【2026年最新】楽天AIコンシェルジュのレコメンドロジックを徹底検証!AIO対策の鍵は「外部情報」と「検索順位」
本記事では、これまでの支援実績が1,000社以上、広告運用実績年間10億円以上の弊社(Proteinum)が「楽天AIコンシェルジュ」について徹底検証した内容を解説していきます。
2026年1月5日、楽天市場のスマートフォンアプリにエージェント型AIツール「楽天AIコンシェルジュ」が搭載されました。これまでの「検索窓」でのキーワード検索とは異なり、ユーザーの曖昧な質問に対してAIが商品を提案してくれるこの機能。
店舗運営者にとって気になるのは、「一体どのようなロジックで商品が選ばれているのか?」という点でしょう。
本記事では、実際に100キーワード以上の検索検証を行った結果見えてきた「楽天AIコンシェルジュ」の挙動と、今後のEC戦略に不可欠なAIO対策について解説します。
【この記事の対象者】
- 楽天AIの導入による影響が不安な方:新機能「Rakuten AI」が自店舗のアクセスや売上にどう影響するか懸念している店舗運営者
- 次世代のAIO対策を知りたい方:従来のキーワード検索対策だけでなく、AI検索時代に向けた新しい販売戦略や具体的な対策方法を模索しているEC担当者
- アルゴリズムの仕組みに興味がある方:楽天AIコンシェルジュがどのようなロジックで商品をレコメンドしているのか、実際の検証データに基づいた挙動に関心がある方
【この記事を読むとわかること】
- 3つの提案ロジック:100回以上の検証で判明した、AIが商品を提案する際の「検索キーワード変換型」「ブランド提案型」「商品指名型」という3つの基本パターン
- AIの参照情報:「商品説明文の長さは影響薄」「外部Web情報が重要」など、10個の仮説検証から明らかになったアルゴリズムの実態
- 具体的なアクションプラン:楽天市場内での売上実績作りという従来の対策に加え、今後必須となる「外部情報発信」や「登録情報の精度向上」などのAIO対策

株式会社Proteinum 代表取締役
プロテーナムでは、楽天、amazon、自社EC、Yahoo!ショッピングを中心に、データに基づく圧倒的な成果にこだわった支援を行っている。ナショナルブランドを中心に累計1,000社以上の支援と年間広告費10億円以上の運用実績を持ち、独自のEC運用支援システム「ECPRO」も提供している。
Contents
- 楽天市場の「楽天AIコンシェルジュ」とは?
- 「楽天AIコンシェルジュ」の利用手順
- 楽天AIコンシェルジュの商品提案ロジック 3つのパターン
- 10個の仮説検証からわかった「楽天AIコンシェルジュ」の参照情報
- 仮説①:商品説明文(PC・スマホ用)の「網羅性」が最大の判断材料である
- 仮説②:楽天外部のWeb情報(トレンドや一般知識)を回答の「根拠」にしている
- 仮説③:レビューの「件数」よりも「内容(質)」を読んでいる
- 仮説④:従来の「楽天SEO(売上実績・キーワード一致)」とは別次元の評価軸がある
- 仮説⑤:RPP広告などの「広告枠」がAIの推奨枠にも連動している
- 仮説⑥:直近の「リアルタイムランキング」や「トレンド」が反映される
- 仮説⑦:SKU情報や「全商品ディレクトリID」「タグID」がフィルタリングの鍵である
- 仮説⑧:AIは「比較のしやすさ」で商品をセットにしている
- 仮説⑨:ペルソナ設定(誰が購入するか)に対する「推薦理由」を重視している
- 仮説⑩:ショップのレビューが足切りラインになっている
- 今後の「楽天AIコンシェルジュ」に向けたAIO対策
楽天市場の「楽天AIコンシェルジュ」とは?

「楽天AIコンシェルジュ」は、楽天市場内の膨大な商品情報と、ウェブ検索結果などの外部情報を組み合わせて商品をレコメンドする生成AI機能です。
ユーザーが「予算5,000円以内で友人へのプレゼントを探して」などといった自然言語で質問すると、AIコンシェルジュがニーズを汲み取り、最適な商品を提案します。従来のキーワード検索では埋もれていた潜在的なニーズにも対応できるため、新たな購買体験の入り口として注目されています。
▼楽天市場のプレスリリース
https://corp.rakuten.co.jp/news/press/2026/0105_02.html
「楽天AIコンシェルジュ」の利用手順
楽天スマートフォンアプリを開くと画面右下にアイコンが表示されているので、クリックするとすぐに使えます。
- 楽天市場スマートフォンアプリを開く
- 画面右下に表示される「Rakuten AI」をクリックする
- 「Rakuten AI」に質問する
1.楽天市場スマートフォンアプリを開く
2.画面右下に表示される「Rakuten AI」をクリックする

3.「Rakuten AI」に質問する

楽天AIコンシェルジュの商品提案ロジック 3つのパターン

100個以上のキーワードを入力し、検証を行った結果、楽天AIコンシェルジュが商品を提案する動きには大きく分けて以下の3つのパターンがあることが判明しました。
- 質問を「検索キーワード」に変換して表示
- ブランド名+関連キーワードで表示
- 直接商品名を指定して表示
パターン1:質問を「検索キーワード」に変換して表示

AIがユーザーの質問を独自の解釈で「関連性の高い3つの検索キーワード」に落とし込みます。そのキーワードでの検索結果上位の商品を表示するパターンです。
結局は「検索キーワード」の検索順位上位商品が表示されるため、従来同様検索キーワード経由での売上実績積み上げが重要になります。
パターン2:ブランド名+関連キーワードで表示

質問内容に基づき、Web上の評判や公式サイトの情報と楽天市場が持っている情報を照らし合わせ、質問に合致する「商品ブランド+関連キーワード」を3つ提示します。その上で「ブランド名+関連キーワード」の検索結果を表示します。
こちらも結局は「検索キーワード」の検索順位上位商品が表示されるため、従来同様検索キーワード経由での売上実績積み上げが重要になります。またWEB上での情報も参照されるため、自社ECやメディアでの情報発信を継続的に行っていく重要性が以前よりも高まっていると考えられます。
パターン3:直接商品名を指定して表示

質問内容に基づき、AIが独自に商品を3パターン提示し、その商品名での検索結果を表示します。
外部の比較サイトなどを参照し、楽天市場の情報と突き合わせている可能性があります。このパターンでは、楽天内の検索順位や売上実績だけが基準ではないケースが見受けられるため、上記同様自社ECやメディアでの情報発信を継続的に行っていく重要性が以前よりも高まっていると考えられます。
10個の仮説検証からわかった「楽天AIコンシェルジュ」の参照情報

「商品説明文の網羅性は?」「レビュー内容は読まれている?」など、気になる10個の仮説を検証した結果、以下の事実が明らかになりました。
| No. | カテゴリ | 検証仮説のテーマ | 具体的な検証ポイント・着眼点 | 検証結果 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 1. 情報参照元 | 商品説明文の「網羅性」 | 商品名にない「使用シーン」や「悩み」が説明文にあればヒットするか。長い説明文ほど抽象検索に強いか。 | ヒットしない |
| 2 | 1. 情報参照元 | 外部Web情報の参照 | 楽天市場内だけでなく、一般的な美容記事やトレンド知識をベースに推奨理由を作っていないか。 | 回答に外部サイトを参照していることが表示されている |
| 3 | 2. 優先順位 | レビューの「内容(質)」 | 件数より内容を重視しているか。AIの推薦文にレビュー内の具体的なフレーズが引用されているか。 | 不明 |
| 4 | 2. 優先順位 | 新次元の評価軸(非SEO) | 検索順位が低い(売上が少ない)商品でも、説明文が丁寧ならAIにピックアップされるケースがあるか。 | 外部情報を参照する場合、ピックアップされる可能性がある |
| 5 | 3. 広告・ランク | RPP広告との連動性 | AIの推奨枠に「PR」マークが出るか。広告設定中の商品が明らかに優先レコメンドされているか。 | RPPは現状表示されない |
| 6 | 3. 広告・ランク | リアルタイム性の反映 | 通年売れる定番品よりも、今まさに売れている「旬」の商品やトレンドが優先されていないか。 | 検索順位がメインのためリアルタイム性は少ない |
| 7 | 4. 商品属性 | タグ・SKU情報の正確性 | スペック検索時、テキストマイニングではなく「タグID」や「カタログ情報」を正確に照合しているか。 | 要調査 |
| 8 | 5. 比較ロジック | 比較セットの構成 | 提案される3枠が「価格重視・機能重視・デザイン重視」など、比較しやすいポートフォリオになっているか。 | 一定分散された結果が表示される。楽天の検索結果上位がまとめて表示されるわけではない。 |
| 9 | 5. 比較ロジック | ターゲット適合性の理由 | 「70代の父」などの指定に対し、商品情報から「高齢者でも安心」等の適合理由を抽出できているか。 | 生成AIがかまされているので、一定入力情報に合わせたレコメンドを提示する |
| 10 | 5. 比較ロジック | 店舗信頼性の足切り | 商品が魅力的でも、店舗評価(レビュー点数等)が一定以下のショップは推薦から除外されていないか。 | キーワードでの検索結果の掲載順位順に表示されるため、結果的にレビュー評価も加味されている |
仮説①:商品説明文(PC・スマホ用)の「網羅性」が最大の判断材料である
商品名に含まれない「使用シーン」や「悩みへの効果」をAIがどこまで拾っているか、商品説明文が長いほどヒットしやすいかという仮説。
• 検証結果: 商品説明文はそこまで拾っていないように見えます。商品説明文よりもWEB上の情報の参照のほうが重要度は高そうです。
仮説②:楽天外部のWeb情報(トレンドや一般知識)を回答の「根拠」にしている
楽天市場内のデータだけでなく、一般的な美容記事などの外部知識をベースに推奨理由を作っているのではないかという仮説。
• 検証結果: 楽天外部のWeb情報を参照するケースもかなりありそうです。一般的な生成AIと近しい挙動をする傾向にあります。
仮説③:レビューの「件数」よりも「内容(質)」を読んでいる
AIが生成する推薦文の中に、レビュー内の具体的なキーワード(例:「本当にベタつかない」など)が引用されているかという仮説。
• 検証結果: レビュー情報が引用されることは現状ないです。
仮説④:従来の「楽天SEO(売上実績・キーワード一致)」とは別次元の評価軸がある
検索結果1位の商品ではなく、あえて「説明文が丁寧な10位以下の商品」をAIがピックアップするケースがあるのではないかという仮説。
• 検証結果: 結局検索キーワードに落とし込んで検索結果を表示するので、従来の評価軸がベースですが、質問内容によっては外部情報の参照結果のみからレコメンド商品を選定するときがあります。その際は楽天市場での売上実績は関係なくレコメンドされます。
仮説⑤:RPP広告などの「広告枠」がAIの推奨枠にも連動している
表示された商品に「PR」マークが出るか、あるいは広告設定中の商品が優先的にレコメンドされているかという仮説。
• 検証結果: RPP広告は現状表示されません。ただChatGPTでも広告表示がされるようになったので、いずれはされるでしょう。
仮説⑥:直近の「リアルタイムランキング」や「トレンド」が反映される
季節性のあるキーワードに対し、通年売れている定番品よりも、今まさに売れている旬の商品を優先していないかという仮説。
• 検証結果: 検索結果一覧の順位が基本となるため、直近の実績を優先するわけではないようです。
仮説⑦:SKU情報や「全商品ディレクトリID」「タグID」がフィルタリングの鍵である
テキストマイニングではなく、登録された属性データを正確に照合しているのではないかという仮説。
• 検証結果: 現時点では結論が出ておらず、追加検証が必要です。
仮説⑧:AIは「比較のしやすさ」で商品をセットにしている
「安価・高機能・デザイン重視」のように、ユーザーが比較検討しやすいポートフォリオを意図的に組んでいるのではないかという仮説。
• 検証結果: 明確にラインナップをすみ分けしているようには見えませんが、集約される検索キーワードが3パターンとなるため、結果的に比較はできるような出力となっています。
仮説⑨:ペルソナ設定(誰が購入するか)に対する「推薦理由」を重視している
ターゲット指定に対し、商品情報の中から適合性を最優先で抽出しているのではないかという仮説。
• 検証結果: 生成AIがかまされているので、一定質問内容に合わせた提案をしてくれます。
仮説⑩:ショップのレビューが足切りラインになっている
店舗評価レビューが一定基準以下のショップはAIコンシェルジュの推薦対象から除外されているのではないかという仮説。
• 検証結果: キーワードでの検索結果の掲載順位順に表示されるため、結果的にレビュー評価も加味されている、といった見方が正しいと思います。明確にレビューで切っている挙動は見られませんでした。
楽天のSEOにも興味があるよ、という方はぜひ以下記事も読んでみてください。
今後の「楽天AIコンシェルジュ」に向けたAIO対策
以上の検証結果から、楽天AIコンシェルジュにレコメンドされるためには、以下の3つのアクションが重要となります。
- 【対策1】楽天市場内での「売上実績」を積み上げる(王道)
- 【対策2】楽天「外部」での情報発信を強化する
- 【対策3】商品登録情報の精度を高める
【対策1】楽天市場内での「売上実績」を積み上げる(王道)
AIは質問を検索キーワードに変換し、その検索結果を表示するケースが多いため、従来のSEO対策(検索順位を上げるための売上実績作り)は引き続き最重要です。
【対策2】楽天「外部」での情報発信を強化する
ここが新しいポイントです。AIは外部のWeb情報を参照してブランドや商品を選定することがあります。
- 自社サイト(オフィシャルサイト)での情報発信
- 外部メディアでの紹介や比較記事への露出
- SNSやブログ等での言及
これらを増やし、Web上での認知と評価を高めることが、楽天AIコンシェルジュからの流入獲得につながります。
【対策3】商品登録情報の精度を高める
商品名、ディレクトリID、SKU情報など、楽天市場に登録する基本情報を正確かつ詳細に保つことで、AIが正しく商品を認識・照合できるようにします。今回検証しきれていませんが、おそらく商品の登録情報に基づいて提案されているケースがすでにある可能性が高く、現状されていなかったとしても今後ほぼ確実に情報として参照されていくことが考えられるため、適切な商品情報登録は必須でしょう。
「そろそろ楽天にもAIの波がきて、AIO対策が必要だと思っているが、まだ取り掛かれていない」、「AIO対策ってなんなんだ」
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