【au PAYマーケット】で売れない…!?その原因と最短改善ルートを徹底解説!

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au PAYマーケットに出店したものの、「なかなか売れない…」と感じていませんか?
楽天やAmazonに比べると利用者数が限られるため、出店しただけでは自然に売上が伸びにくいのが現実です。
さらに、モール内の検索順位や店舗スコア、販促施策の使いこなし方など、成果を出すには押さえるべきポイントが多数あります。本記事では、au PAYマーケットで売れないと感じる原因を整理し、売上改善のための具体的な施策や成功事例を交えて解説します。
初期の低迷期から脱却し、安定的に売上を伸ばすヒントを探していきましょう!
Contents
1.【au PAYマーケット】とは
au PAYマーケットは、KDDIが運営する総合ECモールで、ファッション・食品・家電など幅広いジャンルの商品を販売できます。携帯キャリア「au」ユーザーを中心に、Pontaポイントやau PAY残高など、独自の決済・ポイントサービスが強みです。
しかし、モール規模としては楽天市場やAmazonに比べて小さく、「売れない」という声も少なくありません。
2.【au PAYマーケット】の特徴
au PAYマーケットでは日用品やファッション、グルメ、家電など幅広い商品ジャンルを取扱っています。
ユーザー層は男女比がほぼ半々、年代は30~50代が中心ですが、 最近ですとコロナ禍の影響で60代の年齢層の利用も増加しております。
特筆すべきはスマートフォンからのアクセスの割合の高さです。
約97%と非常に多く、モバイルに強いサービス連携をしていたり、通信サービスを提供しているKDDIグループが運営していることがそのまま反映されている傾向にあります。
主なターゲットはau携帯ユーザーですが、「au WALLETポイント」と「Ponta」の統合やau IDのオープン化に伴い、関連サービスユーザーの囲い込みなど、auユーザー以外へのサイト誘導も積極的に実施しています。
参照:https://wowma.shop/merit.html
2-1.au IDオープン化に伴う顧客の拡大
上記にも記載しましたが 今までは2,500万人いると言われているauユーザーにオンライン、オフライン両面からアプローチし、au PAYマーケットへの誘導を実施してきましたが、2019年に行われたauIDオープン化に伴い、他のキャリアユーザーの取り込みも積極的に行われるようになりました。
ユーザーの9割超がスマートフォンを使用しているため、他モールと比較してもモバイルフレンドリーなサイトの方がより訴求力が高くなるでしょう。
2-2.他モールの商品データ(CSV)で一括登録可能
au PAYマーケットは、楽天市場やYahoo!ショッピングと比較して規模が小さいECモールです。
そのためau PAYマーケットに出店を検討している店舗は両モールに既に出店している店舗も多いと推測されますが、
楽天市場とYahoo!ショッピングで既に登録されている商品のデータ(CSV)を変換、一括でau PAYマーケットに登録できるツールが用意されています。
このツールを利用することで、au PAYマーケットの初期の商品登録にかかる負担を大幅に軽減することが可能になります。
3.【au PAYマーケット】で「売れない」と言われる理由
3-1. 集客力の限界と競合状況& 初期店舗スコアの壁
楽天・Amazonと比べると利用者数が少なく、出店数も増加しているため競合が激化しています。特に人気カテゴリは大手ショップが上位表示を占め、新規店舗は露出が少ない傾向です。
また出店初期はSEO的評価を担う「店舗スコア」がデフォルトで低く、新規出店から3か月以内に60件以上の売上を立てられないと、モール内露出が制限されてしまう可能性があります。
3-2. カテゴリーによる需要の差
食品や日用品は比較的売れやすい一方、ニッチカテゴリや高額商品は需要が限定的で、アクセス数自体が伸びにくいことがあります。
3-3. 広告やキャンペーンの仕組みが複雑
au PAYマーケットは「ポイント倍率」「クーポン発行」「タイムライン投稿」など販促機能が多彩ですが、使いこなせないと露出機会を逃してしまいます。
運用型の「プラチナマッチ広告」は、検索連動・レコメンド・クーポン広告など多彩な配置が可能ですが、効果測定や入札調整、CTR・ROASの改善など、PDCAが回せていないと費用だけかさむリスクもあります。
3-4. 出店初期の露出不足
新規出店はレビュー数ゼロ、検索順位も下位からのスタートとなるため、最初の数ヶ月は売上ゼロ〜数件というケースも珍しくありません。
月初は、auかんたん決済の利用限度額がリセットされやすく購買意欲が高まります。この時期のタイムセールやクーポン配信といった販促戦略のズレも売上低迷の一因です。
4. 売れない時の改善策
4-1. 商品ページの最適化
- タイトルに検索されやすいキーワードを盛り込む
- 1枚目の画像は背景を白・または商品が際立つ構図に
- スマホで見やすい説明文にする(箇条書き・改行)
- 商品タイトルに「季節名」「用途」など複合キーワードを盛り込む
- 店舗スコアは3か月以内に売上60件を目指し、レビュー・カート率・CR(購入率)を高めましょう
4-2. ポイント倍率・クーポン活用法
Pontaポイント還元率を高めると、携帯ユーザーの購買意欲が向上します。特に「誰でも使えるクーポン」や「まとめ買い割引」は効果大。
4-3. 広告・タイムライン投稿の活用
有料広告で露出を増やすだけでなく、タイムラインに新商品やセール情報を週1〜2回投稿することで、フォロワーとの接点を増やします。
- 検索・レコメンド・クーポン広告を活用し、主要導線への露出を増やす
- CTR、クリック単価(CPC)、ROASなどを管理画面で定期モニタリングし、商品ページやキーワードを柔軟に改善
4-4. 他モールと在庫・価格を連動
楽天やYahoo!ショッピングと在庫・価格を揃え、同一ブランドとして認知を広げるのも有効です。外部ツールでCSV一括更新をすると効率的。
4-5. 外部支援による改善スピードの加速
ECコンサルや代行会社による商品ページや広告運用の支援により、施策のPDCAスピードを高めることが可能です。
5. 売れている店舗の共通点(事例紹介)
5-1. リピート購入を増やす工夫
食品系のA店では、購入後に「次回使える5%OFFクーポン」をメール配布し、リピート率を20%まで引き上げています。
5-2. 季節・イベントを活かした販促
ギフト商材のB店は、母の日やお中元など季節イベントに合わせて特集ページを作成。期間中の売上が通常月の3倍になりました。
6. 出店費用と採算ラインの考え方
ここでは、au PAYマーケットに出店する際の料金プランを紹介します。
料金プランは「シンプル出店プラン」と「コミコミ出店プラン」の2つのみです。
どちらも初期費用は無料、かつ月額利用料は5,280円のため、比較的参入しやすいでしょう。
6-1. 出店プラン別コスト
- コミコミ出店プラン:月額固定費+販売手数料込み
コミコミ出店プランは、決済サービスの利用にかかる各種料金を成約手数料に含んだプランです。売上が上がるほど成約手数料が下がるお得なプランです。
コミコミ出店プランで申請して決済会社の審査に通らなかった場合は、下記のシンプル出店プランでの出店となります。 - シンプル出店プラン:月額安めだが、販売手数料やオプション費用が別途発生
シンプル出店プランは、決済サービス導入料が制約手数料に含まれていないプランです。 そのため、自社で決済サービスの導入料を契約する必要があります。
6-2. 費用対効果を出すための売上目安
広告・ポイント施策を含めると、月額1〜3万円の費用がかかるケースが多く、最低でも月商20〜30万円を目標にすると赤字リスクを避けやすいです。
7. まとめ:売れるまでの最短ルート
- SEOと販促施策を柔軟に運用し、露出チャンスを増やす
- 店舗スコアを向上させる努力(初動の売上確保)でアルゴリズムに評価される
- タイミング戦略(例:月初)やライブ配信を組み合わせて「売れない」の壁を突破する
au PAYマーケットは、他モールに比べて集客規模が小さい分、店舗側の積極的な販促とページ最適化が必須です。
初期は広告・ポイント・タイムライン投稿を併用し、少しでも露出を増やすことが大切。
また、売れ筋カテゴリやイベント需要を的確に狙えば、「売れない」状態から脱却できる可能性は十分あります。

株式会社Proteinum 代表取締役