クリック率アップ!広告バナーデザインのポイント
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広告バナーは、ユーザーの目を引き、クリック率(CTR)を高めるための重要なツールです。
特に、美容やファッション業界では、視覚的な魅力が大きな役割を果たします。
本記事ではクリック率を高めるためのバナーの構成内容や使用するビジュアルなどをまとめているので、デザイナーはもちろんディレクターも参考になれば幸いです。
①広告バナー デザイン NGポイント
訴求したい商品を決めたら、まずどんな要素を入れればよいのか悩むと思います。
特にデザインについてはあまり知らない…という人は「あれもこれも!」とその限られたスペースに過度な情報を詰め込んでしまいがちで、これではかえって逆効果になってしまいます。
広告バナーに文言を盛りすぎることには、いくつかのデメリットがあります。
最初にNGポイントをしっかりと理解しておきましょう。
1-1. 詰め込みすぎると視認性が低下する
広告バナーは、視覚的に瞬時にユーザーの注意を引く必要があります。過度なテキストを詰め込むと、バナー全体がごちゃごちゃとしてしまい、視認性が低下してしまいます。詰め込みすぎることで文字が小さくなり、読みづらさを感じたユーザーはバナーをスルーしてしまう可能性が高くなります。
特に近年ではスマートフォンなどの小さな画面で表示されることがおいて、シンプルで目立つデザインが重要です。
1-2. メッセージが曖昧になる
バナーに盛り込みたい情報が多いと、それぞれのメッセージが弱まってしまうことがあります。ユーザーに伝えたいことが分散されるとどの情報が一番重要なのかが伝わりにくくなり、結果的にユーザーは行動を起こさなくなります。
メッセージは簡潔であるほど効果的であるため、まずは最も伝えたいことを整理しましょう。
1-3. 行動を促す力が弱まる
広告バナーの主な目的は、ユーザーにクリックする、商品ページを閲覧してもらう…などの行動を促すことです。過度な情報が詰め込まれたバナーでは、行動を促すコール・トゥ・アクション(CTA)が埋もれてしまい、クリック率が低下することが多いです。
CTAは目立つ場所に配置することで、ユーザーが次のステップに進みやすくなります。
1-4. デザインの統一感が無くなる
テイストが統一されたキレイなデザインは、ユーザーに好感を持たれやすくクリック率の向上にもつながりますが、文言を盛りすぎると文字数に合わせてレイアウトが崩れ、全体のバランスが悪くなりやすいです。
ブランドサイトが美しくてもバナーデザインが雑然としていると、ブランドのイメージにも悪影響を及ぼすことがあります。
1-5. A/Bテストでの効果測定が難しくなる
広告バナーの効果を最大化するためには、A/Bテストが必須と言っても過言ではないでしょう。
複数の要素を同時に盛り込んだバナーではどの要素が成功の要因で、どの要素が障害になっているのかが分かりにくくなってしまうので、盛り込む文言をシンプルにすることで、どのメッセージが最も効果的かを正確に測定しやすくなります。
②広告バナー デザイン 基本要素
まず最初にNG要素を説明しました。これを理解すれば、おのずとどんなデザインにすべきかなんとなくわかってきたのではないでしょうか?
それでは次は実際に基礎構成の要素や、デザインのポイントなどを解説します。
1-1. 簡潔なインパクトのあるキャッチコピー
最も重要なメッセージを簡潔に伝えるキャッチコピーは、バナーの目玉となります。特に美容・ファッション業界では「1000名にプレゼント」「限定セール中」「お急ぎください!」など、ユーザーの興味を引き、クリックを促す一言が求められます。視覚的に目立つようにフォントサイズを大きく設定し、他の要素よりも強調することがポイントです。
1-2. 説得力・未来像が見えるビジュアルを掲載
ビジュアルは、広告バナーの中心的な要素です。商品写真、モデル、トレンド感のある画像など、ターゲット層に響くものを選ぶことが重要です。
美容系のバナーであればメイクアップ後の写真、ファッション系のバナーでは、シーズンごとのスタイリング例などを取り入れると効果的です。また、写真は高解像度で、背景と被写体が明確に分かれているものを選ぶと、視覚的にスッキリとした印象を与えます。
1-3. ブランドロゴの設置
ブランド認知を高めるためにも、バナーにブランドロゴを配置することは重要です。ロゴは目立ちすぎないように端に配置しつつ、適度なサイズでユーザーに認識させることがポイントです。
1-4. CTAボタンの設置
広告バナーでユーザーに具体的な行動を促すためには、目立つCTAボタンが不可欠です。「今すぐ購入」「詳細を見る」「試してみる」など、行動を指示する文言を明確にし、目に留まりやすい色でボタンをデザインしましょう。
③広告バナー デザインポイント
ここからはデザイナー向けの説明になりますが、ディレクターが知っていてもためになる内容です。
色彩は、広告バナーの視認性を左右する非常に重要な要素です。適切な色相の選択と配置によって、バナーのメッセージを効果的に伝えることができます。以下に、視認性を高めるための色彩に関するポイントをまとめます。
1-1. 色彩心理学を活用する
色は感情に働きかけ、ユーザーの行動に影響を与えます。
例えば、赤は緊急性や行動を促す力が強い色であり、CTAボタンやセール情報に適しています。
一方、青は信頼感や安定感を与えるため、金融や美容系商品の広告に効果的です。
緑は癒しや自然を連想させ、エコ商品や健康系の広告で好まれます。
色彩心理学については、以下の記事でも詳しく説明していますので、参考にしてみてください。
1-2. コントラストを理解する
バナーの要素間で適切なコントラストを作ることは、視認性を高めるために重要です。例えば、ヘッドラインやCTAボタンは、背景色と十分なコントラストを持たせることで、ユーザーの視線を誘導できます。明るい背景には濃い色のテキストやボタンを、暗い背景には明るい色を使うなど、メリハリをつけましょう。
1-3. ターゲット・デザインの内容に合わせた色やフォントを選ぶ
ターゲット層の年齢や性別、ライフスタイルに合った色合いやフォントを選ぶことも重要です。
若年層には明るく鮮やかな色が好まれる一方で、大人向けには洗練された落ち着いたトーンが効果的です。
また、フォントにおいても若年層向けにはウエイトが太目のはっきりとした書体もしくは極細のシンプルな書体、大人向けには明朝体で上品なフォント…など、ターゲットに応じてセレクトしましょう。
フォントについては以下の記事でも詳しく解説しています。
1-4. メインカラーとサブカラーを理解する
メインカラーとサブカラーを最初に決めて、使用する色は2~3色に絞りましょう。
1.メインカラー
バナー全体の印象を決定づける色で、ブランドのイメージや商品の特徴を表現する役割を持ちます。視覚的に目立たせたい部分や強調したいメッセージに使用すると効果的です。例えば、CTAボタンやヘッドラインに配置し、ユーザーの視線を引きつけることができます。
2.サブカラー
一方、サブカラーはメインカラーを引き立て、バナー全体に調和をもたらすために使います。サブカラーは、メインカラーとコントラストを持たせるか、もしくは同系色でまとめることで、視認性を高めつつ洗練された印象を与えます。サブカラーは背景や補足情報、枠線などに活用し、バナーの要素が混雑しないよう配慮しましょう。
④広告バナー デザイン 作成に役立つ参考サイト
最後に、バナーをデザインするにあたり、参考になるサイトを集めてみました。
どんなものにも言えますが、デザインするときは必ず競合他社やターゲットの似ている広告を参考にしましょう。
トレンドを知るのにも役立ちますし、デザインの幅が広がり、スキルアップにつながります。
Bannnner.comは、日本国内の広告バナーを専門に扱ったギャラリーサイトです。業種別、サイズ別に豊富なバナー例が掲載されており、最新のトレンドや効果的なデザインの参考になります。美容・ファッション、ECサイトなど、さまざまなジャンルでの実例が見られます。
1-2. Pinterest
Pinterestは、世界中のさまざまなデザインアイデアやインスピレーションを得られるビジュアルプラットフォームです。「広告バナー デザイン」や「バナー 広告 ファッション」などのキーワードで検索すると、世界中のクリエイティブなバナー例を閲覧できます。
1-3. Awwwards
Awwwardsは世界的なデザインアワードサイトですが、日本国内のクリエイターが手がけたウェブサイトや広告バナーも多く掲載されています。日本市場向けのトレンドを含むバナーが紹介されており、洗練されたデザインを探すのに最適です。「Japan」「広告バナー」などのキーワードで検索すると、日本特有の作品を見つけやすいです。
高価格帯の商品を訴求したい際におすすめです。
1-4. LISKUL
LISKULは、日本国内での広告・マーケティングに特化した情報提供サイトで、バナー広告のデザインや効果的なマーケティング戦略に関する記事が多く掲載されています。「バナー広告 デザイン 日本」などのキーワードで検索すると、具体的なデザイン事例や成功事例に基づく解説記事が見つかります。
1-5. Google画像検索
Google画像検索でも、トレンドやスタイルに合ったバナーが見つかります。1~4は広告に特化していますが、動的ではなく静的な更新であるのに対し、こちらは検索エンジンのため動的に情報を得れることがポイントです。
⑤広告バナー デザイン 終わりに
広告バナーについて解説致しましたが、いかがでしょうか?
A/Bテストの実施も複数のデザインを試し、どのバナーが最も高いクリック率やコンバージョン率を獲得できるかを検証することが効果的です。
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