【最新版】Amazon広告の「ポートフォリオ」機能とは?作成方法や設定の注意点を解説!

株式会社Proteinum ECコンサルタントマネージャー
この記事は、これまでの支援実績が1,000社以上、広告運用実績年間10億円以上の弊社(Proteinum)がAmazon広告のポートフォリオ機能の活用方法と予算管理の最適化について解説します。
Amazon広告を運用する中で、「キャンペーン数が増えすぎて予算管理が追いつかない」「特定のカテゴリーやセール期間の予算を自動で制御したい」と悩んでいませんか?その悩みを一気に解決するのが「ポートフォリオ機能」です。
【この記事の対象者】
- Amazon広告のキャンペーン数が多く、個別の予算管理に限界を感じている方
- 特定の期間(セール等)や商品グループごとに予算枠を固定したい運用担当者
- 広告運用を効率化し、戦略的な予算配分を行いたいEC事業者
【この記事を読んでわかること】
- ポートフォリオ機能の定義と具体的なメリット
- ステップバイステップでのポートフォリオ作成・設定方法
- スポンサープロダクト広告・ブランド広告における予算管理のコツ
- ポートフォリオ活用時の注意点とよくあるトラブルの回避策
今回は広告キャンペーンマネージャーの「ポートフォリオ」について説明していきます。
以下の記事で、Amazon広告の概要についても解説していますので、併せてご確認ください。
Contents
Amazon広告のポートフォリオ機能とは?

「ポートフォリオ」機能を簡単に説明すると、広告キャンペーンをグループ化し、予算を管理できる機能になります。
通常広告の予算を管理するのは、基本的に1日の消化コストの設定で行っている方が多いと思いますが、登録しているキャンペーン全体で、かつ特定の期間で消化コストを設定できる機能が「ポートフォリオ」になります。
広告画面の左端にある項目から、ポートフォリオの確認・管理が可能です。

ポートフォリオごとに、月の予算や特定期間の予算を設定する事ができます。
商品カテゴリや注力したい商品ごとにポートフォリオを作成することで、それぞれにどの程度の予算をかけるか、などの管理が一目瞭然になります。
Amazon広告のポートフォリオ機能を利用する3つのメリットとは?

ポートフォリオ機能を導入することで、属人的な管理から脱却し、戦略的な広告運用が可能になります。
以下3つのメリットについて解説していきます。
- 複数キャンペーンを跨ぐ予算超過の自動回避
- ブランド・季節ごとの投資対効果の瞬時把握
- 煩雑なキャンペーン管理工数の大幅な削減
1.複数キャンペーンを跨ぐ予算超過の自動回避
最大のメリットは、ポートフォリオ単位で設定した予算上限に達した際、配下のキャンペーンがすべて自動停止する点です。これにより、複数のキャンペーンを並行運用している場合でも、意図しない予算超過(オーバーバジェット)を物理的に防ぐことができます。
2.ブランド・季節ごとの投資対効果の瞬時把握
ポートフォリオ機能を使えば、特定の期間や目的ごとに成果を切り出せます。
- ブランド別: 各ブランドラインの投資比率と回収率を可視化
- 季節催事別: ブラックフライデーやプライムデー専用の枠を作成
- 商品カテゴリー別: カテゴリーごとのROASを算出し、予算配分を最適化
3.煩雑なキャンペーン管理工数の大幅な削減
複数のキャンペーンを1つのポートフォリオに紐付けることで、管理画面上で一括したステータス確認が可能になります。個別のキャンペーンを1つずつチェックする手間が省け、広告運用者がより高度な戦略策定やクリエイティブの改善に時間を割けるようになるのは大きな利点です。
Amazon広告のポートフォリオの作成手順とは?

作成方法はとても簡単です。作成手順は以下の通りです。
- ポートフォリオの作成
- 予算設定
- キャンペーンの追加方法
- ポートフォリオの削除方法について
1.ポートフォリオの作成
①ポートフォリオの項目にある「ポートフォリオを作成する」をクリック

②下図の画面が表示されるので、任意のポートフォリオ名を入力し、「ポートフォリオを作成する」をクリック

この作業のみでポートフォリオが完成します。
次に、予算設定とキャンペーンの追加を行います。
2.予算設定
作成したポートフォリオを開き、「ポートフォリオを変更する」をクリックします。

プルダウンから予算上限の設定方法を「期間」、「毎月繰り返し」のいずれかを選び、入力を行います。

セールやトレンドなどで特定の期間のみ広告費を増額する場合は「期間」、毎月の予算設定を行う場合は「毎月繰り返し」の設定をおすすめします。
ポートフォリオの予算設定では、「特定期間内の予算」、「月の予算」のみ設定できます。
「日ごとの予算」は設定できない為、日ごとの予算はキャンペーンごとに設定する必要があります。
3.キャンペーンの追加方法
完成したポートフォリオにキャンペーンを追加する方法は以下の2種類があります。
- 「キャンペーンを作成する」
- 「キャンペーンを追加する」
新規でキャンペーンを作成する場合、「キャンペーンを作成する」をクリックし、キャンペーン名の下にある「ポートフォリオ」から、キャンペーンを追加したいポートフォリオを選択します。

以降は通常と同様の手順でキャンペーンを作成すれば、ポートフォリオに自動で追加されます。
※スポンサーディスプレイ広告はポートフォリオに追加できないので注意
既存のキャンペーンを追加する場合は、すべてのキャンペーンを開きポートフォリオに追加したいキャンペーンを追加することで追加可能です。

「ポートフォリオに移動する」をクリックし、対象のポートフォリオを選択して「保存」をクリックして完了です。
※1つのキャンペーンを複数のポートフォリオに重複して組み込む事はできないため注意
4. ポートフォリオの削除方法について
ポートフォリオは一度作成した場合、削除する事ができません。
このため一度作成したポートフォリオはメニュー画面に残り続けます。
間違えたポートフォリオを追加してしまった場合は、使用を控え名前を変更するなどの対応で別の機会に活用するようにしましょう。
Amazon広告のポートフォリオ機能を活用する上での4つの注意点とは?

ポートフォリオ機能は非常に強力な予算管理ツールですが、Amazon広告特有の仕様による制限がいくつか存在します。これらを正しく理解していないと、「意図したキャンペーンが予算管理に含まれていない」「特定のキャンペーンだけ配信が止まらない」といったトラブルに繋がります。
以下実務で特に注意すべき4つのポイントを詳しく解説します。
- 1つのキャンペーンは「1つのポートフォリオ」にしか追加できない
- スポンサーディスプレイ広告(SD)はポートフォリオに組み込めない
- 日ごとの予算管理はできない(期間・月間のみ)
- 作成したポートフォリオは「削除」が不可能
1つのキャンペーンは「1つのポートフォリオ」にしか追加できない
Amazon広告の仕様上、1つのキャンペーンを複数のポートフォリオに重複して登録することはできません。
例えば、「サプリメント」というカテゴリー別ポートフォリオと、「12月年末セール」という期間別ポートフォリオの両方に、同じ「プロテインA」のキャンペーンを入れたい場合でも、どちらか一方を選択する必要があります。
スポンサーディスプレイ広告(SD)はポートフォリオに組み込めない
2024年現在の仕様では、ポートフォリオに追加できる広告種別は「スポンサープロダクト広告(SP)」と「スポンサーブランド広告(SB)」の2種類のみです。
認知拡大やリターゲティングに有効なスポンサーディスプレイ広告(SD)は、ポートフォリオによる一括予算管理の対象外となります。
もし全広告種別を含めたトータル予算で運用している場合、SD広告の予算だけはキャンペーン単体の「日予算」で個別に制御し続ける必要があるため、予算の計算漏れに注意しましょう。
日ごとの予算管理はできない(期間・月間のみ)
ポートフォリオで設定できる予算上限は「特定期間の総額」または「毎月の総額」のみです。「1日あたりの上限(ポートフォリオ日予算)」という概念は存在しません。
- ポートフォリオ予算: 1ヶ月で50万円まで
- キャンペーン日予算: 1日3万円まで
ポートフォリオ内のキャンペーンが勢いよく予算を消化し、月の半ばで50万円に達した場合、そのポートフォリオ内の全広告は月末まで停止します。
「想定より早く予算を使い切ってしまい、後半の書き入れ時に広告が出せない」という事態を避けるため、各キャンペーン側の「日予算」を適切に設定し、配信ペースを緩やかに調整する作業は依然として不可欠です。
作成したポートフォリオは「削除」が不可能
一度作成したポートフォリオは、広告アカウント内から完全に削除して消し去ることはできません。
不要になった場合は「アーカイブ」することは可能ですが、名前は残り続けます。テスト的に大量のポートフォリオを作成してしまうと、管理画面の選択リストが煩雑になり、誤操作の原因となります。
ポートフォリオ名の変更もできますので、名称を分けて使っているポートフォリオ、使っていないポートフォリオの確認がしやすいように設定しましょう。
Amazon広告のポートフォリオ機能に関するよくある質問
ポートフォリオ機能を活用することで、広告運用のどのような効率化が期待できますか?
ポートフォリオ機能を利用することで、複数のキャンペーンを一元管理でき、予算配分や成果の把握が容易になります。これにより、広告運用の戦略立案や調整が効率的に行えるようになります。また、特定の商品群やプロモーションに焦点を当てた管理が可能となります。
ポートフォリオ内のキャンペーンが予定より早く予算を消化した場合、どのような対応が必要ですか?
ポートフォリオの予算が早期に消化された場合、追加予算の設定やキャンペーンの一時停止などの対応が考えられます。また、個別のキャンペーン予算を調整することで、全体の予算管理を最適化できます。定期的なモニタリングと柔軟な対応が重要です。
ポートフォリオ機能を活用する際、どのような命名規則を設けると管理がしやすくなりますか?
ポートフォリオの命名には、対象商品やキャンペーンの目的、期間などの情報を含めると識別しやすくなります。例えば、「夏季セール_家電_2025」などの形式が考えられます。一貫した命名規則を設けることで、複数のポートフォリオを効率的に管理できます。
Amazon広告のポートフォリオ機能についてのまとめ

今回は、Amazonの広告キャンペーンマネージャー「ポートフォリオ機能」について説明しました。
商品種類や注力度合などによりポートフォリオを分けることで、効率的に予算を管理できます。
セールやトレンドを逃さずに予算を最適化するよう、ぜひポートフォリオ機能を活用してみてください。
最後に、本記事で解説した重要なポイントを箇条書きでまとめます。
- ポートフォリオの役割:複数のキャンペーンをグループ化し、月間や特定の期間(セール等)の通算予算上限を設定できる。
- 管理効率の向上:商品カテゴリーや注力商品ごとに予算を枠組みすることで、予算超過を自動で防ぎつつ、成果の可視化を容易にする。
- 設定の柔軟性:「毎月繰り返し」の予算設定のほか、ブラックフライデーなどの短期イベントに合わせた期間設定も可能。
- 対象広告の制限:スポンサープロダクト広告(SP)とスポンサーブランド広告(SB)のみが対象。スポンサーディスプレイ広告(SD)は対象外となる。
- 運用の注意点:1つのキャンペーンは重複登録できないこと、一度作成したポートフォリオは削除できないためリネーム等で対応する必要がある。
- 日予算の併用:ポートフォリオは「総額」の管理のみであるため、配信ペースの調整には各キャンペーン側の「1日の予算」設定が引き続き不可欠。
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