ネットショップ おすすめカート比較11選!タイプ別で見るカートシステムの選び方

ネットショップ おすすめカート比較11選! タイプ別で見るカートシステムの選び方

本記事を閲覧頂きありがとうございます。

この記事は、これまでの支援実績が1,000社以上、広告運用実績年間10億円以上の弊社(Proteinum)がネットショップを開業する際のおすすめカートシステムやモールとの比較について解説します。

Writer小野寺 克吉

株式会社Proteinum ECコンサルタント

Web制作会社、EC総合支援会社(株式会社これから)を経て、現職。現在は自社ECディレクター/コンサルタントとして活動。ネットショップ黎明期より積み上げた20年以上の豊富な知見を武器に、大手メーカーをはじめとするナショナルクライアントのEC進出やブランディングを数多く手掛け、戦略立案から実行支援までを一気通貫でリード。これまで300社を超えるEC事業者を支援し、担当コンサル案件10社で合計月商3億円を達成するなど、業界屈指の支援実績を誇る。Shopify、futureshop、MakeShop、ecforce、ショップサーブといった主要カートシステムからその他のあらゆるカートシステムすべてに深い知見を持ち、商材や事業フェーズ毎に最適な戦略立案と実行支援を得意とする。
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「Shopify、futureshop、BASE……カートシステムの種類が多すぎて、どれが自社に合っているのかわからない」

「楽天やAmazonなどのモールだけでなく、自社サイト(本店)での利益率を高めたい」

EC事業者の皆様から、このようなご相談を非常に多くいただきます。ネットショップのカート選びに「万能な正解」はありません。重要なのは、「現在の年商規模」と「将来の事業戦略」にマッチしたシステムを選ぶことです。

本記事では、モールEC支援の実績豊富な株式会社Proteinum(プロテーナム)が、実際の支援現場のデータとセミナー資料を基に、失敗しないカート選びの極意を徹底解説します。

【この記事の対象者】

  • 現在、楽天・AmazonなどのECモールに出店中で、自社サイトの立ち上げ・強化を検討している方
  • 「とりあえず」で始めたカートシステムに限界を感じ、リニューアル(移行)を考えている方
  • 年商規模に合った最適なカートを選び、利益率を最大化したいEC担当者様

【この記事を読んで得られること】

  • プロの視点: アフィリエイト記事にはない、現場コンサルタント視点での「カート選定基準」がわかる
  • 利益の差: モールと自社ECで、手元に残る利益がどれくらい違うのか具体的な数字で理解できる
  • リスク回避: カート移行時に陥りがちな「SEO順位下落」や「顧客離脱」を防ぐポイントがわかる

Contents

1. ネットショップのカートシステムとは?

ネットショップのカートシステムとは

「カートシステム」と聞くと、多くの人が「商品を買い物かごに入れ、決済するための機能」をイメージされるかもしれません。

しかし、実際のネットショップ運営において、決済機能はカートシステムの役割のほんの一部に過ぎません。カートシステムとは、ネットショップの運営に必要なあらゆるデータを管理・処理する「心臓部(OS)」のような存在です。

カートシステムは単なる「決済機能」ではなく「お店の建物」そのもの

実店舗に例えるとわかりやすいでしょう。 Amazonや楽天市場などの「モール」に出店するのは、デパートの中にテナントを借りるイメージです。集客はデパートがしてくれますが、内装や接客の自由度は限られます。

一方、「自社ECサイト(カートシステム)」を持つことは、路面店を一から建てることに似ています。 どのようなデザインの店舗にするか、商品をどう陳列するか、裏の倉庫をどう管理するか。これら全てを司るインフラ(建物・設備)がカートシステムです。

ネットショップの「表」と「裏」をつなぐ2つの役割

カートシステムには、大きく分けて2つの側面があります。

  • フロント機能(お客様が見る側)
    • 商品ページのデザイン・表示
    • カート画面・決済手続き
    • マイページ(購入履歴・会員情報)
  • バックオフィス機能(運営者が見る側)
    • 受注管理(誰から注文が入ったか)
    • 在庫管理(あと何個残っているか)
    • 顧客管理(顧客データの蓄積・分析)
    • 販促機能(メルマガ配信・クーポン発行)

優れたカートシステムとは、お客様にとって「買いやすい」だけでなく、運営者にとって「管理しやすく、攻めの施策が打てる」システムのことです。

カートシステムの主な提供形態

この後詳しく解説しますが、カートシステムには大きく分けて2つの仕組み(提供形態)があります。

  1. SaaS・ASP型(クラウド型)
    • 企業が提供するシステムをインターネット経由でレンタルする形式。
    • サーバーの管理やセキュリティ対策は提供会社が行うため、専門知識がなくても導入しやすいのが特徴です。(例:Shopify, BASE, futureshopなど)
  2. パッケージ・オープンソース型(インストール型)
    • 自社で用意したサーバーにソフトウェアをインストールして構築する形式。
    • 自由自在にカスタマイズできますが、保守管理やセキュリティ対策を自社で行う必要があり、コストも高額になりがちです。(例:ecbeing, EC-CUBEなど)

近年では、常に最新の機能が自動アップデートされ、セキュリティも安心な「SaaS・ASP型」を選ぶ企業が圧倒的に増えています。 では、なぜ今、モールだけでなく「自社ECサイト(カートシステム)」を持つ重要性が高まっているのでしょうか? 次の章で、利益率の観点から解説します。

ネットショップのカートシステム徹底比較

こちらの動画でもネットショップのおすすめカートシステムの解説を行っております。合わせてご参照ください。

2. なぜ今「自社ECサイト」が必要なのか?(モールとの決定的違い)

モールEC vs 自社EC利益率比較

「モールで売れているから自社サイトは後回し」と考えていませんか? 実は、モールと自社ECは対立するものではなく、併用することで最大の利益を生み出すものです。

利益率が圧倒的に違う(実データ比較)

モールECは集客力が高い反面、出店料や手数料、広告費がかさみ、利益率が低くなりがちです。一方、自社ECは手数料が低く、利益を残しやすい構造にあります。

弊社で試算した、月商100万円売上時の利益シミュレーションをご覧ください。

【月商100万円(粗利50%)の場合の利益比較】

Amazon: 各種手数料・広告費等を引いた利益は約 165,100円

楽天市場: 各種手数料・広告費等を引いた利益は約 232,725円

自社EC(Shopify例): 手数料・広告費等を引いた利益は約 331,000円

このように、自社ECはモールに比べて手元に残る利益が10万〜15万円以上も多くなるケースがあります。この高利益体質こそが、自社ECを持つ最大のメリットです 。

「モール×自社EC」の相乗効果

自社ECを持つことは、モールの売上アップにも貢献します。

自社サイトやSNSでブランディングを行い、認知が拡大すると、ユーザーがモール内で「指名検索」をするようになります。

  • モール: 新規顧客の獲得、ランキング入賞による認知拡大
  • 自社EC: 顧客リストの資産化、高利益率、リピーター育成(ファン化)

この両輪を回すことで、EC事業全体の売上最大化が可能になります。

3. ネットショップで失敗しないカート選びの基準(5つのタイプ)

カートシステムは、機能や目的によって大きく5つのタイプに分類されます。自社のフェーズに合わせて選定しましょう。

失敗しないカート選びの基準(5つのタイプ)
  1. スタートアップ型: 費用を抑えてまずは試してみたい(BASE, STORESなど)
  2. 総合通販型: コストをかけてでも売れるサイトを作りたい(Shopify, futureshop, makeshopなど)
  3. 単品通販(D2C)型: 定期購入(サブスク)で利益を最大化したい(ecforce, リピストなど)
  4. BtoB型: 卸販売をネットで完結させたい(Bカート, スマレジなど)
  5. 独自開発型: 年商数十億規模、基幹システムとの複雑な連携が必要(ecbeing, ebisumartなど)

ここからは、特に相談の多い主要なカートシステムについて、詳細スペックとともに比較・解説します。

4. 【タイプ別】おすすめネットショップカート徹底比較

① まずは無料で始めたい方へ:スタートアップ型でおすすめのカート

初期費用・月額費用を抑えられるため、個人事業主やテストマーケティングに最適です。

① スタートアップ型:まずは無料で始めたい方へ

BASE(ベイス)https://thebase.com/

最短30秒でショップ開設が可能といわれる手軽さが魅力です。

初期費用: 0円

月額費用: 0円(スタンダードプラン) / 16,580円(グロースプラン・年払い)

拡張性: Appsで機能拡張(定期販売、クーポン等)が可能

更新性: 完全ASP型のため自動アップデート(サーバー管理不要)

特徴: 初期費用・月額0円で始められますが、販売手数料などは高め(実質6.6%+40円など)のため、売上が大きくなるとコスト負担が増えます。

STORES(ストアーズ) https://stores.fun/

実店舗との連携(POSレジなど)を意識したサービスです。

初期費用: 0円

月額費用: 0円(フリープラン) / 2,980円(ベーシックプラン)

拡張性: 予約販売、電子チケットなど幅広い商材に対応

更新性: 完全ASP型のため自動アップデート

特徴: フリープランでも基本機能が充実していますが、決済手数料が5.5%〜とかかるため、本格運用には月額有料プランが推奨されます。

おちゃのこネット https://www.ocnk.net/

使いやすいから続けられるネットショップ おちゃのこネット

初期費用: 0円

月額費用: 0円(スタートアップ) / 3,300円(スタンダード) / 11,000円(プロフェッショナル)

拡張性: 500種類以上の機能が標準搭載されており、クーポン、ポイント、レビュー機能、ステップメールなどの販促機能が充実しています。

更新性: 完全ASP型のため自動アップデート(サーバー管理不要)

特徴: BASEなどの「売れた分だけ手数料がかかる」仕組みとは異なり、月額固定費のみで運営できるため、利益を最大化しやすいのが魅力です。運用実績20年以上の老舗サービスならではの安定感があります。

売上拡大を目指す方へ:総合通販型でおすすめのカート

ある程度の月額コストをかけてでも、デザインの自由度や集客・接客機能を強化したい中〜大規模店舗向けです。

② 総合通販型:売上拡大・本格運用を目指す方へ【推奨】

Shopify(ショッピファイ) https://www.shopify.com/jp

世界シェアNo.1のカートシステム。越境ECや拡張性を重視する企業に選ばれています。

初期費用: なし(プランによる)

月額費用: ベーシック 約$33〜 / Plus 約$2,300〜

拡張性: 8,000種類以上のアプリがあり、機能追加が自在

更新性: クラウド型(SaaS)のためシステムは自動更新だが、テーマやアプリの管理が必要

特徴: デザイン性が高く、ノーコードで編集可能。ただし、日本独自の商習慣(細かい帳票など)への対応にはアプリ選定やカスタマイズが必要な場合があります。

futureshop(フューチャーショップ) https://www.future-shop.jp/

アパレルやブランドサイトでの利用実績が多く、「接客」機能に強い国産カートです。

初期費用: 22,000円〜

月額費用: 24,000円〜

拡張性: クーポン、ポイント、実店舗連携(オムニチャネル)などCRM機能が豊富

更新性: ASP型のため自動アップデート

特徴: サポートが手厚く、プロモーション機能が充実していますが、月額コストは他カートよりやや高めになる傾向があります。

ショップサーブ https://shopserve.estore.jp/

「売ること」に特化した高機能・高品質な老舗のECカートです。

初期費用: 33,000円(プラン4S)

月額費用: 27,500円(プラン4S・月払い) / 302,500円(プラン4S・年払い)

拡張性: 標準で500種類以上の機能があり、定期購入やCRM(顧客管理)、自動受注処理など、中〜大規模運営に必要なツールが揃っています。

更新性: 完全ASP型のため自動アップデート(サーバー管理不要)

特徴: BASEやおちゃのこネットと比較すると、固定費は高めですが、その分「サポート体制」と「機能の深さ」が非常に強力です。専任の担当者がつくプランもあり、本気で売上を伸ばしたい中堅以上の店舗に選ばれています。

makeshop(メイクショップ) https://www.makeshop.jp/

機能数が非常に多く、BtoBオプションなども豊富な老舗カートです。

初期費用: 11,000円

月額費用: 13,750円(プレミアムプラン)〜

拡張性: 標準機能が豊富で、アプリによる追加も可能

更新性: ASP型のため自動アップデート

特徴: コスパ良く多機能なサイトを作れますが、機能が多すぎて初心者には設定が少し難しく感じる場合もあります。

Colormeshop(カラーミーショップ) https://shop-pro.jp/

低コストで本格的なショップが持てる国内最大級のネットショップ作成サービスです。

初期費用: 0円(フリー) / 3,300円(レギュラー・ラージ)

月額費用: 0円(フリー) / 4,950円(レギュラー) / 9,595円(ラージ)

拡張性: 「カラーミーショップ アプリストア」から、必要な機能(離脱防止、LINE連携、配送日指定など)を後付けで追加可能です。

更新性: 完全ASP型のため自動アップデート(サーバー管理不要)

特徴: 運営コストと機能性のバランスが非常に優れた、国内シェア最大級のサービスです。BASEのような「手軽さ」とショップサーブのような「本格運用」の中間に位置します。

サブスクモデルに特化:単品通販(D2C)におすすめのカート

定期購入や卸販売をメインにする場合は、汎用カートではなく「専用カート」を選ぶ方が成功確率は上がります。

③ 単品通販(D2C):特定のビジネスモデルに特化

ecforce(イーシーフォース)https://ec-force.com/

D2C・リピート通販に特化した高機能プラットフォームです 。

初期費用: 148,000円

月額費用: 49,800円〜

拡張性: 広告管理、LPO(ランディングページ最適化)、CRM分析機能が強力

更新性: SaaS型のため自動アップデート

特徴: 「売るための機能」が凝縮されており、データドリブンな運用が可能ですが、導入コストは高めです。

サブスクストア https://subscription-store.com/

D2C・定期通販で選ばれ続ける、サブスクリプション特化型のECカートです。

初期費用: 69,800円〜(スタンダード) / 99,800円〜(プレミアム)

月額費用: 49,800円〜(スタンダード) / 79,800円〜(プレミアム)※別途、受注処理手数料などが発生

拡張性: 定期購入に特化した機能(スキップ・一時休止・お届け周期変更など)や、CRM(顧客分析・ステップメール)、広告効果測定機能が標準で非常に充実しています。

更新性: 完全ASP型のため自動アップデート(サーバー管理不要)

特徴: 日本の定期通販カートで圧倒的なシェアを誇っていた「たまごリピート」の後継サービスです。最大の特徴は、「単品通販・サブスクリプション(定期購入)」に完全に特化している点です。

リピスト https://rpst.jp/

LP一体型フォームでCVRを最大化するD2C・定期通販カート

初期費用: 32,780円〜

月額費用: 16,280円(ライト) / 32,780円(スタンダード) / 76,780円(エキスパート)

拡張性: LP一体型購入フォーム、ステップメール、チャットEコマース連携、広告分析機能、アップセル・クロスセル機能など。

更新性: 完全ASP型のため自動アップデート(サーバー管理不要)

特徴: サブスクストアと同様、単品通販・定期通販(D2C)に特化したカートですが、特に「広告からの獲得効率(CVR)」を極限まで高める設計に定評があります。

卸販売業務をWeb化したい方へBtoB型でおすすめのカート

ネットショップのカートを法人(B2B)取引で利用する場合、一般消費者向けとは異なる「卸価格設定」や「クローズド機能」が必須です。法人展開を視野に入れているなら、以下の3つのカートが特におすすめです。

④ BtoB型:卸販売・受発注業務をWeb化したい方へ

Bカート(ビーカート) https://bcart.jp/

BtoB専用のSaaSとして実績が豊富なサービスです。

初期費用: 88,000円

月額費用: 9,800円〜

拡張性: 在庫連動、後払い決済、WMSなどAPI連携や外部サービス連携が可能

更新性: SaaS型のため自動アップデート

特徴: 取引先ごとの「掛け率」「商品出し分け」「決済手段(掛け払い等)」の設定が標準で可能。スクラッチ開発不要で低コストに導入できる点が強みです 。

スマレジEC(旧 楽楽B2Bなど) https://ec.smaregi.jp/

受発注業務全体のDX(デジタルトランスフォーメーション)を重視したシステムです。

初期費用: 10万〜30万円程度(参考価格)

月額費用: 50,000円〜(参考価格)

拡張性: ERP、会計ソフト、送り状発行ソフトなどバックオフィス系システムとの連携が充実

更新性: SaaS型のため自動アップデート

特徴: FAXや電話注文をWebに置き換えるだけでなく、AI-OCRでの注文書自動読み込みなど、アナログな業務フローの自動化・省人化に優れています 。

⑤ 独自開発型:年商数億〜数十億円規模の大規模ECへ

基幹システムとの複雑な連携や、自社独自の特殊な販売フローを構築したい場合に選定されます。導入コストは高額になりますが、圧倒的な自由度があります。

⑤ 独自開発型:年商数億〜数十億円規模の大規模ECへ

ecbeing(イーシービーイング) https://www.ecbeing.net/

国内最大シェアを誇る、中〜大規模向けの開発型カートです。

初期費用: 500万円〜(スモールプラン)

月額費用: 20万円〜

拡張性: 基幹システム、WMS(倉庫管理)、POSなどあらゆる外部システムとの連携カスタマイズが可能

更新性: 開発型のためベンダーによる保守・運用サポートが基本(24時間365日の監視体制あり)

特徴: 自由度が非常に高く、複雑な業務要件に対応できます。セキュリティレベルも高く、大手企業の導入実績が豊富です 。

ebisumart(エビスマート) https://ebisumart.com/

クラウド(SaaS)のメリットとカスタマイズの自由度を両立させたシステムです。

初期費用: 300万円〜

月額費用: アクセス数や機能量に応じた変動型(従量課金プラン等あり)

拡張性: カスタマイズ量や事業規模の拡大に合わせたスケーラビリティ(拡張)が可能

更新性: クラウド型のため、システム基盤は常に最新の状態に保たれる

特徴: 「成果報酬型」などコストリスクを軽減できるプランがあり、成長段階のECサイトでも導入しやすい設計になっています 。

Shopify Plus(ショッピファイ プラス) https://www.shopify.com/jp/plus

Shopifyのエンタープライズ(大企業)向けプランです。

初期費用: なし(構築パートナーへの開発費は別途発生)

月額費用: $2,300〜(約35万円〜)

拡張性: API連携やヘッドレスコマース対応が強力で、ERPやMAツール等と柔軟に連携可能

更新性: SaaS型のため自動アップデート(インフラ監視不要)

特徴: 1つの契約で複数のストア(越境EC、BtoB、卸など)を一元管理できるため、グローバル展開やマルチチャネル展開を目指す企業に最適です 。

5. 後悔しないために!カート移行(リプレイス)の3つのリスク

カート移行の3つのリスク

「機能が足りないからカートを変えたい」という相談は多いですが、カート移行にはリスクも伴います。以下の3点は必ず事前に確認し、対策を講じる必要があります 。

リスク1:ドメインとSEO評価の損失

カートを変えるとURL構造が変わることが多く、これまでのSEO評価(検索順位)がリセットされてしまう恐れがあります。

  • 対策: 旧URLから新URLへの「301リダイレクト」設定を必ず行うこと。

リスク2:商品データ・カテゴリ構造の違い

特に国産カートからShopifyへ移行する場合など、システムの思想(カテゴリー階層構造など)が異なるため、単純なCSVインポートができない場合があります。

  • 対策: 移行前に新旧のカテゴリ対応表を作成し、データ整形を行う必要があります。

リスク3:会員パスワードの再設定

セキュリティの関係上、会員のパスワード情報は暗号化されており移行できないケースがほとんどです。

  • 対策: 顧客に「パスワードの再設定」をお願いする必要がありますが、これがきっかけで会員離脱が起きやすいため、再設定キャンペーンなどを企画する必要があります 。

6. ネットショップのカートを乗り換えるおすすめ時期は?

ネットショップのカートを乗り換えるおすすめ時期は?

ネットショップが成長するにつれ、初期に選んだカートでは機能が不足し、機会損失を招くことがあります。将来的な「乗り換え」を検討すべきタイミングと、失敗しないための判断基準を整理しました。

  1. 売上規模の拡大:月商1,000万円を超え、決済手数料の総額が重荷になった時。
  2. 独自の販促施策:複雑なCRM(顧客管理)やポイント還元、サブスクが必要になった時。
  3. システム負荷:アクセス集中によるサイト遅延やサーバーダウンが頻発した時。

コストの損益分岐点を見極める

手数料と月額固定費を再計算して検討をしていきましょう。乗り換えの際には新たなカートでサイトを新たに作る費用が発生します。デザインが一緒であればカート乗り換えでの制作費もあまりかからないと認識されている方もいらっしゃいますが、カートごとに利用できる言語(プログラミングコード)が変わるので、結局新たに作り直す方が良い場合が多いです。当然、この場合ショットでの制作費がかかるので、この点も踏まえて検討するとよいでしょう。

データ移行の安全性を確保する

上記コンテンツでリスクの観点から記載したとおりデータ移行時にはカート乗り換え特有のリスクがあります。事前に乗り換え先のカートにデータ移行が可能なのかを調べてから判断をするとよいです。特に注文情報の移行はどのカートからの乗り換えも難しいケースが多いので要注意です。

7. カート選びの次は「集客」と「CRM」が鍵

最適なカートを選んで構築しても、それだけで売れるわけではありません。乗り換えの場合も同様です。

自社ECの売上は、以下のステップで伸ばしていく必要があります。

  1. サイト構築・改善: 購入しやすい導線・デザインにする
  2. 集客(SEO・広告): ペルソナに合わせてGoogle広告やSNS(Instagram, X等)を活用し、セッション数を増やす
  3. CRM(リピーター対策): メルマガやLINE公式アカウントを活用し、一度購入した顧客をファン化させる

これらを一気通貫で設計できるかどうかが、自社EC成功の分かれ道です。

以下のブログでネットショップの売上を伸ばす方法も開設してますので合わせてご確認ください。

8. ネットショップのカートと物流連携のおすすめは?

ネットショップの運営効率を最大化するには、カートと物流(出荷・在庫管理)のシームレスな連携が不可欠です。特に出荷件数が増える成長期には、以下の連携親和性を確認しましょう。

連携の重要要素連携による具体的なメリットおすすめのカート
送り状発行連携ヤマト・佐川の伝票発行を自動化Shopify, MakeShop
リアルタイム在庫同期複数モールとの在庫ズレを解消ネクストエンジン連携カート
物流代行(3PL)連携外部倉庫への出荷指示を自動送信LOGILESS連携カート

API連携で出荷作業を自動化

多くの物流サービス・倉庫とネットショップのカートシステムはAPIによるシステム間連携が可能な場合が多いです。カート側が対応できない場合でも、倉庫連携(OMS)が出来るツールは数多く存在していますので、複雑になりがちな配送業務は自動化できるようにしていきましょう。

物流代行との親和性を重視する

倉庫連携(OMS)ができると物流連携システム(WMS)との連携も可能になります。ネットショップカート+倉庫連携システム+物流連携システムとつなげると発送業務の外注化・自動化も容易になるため、ネットショップの担当者様はサイト内の売上拡大に時間を使えるようになるのでおすすめです。

まとめ:自社に最適なカート選びと構築はプロにご相談ください

ネットショップのカート選びは、単純な機能比較だけでなく、「年商規模」「販売形態」「移行リスク」を総合的に判断する必要があります。

  • まずは小さく始めたい → BASE, STORES
  • 本格的に売上を作りたい・拡張性重視 → Shopify, futureshop, makeshop
  • 定期購入で利益を最大化したい → ecforce
  • モールと自社サイトを連携させたい → 全体戦略の見直しが必要

株式会社Proteinum(プロテーナム)は、楽天・Amazonなどのモール支援で培ったノウハウと、Shopifyなど自社EC構築の技術力を掛け合わせ、「売れるECサイト」の戦略設計から構築、運用までを一気通貫で支援いたします。

「アクセス数はあるのに売上が伸びない」「広告費ばかりかさんで利益が出ない」「何から改善すればいいか分からない」「やりたいことはあるが手が回らず困っている」

こんなお悩みはありませんか?
弊社では、EC事業のプロフェッショナルが貴社の店舗・サイトを分析し、売上アップのための具体的な改善ポイントをご提案する「EC無料診断」を実施しています!

毎月5社様限定とさせていただいておりますので、枠が埋まってしまう前に、まずはお気軽にご相談ください。

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