Shopifyで発生する手数料とは？決済手数料や取引手数料などまとめて解説！

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楽天、Amazon、Yahoo!ショッピングの大手ECモールや自社サイトのご支援実績のもと、EC売上向上のノウハウをお届けします。

Shopifyとは

自社ECサイトを考えることは、もはやほとんどの企業にとって当たり前になりつつありますが
ECサイトの構築プラットフォームも数多くの選択肢があります。

その中で、世界NO. 1シェア数を誇っているのが、カナダに本社を置く「Shopify（ショッピファイ）」です。

Shopifyは、ECサイトの構築や運用のための機能がそろっているプラットフォーム型のECサービスで
その手軽さ、分かりやすさに対して機能の拡張性が高いことから
ECサイトの立ち上げ、リニューアルはShopifyで行いたいと考えている方も増えています。

相対的に安価で言語や通貨などの面で海外展開もしやすく、
楽天市場・Amazonに加えてInstagram・Facebook・X（旧Twitter）などのSNSとも連携が可能です。
また、クレジットカード不要の無料トライアル期間があるのでトライアルで試したうえで終了後に料金プランを選択して継続する、という方法も取れます。

初期費用も無料なので参入のハードルが低い点が特徴としてあげられます。

「Shopifyの構築方法」については、下記記事も合わせてご参照ください。

Shopifyのサイト構築方法や料金、設定の手順、ポイントを徹底解説！

Shopifyの料金プラン

Shopifyには、年払いに対応している主要な3つのプランがあり、これに加えてライトプラン、エンタープライズ向けプランの計5つのプランが存在します。
プランごとの月額料金と、初期費用について解説していきます。
（※レートは$1=およそ143.3700円で算出しております（2023/08/09現在））

参照元：Shopify価格設定

ベーシックプラン

月額＄33、年払いだと＄25/月。

3つのプランのなかで最も低価格なベーシックプランは、月額33米ドル（約4,730円）で利用できます。

低価格ではありますが、オンラインストア構築と商品登録数は無制限であることなどECサイト公開に必要な機能がそろっています。

クーポンやギフトカード発行などの機能も利用可能なため、初めてECサイトを運用し始める方でも集客に結びつけやすい機能が揃っていると言えるでしょう。

「スタンダード」「プレミアム」など上位のプランと一番の違いは、スタッフアカウント数が2名まで、となっている点です。

そのため、少人数でECサイトの管理や運用を行うビジネスや店舗におすすめのプランです。

スタンダードプラン

月額＄92、年払いだと＄69/月。

スタンダードプランの月額料金は92米ドル（約13,190円）です。

ベーシックプランよりも月額料金は高くなりますが、クレジットカード手数料などのShopifyペイメント以外の決済利用時料金が安く設定されています。

スタッフアカウント数は5名までとなり、「プロフェッショナルレポート」機能が利用できます。

「プロフェッショナルレポート」はユーザーデータの詳細な分析が可能であり、マーケティングに有効活用できる機能を備えています。

また、スタンダードプランでは越境ECに必要な為替レートの設定、多言語設定に加え、国別にドメイン作成ができる機能があります。

そのため、3名以上のスタッフで管理や運用を行い、実店舗や複数の倉庫を有するビジネスおよび越境ECを検討している店舗におすすめのプランとなっています。

プレミアムプラン

月額＄399、年払いだと＄299/月。

プレミアムプランは月額399米ドル（約57,200円）と、主要プランの中では最も高額ですが、その分、販売手数料は3.25〜3.8％と最も安く設定されています。

そのためこちらのプランは、売上げが多いビジネスや店舗におすすめです。

プレミアムプランはプロフェッショナルレポートに加えて、「カスタムレポート」を作成することが出来るようになります。「カスタムレポート」とは、Shopifyの初期設定のレポートにGoogle広告やその他の流入経路別の分析が可能になります。

また、プレミアムプランからは離島への配送料をはじめとした、複雑な送料設定が可能となります。

関税や輸入税の計算機能も備わっているため、越境ECを検討されている方にもおすすめです。

プレミアムプランは15名のスタッフアカウントが登録できるため、大人数で店舗運用する大規模店やマーケティングに注力していきたいEC事業者におすすめです。

ライトプラン

月額$5。

ライトプラン（Shopify Lite）は月額5米ドル（約715円）で利用でき、Shopifyの料金プランの中で最も安価なプランとなっています。ECサイト構築の機能は無く、商品登録やカート機能のみ利用可能です。

まずは初期費用を抑えてECサイト運営に挑戦したいという方や、既にWebサイトやビジネス用SNSアカウント・ブログをお持ちで自社商品のニーズを知りたい方などにおすすめです。

プラスプラン

月額＄2000～。

Shopify Plusとは、前述したShopifyの3つの主要プランよりもさらに売上げが多い店舗や大企業向けのプランです。 一般的なカートシステムに比べ、機能拡張性の高いShopifyですが、通常プランではできないこともあり、そこもカバーした最上位プランです。
機能としては

・1契約10サイトまで無料で開設できる
・11サイト目以降は、1サイトあたり $250/月 で無制限に追加可能
・サイトの時限設定（予約反映機能）
・ソーシャルログイン機能開発

などがあり、この他にもShopify Plusでしかできないことはいくつもあります。

Shopifyは、いずれのプランも初期費用は無料となっています。

発生するShopify手数料まとめ

プランごとの月額利用料について見てきましたが、Shopifyは利用にあたって4つの手数料が発生します。

・月額利用料
・決済手数料
・取引手数料
・両替手数料

月額利用料

前述した、契約プランごとに設定されている月額固定制の料金です。月々の維持費にあたるもので、有料ECサイトのプラットフォームでは必ず発生します。

決済手数料

「決済手数料」とは、ユーザーがクレジットカードや決済サービスを利用して支払いを行なった際にかかる手数料のこと。

プランによって変わりますが、「クレジットカードの種類」と「決済方法がShopifyペイメントか」によっても変わります。

取引手数料

取引手数料とは、以外の外部決済サービスを導入した場合にかかる手数料のことです。外部決済サービスを導入した場合は、手数料が発生し、基本的には上位のプランほど手数料率は下がります。

※なお、Shopify ペイメントを利用すると、すべてのプランで取引手数料が無料になります。

両替手数料

支払いを確定する際、通貨を両替するためにShopifyが請求する手数料。日本円以外で決済された場合、両替手数料が必要になります。
両替手数料は、以下のように決められています。

・アメリカでは1.5%

・Shopify ペイメントを使用している場合、他のすべての国および地域で2%

また、上記以外にShopifyテーマの利用料が掛かることもあります。
Shopifyテーマは無料のものから有料のものまでさまざまなものが用意されており、有料のテーマを選定した場合、費用がかかります。
「テーマ」については下記記事をご参照ください。

【2023年版】Shopifyのおすすめテーマ7選！選び方や機能を徹底解説

※日本ではShopifyは海外事業者扱いとなるため、消費税は基本的に月額利用料金、手数料ともに非課税です。

まとめ

世界最大のシェアを誇るShopifyを発生する手数料の面から紹介しました。 Shopifyは高い拡張性とコストパフォーマンスが特徴になっており、更にShopify ペイメントを利用することで「振込手数料」と「取引手数料」が無料になるというメリットがあります。 無料トライアルも対応しているので、今自社ECサイトをお考えのご担当者様は是非一度体験をした上で導入を検討してみてください。

※弊社ProteinumはIT導入補助金2023の導入支援事業者です。制度の概要や申請方法の詳細はこちらのブログをご確認ください。

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Writer米沢　洋平

株式会社Proteinum　代表取締役

大学卒業後、楽天株式会社に入社。 初期配属は東北エリアグループにて、牛タンやりんごなどの東北の名産品の販売支援に従事。 その他、アパレル業界を専門として、大手企業を中心に各種ECコンサルティング活動に従事 （のべ担当店舗数700以上）。楽天を卒業後、経営コンサルタントの道へ進み、小売企業を中心に様々な業界において経営コンサルティング業務に従事（事業戦略策定、実行支援、EC戦略策定等）その後、株式会社Proteinumを創業。”EC業界にとってなくてはならない存在に”をミッションに、現在は自社ブランドの立ち上げとクライアントのEC事業の支援に従事。