ECサイトのSNSを使った集客方法は?各SNSの特徴や運用方法まとめ!

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1.ECサイト運営にとってSNSがなぜ重要なのか

様々なSNSが存在している現代では、若者世代を中心に今や多くのユーザーにとって生活欠かせない存在となりつつあります。
少し古いですが、2019年にアライドアーキテクツ株式会社が行った調査結果によると、SNSをきっかけに商品やサービスを購入したことがある人の割合は76.9%となっています。
日常的に利用している情報の取得に加えて、欲しいものを検索するためのツールとして活用されています。
SNS運用は、市場経済の中でも存在感を増しており、うまく運用できればECサイトにおいても以下のような効果が期待できます。

1-1.ECサイトに新たな販路から見込み客を集客できる

SNSアカウントでさまざまな情報を発信することで、ECサイトに未訪問のユーザーにも商品を認知してもらうことが可能となります。
所謂「インフルエンサー」と呼ばれる影響力の大きなアカウントに拡散されると、一瞬で何十、何百万人にも情報を届けられることもあります。
今までのメルマガやLINE配信などの手段ですと前提としてユーザーに配信対象者として登録が必要になりハードルが高いですが、YoutubeやInstagram、X(旧Twitter)などのオープンなSNSでのフォローなどはハードルが低くなるため比較的見込み客を増やしやくなります。

1-2.顧客ロイヤルティの向上を促進できる

SNS利用のメリットには「顧客ロイヤルティの向上」という面もあります。
企業にとってSNSの活用は、ユーザーと直接コミュニケーションをとる事ができる場でもあります。

SNSを活用しユーザーから不満な点・デメリットを拾い、改善をしていくことで、ユーザーの信頼感を高めることができます。
また、適切な投稿を行うことでECサイトのブランドイメージ向上、ファン化が期待できるのもメリットです。

1-3.ECサイトの集客コストの抑制

ECサイトを運用していくうえで集客はとても重要な要素ですが、広告費など集客コストも多くかかってきます。しかし、SNSを運用することである程度の集客は見込め、コストを抑えることができます。
主要SNSは無料でアカウントを開設できるものも多く、広告費をかけずにオープンに情報を発信できます。
自社のSNSアカウントを活用して適切な情報を伝えられれば、企業のブランディング、マーケティングに大きく役立ちます。

SNS戦略を練ることによって、大きな予算を割かずにマーケティング施策を実行できる点が大きなメリットです。

2.ECサイトにおけるSNS運用時の注意点

SNSの運用はさまざまな効果が期待できるため、今やECサイトで売上を伸ばしていく上で必須といえますが、企業の公式アカウントの運用には難しさもあります。
公式のSNSアカウントを運営するときには、次のような注意点やリスクがあることを認識しましょう。

2-1.炎上のリスクがある

一般的に企業公式アカウントの不適切な投稿は、個人の不適切な投稿よりも拡散されやすく、炎上しやすいものです。
不適切な投稿によりいわゆる「炎上」状態になってしまうと、例え投稿を削除したとしてもブランドイメージへのダメージは避けられないでしょう。
新規の顧客だけにとどまらず、既存の顧客や潜在的な顧客からの信頼を失わないよう投稿内容を事前にチェックするようにしましょう。

2-2.効果が出るまでにある程度時間がかかる

公式アカウントを作成すると何もせずにフォロワーが増えていくわけではありません。
フォロワーを増やすためには、時間をかけてコツコツと地道に投稿を続けていきましょう。

2-3.常に新しい投稿をする必要がある

動きの無いSNSはフォロワーはなかなか増えないでしょう。
SNSに投稿する内容については、顧客の興味を引きつつ共感を得られるものが効果的です。
そのため、新しい情報や有益な情報を定期的に発信していく必要があります。
またSNS限定でユーザーにとって有益な施策の実施や
いいねやコメントをもらった際に何かしらリアクションを必ず返すなど行なっていくと良いでしょう。

3.ECサイトにおける代表的なSNSの種類とその特徴

SNSにはそれぞれ特徴や特性があります。
複数のSNSアカウントを運用している場合、それぞれのSNSにあわせた投稿が必要です。
すべてのSNSで同じ内容を投稿したり、他のSNSへの投稿をシェアしたりするだけでは、効果は見込めません。
目的やターゲットユーザーにあわせた選定をしましょう。

3-1.Youtube

引用:YouTube

Googleが運営する、世界最大級の動画投稿プラットフォームです。
大容量通信回線の開通もあり、ますます動画コンテンツへの需要は高まっている傾向です。

日本における利用者層についてですが、年齢・性別を問わず非常に幅広い層が利用しています。
訴求したいターゲットに合わせてサムネ画像を工夫したりタイトルをつけることで、狙ったユーザーにリーチすることができます。

※Youtubeについての記事は以下の記事もご覧ください

https://proteinum.co.jp/blog/%e3%81%9d%e3%81%ae%e4%bb%96%e3%83%8e%e3%82%a6%e3%83%8f%e3%82%a6/ec-youtube

3-2.Instagram

引用:Instagram

画像や動画をメインで投稿できるSNSです。ユーザー層のボリュームゾーンは2、30代の若い女性が多くを占めています。
通常のフィード投稿に加え、投稿後24時間で消えるストーリーズが人気を集めています。
ライブ配信機能としてインスタライブも利用可能です。
アパレルやコスメなど、ビジュアルに訴えるような商材が、一般的に相性のよいジャンルと言われています。

Instagramには、質の良い画像が必要です。
他のSNSとの共有ではなく、Instagram用に画像を用意するようにしましょう。
オシャレな画像なら何でもいいわけではありません。
世界観が統一された投稿で、ブランドイメージをつくり上げましょう。

3-3.X(旧Twitter)

引用:X(旧Twitter)

X(旧Twitter)は、10代から30代を中心に4,500万人の国内利用者を抱えているSNSです。
このSNSは、140字以内の短い投稿形式でリツイートや引用リツイートの機能でユーザー同士が情報を拡散しあえる点が特徴です。
幅広い年代で、男女問わず活発に利用されています。

3-4.FaceBook

引用:Facebook

Facebookの一番の特徴は、実名での登録が必要な点です。
ビジネス用途で使用しているユーザーも比較的多いため、toB商材がおすすめになるでしょう。広告配信のプラットフォームとしては、実名登録によってアカウントプロフィールの正確性の高さから、精度の高いターゲティングが可能です。ユーザーは30~40代男性が多いとされています。

参考:総務省

3-5.TikTok

引用:TikTok

TikTokは、主にZ世代を中心に人気のあるショート動画プラットフォームです。

10代から20代の若者が主なユーザーとなり、とくにコスメや食品などの若年層向け商品が好評です。このプラットフォーム上で商品が注目される「TikTok売れ」現象が起きており、EC業界でも新しいビジネスチャンスと話題となっています。
若年層をターゲットにしたいのであれば、ぜひ参入を検討しておくべきSNSといえるでしょう。

3-6.LINE

引用:LINE

LINEの月間ユーザー数はおよそ9,500万人(2023年6月末時点)で、日本人が多くが日常的なコミュニケーションツールとしてLINEを利用していると言えるでしょう。
10代から50代での利用率は90%超となっており、もはや生活に根差したインフラアプリと呼べるかもしれません。
参考:LINE総務省

公式アカウントを利用することで、企業側からユーザーへ直接アプローチができます。
また、LINE自体がメッセージアプリなので、企業からの配信でもメッセージを閲覧してもらえる可能性が高い点も大きなメリットです。
顧客との相互コミュニケーションの場としての活用も可能です。

※LINEの運用については以下記事をご覧ください

https://proteinum.co.jp/blog/uncategorized/ec_line

4.SNSを利用したECサイトへの集客戦略

適切なSNS運用でECサイトへの集客効果が期待できます。
下記にSNSを利用したECサイトへの集客方法を3つ紹介いたします。

4-1.インフルエンサーマーケティング

影響力のあるインフルエンサーを活用して上手く商品のアピールが出来れば非常に効果的です。
インフルエンサーの投稿はインフルエンサー自身のファンによって広く拡散され、商品情報が瞬時に広範囲まで広まる可能性があります。
上手くいけば、開設間もないアカウント直後であってもインプレッションを多く獲得できフォロワーも大幅に増えるでしょう。

しかし、多くのインフルエンサーは得意なジャンルの商品があり、逆にそれ以外のジャンルの商品紹介ですと思ったほど数字が伸びない事もよくあります。
また、インフルエンサーの選考時にはフォロワー数に目がいきがちですが、ファンとの信頼関係や距離感を検討するのも重要です。

インフルエンサーの過去の案件実績や該当分野での影響力も考慮して、選考するようにしましょう。

4-2.ライブコマースの活用

YouTubeやInstagram、TikTokなどのライブ配信機能は、ライブコマースとしての活用が可能です。
ライブ配信機能を利用したライブコマースは、リアルタイムコミュニケーションにより、顧客との信頼関係を築き、購買の促進に繋がります。

アパレルやコスメ商品においてはとくに効果があり、人気のインフルエンサーを起用することで新規顧客の獲得も期待できます。

ただ、フォロワーがいなければ視聴者数も頭打ちになります。
そのためフォロワーがある程度の数集まった前提で行なっていく施策です。

4-3.ユーザー参加型キャンペーン

ユーザー参加型のキャンペーンを実施し、キャンペーン条件を達成した応募者にプレゼント特典を与える方法があります。

例えば企業公式アカウントのフォローや投稿、ハッシュタグを付けた投稿や写真コンテストなどがあります。

ユーザーに主体的な行動を促すマーケティング施策の一つです。

5.ECサイトにおけるSNS運用まとめ

ここまで、ECサイトにおいてSNSを活用するメリットや各SNSの特徴、活用方法、活用時注意点などについて説明してきました。
今やSNSの活用はECサイト運営において非常に重要になっています。
それぞれのSNSの特徴に合わせた運用方法を考えることで、より効果的なマーケティングに繋がる事でしょう。

Proteinumでは元楽天コンサルタントが在籍しており、集客も含め、分析~戦略立案~実行まで一気通貫してサポートするコンサルティングサービスを提供しています。
「ECサイトの構築を検討している」「既にECサイトは運用しているが、売上アップのためにどのように動けばよいか悩んでいる」という方は、お問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。

Writer米沢 洋平

株式会社Proteinum 代表取締役

大学卒業後、楽天株式会社に入社。 初期配属は東北エリアグループにて、牛タンやりんごなどの東北の名産品の販売支援に従事。 その他、アパレル業界を専門として、大手企業を中心に各種ECコンサルティング活動に従事 (のべ担当店舗数700以上)。楽天を卒業後、経営コンサルタントの道へ進み、小売企業を中心に様々な業界において経営コンサルティング業務に従事(事業戦略策定、実行支援、EC戦略策定等)その後、株式会社Proteinumを創業。”EC業界にとってなくてはならない存在に”をミッションに、現在は自社ブランドの立ち上げとクライアントのEC事業の支援に従事。

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