品画像(1)(サムネイル)

SKU画像

ページデザインタブのSKU画像の項目内に、[画像判定]のボタンがあります。画像URLを入力後、[画像判定]ボタンを押してください。

RMS商品画像判定ツールーSKU画像

画像判定結果画面

ガイドラインに沿っているかを判定することができます。

【判定内容】

  • 「◎」の項目は、ガイドライン適合です
  • 「×」の項目は、修正が必要です。
  • 「△」の項目は、修正が推奨ですが、ペナルティを受けるケースは稀です。
画像判定結果画面

商品画像一括判定ツール

商品画像一括判定ツールは、「商品画像判定ツール」の機能を最大200件まで一度にできるR-Cabinetの機能です。そのため、確認したい画像が多い場合はこちらを利用すると良いでしょう。
item.csv(SKU切替え後はnormal-item.csv)を上手く活用すると効率よく確認できます。

【商品画像一括判定ツールの使用方法】

  1. 以下から商品画像一括判定依頼をクリック
    RMSトップ>店舗設定> 画像・動画登録>画像一括登録/削除/商品画像一括判定>商品画像一括判定依頼
  2. 判定依頼ファイルのフォーマットCSVをダウンロード、該当の画像URLを入力してファイルアップロード
  3. 商品画像一括判定処理が完了したら結果をダウンロードし、結果を確認する

商品画像判定レポート

商品画像判定レポートは、すでにRMSに登録している商品の「商品画像(1)」や「SKU画像」が商品画像ガイドラインに適合しているかを定期的にチェックし、レポートを出力するR-Cabinetの機能です。
リアルタイムで判定できる前述のツールと異なり、「データ抽出のタイミング」での判定結果である点は注意が必要ですが、自動的に画像判定が行われるため非常に便利な機能です。

【商品画像判定レポートの使用方法】

  1. 「RMSトップ>店舗設定> 画像・動画登録>商品画像判定レポート」をクリックし、画面を開く
  2. 結果のファイルをダウンロードし、結果を確認する

テキスト要素カウントツール

テキスト要素カウントツールは、「商品画像(1)」や「SKU画像」においてテキスト要素が占める割合が何%なのかを簡単に算出可能な楽天が提供しているツールです。

以下ページから免責事項など確認のうえ、ツールをダウンロードしてください。
[商品画像登録ガイドライン] テキスト要素カウントツール
※要RMSログイン
※使用方法についてはテキスト要素カウントツール操作マニュアルをご確認ください。

楽天市場の商品画像登録ガイドライン違反した際のペナルティ

商品画像登録ガイドラインを違反するとペナルティがあります。売上にかなりの影響があるため、違反しないように注意しましょう。

【違反が発覚した場合の主なペナルティ】

  • 楽天スーパーSALE・ランキングからの削除
  • 検索結果(楽天サーチ)からの除外
  • RPP広告(楽天広告)への掲載停止
  • 最悪の場合はショップ全体の出店停止・アカウント凍結

特に、サムネイル画像のテキスト比率・白背景違反・誇大表現は頻発している違反内容なので、細心の注意を払って対応しましょう。

楽天市場の商品画像ガイドラインでよくある質問(FAQ)

楽天市場商品画像について、基本的なルールでも多くの方が共通の疑問を抱えています。ここでは、特によく寄せられる質問とその回答をまとめました。

画像ファイルの容量は上限を教えてください

2MB(2,000KB)以内になるように作成してください。

画像サイズの上限は?

横幅 3840px × 縦 3840px が上限です

アップロードできるファイル形式に制限はありますか?

gifファイル、もしくはjpgファイルのみとなっています。

総合判定が「△」画像はガイドライン違反の対象になりますか?

「△」はガイドライン違反とはなりませんが、ユーザーの買いやすさを考慮すると「◎」画像への修正をおすすめします。

「白背景画像」ガイドラインで規定している画像とは異なりますか?

はい、本稿で触れているガイドラインは商品画像(1)とSKU画像が対象です。

ガイドライン以外で気を付けることはありますか?

はい、商標権や著作権等の知的財産に関する法律、景品表示法等の法令も遵守すべきでしょう。

楽天市場商品画像登録ガイドラインまとめ:ルール遵守が信頼と売上の第一歩

今回は楽天サムネイル画像について、遵守しなければならないガイドラインについて解説しました。いかがだったでしょうか?

楽天市場の商品画像登録ガイドラインは、単なる制限ではなく「ユーザーが安心して買い物できるための品質基準」です。
短期的なクリック数を狙う派手なデザインよりも、ルールを守りながら商品の魅力を自然に伝える画像作りが長期的な成果につながります。

ガイドラインを遵守しつつ、撮影とデザインの工夫を重ねれば、検索順位やCVR(購入率)にも好影響を与えられます。
もし社内で撮影体制を整えるのが難しい場合は、プロ撮影サービスの利用も検討してみましょう。
楽天の最新ガイドラインや違反事例は今後も随時更新されるため、定期的な確認とアップデートが重要です。

他商品画像についての記事は以下になります。

ECサイトのサムネイル画像の重要性について解説!

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