リピストとは?特徴や料金プラン、導入事例について解説!

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Contents
1. リピストとは?

リピストとは、株式会社リピストが提供している、定期購入や単品購入に特化したカートシステムです。
導入実績も多くあり、様々な業界で導入されています。
2022年8月より代理店への権限付与機能や購入フォームがチャット形式になる等の機能が追加されて、「リピストX(クロス)」という名前に変わりました。
サポート体制も充実しており、初心者にもおすすめできるカートサービスです。
2. リピストの料金プランについて
リピストの料金ですが、下記のようになっています。
各プランは自社ECサイトの規模にに合わせて選びましょう。
下記の表に、受注件数別でおすすめのプランを記載いたしましたため、確認してみてください。
(スタートアッププランは、月2,000件を超えると自動的にスタンダードプランになります)
※初期費用は69,800円〜 (プランによって変動)
プラン | 月間受注件数 | 初期費用 | 月額料金 |
---|---|---|---|
スタートアッププラン | 2,000件まで | 69,800円 | 39,800円 |
スタンダードプラン | 2,000~10,000件 | 99,800円 | 79,800円 |
エキスパートプラン | 10,000件以上 | 398,000円 | 148,000円 |
その他、システム利用料や各種手数料、オプション機能費用もあります。
3. リピストの特徴は?
リピストは、単品リピート通販(D2C)特化型のカートシステムです。
他の一般的なECプラットフォーム(Shopify、BASE、カラーミーショップ、EC-CUBEなど)とはコンセプトや機能面で大きな違いがあります。
3-1. 主なECカートシステムとの比較
以下は、リピストと主要な他社ECカート(Shopify、BASE、カラーミーショップ)との比較表です。
それぞれの特徴や強みを項目別に整理しています。
リピスト | Shopify | BASE | カラーミーショップ | |
主な用途 | 定期通販/単品リピート | 多品目EC/越境EC/D2C全般 | 小規模/趣味レベルのEC | 中小企業向け物販EC |
定期購入機能 | ◎ 標準搭載(CVR特化) | △ アプリ導入が必要 | △ 外部サービス連携 | △ 有料プラグイン |
LP一体型購入フォーム | ◎ 一体化で高CVR | × 実装が必要 | × 対応なし | × 対応なし |
CRM/ステップメール | ◎ ステップメール・顧客ランク・LTV強化機能あり | △ 外部連携(Klaviyo等) | × メルマガ配信程度 | △ メルマガ機能あり |
アップセル・クロスセル | ◎ 購入直後アップセルなど標準装備 | △ アプリ連携で対応 | × 機能なし | △ プラグインで対応 |
管理画面の使いやすさ | ◎ 定期通販に特化し効率的 | ○ グローバルUIで直感的 | ◎ 非常に簡単 | ○ 慣れが必要 |
コンサル/導入支援 | ◎ 専門コンサルあり(導入〜売上支援) | △ パートナー企業が対応 | × 基本は自力 | △ 制作会社との提携あり |
カスタマイズ性 | △ テンプレ中心/一部オプション対応 | ◎ 高い(アプリ/コード編集可) | △ デザインなど制限あり | ○ HTML/CSS編集可能 |
3-2. リピストの特徴比較
リピスト:定期通販・リピート販売で本気のLTV施策をしたい事業者向け。
Shopify:越境ECやスケーラブルなD2Cモデルに強い。アプリ活用が重要。
BASE:初期コストをかけずに個人・小規模で始めたい人に最適。
カラーミー:中堅規模の物販や、HTMLでのデザイン自由度を求める場合に最適。
EC-CUBE:完全オリジナルな設計で、要件に応じて作り込みたい企業向け。
4. リピストのメリット
リピストは、定期通販・単品リピート販売に特化したECカートです。
以下に、具体的なメリットをまとめましました。
4-1. 定期購入に完全対応(業界特化型)
定期コース管理が「回数縛り」「スキップ」「サイクル変更」など標準搭載されています。
「初回割引 → 2回目以降は通常価格」などの機能があるため販売戦略が組みやすく、途中解約・変更もスムーズに管理可能なのが特徴です。
4-2. サポート体制の充実

サポート体制が充実しているので、初心者におすすめです。
ECの初期設定などが複雑で、つまづく傾向にありますが、リピストクロスは初期設定代行を行なっているので、スムーズにEC運営を開始できます。
また、運営している中でも困ったことがあれば無料でアドバイスを受けることができるため、安心です。
もちろん、電話やメール、オンラインマニュアルもあり、充実したサポート体制の中ECを運営することができるでしょう。
4-3. スタートアッププランが安価
他カートサービスと比べ、スタートアッププランの月額費用39,800円と安めに設定されているので、ランニングコストは抑えることができるでしょう。
(初期費用は69,800円かかります)
5. リピストのデメリット
リピストはすべての事業者にとって「万能なカート」というわけではありません。
以下に、導入前に知っておくべきリピストの主なデメリットをまとめました。
5-1. ステップメールの使用に追加費用が必要
ステップメールを使用するには、追加費用を支払い、オプション機能を追加する必要があります。
導入前に費用面で確認しておきましょう。
5-2. オフライン受注もオプション追加が必要
上記に加え、オフライン受注を受け付けたい場合も注意が必要です。
リピストではオプション扱いとなるため、追加費用を支払う必要があります。
5-3. デザインカスタマイズ性は低い
LPやフォーム部分はテンプレート中心で、ShopifyやEC-CUBEのような完全自由設計は難しいです。
そのため、店舗の独自性・差別化するには不向きといえます。
複雑なUIカスタマイズは、開発やオプション費用が別途必要となっています。
6. リピストで使用できる主な機能
リピストで使用可能な主機能をご紹介いたします。
6-1. 外部パートナーへの権限付与

制作会社や代理店等、外部へのパートナーに権限を付与することができます。
また、パートナー別に権限を付与することができます、
高い権限を付与した場合、タグ設置や広告出稿作業なども代理店に委託することが可能となります。
6-2. CVR向上機能
ポップアップを表示させて購入を促すことや、購入完了ページで商品をおすすめする機能など、CVR向上が見込めるきのうが多数用意されています。
また、LPからページ遷移せずに購入できることや、一回の注文で定期注文を自動生成することもできます。
これら以外にもオプションを追加することで、他の機能を使うことにより、顧客に対してさらにアプローチすることも可能です。
6-3. 広告効果測定機能

ADコード(流入元コード)の集計機能がついているため、広告ごとに効果を測定することが可能です。
アフィリエイト等広告の媒体により、ADコードの発行が可能となるので、効果を細かく分析することが可能となります。
6-4. 充実した定期便機能
定期便の機能が充実しており、自由度が上がります。
定期コースと単品購入を同時に行うことができる”同時購入処理機能”は、販売施策の幅が広がることやユーザービリティの向上につながります。
また、お届け回数の間隔を自由に設定することも可能です。
マイページから間隔を調整することができるようになっています。
6-5. ユーザーの単価向上機能
ユーザーの単価を向上させる、アップセル機能のあります。
定期購入したユーザーにおすすめ商品を紹介し、セット販売を促すことでユーザーの単価を向上させます。
6-6. ランディングページで購入まで可能

商品のランディングページに購入フォームがあるので、ページ遷移せずに購入に進むことができます。
フォーム一体型のLPになっているので、購入完了までスムーズに進むことができる設計になっています。
7. リピスト導入に向いている企業・商材は?
強みにマッチする商材やビジネスモデルを選ぶことで、CVR(購入率)やLTV(顧客生涯価値)を最大化できまるため、以下を販売をしている企業にはおすすめです。
- 食品、サプリ
- 化粧品・美容液
- プロテイン・筋トレ系商材
- ヘアケア・シャンプー系商品
- ペットフード など
理由としては、”より取り機能”という機能を使用してユーザーの単価向上が見込めます。
また、ECを運用したことのない初心者の方にもおすすめといえます。
サポート体制が充実しており、初期構築も行なってくれるので、おすすめです。
8. リピスト導入に不向きな企業・商材は?
定期通販×単品リピート販売に特化したECカートのため、以下のような事業形態・商材にはあまり向いていない、あるいは他のカートのほうが適している可能性があります。
- 多品目を扱う総合通販型の企業
- 越境ECや多言語対応が必要な企業
- BtoB(法人間取引)に特化した商材
- 単発購入が主でリピートが少ない商材
- ブランド世界観・独自デザインを重視する企業
複数商品を見比べたり一括購入するUIが弱い、Shopifyなどの越境EC対応カートのほうが圧倒的に適している、リピストの強みは「継続購入ありき」の仕組み(定期管理・LTV最大化)なので、単発商材には費用対効果が出にくいなどが理由として挙げられます。
9. リピストの導入事例・企業
ここからは導入事例の一部をご紹介致します。
販売ジャンルやサイトなど、ぜひご参考にしてみてください。
9-1. 木村石鹸工業 株式会社

創業97年企業の木村石鹸様。シャンプーを開発し、リピストでの販売をしています。
定期便を使用して様々な施策を行い、力を入れているそうです。
9-2. 株式会社ゲンキジャパン
伏見稲荷の行列ができる和菓子屋さん、「まるもち屋」です。

導入前は、会員登録機能がないことやリピートの戦略ができなかったこと、広告効果が計測できなったことが課題でしたが、導入後は会員登録機能を実装してリピート戦略をすることができたことに加え、LP一体型のフォームを活用した広告施策で新規の獲得者が増加したそうです。
10. まとめ
今回はリピストの機能やメリット、料金プラン、導入実績等について解説していきました。
リピストクロスになり、機能もかなり増えたのではないでしょうか。
サポートが手厚く初心者にもおすすめできるカートサービスになります。
リプレイスや新規構築がありましたら、ぜひ弊社にお問い合わせください。

株式会社Proteinum 代表取締役