楽天市場でのアクセス数の伸ばし方を徹底解説
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今回は楽天市場におけるアクセス数を伸ばす方法について解説していきます。
商品ページへのアクセス導線はたくさんあるため、どの手段から手をつけていくべきか悩んている店舗も多いかと思います。
アクセス数向上にはアクセスの経由と種類を正しく把握し、適切な施策実施をしてくことが重要になります。
ここではアクセス数向上に必要な施策を整理し、それぞれで打てる対策を説明していきます。
Contents
楽天市場でアクセス数を伸ばすための施策
まず、楽天市場でアクセス数を獲得する施策のイメージを以下まとめてみました。
アクセス数を伸ばすための施策を分類すると以下に集約されます。
- 自然検索対策
- RPP広告
- クーポンアドバンス広告
- アフィリエイト
- 外部広告
- イベントサーチ
- メルマガ・LINE
ここからはそれぞれの施策について個別に解説をしていきます。
1.自然検索対策
お金をかけずに実施することができ、かつ広告でアクセスをいれてから、継続的にアクセスを獲得するための下地として、まず実施すべき施策です。
商品に関する適切なキーワードを以下に反映することで、ユーザーが検索した際に、検索結果の上位に表示されるようになります。
- 商品名
- 商品説明文
- キャッチコピー
楽天市場で公開されている検索ロジック
※出典:https://www.rakuten.co.jp/ec/digitalplatform/
上記を整理すると以下になります。
1.自然言語処理による検索キーワードと商品の関連性
検索キーワードと、商品の説明に出てくるキーワードの出現頻度や希少性を加味して商品のスコアリングを実施
2.検索キーワードごとの商品の人気度
検索を行ったユーザーが、各商品にどう反応したか(転換率、購入数)をモニタリングし、ユーザーが支持した商品に対して検索キーワードのスコアリングを実施
楽天内の検索ロジックを把握したうえで、以下の作業を行っていきます。
3.盛り込むキーワードの選定
楽天市場内のサジェストキーワード、Googleのキーワードプランナーなどを参考に、自社商品に関連があり、キーワードボリュームが大きいキーワードを選定します。
4.キーワードの盛り込み
キーワードを選定したら、商品名、商品説明文、キャッチコピーに自然な形で盛り込んでいきます。
以下のような表を用いて、商品ごとにキーワードを整理するとわかりやすいです。
2.RPP広告
※RPP広告の掲載イメージ
楽天市場内の広告で費用対効果が高く、キーワードの検索結果への表示順位に大きく影響するため、まず最初に取り組むべき広告です。
楽天市場内での検索順位を上げるには、検索経由の売上実績を積み重ねることが非常に重要です。
RPP広告で設定したキーワードからの流入を取り、CVを稼ぐことで、将来的には自然検索で設定したキーワードで上位に表示されることを目指します。
RPP広告の設定方法
まず店舗として全体の予算を設定する必要があります。
特に表示したいキーワードが決まっている商品について、それぞれキーワードやCPCを設定します。
CPCの設定にあたっては、キーワードの目安CPCに合わせる、もしくは目安CPCを超える金額を設定することで、一定数設定したキーワードで検索結果に表示されるようになります。(希望するキーワードを入力してから、CPC入力項目にカーソルを移動すると、目安CPCが算出されます)
目安CPCは日々変化していきますので、小まめなチューニングを行うことも重要です。
※RPPに商品は自動で表示されるため、表示したくない商品がある場合は除外商品登録する必要があります。
3.クーポンアドバンス広告
消費者の購買履歴や閲覧履歴をベースに最も費用対効果がよく購入される可能性が高いクーポン金額を表示して、購入を促進する広告です。
ROASが1,000%以上期待できるため、RPPに続き、必ず活用すべき広告です。
基本的には楽天側が独自のアルゴリズムで最適な広告配信をしてくれるため、特別設定をいじる必要はありませんが、以下2点については、検討の余地があります。
- 値引き率の上限
上限を高くするほど、クーポン露出量、獲得数、利用数ともに多くなります - クーポン獲得単価
値引き率ほど影響はありませんが、クーポン獲得単価を引き上げることで、露出量を増やすことができます
クーポン消化枚数を増やしたい場合は基本的に値引き率の上限を引き上げることが効果的です。
弊社の過去支援実績からすると、入札単価を10円引き上げると、獲得枚数が20%程度UPしますが、利用枚数には影響が少なく、一方で、「値引き率」を「中」⇒「高」に変更すると、利用枚数が2倍程度に増加した事例があります。
商品原価によって許容できる割引率は変わってくると思いますが、できるだけ値引き率を高く設定する事をおススメします。
4.アフィリエイト
アフィリエイトは外部から成果報酬で集客できる施策です。リスクをコントロールしたうえで、集客できるため、ぜひ活用を検討しましょう。
楽天市場におけるアフィリエイト施策は2通りあります。
1.「パートナーへの料率アップ」で設定した料率
全パートナーの中で、高い料率が紹介する商品の選択に影響を与えるパートナーが対象となり、料率5%~20%(1%ごとに設定可能)となります。
2.プレミアムパートナーへの商品掲載
プレミアムパートナーとは、楽天アフィリエイトが認定する人気ブロガー、インフルエンサー、メディア等で活動するパートナーです。
プレミアムパートナー(商品提供)とは、店舗様から商品を無償でご提供いただき、ブログ、SNS等で紹介してもらうことで流通増加を図る施策です。
5.外部広告
基本的に楽天市場内の広告が一番費用対効果が高いので優先順位は下がりますが、楽天内の消費者は刈り取りつくしてしまった、という企業様は、外部の広告を使うことも有効です。
Googleのリスティング広告やDMをつかうことで、新規顧客のアクセスを獲得できます。
楽天市場にも楽天市場の会員データを活用して、外部に出稿するメニュー(楽天DSP)があったりするので、活用の検討をしてもよいでしょう。
6.イベントサーチ
楽天市場には、「スーパーセールサーチ」という楽天市場のスーパーセール実施時にのみ表示される、値引き対象商品だけが表示されるサーチ画面があります。
一定水準以上の割引にし、アクセスを大量に確保することで、売上の大幅アップを見込めます。
スーパーセールサーチに表示させるためには、事前の申請が必要かつ細かいルールがありますので、以下の記事を参考にしていただければと思います。
7.メルマガ・LINE
メルマガはほとんど読む人がいないのではないか?という声もありますが、適切に運用できれば一定の効果が望めます。
またLINEはメルマガと比較して見やすく、流通も2倍以上立つ傾向にあるので、リピーター醸成につながりやすいと言えます。
1.メルマガの配信
メルマガの配信は、以下を注意しながら配信するのがよいです。
- 配信タイミング
楽天のイベント開始時、5の倍数日 - 配信内容
特別セール商品、クーポン、ポイントなど訴求し、「今」購入する理由をつくる
※メルマガの配信事例
※メルマガの配信事例
2.LINEの配信
LINEの国内MAU(Monthly Active User/月あたりのアクティブユーザー)は9,200万人以上で、日本の人口の約7割をカバーしているため、顧客へのリーチ手段としてはかなり効果的です。
参考:LINE Business Guide 2022年10月-2023年3月期
LINEを効果的に活用している店舗様はリッチメニュー/メッセージを活用しているのがほとんどです。
商品が見やすく購入につながりやすいため、実施していきましょう。
※リッチメニューで商品訴求
※リッチメニュー
ただし、LINE活用には「友だち登録」をしていただく必要があるので、LINE登録クーポンを発行するなど友だち登録につなげる施策も必要です。
まとめ
今回は楽天市場におけるアクセス数の伸ばし方について、施策ごとに解説させていただきました。
商品ページへの集客に苦戦している、広告運用で悩んでいるという方のご参考になりましたら幸いです。
売上向上にはアクセス数は非常に重要な指標となります。
楽天市場におけるSEO対策、RPP広告運用ノウハウなど、もっと詳しく聞きたい、相談したいという方は是非お問い合わせください。
株式会社Proteinum 代表取締役