Amazonブランド登録とは?初心者でもわかる申請方法とメリットを徹底解説!

Amazonで売上を本格的に伸ばしていくなら、いずれは検討すべき「Amazonブランド登録」。

ブランド登録を行うことで、転売や相乗り出品を抑えることができたり、Amazon内での特定の広告(ブランド広告や動画広告など)を利用できるようになったりと、多くのメリットが得られる重要な施策です。

ただ、「Amazonブランド登録ってどうやるの?」「申請にはどれくらいの手間がかかるの?」といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、
Amazonブランド登録のメリット・デメリットから、実際の申請手順までをわかりやすく解説します。

これから登録を検討されている方や、Amazonで自社商品を本格展開したい担当者の方にとって、きっと役立つ内容になっていますので、ぜひ最後までご覧ください!

Amazonブランド登録を始める前に知っておくべきこと

― 登録には「商標登録」が必須です ―

Amazonでは、ユーザーが安心して商品を購入できるように、ブランドや知的財産の保護を非常に重視しています。
その取り組みの一つが、「Amazonブランド登録(Amazon Brand Registry)」です。
この制度に登録することで、ブランドオーナーは自身の商品やブランドをAmazon上で保護しやすくなります。
ただし、Amazonブランド登録を申請するためには、事前に「商標登録」が必須条件となっています。

★商標登録とは?なぜ必要?

Amazonブランド登録には、特許庁で登録された商標(ブランド名)が必要です。
模倣品や相乗り出品の排除には商標権の保有が前提
となります。
保護対象は日本国内限定のため、日本での商標登録が必須です。
商標の登録には数ヶ月の審査期間がかかるため、早めの出願をおすすめします。

Amazonブランド登録とは?

簡単に言うと、Amazon上で「このブランドは私のものです」と公式に登録することです。

たとえば、Amazonの商品ページでよく見る「ブランド名」。
ブランド登録を済ませると、ここにあなたの登録したブランド名が表示されるようになります。

また、それだけではなく、

  • ブランドを模倣品や相乗り出品から守れる
  • 特定の広告(ブランド広告や動画広告など)を使えるようになる
  • Amazon内での信頼性や露出が高まる

など、売上拡大にも直結する多くのメリットがあります。

Amazonブランド登録のメリット

Amazonブランド登録のメリットは下記の6つです。

  • 商品カタログの編集権限を優先して持てる
  • JANコード無しでも出品できる
  • 相乗り業者や転売への対策になる
  • スポンサーブランド広告・スポンサーディスプレイ広告を活用できる
  • Amazonブランド分析を利用できる
  • Amazon Vine先取りプログラムに参加できる

それぞれ詳しく解説していきます。

①商品カタログの編集権限を優先して持てる

Amazonは商品ページごとにカタログ化されています。
そのため同一の製品コードを持つ商品は一つの商品ページにまとまられます。

もしAmazonブランド登録を行っていない場合、
後から出品した出品者に商品ページの内容を勝手に編集されてしまう可能性があります。
Amazonブランド登録を行っておくことで、編集権限を自社が優先して持つことになり、間違った商品情報によるユーザーからのクレームを未然に防ぐことができます。

②JANコード無しでも出品できる

Amazonに商品を出品する場合、原則製品コード(JANコード等)が必要となりますが、この製品コードなしでも出品ができるようになります。

Amazonで出品する場合は原則JANコードを取得していなければいけません。
しかし自社商品であったり未販売の商品のJANコードを取得していないケースも考えられるでしょう。

そのような時に利用できるサービスが、「製品コード免除申請」です。
申請が下りればJANコードなしに出品可能となります。
Amazonブランド登録しておくと、この申請がスムーズになるので他社に先んじて売上げを作る事が可能になるでしょう。

③相乗り業者や転売への対策になる

前述の通り、Amazonブランド登録を行うことでブランドが確立され、優先編集権限が与えられます。
もし許可していないはずの相乗り出品者や転売屋を見つけた場合は、「権限侵害の報告」としてAmazonに通報できるようになっています。
ライバルの数を減らせるため、自社の商品が選ばれる確率を高められるでしょう。

④スポンサーブランド広告・スポンサーディスプレイ広告を活用できる

Amazonブランド登録を済ませるとスポンサーブランド広告・スポンサーディスプレイ広告を活用できます。

スポンサーブランド広告とは、検索連動型広告で
設定した検索キーワードに対して特定のブランド商品を表示させる広告のことです。
ブランドのロゴや見出しも商品とともに表示されるため、商品と共にブランドも訴求できるので認知度の向上が期待できるでしょう。

そして、もう1つ解放される広告が「スポンサーディスプレイ広告」です。

スポンサーディスプレイ広告はリターゲティング効果が高さが特徴で、
該当商品を過去に購入したユーザーや類似商品の閲覧履歴があるユーザーに表示される広告です。
優良顧客の確保にも繋がる重要な広告になるでしょう。

※スポンサーブランド広告とスポンサーディスプレイ広告については以下記事もご覧ください

⑤Amazonブランド分析を利用できる

Amazonブランド登録を行うことで、詳細な数値を「brand analytics」から確認できるようになるためブランドの戦略立案に大いに役立つでしょう。
Amazon内の需要をチェックでき、また自社の競合商品を知ることで自社商品の課題が見えてきます。

⑥Amazon Vine先取りプログラムに参加できる

Amazonブランド登録により、「Amazon vine 先取りプログラム」が利用可能となります。
Amazon Vineとは、Amazonから選定されたメンバーに商品のサンプルを提供、商品のレビューを投稿してもらうサービスです。
ただ出品している商品を購入されてもレビューを獲得する事は難しいですが、「Amazon vine 先取りプログラム」を利用すると一商品最大30レビューを獲得することができます。
なお、「Amazon vine 先取りプログラム」への参加にはAmazonブランド登録以外にも「FBA出品すること」「在庫数があること」「アダルト商品ではないこと」等の参加条件があるのでご注意ください。

Amazonブランド登録のデメリットと注意点

ブランド登録にはデメリットもあります。

  • 商標登録審査期間が長い
  • ブランド登録完了までの期間が長い

それぞれ見ていきます。

①商標登録審査期間が長い

ブランド登録には商標登録が必須です。
管轄の特許庁への申請が必要で、商標権の取得には一般的に1年ほどかかります。

しかし「早期審査制度」を適用させられれば、審査期間を約2ヶ月に短縮できます。
このような制度を活用しても時間がかかるため、早めに出願する事をおすすめします。

自社でリサーチや情報をまとめる時間が取れなければ弁理士に依頼する事も視野に入れて検討しましょう。

参照:特許庁HP

②ブランド登録完了までの期間が長い

ブランド登録自体にも多くの時間と手間を要します。

具体的な手順については以降で詳しく解説しますが、申請に向けた事前準備やアカウント紐付けなど自らやらなければいけない作業が多いです。

また、細かい注意点もあるため、適切な準備ができないと進行が滞りかねません。
もし不備や修正で手戻しがあれば、さらに時間がかかるため必要なものは事前に調査したうえで行うべきでしょう。

Amazonブランド登録の申請方法

Amazonブランド登録に必要なもの

  1. ブランドレジストリのアカウント(AmazonセラーアカウントでOK)
  2. 日本で登録または出願中の商標(文字商標が基本)
  3. ブランド名が明記された商品本体またはパッケージの画像

①Amazonブランド登録ページからブランドレジストリアカウント作成

Amazonブランド登録のページにアクセスし、ページ最下部の「ブランドを登録する」をクリック。
セラーセントラルのアカウントをお持ちの方はアドレスとパスワードを入力し
ブランドレジストリ(brand registry)のアカウントを作成してください。

②ブランドレジストリにてブランド名や商標番号、提出商品画像等をアップロード

ブランドレジストリのアカウントが作成されたらブランド登録に進みます。
利用規約確認後に下記画像の最下部「新しいブランドを登録」をクリック。
登録に必要な情報が出てきますので確認後に「ブランドを登録する」をクリックしてください。

遷移先のページにて必要項目を入力していきます。注意点は以下に記載します。

①申請するブランド名
登録・出願している商標名と完全に一致させて入力します。
大文字小文字、スペース、記号(ハイフンやカンマなど)にも注意が必要です。
誤入力があると申請は承認されません。登録後のブランド名変更もできないため慎重に入力しましょう。

②ブランドロゴをアップロード
出願・登録時に使用したロゴデータをアップロードします。
白または透明背景で、商標が画像全体に表示されているものを用意してください。

③ブランドに関連付けられている商標登録機関
商標を登録した国を選択します。
日本で商標登録している場合は「日本」を選びます。

④登録番号・申請番号
登録番号:「登録第●●●●●●号」の数字部分のみ入力します。
申請番号:「商願20XX-●●●●●●」の数字+ハイフンのみ入力します。
※出願後48時間以内は申請できない場合があるので、少し時間をあけてから申請しましょう。

⑤商品画像
ブランド名(ロゴ)が商品本体またはパッケージに明確に表示されている画像をアップします。
対応ファイル形式:jpg / png / gif(5MB以下)

⑥出品用アカウント情報の入力
「出品者」を選択し、表示されたアカウントから該当するものを選びます。

⑦製造および販売情報の入力

  • ブランド商品を他の小売業者に販売していますか?(はい・いいえ)
  • ブランド商品の販売国(任意)
  • 商標権のライセンス供与(はい・いいえ)

以上を入力・確認し、「送信」をクリックすれば申請完了です。Amazonによる審査が行われ、結果が通知されます。

Amazonブランド登録についてまとめ

Amazonブランド登録を済ませると、該当ブランド商品の編集権限が得られるほか、スポンサーブランド広告や動画広告など、特定の広告機能も活用できるようになります。これにより、ブランドの認知拡大や売上向上にもつながります。

大きなデメリットは特にありませんが、商標出願や申請手続きに時間と労力がかかる点は事前に理解しておきたいポイントです。
「いつまでにブランド登録が完了しているべきか」を逆算して、早めに商標の出願を進めておくことが成功のカギとなります。

多少の手間はありますが、一度Amazonの審査に通ってしまえば、長期的な信頼構築や販売戦略の自由度が一気に広がります。ぜひ前向きに活用してみてください。
ProteinumはAmazonでの支援実績多数です。ぜひお気軽にお問合せください。

Writer米沢 洋平

株式会社Proteinum 代表取締役

大学卒業後、楽天株式会社に入社。 初期配属は東北エリアグループにて、牛タンやりんごなどの東北の名産品の販売支援に従事。 その他、アパレル業界を専門として、大手企業を中心に各種ECコンサルティング活動に従事 (のべ担当店舗数700以上)。楽天を卒業後、経営コンサルタントの道へ進み、小売企業を中心に様々な業界において経営コンサルティング業務に従事(事業戦略策定、実行支援、EC戦略策定等)その後、株式会社Proteinumを創業。”EC業界にとってなくてはならない存在に”をミッションに、現在は自社ブランドの立ち上げとクライアントのEC事業の支援に従事。

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