コロナ禍のEC市場の動向について【楽天運営代行】
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楽天、Amazon、Yahoo!ショッピングの大手ECモールや自社サイトのご支援実績のもと、EC売上向上のノウハウをお届けします。
Contents
はじめに
今回はコロナ禍のEC市場がどうなっているか、色々な情報をまとめてみました。
少し落ち着いてきたとはいえ、今後もコロナ禍が前提の市場であることは間違いないので、状況を把握したうえで適切な店舗運営を行っていきましょう。
コロナ禍でのEC市場の動向
総合マーケティングビジネスの富士経済が発表した通販・EC(e-コマース)の国内市場調査「通販・e-コマースビジネスの実態と今後 2021」によると、
2021年の通販・EC市場の規模は前年比10.1%増の15兆1127億円、2022年は16兆4988億円(2021年比で9.1%増)にまで拡大する、と言われています。
最も規模が大きいのはネット通販で全体の8割以上を占め、2021年はECのみで13兆3092億円で前年比11.5%増と予測されおります。
2022年には14兆6813億円まで拡大することが予測され、カタログ通販、テレビ通販は横ばい傾向が続く見通しとなっております。
消費者動向
次は消費者の意見についてみていきましょう。
オンラインで買い物・サービス利用をしたことがある消費者に対し、コロナ禍でオンラインで買い物・サービス利用をする頻度は増えたか尋ねたところ、「変わらない」と回答した人が57.3%で過半数を超えました。
一方、「増えた」と回答した人は34.5%で「減った」と回答した人(4.8%)の7倍以上にのぼる、といった結果になっております。
年代別で比較すると、10代女性の61.6%、10代男性と20~30代女性の40%以上が「増えた」と回答しており、特に若い世代で特にEC利用の頻度が増加していることがわかります。
巣ごもり消費で売れたもの
次に、コロナ禍での、特に巣ごもり消費で売れた商品について、詳しく見ていきます。
子供向け商品の室内遊具が、昨対対比で約3.7倍の売上を記録
全国小中学校の春休みは、普通は3月下旬から4月上旬までの10日間前後であることが多いですが、今年はコロナ禍での在宅時間が大幅に増えたことにより、1ヶ月以上も子供が自宅で過ごすこととなります。
こうした子供たちの不満を解消するためか、室内遊具の3月売上(全60商品)は前年比で約3.7倍と大幅に増えていました。
室内遊具の平均価格を見ると、3モール中で最も高いのはYahoo!ショッピングとなっており、これは少し驚きの結果です。
モール全体としては、Yahoo!ショッピングの客単価は他モールと比較すると少し低い傾向にありますが、「トランポリン」「鉄棒」「ジャングルジム」などの高単価の商品がよく販売されていたようです。また、3モールの中で平均価格が最も低いのはAmazonで、「サッカーゴール」「エア縄跳び」「テント」やその他にも低単価の商品が多く購入されていました。
大人向け商品は在宅勤務グッズが約2.3倍の売上を記録
現在でも多くに企業が在宅勤務を導入しておりますが、在宅勤務グッズの売上は前年比約2.3倍へと急増、2020年4月の売上(13日間)もすでに前年を大きく上回っています。
平均価格が最も低いのはAmazonの2,992円となっており、楽天市場とは8,030円、Yahoo!ショッピングでは16,453円の価格差があります。
これは楽天市場やyahoo!ショッピングでは、「中古ノートPC」や「オフィスチェア」などの在宅勤務向けの商品がモール内でよく売れているのに対し、
AmazonではPCアクセサリーなどの補助的な商品がよく売れていることに関係がありそうです。
平均レビュー数からわかることは、3モールの商品は全般的に長期間売れているようです。
同タイプの商品が売れている楽天市場とYahoo!ショッピングでは、楽天市場の方が圧倒的にレビュー数が多いことから、楽天市場の方が長い期間商品が販売されている、あるいは市場が大きいと考えられます。
新型コロナウイルスの影響が長期化する可能性が高くなってきている昨今ですが、「在宅ワーク」向けや自宅の敷地内でできるエンターテイメント関連や運動グッズ等は「巣ごもり消費」と見られる購買データに現れている通り、人気が続く可能性が高くなってきています。
苦しいビジネス環境となっている中でも、データから消費ニーズを捉え、少し先を見据えた商品開発、ラインナップがビジネス維持・拡大のチャンスとも言えるでしょう。
出所:https://www.nint.jp/blog/2020/05/08/stay-home-goods-2020/
終わりに
今回はコロナ禍のEC市場について解説をしてみましたが、いかがでしょうか。
弊社では楽天市場をはじめとした各種EC関連の運営代行、運用代行も行っておりますので、ご興味がある企業様はぜひ一度お問い合わせいただければと思います。
株式会社Proteinum 代表取締役