楽天市場 RPP広告のキーワード別設定方法|ワード選定からコツまで徹底解説
楽天市場のRPP広告運用を開始したはいいけど、なんとなくでしか運用できていない。。。
どのようなキーワードを設定したらいいのかわからない。。。
本記事では、すでにRPP広告を運用されている方向けに、RPP広告に効果的なキーワードを設定するためのポイントをお伝えします。
ぜひ参考にしてみてください。
- 楽天市場のRPP広告で成果を上げるためにはキーワード設定が重要
- 楽天市場のRPP広告で設定するキーワードは3種類
- 楽天市場のRPP広告で設定するキーワードの選定方法5選
- 楽天市場のRPP広告で効果的なキーワードを設定する4つのコツ
- 楽天市場のRPP広告でキーワードを設定する際の注意点3つ
RPP広告概要や、各種設定方法、運用のコツに関しては以下記事も参考にしてみてください。
Contents
1.楽天市場のRPP広告で成果を上げるためにはキーワード設定が重要
RPP広告で成果を上げるためにはキーワード設定が重要です。その理由は以下の2つです。
- 検索アルゴリズムに商品を正確に認識させるため
- 商品の売上を最大化させるため
1.1検索アルゴリズムに商品を正確に認識させるため
RPP広告は、キーワードを設定していない場合楽天のアルゴリズムが商品に登録した「商品名」、「キャッチコピー」、「商品ページ内のテキスト」からキーワードを判断し、ユーザーが検索したキーワードと関連性の高い商品を自動で表示させる仕組みになっています。
つまり、良い商品であってもキーワードを含んでいなければそのキーワードと紐づけられず、検索結果に表示されないことになります。ユーザーのニーズに合った商品を検索結果に表示させるためにキーワード設定は必須となるのです
1.2商品の売上を最大化させるため
商品の売上を最大化させるためにも、キーワード設定が必要です。
キーワードの具体性を上げるほど、特定のニーズを抱えるユーザーにアプローチすることができ、購買率の向上に繋がります。
2.楽天市場のRPP広告で設定するキーワードは3種類
RPP広告で設定するキーワードは下記の3種類です。
- ビッグキーワード
- ミドルキーワード
- スモールキーワード
2.1ビッグキーワード
ビッグキーワードは、1語で構成されるキーワードのことです。
スーツケースを扱っている企業なら「スーツケース」、テントを扱っている企業なら「テント」となります。
検索ボリューム数が多いため、検索上位に表示されれば多くの閲覧数が期待できる一方、競合が多く、販売実績が伴わない商品では目安CPCが高い傾向にあります。
そのため、ビッグキーワードを設定する商品は、販売実績が十分である商品を選定する必要があります。
2.2ミドルキーワード
ミドルキーワードは、2語から構成されるキーワードのことです。
スーツケースであれば「スーツケース 機内持ち込み」、テントであれば「テント ワンタッチ」となります。
ユーザーがより限定的に商品を探したいときに用いられます。
ビッグキーワードを設定できるほど販売実績がないという商品に対して設定するのをおすすめします。
2.3スモールキーワード
スモールキーワードは、3語から構成されるキーワードのことです。
スーツケースであれば「スーツケース 機内持ち込み フロントオープン」、テントであれば「テント ワンタッチ 大型」となります。
すでにある程度ほしい商品が決まっているユーザーが具体的な商品を探したいときに用いられます。
そのため、ここでニーズにマッチした商品を表示することができれば高確率で購入してもらえるわけです。
まだ販売実績がない商品、もしくは自然検索で上位に表示できていない商品に対して設定するのをおすすめします。
3.楽天市場のRPP広告で設定するキーワードの選定方法5選
RPP広告で設定するキーワードの種類は分かったけど、実際どんなキーワードを設定すればいいの?
と迷われている方へ、選定方法を5つお伝えします。
- 楽天サジェストをチェックする
- 楽天RMSの店舗カルテ機能を活用する
- 競合店舗のキーワードを参考にする
- サジェストキーワードツールで検索する
- Googleトレンドから選定する
3.1楽天サジェストをチェックする
楽天サジェストとは、楽天市場の検索欄にビッグキーワードを入力したときに表示される検索候補のことです。
このように、「スーツケース」と検索すると「スーツケース 機内持ち込み」「スーツケース キャスターカバー」などのミドルキーワードが表示されます。
楽天サジェストで表示されるキーワードは、楽天ユーザーによく検索されるキーワードトップ10が表示される仕組みになっています。
つまり、楽天サジェストから選定するとユーザーに検索されやすいものを選定できることになります。
3.2楽天RMSの店舗カルテ機能を活用する
店舗カルテ機能とは、楽天RMS内にある自店舗がどのような検索経路で流入されているのかを分析できる機能のことです。
店舗カルテを活用すれば、どのようなキーワードでユーザーが流入しているのかがわかるので、それを基にキーワードを選定することができます。
店舗カルテは一度設定したキーワードが適切かどうかの判断にも活用できます。
3.3競合店舗のキーワードを参考にする
競合店舗の商品に設定されているキーワードを参考にするのもおすすめです。
このとき、検索結果上位に表示される商品を参考にするとよいでしょう。
販売実績の優れた競合が出す商品であれば、試行錯誤の上で選定されたキーワードだと考えられます。
また、ビッグキーワードではなくミドルキーワード、スモールキーワードを選定しましょう。
3.4サジェストキーワードツールで検索する
サジェストキーワードツールというものがあります。
無料のものでもたくさんのキーワード候補を瞬時に洗い出してくれるので便利です。
筆者のおすすめは「ラッコキーワード」です。
このように、「スーツケース」を「サジェスト(楽天)」で検索すると多くのキーワード候補を出してくれます。
この中から商品に適したサジェストキーワードを絞るとよいでしょう。
3.5Googleトレンドから選定する
楽天市場以外で、Googleによる検索結果を活用する方法もあります。
その際のツールに「Googleトレンド」があります。
Googleトレンドとは、あるキーワードが期間内にどれだけ検索されていたかというデータをグラフで可視化できるツールです。
Googleトレンドで表示される項目は以下です。
- 関連キーワード
- 人気度の動向
- 地域ごとのキーワード人気度
- 関連トピック
キーワード設定の際は、関連キーワード参考にするとよいでしょう。
4.楽天市場のRPP広告で効果的なキーワードを設定する4つのコツ
楽天市場のRPP広告で効果的なキーワードを設定する4つのコツをお伝えします。
- キーワードを商品名の前半に入れる
- 興味を引く文言を入れる
- スモールキーワードを設定する
- イベントやシーズン限定のキーワードを使用する
4.1キーワードを商品名の前半に入れる
キーワードは、商品名の前半に入れましょう。
ユーザーが検索結果から確認できる文字数が最初の30字程度だからです。
商品サムネイルだけでは内容が伝わりにくい場合、ユーザーから商品が認知されず、クリックされなくなってしまいます。
商品名を設定した後は、検索結果画面を確認しユーザーに伝わりやすい商品名になっているのか確認する必要があります。
4.2興味を引く文言を入れる
商品名の冒頭にキャンペーン内容等お得感を訴求する文言を入れてユーザーの興味を引きましょう。
他社よりもお得に購入できることをアピールできれば、クリック率向上に繋がります。
訴求文言の例
- 【お買い物マラソン限定 ポイント5倍】
- 【タイムセール!20時まで20%OFF】
- 【10%OFFクーポンあり】
- 【アウトレット商品 在庫限り!】
4.3スモールキーワードを設定する
キーワード設定で迷ったら、まずはスモールキーワードを設定してみましょう。
ECモール内では、ユーザーはビッグキーワード→ミドルキーワード→スモールキーワードの順で検索する傾向があります。
ビッグキーワードで様々な商品を吟味し、スモールキーワードへと絞っていきます。
したがって、ビッグキーワードはクリックされても購買に繋がらない場合が多いですが、スモールキーワードでは購買率が高くなります。
クリック当たりの購買率が高くなることでROASも改善されていきます。
4.4イベントやシーズン限定のキーワードを使用する
イベントやシーズンごとに需要が高まるキーワードを狙いましょう。
「お中元」、「クリスマス」、「バレンタインデー」など、季節関連のキーワードは対象の期間に検索数が飛躍的に増加するため、商品がユーザーのニーズにマッチすれば爆発的なアクセス向上、売上向上が見込めます。
イベントやシーズンごとに合わせたキーワードを随時設定してみましょう。
5.楽天市場のRPP広告でキーワードを設定する際の注意点3つ
RPP広告でキーワードを設定する際の注意点は以下の3つです。
- 関連性の低いキーワードは入れない
- 見えない文字は使わない
- 記号を使いすぎない
5.1関連性の低いキーワードは入れない
関連性の低いキーワードを入れると、販売実績に繋がらず、目安CPCが高騰していきます。
また、購入に繋がらない無駄なアクセスによる広告費の無駄使いにもなります。
また、関連性の低いキーワードをむやみに入れると、店舗の信頼性が低下します。
最悪の場合「不適切な検索対策行為」として検索エンジンからスパム扱いを受ける恐れがあります。
5.2見えない文字は使わない
ユーザーに見えない「隠し文字」は禁止されています。
違反点として加算されて罰金が科される可能性もあるので注意しましょう。
隠し文字とは以下のようなものです。
- 背景色と同色の文字
- 視認できないサイズの文字
- HTMLでの隠し文字
5.3記号を使いすぎない
キャンペーン訴求やお得感をアピールしたいとき、記号を多用して目立たせようと思うかもしれませんが、それは逆効果です。
ユーザーが見づらいだけではなく、検索アルゴリズムに正しく認識されなくなります。
記号は最も強調したいポイントにのみ使用しましょう。
6.最後に
これまで、RPP広告のキーワード別設定方法についてお伝えしてきました。
RPP広告でのキーワード設定は、楽天市場の検索アルゴリズムに正確に認識させるために重要です。
楽天サジェストやラッコキーワードなど、ツールを活用して適切なキーワードを選定し、広告費を抑えながら売上を拡大させていきましょう。
弊社では楽天の運営代行等も行っておりますので、気になる方は以下フォームよりお問い合わせ頂ければと思います。
株式会社Proteinum 代表取締役