【ECサイト】カラーデザインで売上が変わる?色彩を活かす方法

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はじめに

ECサイトを運営する上で、商品の魅力や価格設定はもちろん大事ですが、実は「色彩」の力も見逃せません。色が持つ不思議な力で、訪れたユーザーに「これ、欲しい!」と思わせることができたら、売上はグンと伸びるんです。今回は、ECサイトのデザインに色をどう活かすか、そのコツをわかりやすくご紹介します。

【ECサイトデザイン】色彩を活かす方法

【1】色彩心理を理解する

色にはそれぞれ特別な意味があり、見るだけで私たちの気持ちを左右します。色彩の力を理解してデザインに取り入れれば、ユーザーに響くサイト作りができます。

赤|セールでユーザーを引きつける!

「赤」は、私たちの目を引く力が抜群です。セールや期間限定のキャンペーンに赤を使うと、「急がないと!」とユーザーを焦らせ、ついクリックしてしまう効果があります。

青|信頼感をアップして売上につなげる

「青」は、冷静さや信頼感を与える色。特にサービスサイトなどに青を使うと、「このサイトは信頼できる」と感じてもらいやすくなり、購入に結びつくことが多いんです。

緑|ヘルスケアやエコ商品にぴったりな安心カラー

「緑」は、自然や健康を連想させ、安心感を与えてくれます。ヘルスケア商品やエコ関連の商品には、緑を基調にしたデザインがぴったりです。ユーザーに「体に良さそう」「環境に優しそう」と思ってもらえます。

黒×金|高級感を演出するゴールデンコンビ

「黒」と「金」を組み合わせると、一気にラグジュアリーな雰囲気に。高級品やプレミアムサービスを提供するなら、このゴールデンコンビが効果的です。ユーザーに「特別感」を感じてもらえます。

CTAボタン|色でクリック率をアップ!

購入ボタンや申し込みボタンの色、意識したことはありますか?実は色が違うだけでクリック率が大きく変わります。赤やオレンジなど、目立つ色を使うと、ユーザーの「クリックしたい!」という気持ちを引き出すことができます。

【2】ブランドカラーの一貫性を考慮

ブランドのイメージをしっかりユーザーに伝えるには、サイト全体で一貫したカラーパレットを使うことが大切です。同じ色を使い続けることで、ユーザーに「このブランドだ」と覚えてもらいやすくなり、信頼感もアップします。

【3】コントラストを意識してユーザーの目を誘導

色のコントラストを活かして、ユーザーの視線を自然と誘導することができます。例えば、背景とCTAボタンの色をしっかり対比させることで、どこをクリックすればいいかが一目瞭然になります。これだけで、サイトの使いやすさがグッと向上します。

【4】目標層に合わせた色の選定

ターゲット層に合わせた色選びも重要です。若い世代にはポップな色、大人向けにはシックな色、女性向けには柔らかい色を使うなど、ユーザーの好みに合わせることで、サイトに親近感を持ってもらえます。

【左】ポップ 【右】シック

【5】季節感やキャンペーンに応じた色の変更

季節ごとにサイトの色を変えるのも効果的です。春はパステルカラー、夏は爽やかなブルー、秋には温かみのあるオレンジやブラウン、冬は暖かみのある赤やゴールドを使うと、訪問者に新鮮な印象を与えることができ、キャンペーンの効果もアップします。

【ECサイトデザイン】色彩とSEOの関係

色彩がSEOに影響を与えるって、本当の話?「色と検索順位にどんな関係があるの?」と思うかもしれませんが、実は色彩の使い方がサイトのパフォーマンスに直結し、それがSEOにも大きな影響を及ぼすんです。

色彩でサイトの「滞在時間」が変わる

まず、色彩が滞在時間にどれだけ影響するかを考えてみましょう。ウェブサイトにアクセスしたとき、色が視覚的に不快だったり、読みにくかったりすると、ユーザーはそのページからすぐに離れてしまいます。これが直帰率の上昇につながります。

直帰率が高いと、Googleはそのページを「ユーザーにとって価値が低い」と判断し、検索順位が下がるリスクがあります。反対に、視覚的に心地よい配色や、ユーザーが簡単に情報を探せるカラーデザインは、ユーザーの滞在時間を延ばす要因になります。滞在時間が長くなると、Googleはそのサイトを「ユーザーにとって価値が高い」と評価し、SEOにプラスの効果をもたらします。

実用的なポイント

  • フォントの色と背景のコントラストを調整して、読みやすいデザインにする。
  • ユーザーが長時間滞在しやすい、目に優しい配色を心がける。
  • 重要な情報やボタンは、ユーザーが簡単に見つけられるよう、目立つ色で配置する。

クリック率(CTR)向上の鍵は色彩にあり

**クリック率(CTR)**は、ユーザーが特定のリンクやボタンをクリックする割合を示します。CTA(Call to Action)ボタンやリンクの色は、CTRに直接的な影響を与えます。目立つ色でデザインされたボタンは、ユーザーの目を引き、「クリックしてみよう」という意欲を喚起します。

Googleは、CTRが高いページを「ユーザーの関心を引いている」と判断し、検索順位を上げる傾向があります。つまり、色彩を巧みに使ってCTRを高めることが、SEO強化に直結するのです。

実用的なポイント

  • CTAボタンやリンクは、背景色と対比的な色を使って視認性を高める。
  • 色彩心理を活用して、行動を促す色(例:赤やオレンジ)を効果的に使う。
  • 重要な情報や購入ボタンは、ユーザーが迷わない位置に配置し、視覚的に強調する。

色彩とユーザーエクスペリエンス(UX)の改善

SEOにおける色彩の役割は、**ユーザーエクスペリエンス(UX)**の向上にも大きく関わっています。ユーザーがサイトを訪れた際に、直感的に使いやすいデザインや、心地よい配色が施されていると、そのサイトでの体験が向上し、満足度が高まります。

GoogleはUXを非常に重視しており、ユーザーが快適に過ごせるサイトを「価値がある」と見なします。これが検索順位を上げる要因となるため、色彩を使ってUXを改善することは、SEO対策においても有効です。

実用的なポイント

  • サイトのナビゲーションやボタンの色彩を、直感的に理解しやすい色にする。
  • セクションごとのカラーバランスを統一し、ユーザーにとって整理された印象を与える。
  • 色彩を利用して、ユーザーが情報を簡単に見つけられるデザインを構築する。

視覚的魅力とシェアの関係|SNSとSEOの相乗効果

色彩の使い方が、SNSでのシェアにも影響を与える点は見逃せません。インスタグラムやピンタレストのように、ビジュアルが重視されるプラットフォームでは、視覚的に魅力的なデザインや色彩がシェアされやすくなります。

SNSでのシェアが増えると、そのリンクが外部からのバックリンクとして評価され、SEOにポジティブな影響を与えます。色彩を工夫して視覚的に訴求力のあるコンテンツを作ることで、自然な形でSEOを強化できるのです。

実用的なポイント

  • ブランドカラーを活かして、一貫性のあるビジュアルコンテンツを作成し、SNSでのシェアを促進。
  • 魅力的な配色で、ユーザーが思わずシェアしたくなるデザインに仕上げる。
  • SNSでのシェアを意識したデザインにより、自然なバックリンクの獲得を狙う。

まとめ

色彩はECサイトの売上とSEOに大きな影響を与える重要な要素です。色の心理効果を理解し、デザインに取り入れることで、ユーザーの関心を引き、購買行動を促進できます。適切な色彩は滞在時間やクリック率を向上させ、検索エンジンからの評価も高めます。魅力的で売れるサイトを作るために、色彩の力を最大限に活用しましょう。

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Writer米沢 洋平

株式会社Proteinum 代表取締役

大学卒業後、楽天株式会社に入社。 初期配属は東北エリアグループにて、牛タンやりんごなどの東北の名産品の販売支援に従事。 その他、アパレル業界を専門として、大手企業を中心に各種ECコンサルティング活動に従事 (のべ担当店舗数700以上)。楽天を卒業後、経営コンサルタントの道へ進み、小売企業を中心に様々な業界において経営コンサルティング業務に従事(事業戦略策定、実行支援、EC戦略策定等)その後、株式会社Proteinumを創業。”EC業界にとってなくてはならない存在に”をミッションに、現在は自社ブランドの立ち上げとクライアントのEC事業の支援に従事。

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