【2026年最新版】Amazon スポンサーブランド広告とは?登録方法と活用方法について徹底解説!

「Amazonに出品しているものの、競合商品に埋もれてしまい、自社ブランドの魅力がなかなか伝わらない……」とお悩みではありませんか?

そのような課題を打破し、Amazon内でのブランド認知と売上を飛躍的に向上させる強力な施策が「Amazon スポンサーブランド広告」です。検索結果の特等席とも言える最上部をはじめとした目立つ配置で、自社のブランドロゴや複数の商品を視覚的にアピールできるため、新規顧客の獲得に絶大な効果を発揮します。

しかし、「始め方がよくわからない」「クリエイティブの審査や入稿規定が複雑そう」「費用対効果(ROAS)が合うのか不安」といった疑問から、導入をためらっている方も多いのではないでしょうか。

本記事では、これまでの支援実績が1,000社以上、広告運用実績年間10億円以上の弊社(Proteinum)が、Amazon スポンサーブランド広告の基本から実践的な活用法までを完全網羅して解説します。

Writer樋口 智紀

株式会社Proteinum ECコンサルタントマネージャー

戦略コンサルティングファームおよびECコンサルファーム(NE株式会社)を経て現職。現在はECコンサルタントとして、多数のAmazonセラーの売上拡大を支援。電子機器やアパレルから日用品、食品まで多岐にわたる商材を担当し、緻密なデータ分析に基づいた施策立案で月商を10倍以上に引き上げた実績を多数持つ。Amazon特有の購買行動を数値化し、広告費の最適化とCVR改善を同時に実現する手法を得意とする。コンサルタントの視点から、リピート商材の分析を通じた継続的な収益構造の構築を強みとしている。
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Contents

Amazon スポンサーブランド広告とは?

スポンサープロダクト広告はブランドロゴ、カスタマイズ可能な見出しとともに最大3つの商品をAmazonの検索結果や閲覧した商品の詳細ページに表示することができる、検索連動型の広告です。
後述しますが、広告の掲載箇所が目につきやすい箇所に表示されるため、売上アップはもちろん自社のブランドの認知拡大にもつながるのが大きなポイントです。

配信するためにはブランド登録を済ませている必要がある

スポンサープロダクト広告やスポンサーディスプレイ広告など、他のAmazonで出稿できる広告との大きな違いは、商標登録が完了している自社のブランドを持っており、さらにAmazonのブランド登録を済ませているセラーのみが利用できるというポイントです。

ブランド登録については、以下の記事でも詳しく説明を行っていますのでこちらを最初にご覧ください。
以下の記事にある通り、ブランド登録は用意するものも多く手間がかかりますが、その分スポンサーブランド広告で、露出の強化や転換率のアップにつながるため、手間をかけてでも対応いただければと思います。

Amazon スポンサーブランド広告の配信(掲載面)とは?

次に、広告の表示場所について説明します。スポンサーブランド広告は、検索結果の上部や商品詳細ページなど、PCおよびモバイルページの複数の場所に表示されます。以下で実際の検索画面を元に具体的な表示場所を説明します。

検索結果上部の表示例 (PC)

検索結果上部に表示されるため、非常に目につきやすいのが特筆すべき点です。

PC検索上位表示

また、自社の商品ではないページにも、同カテゴリであれば表示させることができます。
競合他社のページから流入が見込めるという点が大きなポイントです。

検索結果上部の表示例 (SP)

PCでの表示と同じく、検索結果上部と商品ページ内に表示されます。

SP検索結果表示

商品詳細ページの表示例 (PC)

商品詳細ページ内ですが、バナーや動画が目立つ形で掲載されるため、場合によってはスポンサープロダクト広告よりも目に入りやすい広告になります。

商品詳細ページの表示例 (SP)

モバイル端末の場合、商品詳細ページ下部に関連ブランドとして表示されます。

Amazon スポンサーブランド広告のリンク先は?

スポンサーブランド広告のリンク先は、クリックする場所によって以下の様に分かれます。遷移先で離脱が行われないよう、商品コンテンツを充実させたり、ストアページをしっかり作りこんでおきましょう。

  • ブランドロゴか見出しをクリックした場合:Amazonストアもしくは専用のランディングページに遷移する
  • 個別商品をクリックした場合:商品の詳細ページに遷移する

商品のコンテンツとして欠かせない、商品紹介コンテンツの作り方については以下の記事を参考にしてみてください。

Amazon スポンサーブランド広告のメリットとは?

スポンサーブランド広告を活用する主なメリットは以下の3点です。

  • 検索結果最上部を専有できる
  • ブランドの認知度を向上できる
  • 複数商品へ同時に誘導できる
メリットの要素具体的な効果と仕組み競合優位性への影響
検索結果最上部の専有ユーザーのファーストビューを独占する競合商品が目に入る前にいち早くアプローチ可能
ブランド認知度の向上ロゴと独自の見出しで世界観を訴求する指名検索の増加やブランドの長期的なファン化を促進
複数商品への同時誘導最大3つの商品を並べて比較検討させる関連商品のクロスセルや、まとめ買いの誘発に貢献

検索結果最上部を専有できる

スポンサープロダクト広告よりもさらに上部の、最も目立つ枠に広告を掲載できます。ユーザーが検索した瞬間に視界の大部分を占有するため、圧倒的なクリック率を期待できます。

関連動画:【Amazon】スポンサーブランド広告は競合が少ない?予算の最適な配分と注意点

ブランドの認知度を向上できる

商品単体ではなく、ブランドロゴや独自のキャッチコピー(見出し)を表示できます。これにより、ブランド独自の世界観を正確に伝え、新規顧客の獲得と長期的なファン形成に繋がります。

複数商品へ同時に誘導できる

1つの広告枠内に最大3つの商品を表示できるため、ユーザーに豊富な選択肢を与えられます。関連商品を意図的に並べることで、ついで買いや合わせ買いを誘発しやすくなります。

Amazon スポンサーブランド広告のデメリットとは?

スポンサーブランド広告を活用する際の主なデメリットは以下の3点です。

  • 商品単位の詳細な分析ができない
  • 商品個別のターゲティング不可
  • クリック単価が高騰しやすい
デメリット・懸念事項運用における具体的なリスク推奨される対策案
詳細な分析不可どの商品が売上を牽引したか見えにくい全体のROAS(費用対効果)指標で大局的に効果を判断する
個別設定不可1つの商品に絞ったキーワード設定ができないニーズやターゲット層が共通する関連性の高い商品を束ねる
CPCの高騰プレミアム枠のため常に入札競争が激しいビッグワードだけでなくロングテールキーワードも併用する

商品単位の詳細な分析ができない

売上やクリック数などのデータは、キャンペーン全体での合算値としてのみ確認可能です。3つのうち「どの商品が最も売れたか」を管理画面上で直接把握できないため、効果検証に工夫が必要です。

商品個別のターゲティング不可

キャンペーン単位でのターゲティングとなるため、特定の商品1つだけに向けたピンポイントなキーワード設定はできません。セットにする3つの商品は、関連性の高いものを選ぶ必要があります。

クリック単価が高騰しやすい

検索結果最上部という限られた優良広告枠を競合と争うため、必然的にクリック単価(CPC)が高くなる傾向にあります。予算超過を防ぐための定期的な入札額の調整が欠かせません。

Amazon スポンサーブランド広告の除外設定とは?

スポンサーブランド広告でも、スポンサープロダクト広告と同じく、除外設定が可能です。

  • ターゲット外の語句を除外する
  • 無駄なクリック費用を削減できる
除外設定の対象例具体的な検索語句の例(※靴の場合)期待される改善効果
非対象のユーザー層「レディース」「子供用」ターゲット外ユーザーへの無意味な広告配信を完全停止
関連性の低い目的「修理」「レンタル」購買意欲の低いユーザーからのクリック防止

ターゲット外の語句を除外する

自社の商品やブランドとは関連性の低い検索キーワードをあらかじめ登録し、その語句で検索された際に広告が一切表示されないようにブロックする必須の機能です。

無駄なクリック費用を削減できる

購買に結びつかない無関係なユーザーからのクリックを未然に防ぎます。これにより広告費の無駄遣いを抑え、キャンペーン全体の費用対効果(ROAS)を大幅に改善できます。

Amazon スポンサーブランド広告の注意点とは?

スポンサーブランド広告を活用する際に、運用担当者が注意すべきポイントは主に以下の4点です。

  • 厳格な入稿規定を遵守する
  • 配信前の審査期間を考慮する
  • 1日あたりの最低予算を確保する
  • SP広告よりCVRが低い傾向
注意すべき項目詳細な仕様・数値データ運用上の重要ポイント
入稿規定ロゴ400×400px以上、見出し35文字以内規定違反は即エラーとなるため、入稿前の要件確認が必須
審査期間通常24時間以内(最長で3営業日程度)セール時期は混み合うため、余裕を持ったスケジュールで入稿
最低予算キャンペーン1つあたり「1日100円」から少額からテストを開始し、効果の高いキャンペーンに予算を寄せる
CVRの傾向スポンサープロダクト(SP)広告より低め直接的な刈り取りだけでなく、認知拡大施策として位置づける

厳格な入稿規定を遵守する

見出しの文字数(最大35文字)やロゴ画像のサイズ(400×400ピクセル以上)、ファイル容量など、Amazonが定める厳密な仕様を満たさないとエラーとなり入稿自体ができません。

配信前の審査期間を考慮する

独自のテキストや画像を使用するため、Amazon側による審査が必ず入ります。通常は24時間以内で完了しますが、場合によっては最長3営業日ほどかかるため注意が必要です。

1日あたりの最低予算を確保する

キャンペーンを作成する際、1日あたりの予算を最低100円から設定するルールとなっています。最初は少額からテスト運用を開始し、勝ちパターンを見つけてから増額するのが鉄則です。

SP広告よりCVRが低い傾向

スポンサープロダクト(SP)広告は商品直結型であるのに対し、ブランド広告は「認知拡大」の色合いが強く、遷移先がストアページになるケースも多いため、コンバージョン率(CVR)が相対的に低くなる傾向があります。

Amazon スポンサーブランド広告の設定方法

前述のようにスポンサーブランド広告はスポンサープロダクト広告と異なり、ブランド登録という作業が必要になります。以下で作業を確認していきましょう。

ブランド登録の実施

スポンサーブランド広告を入稿する前に、まず自社のブランドをAmazonに登録する必要があります。ブランド登録のための条件は「商標登録をしている」ことです。その条件を満たしている事業者は、以下のページからブランド登録の手続きを行うことができます。最初に掲載した、弊社ブログ記事を見ながら登録を進めていきましょう。

参考ページ:Amazonブランド登録

キャンペーンの作成

ブランド登録が完了したら、さっそくスポンサーブランド広告を開始しましょう。
広告キャンペーンマネージャーから「キャンペーンを作成する」を選択し、次の画面で「スポンサーブランド広告」を選択します。

スポンサーブランド広告選択画面

広告フォーマットとリンク先の設定

広告フォーマットは、以下の3種類が選択可能です。

  • 商品コレクション:ランディングページを指定して複数の商品を広告表示させる
  • ストアスポットライト広告:サブページを含むストアを広告表示させる(ストアが4ページ以上で、各ページに商品が1個以上あることが条件)
  • 動画:自動再生の動画で一つの商品を広告表示させる
スポンサーブランド広告レイアウト

リンク先は「Amazonストア」、「新しいランディングページ」、「カスタムURL」のいずれかを選択することができます。
Amazonストアを作成済みであれば、ストアをリンク先として活用することで、ブランドの世界観を伝えることができるので、無駄な工数も発生しません。
一方で、特定の商品だけを広告配信したいといった場合は「新しいランディングページ」を選択するとよいでしょう。選択画面から任意の商品を最低3個以上追加することで、簡易的なランディングページが生成されます。

クリエイティブの作成

クリエイティブとして設定するのは以下の4項目です。

  • ブランド名とロゴ
  • 商品
  • 見出し
  • カスタムイメージ(現段階ではベータ版での提供)

商品とは別の画像をクリエイティブに含めることができますが、注意すべきこととして、スポンサーブランド広告には広告審査があります。見出しやロゴなどの設定項目の規定があるためです。
審査手続きは通常24時間以内に完了しますが、最長で3営業日かかる場合があるので確実に配信したいの5営業日前には手続きを済ませておくと安心かもしれません。

ターゲティング設定

スポンサープロダクト広告と同様、以下いずれかの方法でのターゲティングが可能です。

①キーワードターゲティング

設定したキーワードとマッチングした検索語句に対して広告を配信します。ターゲットとしたいキーワードの語句とマッチタイプ、入札額を設定します。

②商品ターゲティング

設定した商品ジャンル、もしくは個別商品に対して入札額を設定し、広告を配信しします。ブランドや価格帯、レビューの星の数でターゲットを絞り込むことも可能です。

Amazonスポンサープロダクト広告とのターゲティングの違い

スポンサーブランド広告の掲載方法や掲載面の違いはご理解いただけたと思いますが、ここからはターゲティング設定の違いについても解説します。

スポンサーブランド広告にはオートターゲティングの機能がない

スポンサープロダクト広告にあるオートターゲティングは、ユーザーの検索語句や閲覧した商品詳細ページの情報と商品情報に基づきマッチングし、関連性の高い広告を出稿する仕組みですが、スポンサーブランド広告では使うことができません。
オートターゲティングの機能がある、スポンサープロダクト広告については、下記記事で詳しく解説しているので読んでみてください。

スポンサーブランド広告のみマッチタイプで「絞り込み部分一致」が使用できる

スポンサーブランド広告の場合、設定キーワードの単語の前に半角のプラス記号「+」を追加することで、キーワードとして設定した語句が含まれた時のみ広告を配信することができます。通常の部分一致と違い、より意図した検索語句だけに広告を表示させることができます。

以下が具体例です。
キーワード設定   表示される検索語句の例

  • 水 炭酸(部分一致): 水 500ml
  • +水 +炭酸(絞り込み部分一致): 炭酸水 1000ml

詳細は以下ページにてご確認ください。

サポートセンター>オーディエンスとターゲティング>キーワード

Amazon スポンサーブランド広告に関するよくある質問

Q:スポンサープロダクト(SP)広告との違いは何ですか?

A:SP広告が「商品単体」の売上獲得に特化しているのに対し、スポンサーブランド広告は「ロゴと最大3つの商品」を表示し、ブランド全体の認知拡大を図る点に違いがあります。

Q:広告の費用はどのようなタイミングで発生しますか?

A:広告が表示されただけでは無料の「クリック課金型(CPC)」です。ユーザーが広告をクリックし、自社のページへ遷移した段階で初めて費用が発生するシンプルな仕組みです。

Q:自社の広告が最上部に表示される順位はどう決まりますか?

A:設定した「キーワードの入札額」と、「広告の関連性(クリック率や過去の売上実績など)」を掛け合わせたオークション形式によって自動的に決定されます。

Amazonスポンサーブランド広告に関するまとめ

スポンサーブランド広告について説明してきましたが、いかがでしょうか?
Amazonでは各商品ごとでの勝負となるため広告費がかさみがちですが、ブランド訴求で少しでもファンを増やしていきましょう。配信するタイミングや、セグメントを見計らってアップセルを実施してみてください。

「アクセス数がなかなか伸びない」「広告のROASがなかなか改善しない」「何から改善すればいいか分からない」「やりたいことはあるが手が回らず困っている」

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