【越境EC】Amazonグローバルセリングを徹底解説!
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「Amazonグローバルセリング」というサービスをみなさんご存じでしょうか?
「Amazonグローバルセリング」に登録すると、世界のAmazonで商品を出品する事ができ、世界中のお客様に商品をお届けする事ができます。
今回はAmazonグローバルセリングとはなにか、登録のメリットとデメリット、登録方法から注意点まで徹底解説していきます。
「Amazonで海外に出品したいけどよくわからない・・・」
そんな悩みを抱える人は必見です!
Contents
そもそもAmazonグローバルセリングとは?
「Amazon グローバルセリング」は、2018年にAmazonが開始したサービスで、日本にいながら海外のAmazonマーケットプレイスに出品できるサービスです。
現在Amazonは、世界各地の18か所でマーケットプレイスを展開しています。
Amazonグローバルセリングに登録すると、その18か所どの国でも商品を出品することができるのです。
Amazonのマーケットプレイスは以下の18か国です
既に日本のAmazonでアカウント登録をし、商品を出品している店舗であれば、グローバルセリングに登録すると上記16か所のマーケットプレイスで出品する事ができます。
Amazonグローバルセリングを活用する事で、海外でビジネスを成長させたり、Amazonマーケットプレイスを利用している世界中のお客様に自社のブランドや商品を紹介する事が可能になります。
Amazonグローバルセリングのメリット&デメリットは?
海外に自社の商品を販売する、いわゆる「越境EC」を実施したい場合、Amazonグローバルセリングに登録しなくても各国のマーケットプレイスでアカウント作成をすれば出品する事はできます。
それではAmazonグローバルセリングに登録するとどうなるのか、メリットとデメリットを2つずつ紹介します。
メリット①複数の情報を1つのセラーセントラルで管理可能
各国のマーケットプレイスに登録して出品する場合、それぞれのアカウントにログインして管理をしないといけません。
しかし、Amazonグローバルセリングに登録するとアカウントを統合することができ、
1つのセラーセントラルで出品・売上など全てを管理する事ができます。
メリット②月の登録料金が安くなる
複数の国のAmazonマーケットプレイスでアカウントを作成するとそれぞれのアカウントに対して月間登録料が発生します。
しかし、Amazonグローバルセリングに登録すると割引が適用され、
最大で39.99$(2022年12月27日時点のレートで約5,300円)相当の支払いとなります。
デメリット①国内出品に比べコストと手間がかかる
海外に出品するにあたっては、該当する国のFBA(フルフィルメントbyAmazon)倉庫に商品を納品する必要があります。
自社発送となると、配送料が高値となり、手続き~発送を全て自社で対応しなければなりません。
国内出品と比較すると、コストも手間も増えることになります。
FBAについては、下記記事を参考にしてください。
デメリット②該当国の言語でしかカスタマーサポートが利用できない
Amazonグローバルセリングで不明点があった場合、各国のカスタマーサポートを利用する必要があります。
つまり、該当国の言語でしか対応ができないということです。
出品する国の言語に対応ができる人を用意してから販売しなければなりません。
ここまでAmazonグローバルセリング登録のメリット&デメリットを紹介しました。
越境ECを実施するならAmazonグローバルセリングを活用するのが効果的な方法と言えます。
グローバルセリングのアカウントを統合すると何ができる?
複数のマーケットプレイスで出品する場合、それぞれのアカウントを作成する必要がありました。
しかし、Amazonグローバルセリングではそれらのセラーアカウントを統合する事が可能になります。
先ほどのメリットでもお伝えした通り、統合する事で管理が楽になり、登録料の割引が適用されます。
ここではその詳細を説明していきます。
海外のセラーアカウントを統合する事で手間を大幅削減可能に
複数のマーケットプレイスで管理している場合、それぞれのアカウントにログインして管理する必要がありました。
Amazonグローバルセリングを使い、アカウントを統合すると、
出品、商品管理、海外発送、大口・小口出品の変更、売上確認
これらの作業がアカウント切り替えなしで、1つのセラーセントラルでできるようになります。
セラーアカウントの統合で月の登録料が割引になる
各国のマーケットプレイスにアカウントを登録すると、それぞれ月間手数料が約3,000~5,500円程度発生します。
(一部手数料がかからない国もあります)
通常であればそれぞれ支払いが必要になるのですが、Amazonグローバルセリングを使ってアカウント統合をすると、
複数の国を登録しても月額39.99$が上限額となります
※合計の登録料が39.99$を下回っている場合はその金額が適用されます
アカウントを統合する事で最大39.99$となるため、複数の国のアカウントを持っている方は利用した方がお得になります!
次からは実際にAmazonグローバルセリングへの登録方法を解説していきます。
Amazonグローバルセリングを登録する方法は?
- Amazonセラーセントラルにログインする
- Amazonセラーセントラルの「在庫」タブから「グローバルセリング」を選択
- 海外のマーケットプレイスのアカウントも持っていない場合は新規登録、既に持っている場合は「関連付け」を行う
登録については「Amazon.co.jp」のアカウント登録と同じ情報で登録可能です。
支払いについても、日本の銀行口座で「Amazon海外送金サービス」を利用したり、
「Payoneer」などの海外送金サービスもあるので、海外銀行の口座がなくても登録できます。
Amazonグローバルセリングを利用する際の注意点は?
最後にAmazonグローバルセリングを利用する際の注意点を解説していきます。
①FBAを利用せずに出品するする場合は、「該当国の言語に成熟している」ことが条件
各国のマーケットプレイスにFBAを利用せず、自ら出荷して出品する場合は、出店する国の言語に成熟していることがその国のマーケットプレイスへの出品条件となりますので、
言語に成熟した人を用意する必要があります。
②ヨーロッパでFBAを利用する場合、「記録輸入者(IOR =Importer of Record)」が必要
ヨーロッパのマーケットプレイスに出店し、FBAを利用する場合は、「IOR」という現地の輸入者が必要となります。
Amazon自体はこのIORになることはできないため、現地の法人や個人を探さなければなりません。
③各国の電源規格や商品規格を事前に調べる
家電を出品する場合は、各国の電源規格を調べておく必要があります。
また、ベッドやマットレスなど、商品規格の違いも事前に見ておくことがトラブル防止につながります。
まとめ
本日はAmazonグローバルセリングの概要、メリット&デメリットや登録方法を解説しました。
越境ECには欠かせないサービスであることは間違いありません。
「海外に販路を拡大したい!」
「自社の製品を世界に広めたい!」
そういった方はAmazonグローバルセリングを活用してきましょう!
株式会社Proteinum 代表取締役