EC初心者必見!通販SEOキーワード選定方法と人気のツール3選をご紹介!
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Contents
1.SEOとは?
SEO(エスイーオー)とは、Search Engine Optimization(検索エンジン※最適化)の略。
※検索エンジンとは、GoogleやYahoo!の検索窓にキーワードを入力して検索ボタンを押すこと

GoogleやYahoo!などの検索窓にキーワードを入力して、インターネット上に存在する情報をユーザーが検索した結果、検索ページ上位にサイトが表示されるようにすることです。
検索ページ上位にサイトが表示されるためには、様々な施策が必要ですのでこれからお話ししていきます。
1-1.SEOキーワードとは?
SEOキーワードとは、GoogleやYahoo!などの検索窓に入力するキーワードのことをいいます。
例えば、自社サイトの集客のためにSEO対策をこれから行っていこうと考えている場合、検索窓に「SEO 対策 集客」等と検索する、入力したキーワードのことです。
この例のように検索から自社サイトを上位表示させ集客させるためには、様々なSEOキーワード対策をしなければいけません。
SEOキーワードを理解し、ユーザーのニーズや競合他社の強みを調査のうえで、キーワードを正しく選定することが集客(SEO)に最も重要です。
1-2.SEOキーワード選定とは?
ECサイトにおける「キーワード選定」とは、ユーザーが商品を探すときに検索する言葉を見極めて、自社の商品ページやカテゴリーページに反映させることです。
たとえば、「革のトートバッグ」を販売しているとして、考えられるキーワードは次のようにさまざまです。
- トートバッグ 本革
- 普段使い バッグ トート
- レザー トートバッグ
- PC バッグ
- 大容量 ビジネス トートバッグ
このように、同じテーマでも「検索する人の意図(ニーズ)」によってキーワードは大きく変わります。
SEOでは、この検索意図に合ったキーワードを選ぶことが成功のカギになります。
1-3.SEOキーワードの種類
SEOキーワードにも、以下の4つの種類が存在します。この種類の使い分けがかなり重要です!
Buy(購買目的)
「Buy(購買目的)」は、何かを購入したい時に検索する購買関連のキーワードです。
例えば、下記キーワードが当てはまります。
「ふるさと納税 楽天 商品」
「ふるさと納税 おすすめ品」
「SEO対策 資料請求」
「SEO対策 サービス」
Know(情報収集)
「Know(情報収集)」は、何かを知りたい時に検索する情報収集のキーワードです。
SEOキーワードの種類の中でも最も検索されるキーワードの種類です。
例えば、下記キーワードが当てはまります。
「ふるさと納税とは」
「ふるさと納税 方法」
「EC 給料相場」
Do (〜したい)
「Do(〜したい)」は、何かを行いたい時に検索するキーワードです。
例えば、下記キーワードが当てはまります。
「ふるさと納税 限度額 計算」
「履歴書 作成方法」
「料理 簡単 レシピ」
Go(サイト検索)
「Go(サイト検索)」は、検索した場所に行きたい時に検索するキーワードです。
例えば、下記キーワードが当てはまります。
「北海道 ホテル 」
「居酒屋 新橋」
「ネットフリックス 公式サイト」
2.なぜキーワード選定がSEOで重要なのか?
SEOキーワード選定は、Webサイトの成果に関わる最も重要なものと言えます。
ですが、検索窓から検索され、webサイトや関連記事が上位表示されたとしても、必ず成果がでる訳ではありません。
SEO対策を行う場合には、ユーザーのニーズに合わせた情報を表示できるよう適切なキーワード選定することが大切です。
2-1.検索されなければ、商品は見つけてもらえない
どんなに品質が良くても、検索結果に表示されなければ売れません。
ユーザーは「Google検索」や「Yahoo!検索」、「Instagram検索」などを使って商品を探します。
たとえば「革 トートバッグ メンズ」など、商品とマッチしたキーワードで上位表示されていれば、購入意欲の高いお客様に直接アプローチできます。
つまり、キーワード選定は集客の入口であり、売上に直結する要素なのです。
2-2.キーワードは“お客様の声”そのもの
ユーザーが検索ボックスに入力する言葉は、まさにお客様のニーズそのものです。
- 「安い ○○」 → コスパ重視の人
- 「おしゃれ ○○」 → デザイン重視の人
- 「プレゼント ○○」 → ギフト用途の人
このように、検索キーワードを分析することで「どんな目的で商品を探しているのか」が見えてきます。
つまり、キーワード選定はお客様の購買心理を理解するリサーチでもあるのです。
2-3.適切なキーワードで“買う気のある人”を集客できる
たとえば、「トートバッグ」だけでは検索数は多いですが、競合も非常に多く、購入意欲が低い人も含まれます。
一方で、「革 トートバッグ メンズ ビジネス」「A4 PC トートバッグ」のように具体的なキーワードは、検索数こそ少なくても「すぐに買いたい」ユーザーが多く、コンバージョン率が高い傾向があります。
ECサイトでは、「検索数の多さ」よりも“購入意欲の高さ”を重視したキーワード選定がポイントです。
▼主要モールのSEO対策は以下をご参照ください▼
3.SEOキーワードの選定の基本手順
ここでは適切なキーワード選定の為の基本手順をお話しします。
3-1.テーマ「ワード」を決定
ではまず、Webサイトテーマやターゲットを明確化しサイトの目指すべき目標を立てていきましょう。
注意ポイントとしては、以下の抽象的なワードにはしないことです。
- 抽象的なワード「魚」×
- 具体的なワード「鯵」◯
3-2.ニーズを考える
テーマが決まったら、誰に対してその情報を届けたいのかを考えなくてはなりません。
そこでペルソナ設定をしていきましょう。
ペルソナを設定せず万人受けを狙うことだけを考えると、情報のメッセージ性が弱くなってしまい、成果に繋がりにくくなってしまいますので具体的に基本情報(年齢・性別、居住地)から詳しい情報(趣味、価値観、情報収集方法)を決めていきましょう。
3-3.カテゴリーを考える
メインテーマに関連する複合キーワードを洗い出していきましょう。
メインのキーワード「鯵」に関連性の高いキーワードを後述する無料ツールを使って調べリストアップしていきましょう。
3-4.キーワードの検索ボリュームを調べる
キーワードのカテゴライズが完了したら、後述する無料ツールを使用し各キーワードの検索ボリュームを調べ、突合していきましょう。
3-5.テーマ関連のSEOキーワードの洗い出し
検索ボリュームが多い順から、関連キーワードをさらに細く調べ、キーワードを洗い出します。そうすることでペルソナのニーズをさらに具体的に表現したWebサイトにすることができます。
4.SEOキーワード選定ツール3選!
SEOキーワード選定ツールとは、ブログ記事のSEOやリスティング広告出稿で対策する、それぞれのキーワードの検索ボリュームなどを調査するツールのことを言います。
以下では、無料で検索することができるツールを紹介しています。
4-1.ラッコキーワード
ラッコキーワードは、ブロガーやアフィリエイターの方へもおすすめです。有料プランもありますが、個人で使うレベルならば無料プランのまま使い続けることができます。
メリットとしては、文字別に表示、サジェストされたキーワードからのリンクされる、WEB検索トレンドが表示される点です。

4-2.Google キーワードプランナー
Google キーワードプランナーは、Google公式のキーワード調査ツールです。
どれくらいの流入が見込めるのか、また上位表示させるための難易度がどれくらいかを細かく確認することができます。

4-3.aramakijake
aramakijake.jp(アラマキジャケ)は、ユーザーに検索されてるキーワードがわかるので、効果的なキーワード選定ができます。GoogleやYahoo!で分かれていて、順位ごとの想定月間検索数の確認や競合サイトの想定検索数の確認ができます。

5.SEO効果を高めるキーワードの入れ方
5-1.キーワードはタイトルの前半に入れる
検索ユーザーは、あるキーワードで検索して検索結果をみたときに、その検索キーワードが含んでいるタイトルに目が行きやすく意識的に見てもらいやすいです。
5-2.簡潔で短めなタイトルにする
簡潔にまとめている方が、ユーザーにすぐに伝わりニーズにあった情報を提供することができます。
5-3.共起語をなるべく多く入れる
サイトを見たユーザーがニーズに合うキーワードが多く入っていると、どのようなテーマで何の情報が得られるのかを瞬間的にイメージすることができるので、キーワードと一緒に使われやすいワードをなるべく多く入れましょう。
6.ECサイトにおける内部SEO対策
「内部SEO対策」とは、自社サイトの構造やコンテンツを検索エンジンに正しく理解してもらうための最適化のことです。
外部からのリンク(外部SEO)とは違い、内部SEOは自分のサイト内でコントロールできるSEO対策です。
ECサイトの場合、商品数が多くページ構造が複雑になりがちです。
そのため、内部SEOをしっかり整えることが検索上位表示と売上アップの鍵になります。
6-1.タイトルタグとメタディスクリプションの最適化
タイトルタグ
検索結果に表示される「ページのタイトル」です。
ユーザーがクリックするかどうかを決める非常に重要な要素です。メインキーワードを自然に入れるなどユーザーに伝わりやすいワードを選定しましょう。
メタディスクリプション
検索結果でタイトルの下に表示される説明文です。
直接順位には影響しませんが、商品の魅力・特徴・ベネフィットを短く伝えることで、クリック率の向上が狙えます。
6-2.URL構造を整理
検索エンジンもユーザーも、分かりやすいURL構造を好みます。
- URLには英単語(商品カテゴリや特徴)を使う
- 無意味な数字や記号を避ける
- カテゴリ階層をわかりやすく設定する
上記は例ですが、URL構造を整理するとGoogleがサイト全体をクロールしやすくなり、インデックス効率が上がります。
6-3.内部リンクの最適化
内部リンクとは、自分のサイト内で他のページへ誘導するリンクのことです。
これにより、Googleはサイト構造を理解しやすくなり、ユーザーも関連商品を見つけやすくなります。
- 商品ページに「関連商品」「おすすめカテゴリ」へのリンクを設置
- パンくずリスト(階層ナビゲーション)を設定
- トップページ → カテゴリーページ → 商品ページ の流れを明確にする
内部リンクの最適化は、回遊率アップ(=滞在時間増加)にもつながり、SEO的にも高評価を得られる可能性が高いです。
6-4.モバイル対応(モバイルフレンドリー)
今やECサイトのアクセスの大半はスマホです。
Googleもモバイル版を基準に評価(モバイルファーストインデックス)しています。
- スマホでも見やすく、操作しやすいデザインになっているか
- ボタンやリンクがタップしやすいか
- 読み込み速度が遅くないか(Core Web Vitalsを意識)
スマホで快適に買い物できるサイトは、ユーザー体験(UX)が高く、SEOでも評価されやすいです。
6-5.サイトの読み込み速度を改善
ページの表示が遅いと、ユーザーの離脱率が高まるといわれています。
Googleも「表示速度の速さ」をランキング要因の一つにしています。
読み込み速度の改善例
- 不要なJavaScript・CSSを削除する
- 画像を圧縮して軽量化する
- キャッシュ機能を利用する
- 高速なサーバーを選ぶ
特にスマホユーザーは表示が2〜3秒遅いだけで離脱しやすいため、スピード対策は売上にも直結します。
6-6.重複コンテンツの見直し
ECサイトでは、同じ商品を複数カテゴリに掲載したり、カラーバリエーションでURLが複数になることがあります。
その結果、Googleが「同じ内容のページが多い」と判断し、評価が分散してしまうことがあります。
「canonicalタグ(正規URLの指定)の使用」「同一商品の説明文はコピーせず差別化」など重複をなくすことで、Googleに正しくページを評価してもらえます。
7.ECサイトにおける外部SEO対策
外部SEO(オフページSEO)とは、自社サイトの外部からの評価を高めるための対策のことです。
具体的には、他のサイトやメディア、SNSなどから自分のECサイトにリンク(被リンク)を貼ってもらうことが中心になります。
Googleは「多くの信頼できるサイトからリンクされている=価値の高いサイト」と判断する傾向があります。
そのため外部SEO対策は「Googleに信頼されるECサイトになるための信用づくり」ともいえます。
7-1.良質な被リンクを獲得
被リンクとは他のサイトやブログから、あなたのECサイトへ貼られたリンクのことです。
Googleは「リンク=推薦」と考えます。
数よりも質が重要で、質の低いリンクを大量に集めると、逆にペナルティを受けるリスクもあります。
「信頼性の高いメディア・ブログ・業界サイトから紹介される」などが一例です。
7-2.SNS運用
SNSのリンクは「被リンク」として直接のSEO効果は弱いですが、間接的にSEOを強化する効果があります。SNSはリンクの「種」をまく場所と考え、話題を生むことで自然な被リンクが広がります。
7-3.オウンドメディア・ブログ
自社ECサイト内に情報発信用のブログ(オウンドメディア)を設けるのも非常に有効です。
ただ商品を並べるだけでなく、ユーザーの悩みを解決する記事を発信することで、他サイトから引用・紹介されるチャンスが増えます。
作成した記事がSNSや他ブログで紹介されることで、自然な被リンクが集まる仕組みを作れます。
7-4.クチコミ・レビューも重要
ユーザーからのレビューやクチコミも、Googleが参考にする「外部シグナル」のひとつです。
特に商品レビューが多いECサイトは、検索エンジンからも「信頼されているサイト」と見なされやすくなります。
ユーザーからのリアルな声は、SEOだけでなく購入率アップ(CVR向上)にも効果的です。
8.SEOキーワードまとめ
ここまで、ECサイトのSEOキーワードの選定・設定方法についてお話ししてきました。
SEOとは、インターネット上に存在する情報をユーザーが検索した結果、検索ページ上位にサイトが表示されるようにすることです。
その為にはSEOキーワード選定がとても重要です。ユーザーのニーズに合わせた情報を表示できるよう適切なキーワードを選定しより良いWebサイトにしていきましょう。
最後までご覧くださり、誠にありがとうございました。この記事が皆様にとって役に立っていますと幸いです。

株式会社Proteinum 代表取締役
プロテーナムでは、楽天、amazon、自社EC、Yahoo!ショッピングを中心に、データに基づく圧倒的な成果にこだわった支援を行っている。ナショナルブランドを中心に累計1,000社以上の支援と年間広告費10億円以上の運用実績を持ち、独自のEC運用支援システム「ECPRO」も提供している。

