Amazonスポンサープロダクト広告のオートターゲティングとは?設定手順から成果を出す運用のコツ

amazonスポンサープロダクト広告のオートターゲティングとは

本記事では、これまでの支援実績が1,000社以上、広告運用実績年間10億円以上の弊社(Proteinum)がAmazonスポンサープロダクト広告のオートターゲティングを適切に設定し、売上を最大化する方法を解説します。

【この記事の対象者】

  • Amazonスポンサープロダクト広告の運用を始めたばかりの担当者
  • Amazonスポンサープロダクト広告のオートターゲティング設定の具体的な手順や種類を知りたい方
  • 広告費の無駄を省きつつ、新規キーワードを発掘したい方

【この記事を読んでわかること】

  • Amazonスポンサープロダクト広告オートターゲティングの基本的な仕組み
  • Amazonスポンサープロダクト広告で設定できる4つのマッチタイプ設定
  • 運用工数を削減しながら売上を伸ばす運用方法
  • 失敗しないための除外設定とメンテナンス方法
Writer樋口 智紀

株式会社Proteinum ECコンサルタントマネージャー

戦略コンサルティングファームおよびECコンサルファーム(NE株式会社)を経て現職。現在はECコンサルタントとして、多数のAmazonセラーの売上拡大を支援。電子機器やアパレルから日用品、食品まで多岐にわたる商材を担当し、緻密なデータ分析に基づいた施策立案で月商を10倍以上に引き上げた実績を多数持つ。Amazon特有の購買行動を数値化し、広告費の最適化とCVR改善を同時に実現する手法を得意とする。コンサルタントの視点から、リピート商材の分析を通じた継続的な収益構造の構築を強みとしている。

Amazonスポンサープロダクト広告のオートターゲティング設定とは?

Amazonスポンサープロダクト広告のオートターゲティング設定とは?

Amazonスポンサープロダクト広告のオートターゲティング設定とは、広告対象商品に類似したキーワードや商品と広告をマッチングするターゲティング設定です。Amazonが商品情報に基づき購買につながりやすいユーザーに対する配信を自動で行ってくれます。オートターゲティングを使用すれば、簡単かつ迅速にキャンペーンを作成できます。

これまでスポンサープロダクト広告を実施したことがなく、どのような配信設定をすればよく分からないといった方は、まずオートターゲティングを活用するのがおすすめです。

また、Amazonのオートターゲティングを活用することで、マニュアルターゲティングに設定するためのデータを取得することができるため、適切に活用していきましょう。

一方で、amazon側が出稿金額などの調整をかけるため、広告主の意図を完璧に反映することはできず、効果の最大化は難しくなります。そのため、さらなる効果の向上にはマニュアルターゲティングによる設定が必要になります。

Amazonスポンサープロダクト広告のオートターゲティング設定を導入する3つのメリットとは?

Amazonスポンサープロダクト広告のオートターゲティング設定を導入する3つのメリットとは?

Amazonスポンサープロダクト広告の運用において、オートターゲティングを設定するメリットを解説していきます。

【Amazonスポンサープロダクト広告のオートターゲティングのメリット】

  • すぐに簡単に一定の効果を担保しつつ、広告配信を開始できる
  • スポンサープロダクト広告運用にかかる工数の削減
  • マニュアルターゲティングで配信する際の有効なキーワードの発掘

すぐに簡単に一定の効果を担保しつつ、広告配信を開始できる

スポンサープロダクト広告でオートターゲティングを活用することで、細かい設定が不要なため、すぐに、かつ、簡単に広告設定をすることができます。また、オートターゲティングを活用すると、Amazon側で一定の精度でターゲティングを行い、配信をしてくれるため、劇的ではないものの成果を上げられる可能性が高い状態で配信可能です。

スポンサープロダクト広告運用にかかる工数の削減

オートターゲティングを設定すれば、ほとんど自動でamazon側で配信を行ってくれるため、工数を削減することが可能です。オートターゲティングとマニュアルターゲティングをうまく組み合わせて運用することで効果を最大化しつつも、工数を削減可能です。

マニュアルターゲティングで配信する際の有効なキーワードの発掘

最初からマニュアルターゲティングを設定してしまうと、売上につながりやすいキーワードを探すことが難しいため、オートターゲティングを活用するのがおすすめです。オートターゲティングで配信することで、amazonが様々なキーワードに配信してくれるため、効果測定を確認することで、売上につながっているキーワードを見つけることができます。見つけたキーワードを別途マニュアルターゲティングに設定するとより効果の高い配信設定が可能です。

Amazonスポンサープロダクト広告のオートターゲティング設定を行う具体的な手順とは?

スポンサープロダクト広告の設定手順を一つ一つ説明していきます。広告の設定が不安でできない方や、すでに設定しているものの、今の設定内容が現状に適しているのかわからないという方は、確認しながら読んでいってください。すでに初期設定については理解していて、設定も完了されているという方は読み飛ばしていただいて構いません。

【amazonスポンサープロダクト広告 オートターゲティングの設定手順】

  1. 「amazon seller central左上のハンバーガーメニュー」→「広告」→「広告キャンペーンマネージャー」をクリックします。
  2. 「キャンペーンを作成する」ボタンをクリックします。
  3. スポンサープロダクト広告をクリックします。
  4. 広告のグループ名を設定します。
  5. 広告の配信対象となる商品を設定します。
  6. ターゲティング内容を設定します。
  7. 「ほぼ一致」、「おおまか一致」、「代替商品」、「補完商品」から設定したいターゲティンググループを選択し、「推奨入札額」を参照しながら、「入札額」を設定します。
  8. 除外キーワードを設定します。
  9. 除外商品を設定します。
  10. キャンペーンの入札戦略を設定します。
  11. 掲載枠ごとの、入札額の調整を行います。
  12. キャンペーン名・期間・予算の設定を行います。

1.「amazon seller central左上のハンバーガーメニュー」→「広告」→「広告キャンペーンマネージャー」をクリックします。

スポンサープロダクト広告の初期設定(オートターゲティング)_1

2.「キャンペーンを作成する」ボタンをクリックします。

スポンサープロダクト広告の初期設定(オートターゲティング)_2

3.スポンサープロダクト広告をクリックします。

スポンサープロダクト広告の初期設定(オートターゲティング)_3

4.広告のグループ名を設定します。

スポンサープロダクト広告の初期設定(オートターゲティング)_4

5.広告の配信対象となる商品を設定します。

スポンサープロダクト広告の初期設定(オートターゲティング)_5

【配信対象商品選定のポイント】
「注力したい商品」、「すでに売上が立っている商品」、「利益率が高い商品」から優先的に設定し、配信結果を見ながら調整しましょう。

6.ターゲティング内容を設定します。

スポンサープロダクト広告の初期設定(オートターゲティング)_6

7.「ほぼ一致」、「おおまか一致」、「代替商品」、「補完商品」から設定したいターゲティンググループを選択し、「推奨入札額」を参照しながら、「入札額」を設定します。

費用対効果を追求する場合、「ほぼ一致」、「代替商品」を選択することが多いです。ただ、入稿する商品の状況によりターゲットは変わるので、臨機応変に活用していきましょう。

スポンサープロダクト広告の初期設定(オートターゲティング)_7

8. 除外キーワードを設定します。

設定方法はシンプルで、除外したいキーワードを入力し、キーワードの切れ目で改行するだけです。ここは初期設定では使用する必要はありません。広告配信をして一定期間経過してから、全く購買につながらないキーワードなどを除外していきましょう。

スポンサープロダクト広告の初期設定(オートターゲティング)_8

9. 除外商品を設定します。

こちらもキーワード同様初期設定では使用する必要はありません。広告配信をして一定期間経過してから、全く購買につながらない商品などを除外していきましょう。

スポンサープロダクト広告の初期設定(オートターゲティング)_9

設定方法は以下の3パターンが存在します。

  1. 検索:商品名またはASINを入力することで、対象商品を検索し、選択します。
  2. リストを入力:ASINをカンマまたはスペースで区切るか、改行して入力します。
  3. アップロード:ダウンロードできるCSVテンプレートにASINを入力し、アップロードします。

10. キャンペーンの入札戦略を設定します。

入札金額をどう自動設定させるか、重要なポイントです。

スポンサープロダクト広告の初期設定(オートターゲティング)_10

それぞれの入札戦略は簡単に説明すると以下の通りです。

  • 動的な入札額―アップとダウン:状況に応じてamazon側で入札額の引き上げ、もしくは引きさげが行われます。どんなに広告費をつかっても、とにかく売上を立てたい状況で活用するのがよいです。
  • 動的な入札額―ダウンのみ:広告経由の売上つながりにくい場合、amazon側で入札額の引き下げを自動で行ってくれます。入札額を上げられることがないため、想定以上のコスト消化が発生しない設定になります。何か意図がない限りは、この設定がよいです。
  • 固定入札額:入札額の変更をamazon側で行いません。広告出稿者側で入札額を決めたいときに使用します。何とか検索順位上位に表示させたいときなどに活用するのがおすすめです。

(補足)各入札パターンのメリット・デメリットを簡単にまとめました

入札戦略メリットデメリット
動的な入札額―アップとダウン・売上機会の最大化が可能
・売上につながらない場合、コストを抑制できる
・想定よりコストがかかる可能性がある
動的な入札額―ダウンのみ・コストを予算内か、それ以下に抑えられる・売上アップの機会損失が発生する可能性がある
固定入札額・想定予算で、売上アップの機会最大化を図れる・もっとコストを抑えられたはずの状況でも、定額でコストが発生する

基本的には、以下の設定がおすすめです。どうしても売上を取りに行く場合は、「アップ」を選択してもよいですが、予算を確保したうえで臨みましょう。

  • 費用対効果重視:動的な入札額―ダウンのみ
  • SEO対策(ROASに関わらず、検索結果上位に表示させ続けることで売上実績をつけることを狙う):固定額入札

11. 掲載枠ごとの、入札額の調整を行います。

「検索結果のトップ」と「商品ページ」それぞれについて、入札額の引き上げが可能です。

各入札パターンのメリット・デメリット_11

検索結果のトップ(最初のページ):検索結果に表示させたい場合は、この項目の比率を引き上げましょう。商品に関連する検索をしたユーザーからのアクセスを獲得したい場合は、こちらの設定が有効です。

商品ページの掲載イメージ

商品ページ:商品ページに表示させたい場合は、この項目の比率を引き上げましょう。関連商品からのアクセスを獲得したい場合は、こちらの設定が有効です。

12. キャンペーン名・期間・予算の設定を行います。

12. キャンペーン名・期間・予算の設定を行います。

スポンサープロダクト広告の初期設定(オートターゲティング)_12

〇キャンペーン名
利用目的や設定内容がわかりやすくなるよう、規則的につけましょう。
例:商品名_オート_親ASIN
具体的な名称をいれると、「バッグ_オート_X00X00XX0X」などと設定するのがおすすめです。

〇「開始」、「終了」
キャンペーンの開始日と終了日を設定します。イベントに合わせて、事前に設定するなど、有効活用しましょう。終了日が明確に定まっていない場合は、「終了日を設定しない」というオプションを選択するとよいです。

〇1日の予算
平日、休日、イベントによって消化予算が異なるため、設定予算は適宜見直しましょう。また商品ごとの予算を商品の利益を踏まえた上で設定することも重要です。amazonにレコメンドされるがままに、広告予算を設定すると、赤字の設定になってしまうことがあります。注意しましょう。

オートターゲティングの設定の説明は以上になります。
1日の予算を少額に設定することで、リスクを抑えて実施することが可能です。何はともあれまずは実施してみましょう。思わぬ成果が上がるかもしれませんよ?

Amazonスポンサープロダクト広告のオートターゲティング設定を最適化する運用の4つのポイント

Amazonスポンサープロダクト広告のオートターゲティング設定を最適化する運用の4つのポイント

単に設定するだけでなく、ROAS(広告費用対効果)を高めるための具体的な運用テクニックを解説していきます。

  • マッチタイプは「ほぼ一致」と「代替商品」をメインにキャンペーン作成する
  • 定期的な除外キーワード設定の実施
  • イベント期間には広告予算を引き上げる
  • マニュアルキャンペーンとの併用

マッチタイプは「ほぼ一致」と「代替商品」をメインにキャンペーン作成する

スポンサープロダクト広告ーマッチタイプの設定

「ほぼ一致」と「代替商品」を設定する理由は、できるだけ「オートターゲティング」の配信時点でROASが高い設定とするためです。「おおまか一致」、「補完商品」は文字通り配信対象が広くなるため、ROASが低くなりやすいです。

定期的な除外キーワード設定の実施

広告レポートを確認を定期的に確認し、効果が悪いキーワードについては、除外していきましょう。除外すると無駄な広告費を減らすことができるため、利益に対するインパクトをかなり大きく出すことができます。

イベント期間には広告予算を引き上げる

広告予算は平日に対し大きなイベント時(プライムデー、ブラックフライデーなど)は500%~1,000%程度の目安で設定するのがよいです。予算引き上げを行い、機会損失を防ぎましょう。
また、商品によりますが、売上に対し、15%程度は広告予算を確保できるのが望ましいです。

マニュアルキャンペーンとの併用

オートターゲティングだけだと広告効果を最大化することは難しいため、マニュアルターゲティングとの併用がおすすめです。オートターゲティングで費用対効果が高かったキーワードを抽出し、マニュアルターゲティングに個別で設定することで、さらなる広告の効果の引き上げを狙うことが可能です。

自社ASINをターゲットに設定する配信方法です。ご興味あれば読んでみてください。

Amazonスポンサープロダクト広告における「自社ASIN指定ターゲティング」の効果

Amazonスポンサープロダクト広告のオートターゲティング設定で注意すべき注意点とは?

Amazonスポンサープロダクト広告のオートターゲティング設定で注意すべき注意点

リスクが少なく誰でもすぐに活用できるオートターゲティングですが、注意点もあります。どのような注意点があるか理解して、広告出稿しましょう。

  • オートターゲティングだけで広告効果を最大化できるわけではない
  • 無関係なキーワードに広告が表示される可能性がある

オートターゲティングだけで広告効果を最大化できるわけではない

オートターゲティングは一定の成果を安定して上げることはできますが、amazon側の調整に依存するため、改善の限界がある状況です。広告効果を最大化するためには、オートターゲティングとマニュアルターゲティングを併用することで、さらに精度高く売上があがる商品に予算を寄せて、売上が上がりにくい商品はCPCを下げて運用するといった作業が必要になります。

無関係なキーワードに広告が表示される可能性がある

自動配信なので、商品に関係がないキーワードに広告が表示されてしまうこともあります。自分で配信キーワードを設定するマニュアルターゲティングであれば発生しない事象なので、オートターゲティングの限界も正しく把握しておきましょう。

Amazonスポンサープロダクト広告のオートターゲティング設定についてのまとめ

ここまでAmazonスポンサープロダクト広告のオート設定について解説してきましたがいかがでしたでしょうか。すぐに取り組めることばかりだと思いますので、ぜひ試してみてください。

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