楽天の「お気に入り登録」で新規顧客&リピーターを増やすには?

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みなさんは、楽天市場の機能「お気に入り登録」についてご存知でしょうか?
「お気に入り登録」はうまく使うととても便利ですが、知らない人も多いため、ECを運営する際に知っておくと競合に差を付けやすくなります!
この記事では、そんな「お気に入り登録」について紹介していきます。

楽天市場の「お気に入り登録」ってどんな機能?

楽天市場で、「欲しい商品」や「気になる商品」ができたとき、ユーザーは「お気に入り登録」という機能を使ってブックマークをすることができます。

商品をお気に入り登録しておくと、登録した商品の
・クーポン
・ポイントアップ
・値下げ
・スーパーDEAL
についての情報をユーザーは受け取ることができるので、お得になります。
更にユーザーだけでなく、実は楽天市場に出店している店舗側にとってもメリットがあるのです。

店舗側が楽天市場の「お気に入り登録」で得られるメリット

ユーザーがお気に入り登録を行うと、前述のように買い忘れ防止以外にも商品に関するお得な情報も通知されます。
たとえば、お気に入り登録している商品がポイント10倍になったり、クーポン対象になった場合や値引きがあった場合も通知されるのです。

他にもお気に入り登録を行った商品をリストで確認することができ、商品同士の比較を行うことができる機能があります。
これらの機能を活かして店舗側はマーケティングに生かすことができます。
その際に有効なのがRMSの「お気に入り登録数表示」を確認することです。

RMSの「お気に入り登録」関連のデータの確認方法

店舗側はRMSから、自社商品の「お気に入り登録」に関するデータを確認することができます。

①RMSの「データ分析」>「アクセス・流入分析」>「商品ページ」の画面を右側にスクロールした位置

「お気に入り登録ユーザー数」「総ユーザー数」を確認することができます。

画面上部のタブからデータの抽出期間を指定することで、施策を実施した際の効果検証などを行うこともできます。

②RMSの「データ分析」>「アクセス・流入分析」>「商品ページ」の「ページ情報」の「詳細」をクリック

「顧客属性」タブから商品別の「お気に入り登録」している顧客属性を確認することができます。

競合に勝つための楽天市場の「お気に入り登録」の活用法

自社商品をお気に入り登録しているユーザーと、実際に商品を購入するに至ったユーザーの属性が異なる場合があります。

理由としては、お得に商品を購入したいユーザーは、お気に入り登録した商品と類似する競合の商品も同時にお気に入り登録している可能性が高いと想定できるからです。

そこで、競合よりも優位に立つための「お気に入り登録表示」の4つの活用法をお伝えします。

ポイント変倍で「お気に入り登録数」が多い商品をアピールする

先ほど述べたように、ユーザーは気になる商品をお気に入り登録すると、その商品に関するお得な情報に関する通知を受け取ることができます。また、楽天市場のTOPページでは、そのユーザーがお気に入り登録をした商品が表示されます。

そこで、お気に入り登録数が多い商品を「ポイント変倍」にすると、多くのユーザーに「商品を購入したらポイントが倍に付与される」というお得な情報を届けてアピールすることが可能です。

「お気に入り登録表示」でお気に入り登録数が多い商品を確認し、その商品のポイント変倍を行うことで、この施策を成果に結びつけやすくなります。また、「商品をお気に入り登録しているが、購入したことはないユーザー」にもアプローチできるので、新規顧客を獲得する上で有効な手段であると言えます。

「お気に入り商品登録ボタン」をカスタムする

ユーザーからのお気に入り登録数を増やす際に、「お気に入り商品登録ボタンのテキストやボタンの色を変える」という方法があります。

例えば、ユーザーにお気に入り登録を促す文言「お得なSALE情報をゲット!」などをお気に入り商品登録ボタンの画像に記載することができます。また、楽天市場RMSの管理画面でHTMLタグを挿入して、カスタマイズしたお気に入り登録ボタンを表示することができます。

通常

カスタマイズ

「お気に入り商品登録ボタン」のテキストや色を変更したら、ユーザーからの注目を集めることに効果を発揮しているのか、お気入り登録者数の推移を確認して効果計測を行いましょう。このように、ユーザーからお気に入り登録してもらえるかを考えた施策を行って、競合よりも自社商品をアピールできるようにしましょう。

商品コンテンツ内への「お気に入り商品登録ボタン」の設置

商品コンテンツ内に「お気に入り商品登録ボタン」を設置することで、商品詳細情報まで確認しなくてもお気に入り登録をすることができるようになり、登録してもらいやすくなります。

例えばスーパーSALEやお買い物マラソンなどのイベント期間中に作成する特設ページの購入ボタンの近くに設置すると、集客力の高いタイミングでお気に入り登録の促すことができます。

お気に入り登録者を増やす機会を確実に掴む

楽天市場では、「お気に入り登録キャンペーン」が実施されます。

お気に入り登録キャンペーンとは、キャンペーン期間中に複数の商品をお気に入り登録したユーザーは、楽天市場から割引クーポンを貰えるという企画です。
その他に、「楽天スーパーSALE」の時期には楽天市場をチェックする人が増えるため、商品の売上アップだけでなくお気に入り登録数を増やしやすくなるタイミングであるとも言えます。

この楽天市場スーパーSALEは、日本中から注目される大きなイベントであるため、楽天市場に出店する店舗にとって最も大事なキャンペーンといっても過言ではありません。

イベント期間には、店舗や商品の情報を多くのユーザーの目に入るようにすることが重要なので、季節に関するキーワードの入れ替えやサジェストキーワードの更新などの施策を必ず実施しましょう。

このように、楽天市場では商品のお気に入り登録数を増やすことができるイベントが頻繁に行われています。店舗を運営する場合、楽天市場で「どの時期に」「どのような特徴のイベント」が開催されるかを定期的に確認して把握しておき、自社ではどのような施策を打つことができるかを研究しましょう!

まとめ

この記事では、楽天市場の「お気に入り登録」についてご説明しました。

楽天市場における商品の「お気に入り登録」は、上手に使えば新規顧客の獲得だけでなく、商品のリピーターも得られる重要な機能です。楽天市場の機能を使いこなして、ライバルに差をつけましょう!

その他の楽天市場で勝てる方法は、こちらの記事を参考にしてください。

Writer米沢 洋平

株式会社Proteinum 代表取締役

大学卒業後、楽天株式会社に入社。 初期配属は東北エリアグループにて、牛タンやりんごなどの東北の名産品の販売支援に従事。 その他、アパレル業界を専門として、大手企業を中心に各種ECコンサルティング活動に従事 (のべ担当店舗数700以上)。楽天を卒業後、経営コンサルタントの道へ進み、小売企業を中心に様々な業界において経営コンサルティング業務に従事(事業戦略策定、実行支援、EC戦略策定等)その後、株式会社Proteinumを創業。”EC業界にとってなくてはならない存在に”をミッションに、現在は自社ブランドの立ち上げとクライアントのEC事業の支援に従事。

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