【2026年最新版】Amazonブランド登録とは?申請方法、メリットから注意点まで徹底解説!

この記事は、これまでの支援実績が1,000社以上、広告運用実績年間10億円以上の弊社(Proteinum)がAmazonブランド登録について解説します。
Amazonで売上を長期的に伸ばしていくなら「Amazonブランド登録(Amazon Brand Registry)」がおすすめです。 ブランド登録を行うことで、転売や相乗り出品を抑えることができたり、Amazon内での特定の広告(ブランド広告や動画広告など)を利用できるなど多くのメリットがあるため、ブランド登録は売り上げを上げるためにも重要です。
ただ、「Amazonブランド登録ってどうやるの?」「申請にはどれくらいの手間がかかるの?」といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、Amazonで長期的に売上を伸ばすために必須とも言えるブランド登録の概要、メリット・デメリットから、実際の申請手順までをわかりやすく解説します。 これから登録を検討されている方や、Amazonで自社商品を本格展開したい担当者の方にとって、役立つ内容になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

株式会社Proteinum ECコンサルタントマネージャー
Contents
- Amazonブランド登録(Amazon Brand Registry)とは?
- Amazonブランド登録(Amazon Brand Registry)の事前準備とは?
- Amazonブランド登録で得られる14のメリットとは?
- Amazonブランド登録の商標取得費用とは?
- Amazonブランド登録のデメリットと注意点とは?
- Amazonブランド登録(Amazon Brand Registry)の申請方法
- Amazonブランド登録の申請後の流れとは?
- Amazonブランド登録は海外商標でも申請できる?
- Amazonブランド登録後に情報変更はできる?
- Amazonブランド登録・申請時のよくある質問
- Amazonブランド登録(Amazon Brand Registry)についてまとめ
Amazonブランド登録(Amazon Brand Registry)とは?

出典:Amazonブランド登録する方法やメリットを紹介します
Amazonブランド登録(Amazon Brand Registry)とは、Amazon上で「このブランドの正式な責任者・権利者である」と公式に登録する制度です。正式名称は「Amazon Brand Registry」と呼ばれ、特許庁の商標登録が完了している、あるいは出願中の方が申請できます。
Amazonでは商品名の下に「ブランド名」が表示されますが、ブランド登録が完了すると「〇〇のストアを表示」のようにブランド名が表示され、ブランド専用のストアページ(ストアフロント)も作成できるようになります。
ストアページではブランドの世界観を表現できるのはもちろん、ブランドが取り扱う商品を一覧で確認できるため、セット購入やまとめ買いを促す回遊施策としても機能します。
ブランド登録は義務ではありませんが、登録することで以下のような恩恵を受けられます。
- Amazon内での信頼性や露出が高まる
- ブランドを模倣品や相乗り出品から守れる
- スポンサーブランド広告や動画広告など特定の広告が使えるようになる
- ブランド登録済み出品者のみが利用できる分析ツールや販促機能が解放される
このように、ブランド登録は単なる「証明手続き」ではなく、売上拡大の土台となる重要な施策です。Amazonで自社商品を本格的に展開するなら、できるだけ早い段階で登録を済ませておくことをおすすめします。
Amazonブランド登録(Amazon Brand Registry)の事前準備とは?

Amazonブランド登録を申請するには、いくつかの事前準備が必要です。特に商標関連の準備には時間がかかるため、早めに取り掛かることが重要です。
- 商標登録(または出願中)が必須になる
- J-PlatPatで商標ステータスを確認する
- 登録で認められる商標の種類を知る
- ブランド名がわかる商品画像を用意する
商標登録(または出願中)が必須になる
Amazonブランド登録を利用するためには、商標登録(または商標出願中)であることが必須条件です。
商標とは、ブランド名やロゴなどを法的に保護する権利のことで、日本では特許庁に出願・登録する必要があります。模倣品や相乗り出品を抑えるためには、この商標権の保有が前提となります。
商標の登録には審査期間を含めて数ヶ月〜1年程度かかる場合があるため、Amazonブランド登録を検討している方は早めの出願をおすすめします。
なお、商標取得を検討している段階であれば、Amazonが商標登録のサポートを行う「IP Accelerator(商標登録促進)」というサービスも用意されています。IP Acceleratorを通じて商標を出願すれば、出願手続きの負担を軽減しつつブランド登録への準備を進められます。
参考元:IP Accelerator(商標登録促進)(Amazon公式)
J-PlatPatで商標ステータスを確認する
商標の登録ステータスは、特許庁が提供する特許情報プラットフォーム「J-PlatPat」で無料で確認できます。
J-PlatPatのトップページから「商標」を選択し、自社のブランド名や出願番号で検索すると、現在のステータスが表示されます。Amazonブランド登録の申請時には、このステータスに応じて「登録済み」または「申請中」を選択する必要があるため、事前に確認しておきましょう。
以下の表を参考に、自社の商標がどのステータスに該当するかをチェックしてください。
| J-PlatPatでのステータス | Amazon申請時に選択するステータス |
|---|---|
| 存続-登録-継続 / 存続-登録-異議申立のための公告 / 存続-登録-異議申立中 / 存続-登録-取消・無効審判中 | 登録済み |
| 係属-出願-審査待ち / 係属-出願-審査中 / 係属-出願-拒絶査定不服審判中 / 係属-出願-異議申立のための公告 / 係属-出願-審査待ち(方式未完) | 申請中 |
ステータスが上記のいずれにも該当しない場合(拒絶確定・取消確定など)は、Amazonブランド登録に利用できないため、改めて商標出願が必要です。
参考元:J-PlatPat(独立行政法人 工業所有権情報・研修館)
登録で認められる商標の種類を知る
Amazonブランド登録では、すべての種類の商標が受理されるわけではありません。登録が認められている商標の種類は以下の3つに限定されています。
| 商標の種類 | 内容 |
|---|---|
| 文字商標 | ブランド名が文字(アルファベット・ひらがな・カタカナ・漢字)のみで構成された商標 |
| 文字を含む図形商標 | ロゴマーク等の図形の中にブランド名の文字が含まれている商標 |
| デザイン文字・結合商標 | 装飾的なフォントや図形と文字を組み合わせた商標 |
たとえば、文字を一切含まない純粋な図形のみの商標(シンボルマークのみ)は、Amazonブランド登録では認められません。商標を新たに出願する際は、上記のいずれかに該当する形で申請することが重要です。
ブランド名がわかる商品画像を用意する
Amazonブランド登録の申請時には、ブランド名(ロゴ)が商品本体またはパッケージに明確に表示されている画像を提出する必要があります。
登録に利用できる商品画像の条件は以下の通りです。
| 条件 | 詳細 |
|---|---|
| ブランド名の表示方法 | 商品やパッケージに商標登録済みのブランド名・ロゴが「恒久的」に記載されていること(シールの一時的な貼付は不可) |
| 商品の種類 | Amazonで販売中または販売予定の商品であること |
| 画像の作成方法 | コンピューターで作成・合成した画像でないこと(実物の写真であること) |
| ファイル形式 | jpg / png / gif のいずれか |
| ファイルサイズ | 5MB以下 |
特に注意すべきは「恒久的な表示」という条件です。後から剥がせるシールを貼っただけのものや、Photoshopなどのデザインツールで合成したロゴ画像は却下されるケースが多いため、実際の商品・パッケージにブランド名が印字されている状態の写真を用意してください。
Amazonブランド登録で得られる14のメリットとは?

Amazonブランド登録のメリットは多岐にわたります。ブランド保護から広告機能の解放、データ分析ツールの利用まで、登録することで得られる14のメリットを詳しく解説します。
- 商品カタログの編集優先権が付与される
- 相乗り業者や転売への対策になる
- Transparencyで正規品のみ届けられる
- Project Zeroで偽造品を即時削除できる
- スポンサーブランド広告を出稿できる
- スポンサーディスプレイ広告を出稿できる
- Amazonストアページを作成できる
- 商品紹介コンテンツ(A+)を作成できる
- 商品ページにビデオを追加できる
- Amazonブランド分析を利用できる
- Amazon Vine先取りプログラムに参加できる
- JANコード免除申請ができる
- ブランド割引機能で限定セールを実施できる
- Brand Registryチームに相談できる
それぞれ詳しく解説していきます。
商品カタログの編集優先権が付与される
Amazonは商品ページごとにカタログ化されており、同一の製品コードを持つ商品は1つの商品ページにまとめられます。つまり、1つの商品ページに複数の販売者が「相乗り」で出品できる仕組みです。
ブランド登録をしていない場合、労力をかけて作った商品ページの内容を第三者が勝手に変更してしまうリスクがあります。しかし、ブランド登録を完了していれば商品ページの編集権限が優先的に付与されるため、自社の意図しない変更を防ぎ、正しい商品情報を維持できます。
相乗り出品者が商品名や画像を書き換えてしまい、顧客に正しい情報が伝わらないといったトラブルを未然に防げる点は、ブランドオーナーにとって大きな安心材料です。
相乗り業者や転売への対策になる
Amazonブランド登録を行うと、専用の権利侵害申告用フォームが解放され、不正な出品者に対して知的財産権の侵害を主張しやすくなります。
許可していない相乗り出品者や転売業者を発見した場合は、「権利侵害の報告」としてAmazonに通報できます。Amazonが調査のうえ、不正出品者に対してペナルティを課す場合もあります。
また、ブランド登録時の情報をもとに、Amazon側が自動的にブランドを保護(プロテクション)してくれるケースもあるため、登録しておくだけでも一定の抑止力になります。
競合や不正出品の数を減らすことで自社商品の販売機会を守れるため、売上を伸ばしていくうえで必須の対策と言えるでしょう。
Transparencyで正規品のみ届けられる
ブランド登録を済ませると、偽造品対策プログラム「Transparency(トランスペアレンシー)」を利用できるようになります。
Transparencyは、ブランドオーナーが発行するシリアルコード付きのラベルを各商品に貼り、Amazon出荷時にそのコードをスキャンして正規品であることを確認する仕組みです。有効なコードがない商品はシステム上で検知され出荷が停止されるため、偽造品や無許可の転売品が購入者の手元に届くことを未然に防げます。
Transparencyの基本的な流れは以下の通りです。
- ブランドオーナーがAmazonからシリアルコード(固有のバーコード)を取得する
- 取得したコードを商品ごとに1つずつ貼り付ける
- Amazon倉庫(FBA)での出荷時にコードがスキャンされる
- 有効なコードがない商品は出荷がブロックされる
自社商品が常に正規品のみで流通する環境を構築できるため、購入者からの信頼向上やブランド評価の維持に大きく貢献します。
参考元:Amazon Transparency(Amazon公式)
Project Zeroで偽造品を即時削除できる
Transparencyに加えて活用したいのが、Amazonが提供する強力な偽造品対策プログラム「Project Zero(プロジェクトゼロ)」です。ブランド登録が完了すると参加資格が得られます。
Project Zeroの特徴は大きく3つあります。
| 機能 | 内容 |
|---|---|
| 自動保護 | Amazonの機械学習が偽造品の疑いがある出品を自動検知・削除 |
| セルフサービスでの削除 | ブランドオーナー自身が偽造品出品を直接取り下げ可能 |
| 商品シリアル化 | 個別のシリアルコードで真贋を確認(Transparencyと連携) |
従来は偽造品を見つけるたびにAmazonへ都度報告する必要がありましたが、Project Zeroではブランドオーナーが直接問題の出品を取り下げられるため、対応スピードが格段に向上します。模倣品によるブランドイメージの毀損や販売機会の損失を最小限に抑えたい場合は、Transparencyと併用して登録しておくことをおすすめします。
参考元:Amazon Project Zero(Amazon公式)
スポンサーブランド広告を出稿できる
Amazonブランド登録を済ませると、スポンサーブランド広告を利用できるようになります。
スポンサーブランド広告とは、検索連動型の広告で、設定したキーワードに対してブランドのロゴ・見出し・商品を検索結果画面の上部などに表示させる広告です。商品と共にブランドも訴求できるため、認知度の向上が期待できます。
リンク先にはAmazonストアページや任意の商品ページを設定できるため、ブランド全体の訴求から個別商品への誘導まで柔軟に活用できます。配信枠も大きく、プッシュ型の認知拡大施策として非常に有効です。
※スポンサーブランド広告については以下記事もご覧ください
スポンサーディスプレイ広告を出稿できる
スポンサーブランド広告と同様に、ブランド登録後に出稿可能になるのがスポンサーディスプレイ広告です。
スポンサーディスプレイ広告は、Amazonの内外を問わず多様な場所に表示される広告です。トップページ・検索結果画面・商品ページなどに商品画像や価格、商品名を表示でき、リターゲティング効果の高さが大きな特徴です。
過去に該当商品を閲覧・購入したユーザーや、類似商品に興味を持つユーザーに対して表示されるため、ブランドスイッチの獲得や既存顧客の囲い込みに効果を発揮します。また、商品がセール中であることを一目で伝えられるため、割引施策との相性も抜群です。
※スポンサーディスプレイ広告については以下記事もご覧ください
Amazonストアページを作成できる
Amazonブランド登録を完了すると、ブランド専用のストアページ(Amazonストア)を作成できるようになります。
Amazonストアとは、自社の製品やサービスを紹介するカスタムページのことです。通常の商品ページよりもレイアウトの自由度が高く、画像タイル・動画・テキスト・商品グリッドなどをドラッグ&ドロップ式のビルダーで自在に配置でき、複数ページ構成のストアも構築できます。
さらに、「amazon.co.jp/ブランド名」の形式で専用のブランドURLが付与されるのも大きな特徴です。この専用URLは以下のような場面で活用できます。
- InstagramやX(旧Twitter)、YouTubeなどSNSからの外部集客時のリンク先として
- 名刺や商品パッケージ、プレスリリースなどオフラインの販促物に記載
- スポンサーブランド広告のリンク先として
SNS等の外部集客でストアページをリンク先に設定すれば、1つの商品ではなくブランド全体の商品ラインナップを見せることができ、まとめ買いやセット購入の促進にもつながります。
商品紹介コンテンツ(A+)を作成できる
Amazonブランド登録を行うと、商品紹介コンテンツ(A+コンテンツ)を作成できるようになります。
通常、商品説明欄はテキストのみで構成されていますが、A+コンテンツを利用すると高画質な画像や比較表、リッチテキストを組み合わせた視覚的に訴求力の高い商品説明へアップグレードできます。
| 通常の商品説明 | A+コンテンツ |
|---|---|
| テキストのみ | 画像+テキストの組み合わせ |
| 比較情報の記載が困難 | 比較表で競合との差別化を視覚化 |
| ブランドストーリーを伝えにくい | ブランドの世界観を画像で表現可能 |
ブランドストーリーを伝え世界観を表現したり、商品の特長や使用シーンを視覚的に分かりやすく訴求したりすることで、顧客の理解度と信頼感を深めます。テキストだけでは伝えきれない詳細情報も補完できるため、コンバージョン率の向上が期待できます。
A+コンテンツはセラーセントラルの「広告」>「A+コンテンツマネージャー」から作成でき、Amazonが用意した複数のテンプレートモジュールを組み合わせて構成します。ブランド登録後すぐに使える機能のため、まずは主力商品から導入してみましょう。
商品ページにビデオを追加できる
Amazonブランド登録を行うと、商品ページのメイン画像エリアにプロモーションビデオ(動画)を追加できるようになります。
動画は静止画やテキストと比較して圧倒的に多くの情報を短時間で伝えられるのが強みです。たとえば、商品の使い方を実演する「How-to動画」や使用前後の変化を見せるビフォーアフター動画を掲載すれば、購入前に顧客が抱えるサイズ感・質感・操作性などの疑問や不安を解消できます。
また、動画は検索結果ページにも表示される場合があり、サムネイルが目を引くことで競合商品との差別化にもつながります。
スポンサーブランド広告の動画広告とは異なり、こちらは商品ページ自体に埋め込む動画のため、広告費用がかからず常時表示されるのが大きなメリットです。セラーセントラルの「カタログ」>「動画をアップロード」から登録可能で、ファイル形式はMP4推奨、解像度は1920×1080ピクセル以上が理想的です。
Amazonブランド分析を利用できる
Amazonブランド分析(Brand Analytics)は、ブランド登録済みの出品者のみが利用できる強力な情報分析ツールです。これまで「なんとなく」や「経験則」で判断していた部分を、Amazonが保有する膨大な顧客データに基づいて数値で正確に把握できるようになります。
主な分析機能は以下の通りです。
| 機能名 | 内容 |
|---|---|
| 検索クエリパフォーマンス | 特定のキーワードに対する自社商品の表示回数・クリック数・購入数とシェア率がわかる |
| Amazon検索用語 | Amazon全体でお客様がどんなキーワードで検索しているかのランキングが見れる |
| バスケット分析 | 自社商品と一緒に購入されている他社商品がわかる |
| リピート購入診断 | リピーターの割合(%)とリピートからの売上額を可視化できる |
| 人口統計 | 購入者の年齢層・世帯年収・性別・既婚/未婚などの属性がわかる |
特に検索クエリパフォーマンスはブランド分析の中で最も有効な機能で、自社商品がどのキーワードで「表示→クリック→購入」されているかの一連の流れとシェア率を把握できます。データに基づいた広告運用や商品ページの改善に直結するため、積極的に活用しましょう。
Amazon Vine先取りプログラムに参加できる
Amazonブランド登録により、「Amazon Vine 先取りプログラム」が利用可能になります。
Amazon Vineとは、Amazonが選定した信頼性の高いレビュアー(Vineメンバー)に商品のサンプルを提供し、レビューを投稿してもらうプログラムです。通常、出品商品を購入されてもレビューを獲得することは難しいですが、Amazon Vineを利用すると1商品最大30件のレビューを獲得できる可能性があります。
ただし、以下の注意点も理解しておきましょう。
- 商品の無償提供に加え、プログラム手数料が発生する
- 必ずレビューが投稿されるとは限らない
- 正直なレビューが投稿されるため、低評価がつく場合もある
- Amazonブランド登録以外に「FBA出品であること」「十分な在庫数があること」等の参加条件がある
新商品の立ち上げ時にレビューが少ない状態は購入率に大きく影響するため、カタログページに商品特長をしっかり記載したうえでAmazon Vineを積極的に活用するのがおすすめです。
※Amazon Vine先取りプログラムについては以下記事もご覧ください
関連記事:https://proteinum.co.jp/blog/amazon-vine/
JANコード免除申請ができる
Amazonで出品する場合は原則として製品コード(JANコード等)の取得が必要ですが、Amazonブランド登録を完了しておくと「製品コード免除申請」がスムーズに通りやすくなります。
たとえば、セット商品や限定商品などJANコードを取得していない商品でも、免除申請が許可されればJANコードなしで出品が可能になります。
免除申請はセラーセントラル内の「ヘルプ」→「製品コード免除の許可」→「免除の申請はこちらから」と選択し、必要事項を入力する形で送信できます。JANコードの取得を待たずに販売を開始したい場合に活用できる便利な仕組みです。
ブランド割引機能で限定セールを実施できる
2023年に導入された「ブランド割引機能」は、ブランド登録済みの出品者のみが利用できるプロモーションツールです。
通常のタイムセールやクーポンとは異なり、特定の顧客セグメントだけに限定割引を表示できるのが最大の特徴です。対象として選べる顧客セグメントの例は以下の通りです。
- リピーター(過去に自社ブランド商品を購入した顧客)
- カート放置中の顧客(商品をカートに入れたが未購入の顧客)
- 高額購入者(自社ブランドで高額な購入実績がある顧客)
- 最近購入した顧客
割引率は10〜50%の範囲で設定でき、選択した顧客層にのみ割引が表示される仕組みです。一般公開のセールでは実現できないピンポイントな販促が可能になるため、リピート購入の促進やカート離脱の改善に効果を発揮します。
セラーセントラルの「広告」>「ブランド割引」から設定可能です。
Brand Registryチームに相談できる
Amazonブランド登録が完了すると、「Brand Registryチーム」と呼ばれるブランド保護の専門スタッフによるサポートを受けられるようになります。
Brand Registryチームは、出品方法やFBAに関する一般的なセラーサポートとは別の専門窓口です。知的財産権の侵害に関する相談や、ブランド保護の具体的な対処方法について、より専門的なアドバイスを得ることができます。
たとえば「商標権を侵害している出品者への対応方法がわからない」「権利侵害の申告がうまくいかない」といった場合に、専門チームに直接相談できるのは大きな安心材料です。ブランドレジストリの管理画面から「サポート」を選択することで問い合わせが可能です。
Amazonブランド登録の商標取得費用とは?
Amazonへのブランド登録自体は無料ですが、前提条件である商標登録には特許庁への諸費用が発生します。さらに、出願手続きを弁理士に依頼する場合は別途報酬も必要です。以下に主な費用の内訳を整理します。
- 特許庁へ支払う出願料の内訳
- 特許庁へ支払う登録料の内訳
- 弁理士依頼時の費用相場
特許庁へ支払う出願料の内訳
商標出願時に特許庁へ支払う出願料は、基本料金3,400円に加え、指定する商品・サービスの区分数に応じて1区分あたり8,600円が加算されます。たとえば1区分のみで出願する場合は合計12,000円、2区分の場合は合計20,600円となります。区分とは、商標を保護したい商品・サービスの分類のことで、自社の事業範囲に応じて適切に選択する必要があります。
特許庁へ支払う登録料の内訳
出願後の審査を通過し登録が認められると、登録料の納付が必要になります。登録料は1区分あたり32,900円で、10年間の権利が付与されます。分割納付(5年ごと)を選択することもでき、その場合は1区分あたり17,200円です。なお、登録料を納付しなければ商標権は発生しないため、審査通過後は速やかに納付手続きを進めましょう。
| 費用項目 | 金額 | 備考 |
| 出願料(基本) | 3,400円 | 1件あたり |
| 出願料(区分加算) | 8,600円 × 区分数 | 指定区分ごとに加算 |
| 登録料(10年一括) | 32,900円 × 区分数 | 審査通過後に納付 |
| 登録料(5年分割) | 17,200円 × 区分数 | 分割納付を選択した場合 |
| 弁理士報酬 | 数万円〜10万円程度 | 依頼内容・事務所により変動 |
弁理士依頼時の費用相場
商標出願の手続きを弁理士に依頼する場合、報酬の相場は数万円〜10万円程度です。費用は依頼する事務所や出願内容の複雑さによって異なりますが、主に「出願手数料」「登録手数料」「調査費用」などが含まれます。自社で出願書類を作成すれば弁理士費用は不要ですが、記載不備による拒絶リスクを避けたい場合や、商標調査を徹底したい場合は専門家への依頼を検討しましょう。
参考元:特許庁「商標の料金一覧」
https://www.jpo.go.jp/system/process/tesuryo/hyou.html
Amazonブランド登録のデメリットと注意点とは?
Amazonブランド登録には大きなデメリットはありませんが、申請前に知っておくべき注意点がいくつかあります。
- 商標登録の審査期間が長い
- ブランド登録完了までの期間が長い
- Amazonにブランドが承認されない場合がある
- 転売放置でブランドイメージが毀損される
それぞれ詳しく解説します。
商標登録の審査期間が長い
ブランド登録には商標登録(または出願中)が必須ですが、管轄の特許庁への商標出願から登録完了までは一般的に半年〜1年ほどかかります。
ただし「早期審査制度」を適用できれば、審査期間を約2ヶ月に短縮することが可能です。早期審査制度はオプション対応のため、対象条件や手続きを事前に確認しておきましょう。
いずれにしても時間がかかるため、「いつまでにブランド登録を完了させたいか」を逆算して早めに出願することが重要です。自社でリサーチや書類準備の時間が取れなければ、弁理士に依頼することも検討してみてください。
ブランド登録完了までの期間が長い
商標の準備が整った後も、ブランド登録自体の審査にはある程度の時間がかかります。申請に向けた画像準備やアカウント紐付けなどの作業が必要ですが、入力項目自体はそこまで多くありません。
申請後の審査は通常1〜2週間程度で結果が通知されますが、書類の不備や確認事項がある場合はさらに時間がかかるケースもあります。スムーズに審査を完了させるためにも、次のセクションで解説する申請手順を確認し、不備のない状態で申請を行うことが大切です。
Amazonにブランドが承認されない場合がある
多くの場合ブランド登録は承認されますが、申請が不許可になるケースもあります。よくある却下理由は以下の通りです。
商標情報との不一致: 商標がすべて大文字で登録されているのに申請時に小文字を混ぜてしまったり、名義人の住所の表記(番地のハイフンなど)が1文字でも異なっていると、機械的に却下されることがあります。
ブランドを証明する画像の不備: Amazonは、ロゴが商品やパッケージに「恒久的な方法」で付いていることを条件としています。後から剥がせるシールを貼っただけのものや、Photoshopなどのデザインツールで合成したロゴ画像は却下されます。
セラーセントラル情報との不一致: 商標公報に記載されている権利者名や住所が、Amazonのセラーセントラルに登録されている情報と完全に一致していない場合も却下の原因になります。
申請が却下された場合でも、不備を修正して再度申請することは可能です。上記のポイントを申請前にしっかり確認しておきましょう。
転売放置でブランドイメージが毀損される
これは「デメリット」ではなく「ブランド登録をしないことで生じるリスク」ですが、重要な注意点として押さえておきましょう。
転売業者が自社商品を販売する場合、価格設定・商品説明・対応品質をコントロールすることができません。大幅な値崩れ価格で販売されれば「安売りブランド」というイメージが定着するリスクがあり、自社の意図しない画像や説明文が掲載されればブランドメッセージが正しく伝わりません。
さらに、転売業者から購入した顧客が品質に不満を持った場合、低評価レビューが自社の商品ページに反映されます。保管状態が不適切な食品や化粧品が届いた場合でも、購入者からすれば「公式ブランドの商品を買った」という認識のため、責任はブランドオーナー側にあると見なされてしまいます。
こうした事態を防ぐためにも、ブランド登録を行ったうえでTransparencyやProject Zeroなどの保護プログラムを活用し、ブランドと顧客を守る体制を構築しておくことが重要です。
Amazonブランド登録(Amazon Brand Registry)の申請方法

Amazonブランド登録に必要なもの
- ブランドレジストリのアカウント(Amazonセラーアカウント)
- 日本で登録または出願中の商標
- ブランド名が明記された商品本体またはパッケージの画像
Amazonブランド登録ページからブランドレジストリアカウント作成
Amazonブランド登録のページにアクセスし、「ブランドを登録する」をクリック。
セラーセントラルのアカウントをお持ちの方はアドレスとパスワードを入力しブランドレジストリ(brand registry)のアカウントを作成してください。
ブランドレジストリにてブランド名や商標番号、提出商品画像等をアップロード
ブランドレジストリのアカウントが作成されたらブランド登録に進みます。
利用規約確認後に下記画像の最下部「新しいブランドを登録」をクリック。
登録に必要な情報が出てきますので確認後に「ブランドを登録する」をクリックしてください。


遷移先のページにて必要項目を入力していきます。以下が注意点です。
申請するブランド名
登録・出願している商標名と完全一致で入力してください。
大文字小文字、スペース、記号(ハイフンやカンマなど)にも注意が必要です。
誤入力があると承認されません。また、登録後のブランド名変更もできないため慎重に入力しましょう。
ブランドロゴをアップロード
出願・登録時に使用したロゴデータをアップロードします。
白または透明背景で、商標が画像全体に表示されているものを用意してください。
ブランドに関連付けられている商標登録機関
商標を登録した国を選択します。
日本で商標登録している場合は「日本」を選びます。
登録番号・申請番号
登録番号:「登録第●●●●●●号」の数字部分のみ入力します。
申請番号:「商願20XX-●●●●●●」の数字+ハイフンのみ入力します。
※出願後48時間以内は申請できない場合があるので、少し時間をあけてから申請しましょう。
商品画像
ブランド名(ロゴ)が商品本体またはパッケージに明確に表示されている画像をアップします。
対応ファイル形式:jpg / png / gif(5MB以下)
出品用アカウント情報の入力
「出品者」を選択し、表示されたアカウントから該当するものを選びます。
製造および販売情報の入力
- ブランド商品を他の小売業者に販売していますか?(はい・いいえ)
- ブランド商品の販売国(任意)
- 商標権のライセンス供与(はい・いいえ)
以上を入力・確認し、「送信」をクリックすれば申請完了です。Amazonによる審査が行われ、結果が通知されます。
Amazonブランド登録の申請後の流れとは?
申請フォームの送信後にも、登録完了までにはいくつかのステップが残っています。スムーズに手続きを完了させるために、申請後の流れを確認しておきましょう。
- ブランドカテゴリーとASINを入力する
- 確認コードをAmazonに提出する
ブランドカテゴリーとASINを入力する
申請フォームの途中で、登録するブランドに最も適した商品カテゴリーを選択する項目があります。自社ブランド商品が属するカテゴリーを正しく選択してください。
さらに、同カテゴリー内で最も売れている自社商品のASIN(Amazon Standard Identification Number)を入力する必要があります。ASINとは、Amazonが各商品に割り当てる10桁の英数字の識別コードで、商品ページのURLや商品詳細ページの「登録情報」欄から確認できます。
まだAmazonに出品していない場合は、出品予定の商品のASINを入力する形でも申請可能です。
確認コードをAmazonに提出する
申請フォームの送信が完了すると、Amazonによる審査が開始されます。審査の過程で、商標登録時に届け出ている連絡先(メールアドレスまたは電話番号)に確認コード(認証コード)が届きます。
届いた確認コードをブランドレジストリの管理画面で入力・提出することで、ブランド登録手続きが完了します。
確認コードが届くまでには通常数日〜1週間程度かかりますが、届かない場合は以下を確認してください。
- 商標登録時に届け出た連絡先情報が正しいか
- 迷惑メールフォルダに振り分けられていないか
- 申請内容に不備がなかったか
確認コードの提出後、Amazonによる最終審査を経てブランド登録の可否が通知されます。申請から登録完了までは概ね1〜2週間が目安です。
Amazonブランド登録は海外商標でも申請できる?
Amazonブランド登録は日本国内の商標だけでなく、Amazonが認めている海外の公的商標登録機関が発行した商標でも申請が可能です。海外に本社がありグローバルブランドを展開している企業や、海外で先に商標を取得しているケースでは、海外商標を活用してブランド登録を進めることができます。
- 海外本社と国内代理店がある場合の登録方法
- Amazonが受け付けている商標登録機関の国リスト
海外本社と国内代理店がある場合の登録方法
たとえばアメリカに本社があり、日本国内に代理店がある場合、アメリカ本社の合意を得たうえでAmazonブランド登録を行うことが可能です。ただし、Amazonが受け付けていない国で取得した商標については登録ができないケースもあるため、事前に対象国を確認しておく必要があります。海外商標を使用して登録する際は、商標権者(本社)とAmazonセラーアカウント保持者(代理店)の関係性をAmazonに説明できるよう、ライセンス契約書などの書類を整備しておくとスムーズです。
Amazonが受け付けている商標登録機関の国リスト
現在Amazonでは、以下の国・地域の公的な商標登録機関が発行した商標を受け付けています。日本以外の国で商標を取得している場合は、下記のリストに該当するかを確認しましょう。
| 地域 | 対象国・地域 |
| 北米・南米 | 米国、カナダ、メキシコ、ブラジル |
| ヨーロッパ | イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、スウェーデン、ポーランド、ベルギー、オランダ、トルコ、欧州連合(EUIPO) |
| アジア・オセアニア | 日本、インド、シンガポール、オーストラリア |
| 中東・アフリカ | アラブ首長国連邦、サウジアラビア、エジプト |
上記リストに含まれていない国で取得した商標は、Amazonブランド登録に利用できません。その場合は、日本の特許庁またはリスト内の国で改めて商標を出願する必要があります。
参考元:Amazonブランドレジストリ
https://brandservices.amazon.co.jp/brandregistry/eligibility
Amazonブランド登録後に情報変更はできる?
Amazonブランド登録を完了した後、「ブランド名を変更したい」「商標情報を更新したい」と思うケースがあるかもしれません。しかし、登録後の情報変更には制限があるため、事前に正確な情報で申請することが極めて重要です。
- 登録済みブランド情報は変更不可
- 新しいブランドの追加登録は可能
登録済みブランド情報は変更不可
一度Amazonに登録したブランドの情報(ブランド名・商標番号など)は、原則として後から変更することができません。たとえばブランド名のスペルミスや、大文字小文字の誤りに後から気付いたとしても、修正対応は困難です。登録申請時には商標公報と完全に一致しているかを入念に確認し、誤りのない状態で送信することが大切です。
新しいブランドの追加登録は可能
既存のブランド情報は変更できませんが、ブランドレジストリの管理画面から新しいブランドを追加で登録することは可能です。新たに別の商標を取得した場合や、サブブランドを展開する場合は、追加登録の形で対応できます。1つのセラーアカウントに複数のブランドを紐付けて管理できるため、ブランドポートフォリオの拡大にも柔軟に対応できます。
Amazonブランド登録・申請時のよくある質問
Q.Amazonブランド登録には費用がかかりますか?
Amazonへのブランド登録は無料です。
ただし、ブランド登録の条件となる「商標権」を取得するための特許庁への諸経費や、弁理士への依頼費用は場合によって発生します。
Q.商標登録が終わっていない(または出願中)の状態でも登録できますか?
はい、可能です。
以前は「登録完了(登録証の発行)」が必須でしたが、現在は商標出願中(Pending)の状態でも「Amazon IP Accelerator」などを通じて、または通常の出願番号(受付番号)があれば申請できるケースがあります。
ただし、商標が最終的に却下された場合はブランド登録も取り消されるため注意が必要です。
Q.申請が却下されました。理由は分かりますか?
申請が却下された場合、詳細理由は開示されない事が多いです。
以下がよくある却下理由です。
- 商品やパッケージにブランドロゴが「恒久的(シールではなく印字など)」に付いていないと判断された場合。
- 合成写真と判断された場合。
- 商標公報に記載されている権利者名や住所が、Amazonのセラーセントラルの情報と完全に一致していない場合。
画像不備などを確認し再度申請してみましょう。
Q.アカウント1個で複数のブランドを登録できますか?
はい、可能です。
ブランドごとに商標権があれば、複数のブランドを1つのセラーアカウントに紐づけて管理できます。ブランドレジストリの管理画面から追加のブランド登録を申請する形で対応できます。
Amazonブランド登録(Amazon Brand Registry)についてまとめ
Amazonブランド登録ができると、該当ブランド商品の編集権限が得られるほか、スポンサーブランド広告や動画広告など、特定の広告機能も活用できるようになります。これにより、ブランドの認知拡大や売上向上にもつながります。
大きなデメリットは特にありませんが、商標出願や申請手続きに時間と労力がかかる点は事前に理解しておきたいポイントです。
「いつまでにブランド登録が完了しているべきか」を逆算して、早めに商標の出願を進めておくことが成功のカギとなります。
多少の手間はありますが、一度Amazonの審査に通ってしまえば、長期的な信頼構築や販売戦略の自由度が一気に広がります。ぜひ前向きに活用してみてください。
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