【ランディングページの構成も詳しく解説】楽天市場で “売れる商品ページ”の作り方!ポイントや要素を解説
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今回は楽天の商品ページの作り方についてまとめていきます。
楽天の商品ページは、Amazonなどとは異なり、商品ページの自由度高く、商品が似たようなものであっても、ページの完成度だけで売上に大きな差が生じてしまいます。
楽天の商品ページを作成する際は、構成要素に分けて、それぞれどんなポイントが大事になるか、詳しく見ていく必要があります。
Contents
楽天 商品ページを作成する際に見るべき指標
商品ページを作るときに必要な観点は、大きく以下2点になります。
- 検索対策ができているかどうか(≒商品別アクセス数)
- ユーザーが買いたいと思うかどうか(≒商品別転換率)
一回作ってそのまま、というのは非常にもったいないので、定期的に商品ページの内容は変えていくようにしましょう。
また、上記の指標についてはRMSのデータ分析>商品ページ分析より確認できるため、注力している商品ページについては定期的にみていくようにしましょう。
競合店舗と差のつく楽天 商品ページ作りの重要性
商品ページを作成するときは、自店舗と競合になる商品ページといかに差別化を図れるか、という観点も非常に重要です。
楽天市場などのECモールでお買い物をしているユーザーは、同じような商品が並んでいる中で色々な軸で比較検討をしておりますので、
”なぜ自店舗でこの商品を買うべきなのか”という点をしっかり訴求できているか、検討が必要です。
そういったページを作成するには、まず競合店舗との比較を徹底的に行うことが必要になりますが、
以下のように商品ページ内のコンテンツを一つ一つ比較し、どういったコンテンツが自社ページに必要なのか、見ていきましょう。
例えば、上記の様に自社はラッピングがない場合はラッピングサービスを検討する…など、すべての実装ができなくても、メイン商材となる商品はなるべく拡充を行いましょう。
楽天の商品ページ構成要素
①サムネイル
では次に主な構成要素を分けて、一つ一つ見ていきましょう。
まずは検索時に一番目につきやすいサムネイル(商品第一画像)についてみていきましょう。
なぜサムネイルが重要なのかについては、以下の三点となります。
- 楽天の検索結果で競合他社との比較が行われるため(特にモールの場合、ほぼサムネイルの情報のみで比較される)
- せっかくクリックされても、サムネイルの情報をあらためて見て、「これ以上この商品ページの情報を見る必要があるか」と瞬時に判断される(特にスマホの場合)
- ユーザーはサムネイルの内容を見てページに入るため、サムネイルとページ内の内容に齟齬があるとすぐ離脱してしまう
おおよそ複数の店舗でポイントアップの訴求、ランキング情報の掲載など、まずはクリックしてもらう・興味を持ってもらうための情報を入れ込んでいるのがわかります。
具体的にどういうサムネイルにすべきなのかについて、詳細は以下の記事を参考にしてみてください。
②商品名
次に商品名の付け方です。基本的には、何の商品かが分かるワードを先頭に持ってくるようにしましょう。
レディースのバッグを扱っている場合は、「レディース バッグ」が一番最初に来ますね。
もしブランドであれば、「(ブランド名) レディース バッグ」のようになります。
その際に参考にして頂きたいので、楽天サーチのサジェストワードです。
サジェストワードを入れる
もしバッグを扱っているのであれば、「バッグ レディース」「バッグ 母の日」「バッグ メンズ」「バッグ 持ち手」などが「バッグ」に対するサジェストワードになります。
サジェストワードの明確なロジックは公表されてない状況ですが、「(直近の)検索ボリューム数」と「(直近の)検索ボリュームの伸び」の二つの変数を何かしらのロジックで組み合わせて選定しているものと考えられます。
ですので、「自社商品が何の商品か」「関連ワードでよく検索されるワード(サジェストワード)が盛り込まれているか」の二つの観点で商品名を考えてみましょう。
ポイント・イベント要素を入れる
ポイントアップ、クーポンなどお店独自のイベントをやっているときはその内容も商品名の頭に入れてあげましょう。
例えば、クーポン施策を実施している商品があれば、【クーポン利用で2000円】などと入れてあげると分かりやすく、特にスマートフォンで検索結果一覧を見た際に目につきやすくなるため、転換率のアップにも繋がります。
複数のサジェストワードでの上位を狙う
これは余談ですが、楽天のSEO対策上は、「検索でとるべきキーワードを絞る」という考え方も非常に重要になります。新商品の場合「バッグ」というワードでいきなり検索上位を狙っていくのは難しいので、「バッグ レディース 旅行バッグ」「バッグ レディース 小さめ」などのワードをまずは狙っていくことをお勧めします。
狙ったキーワードで検索上位に表示させる方法については、以下記事でも解説しています。
③キャッチコピー
では次にキャッチコピーについて確認していきましょう。
キャッチコピーの位置づけは、検索上の観点からは、商品名よりは低いですが、
検索上でもお客様の見え方としても重要な要素ではありますので、以下の観点で見直しをしましょう。
- 商品名に入れられなかったが、入れたいキーワード
- キャンペーン内容など一時的に訴求をしたい内容
④商品説明文(ランディングページ)
次に商品説明文のランディングページ(LP)についてみていきます。
商品名とサムネイルを見て商品ページに入ってきてもらってから、ユーザーはその商品を買うかどうか、LPか画像をフリックして情報収集を進めて購入判断をしていきます。
その前提で行くと、LPの役割は「購入の意思決定に必要な情報を過不足なく盛り込み、(できれば他の商品と比較検討させずに)その場で購入してもらう」ということになります。
以下ではLPの作りこみ方の一例を記載しますが、作った後は商品別の転換率やページ別の離脱率を検証するなど、より良くしていくためのアクションは取っていきましょう。
今回はブラウンの脱毛器を基に見ていきましょう。
緊急性・限定性の訴求
期間限定のキャンペーン情報を最上部に記載しています。
「期間限定」「●月●日まで」という内容をページ上部に記載することで、離脱されずそのページに留まることが見込めます。
ファーストビューエリア
ファーストビューは商品紹介情報で最初に目に入るエリアです。興味を惹かせるために、ファーストビューのエリア内でおおよそどんな商品か理解できるように要素を入れ込みましょう。また、パソコンやスマートフォンで何かを見るときに、人の視線はZ型に誘導されます。そのため、左側に目立たせたい情報を入れると効果的です。
ここで女性の写真を掲載していますが、これは「あなたもこうなるかも!」というイメージをユーザーに与える未来像です。商品写真のみではなく、実際に使用した後の未来像を盛り込むことが重要です。
お客様のレビュー
実際に購入したお客様のレビューはユーザーに安心感を与え、購買意欲の促進になります。レビューがすでにある場合は忘れずに掲載しましょう。また、掲載するレビュー内容によっては薬事法などに抵触が無いかご注意ください。
権威付け
権威付けとは、簡単に言うと「うちの商品(店舗)は、みんなに認められてて、こんなにすごい商品なんだよ!」というアピール内容になります。
少しわざとらしいくらいでOKなので、しっかり自分たちの商品をアピールする内容をどんどん盛り込んでいきましょう。
代表的なコンテンツとしては、「楽天でのランキング受賞」「楽天外部での受賞歴」「レビュー内容の記載」などになります。楽天ROOM広告で二次利用OKの素材を貰っている場合は、ここのエリアで掲載しましょう。
レビュー内容については、商品詳細情報の裏付けとして記載する流れでも良いかと思います。
基本的な商品情報
具体的な商品の情報をわかりやすく解説しています。
訴求したいポイントがたくさんある場合は、まず特徴を大項目でまとめましょう。大項目でざっくり開設した後にそれぞれを解説していく流れにすると、最初におおよその利点を理解した上で細かい特徴もスムーズに理解できます。
他社製品との比較
基本的な商品情報の中に、比較コンテンツを盛り込みましょう。
他社製品と比較するとどの点が優れているのかユーザーに提案していきます。商品の利点と得られるベネフィットを合致させることでより訴求力を高めることができます。
よくある質問
ランディングページの最下部に、ユーザーに実際に質問があった、または質問が見込まれる内容を入れ込みましょう。ここで商品詳細説明のエリア内では理解できなかった細かい疑問が理解でき、お問い合わせの軽減にもつながることができます。
ページの終わりに
最後に、キャンペーン情報やレビューキャンペーンをやっているのであれば、その内容も記載しましょう。次回使えるクーポンのプレゼントや、ノベルティの配布等が一般的な内容になります。
楽天 商品ページ終わりに
今回は商品ページの作り方についてまとめてみました。
商品名や、サムネイル、LPについて具体的に記載してみましたが、一回作っただけで満足せずに、数字を見ながらどんどんアップデートしていきましょう。
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株式会社Proteinum 代表取締役