楽天スーパーロジスティクス(RSL)とは?概要、料金などを解説

Writer米沢 洋平

株式会社Proteinum 代表取締役

慶応義塾大学を卒業後、楽天グループ株式会社に入社。ECコンサルタントとして、ショップオブザイヤー受賞店舗を含むのべ700店舗以上を支援。その後、小売業を中心に経営コンサルティング業務に従事(事業戦略策定、EC戦略策定・実行支援など)し、株式会社Proteinum(プロテーナム)を創業。
プロテーナムでは、楽天、amazon、自社EC、Yahoo!ショッピングを中心に、データに基づく圧倒的な成果にこだわった支援を行っている。ナショナルブランドを中心に累計1,000社以上の支援と年間広告費10億円以上の運用実績を持ち、独自のEC運用支援システム「ECPRO」も提供している。

この記事は、これまでの支援実績が1,000社以上、広告運用実績年間10億円以上の弊社(Proteinum)が楽天スーパーロジスティクス(RSL)について特徴やメリット、料金体系から導入手順まで解説します。

ECサイトを運営する上で物流管理業務は負担が大きいため、できるだけ手間を減らしたいと考えている方も多いでしょう。そのような方に「楽天スーパーロジスティクス(RSL)」は非常におすすめです。

はじめに、楽天スーパーロジスティクス(RSL)のメリットを3つ抜粋してお伝えします。

メリット詳細内容期待できる効果
専任担当による導入サポート申し込み後、専任担当者が費用や商品についてアドバイス初めての出店や物流外注でも、不明点を即座に解消できる
「最強配送」への対応12時まで(土日祝は9時まで)の注文で翌日着。365日出荷可チラシや販促物を、全注文または指定注文ごとに封入可能
販促物の同梱(オプション)チラシや販促物を、全注文または指定注文ごとに封入可能配送スピードが重視される商材での競争力が大幅に向上

【この記事はこんな方向けです】

  • 物流作業に追われている方: 商品の梱包や発送作業で一日が終わり、売上を上げるための施策(商品企画や広告など)に時間が割けていない方。
  • 配送品質を向上させたい方: 「あす楽(最強配送)」への対応や、土日祝日の出荷体制を整えて、他店との競争力を高めたい方。
  • RSLの導入を具体的に検討中の方: 料金体系や導入までの流れ、Amazon FBAとの違いを具体的に知りたい方。
  • 楽天市場への新規出店を予定している方: 最初から効率的な物流体制を構築したいと考えている方。

【この記事を読むとこんなメリットがあります】

  • RSL導入の「可否」と「リスク」を判断できる
  • 物流委託による「売上アップ」の仕組みが理解できる
  • Amazon FBAとの違いが明確になり、多モール展開に活かせる
  • 導入までの具体的なステップと期間がわかる

Contents

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楽天スーパーロジスティクス(RSL)とは?

楽天スーパーロジスティクス(RSL)とは?

はじめに、楽天スーパーロジスティクス(RSL)の概要と利用条件について解説していきます。

楽天スーパーロジスティクス(RSL)の概要

楽天スーパーロジスティクス(RSL)とは、楽天市場に出店している店舗向けの物流アウトソーシングサービスです。商品の入荷作業から保管、発送といった物流業務を一括して依頼できます。
最新の作業機器や情報システム、丁寧なオペレーションによって店舗運営をサポートしてくれます。

楽天はワンデリバリー構想を掲げており、EC店舗向け総合物流サービスに注力していますが、その一つのサービスになります。物流・配送の効率化に取り組み、出店店舗に効率性の高い保管・出荷サービスを提供することで、安定したEC店舗運営を実現しようとしています。
倉庫は各地方にあり、千葉県流山市、千葉県習志野市、神奈川県大和市、大阪府枚方市、福岡県糟屋郡などに拠点があります。

料金体系としては、利用規模に応じた柔軟なプランが提供されており、活用するメリットとしては、迅速な配送による顧客満足度の向上、固定費の削減など多くあります。

楽天スーパーロジスティクス(RSL)の利用条件

「楽天スーパーロジスティクス(RSL)」は、楽天市場に出店するショップの物流業務を一括して引き受けるサービスです。
単なる発送代行ではなく、最新のシステムと熟練のオペレーションを組み合わせることで、ミスを防ぎ、質の高い配送を実現。オーナー様が「売上アップのための施策」に集中できる環境を整えてくれます。

【利用のステップ】

  1. 楽天市場への出店: RSLは出店者専用サービスのため、未出店の方はまず出店手続きからスタートします。
  2. 利用申請: すでに出店されている方は、取り扱い商品のサイズやカテゴリーが基準内であれば、スムーズに導入可能です。

本記事では楽天スーパーロジスティクス(RSL)の概要、料金体系、AmazonのFBAとの違いなどについてご説明します。FBAについては以下の記事でご説明していますので併せてご覧ください。

楽天スーパーロジスティクス(RSL)のサービス内容

楽天スーパーロジスティクス(RSL)のサービス内容

本章では、楽天スーパーロジスティクス(RSL)のサービス内容について、詳細に解説していきます。楽天スーパーロジスティクス(RSL)は大きく9つのサービスに分かれています。

サービス内容概要
入荷・検品事業者から入荷した商品を検品・納品処理対応
商品保管RSL倉庫での在庫管理
(温度・湿度管理対応もあり)
注文処理・梱包楽天市場の注文と自動連携し、即時処理
発送最短当日出荷にも対応
返品・交換処理お客様対応も含めた返品対応が可能
配送状況の追跡購入者・店舗双方が確認可能な配送ステータス連携

入荷・検品

EC事業者は、OMS(Order Management System:受注管理システム)を通じて、楽天スーパーロジスティクス(RSL)に納品予定情報として入荷指示を送信します。RSLは共有スケジュールに基づき、EC事業者またはメーカーから納品された商品を受け入れ、検品を実施します。

商品保管

納品された商品は、出荷指示に迅速に対応できるよう、広大な倉庫で適切に保管されます。RSLでは、消費期限のある食品・飲料・サプリメントなども扱っており、期限管理を徹底。期限が近い商品から優先的に出荷するなど、きめ細かな商品管理が行われています。

注文処理・梱包

お客様の注文が入ると、OMS経由でRSLに出荷指示が送られ、倉庫スタッフが丁寧に梱包・出荷を行います。ギフトラッピングやメッセージカード封入などのオプション対応も可能です。

RSLが使用する梱包資材には楽天のロゴが入っておらず、楽天市場以外のプラットフォームでも共通して使用できるため、事業者にとって利便性が高い点も特長です。また、出荷指示は楽天内の倉庫連携システム「BOSS(Back Office Support System)」を活用して自動化することも可能です。

発送

RSLからの発送は日本郵便を通じて行われ、365日対応しています。土日祝日や年末年始でも発送が可能です。

15時までの注文で翌日配送に対応するなど、スピード感のある出荷が実現されています。さらに、楽天市場のお買い物マラソンやスーパーセールといったイベントスケジュールにも対応しており、各店舗の注文増加にも柔軟に対応できる体制が整っています。

返品・交換処理

購入者都合による受取拒否や返品が発生した場合でも、RSLが受け取りと検品を行います。EC事業者への返品通知や、事業者倉庫への返送にも対応しています。

返送が発生した際は、システム上で通知を確認でき、事業者側が適切な処理方法を選択できる仕組みになっており、安心して運用することが可能です。

楽天スーパーロジスティクス(RSL)の9つのメリットとは?

楽天スーパーロジスティクス(RSL)の9つのメリットとは?

楽天スーパーロジスティクス(RSL)を導入するメリットは、単に「発送作業が楽になる」だけではありません。楽天公式の物流サービスだからこそ実現できる、配送スピードの向上や検索結果での優遇など、売上に直結する強力な武器が数多く用意されています。

ここでは、店舗運営を劇的に効率化し、顧客満足度を最大化させる9つの主要なメリットを詳しく見ていきましょう。

メリットの項目内容の詳細期待できる効果
① 専任担当による導入サポート申し込み後、専任担当者が費用や商品についてアドバイス初めての出店や物流外注でも、不明点を即座に解消できる
② 「最強配送」への対応12時まで(土日祝は9時まで)の注文で翌日着。365日出荷可配送スピードが重視される商材での競争力が大幅に向上
③ 販促物の同梱(オプション)チラシや販促物を、全注文または指定注文ごとに封入可能リピート率の向上や、ブランドのファン化を促進
④ ギフトラッピング対応RSL専用資材での包装やメッセージカードの封入を代行ギフト需要を取り込み、顧客満足度を高める
⑤ コンテナ入荷が可能事前連絡により海外からの大型コンテナ入荷にも対応海外輸入や大量仕入れを行う店舗のコスト・手間を削減
⑥ 不着・返品の受入対応不着返送や顧客都合の返品を倉庫で受け取り、検品まで実施返品対応の手間をゼロにし、在庫の再販化をスムーズにする
⑦ 運営リソースの最適化入荷/保管/発送を丸投げし、自社は「売るための業務」に専念商品企画やページ改善、広告戦略に時間を割けるようになる
⑧ セール時の出荷急増に対応お買い物マラソン等の繁忙期でも、パンクせず安定して出荷発送遅延によるクレームや機会損失を徹底的に防ぐ
⑨ 検索順位・CVRの向上RSL利用商品はアルゴリズム上で優遇されやすく、露出が増加検索上位表示によりアクセス数が増え、転換率(CVR)も向上

①立ち上げ時に専任担当者からのサポートを受けられる

楽天スーパーロジスティクスに申し込みをし、進めると専任の担当者がつき、楽天市場での店舗立ち上げに関するサポートを受けられます。

サポートでは、費用面や商品のことなど、不明点を気軽に聞くことができます。担当者はネットショップを立ち上げる時のポイントを理解しているので、初めて楽天市場に出店する人や物流アウトソーシングを利用する人でも安心して利用できます。

②Rakuten最強配送に対応ができる

普段店舗から自社発送をされている方だとRakuten最強配送の大変さを理解されている方が多いかと思いますが、楽天スーパーロジスティクスであれば当日12時まで(土日祝は9時まで)の注文で商品が翌日到着するRakute最強配送を利用することができます。

また、365日出荷対応することができ、土日や祝日であっても発送ができます。配送スピードが売上に直結する商材をお持ちの店舗はかなり有利になってきます。

Rakuten最強配送については以下記事内でも詳しく解説していますので、是非参考にしてみてください!

③チラシ、販促物の封入もできる

こちらはオプションでチラシや販促物を封入するか決めることができます。
もちろん追加での料金が発生しますが、リピート購入に繋がる施策となるので、費用が合うのであればつけてみるのをおすすめします。またすべての出荷物に同梱するのか、対象商品を限定するのかなど、全オーダー、指定オーダーで条件を指定することができます。

④ギフトラッピングにも対応できる

店舗オリジナルのギフトラッピングやメッセージカードの封入ができます。これらを積極的に行うことで、ユーザーの満足度も向上し、店舗のファンになってくれる可能性が高まります。指定すると楽天スーパーロジスティクスで用意したギフトラッピング用の資材で包装し、出荷してくれます。

楽天におけるギフト商品の売り方については、下記記事を参考にしてみてください。

⑤コンテナで入荷できる

あらかじめ楽天スーパーロジスティクスにコンテナでの入荷のスケジュールを伝えておくことで可能になります。海外から大量に入荷することもできるので、海外の商品を扱っている店舗にとっては大きなメリットと言えるでしょう。

⑥不着返品受入もできる

発送した商品がお客さんに受け取ってもらえなかったり、返品されるケースがあるかと思いますが、そのような時でも返品されてきた商品を倉庫で受け取り、検品を行ってくれます。

⑦物流業務以外にリソースをさける

自社で入荷作業、保管、配送などの業務を行うためには、時間と人件費がかかってきます。楽天スーパーロジスティクスを利用することにより、その部分のリソースを販売戦略や商品企画、ページ改善などの売上UPに繋がる業務に集中することができます。繁忙期などは多くの店舗が発送業務で一日が終わってしまい、悩んでいる方もいるかと思います。その悩みも解消してくれるでしょう。

⑧セール・イベント時の急増出荷にも対応

楽天スーパーセールやお買い物マラソンといった繁忙期でも、RSLが安定して出荷処理を担ってくれるため、機会損失の防止につながります。

⑨RSL対象商品が検索優遇されるケースも

楽天の検索アルゴリズムでは、RSL商品が上位表示されやすくなる傾向があります。特に「翌日配送」「送料無料」などの条件がそろうと、CVR(転換率)にも好影響です。

楽天スーパーロジスティクス(RSL)のデメリット

楽天スーパーロジスティクス(RSL)のデメリット

多くのメリットがあるRSLですが、検討にあたっては「デメリット」も正しく把握しておく必要があります。

特に、自社の商材や出荷ボリュームによっては、自社発送よりもコストが膨らんだり、そもそも利用できなかったりするケースもあります。導入後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないために、以下の2つのポイントをしっかり確認しておきましょう。

デメリットの項目具体的な内容・注意点対策・確認ポイント
① 運用コストの発生保管料、出荷作業費、配送費に加え、チラシ封入等のオプション費用がかかる事前の詳細な見積もりが必須。出荷件数や在庫回転率を考慮し、利益が出るか試算する
② 取扱不可商品の制限高額商品(30万円超)、医薬品、生もの、危険物、大型商品(3辺160cm超)などは対象外自社商材がRSLの規定(サイズ・重量・カテゴリー)をクリアしているか、最新の規約で確認する

①コストがかかる

楽天スーパーロジスティクス(RSL)に申し込みをするとまず初めに見積りを行う必要があります。見積りをされたことがある方はご存じかと思いますが、保管費やオプションをつけていくと想定よりもコストがかかってしまうケースもあります。

②取り扱うことができない商品がある

楽天スーパーロジスティクス(RSL)で取扱のない商品は、販売価格が30万円を超えるような高額商品、医薬品、生もの、危険物、組み立てが必要な商品、配送業者が約款上扱えない商品となります。今後は扱いが可能になってくる可能性もありますが、自社の商材が楽天スーパーロジスティクスを利用できるのかは事前に確認が必要でしょう。

【RSL取り扱い不可の商品】

  • 引火性、発火性、可燃性物質を始めとする危険物や毒物
  • 常温保管が不可な生ものや生体
  • 3辺合計160cm以上、25kgを超える商品
  • 医薬品(第1類・第2類・第3類)
  • 高度医療機器・管理医療機器
  • 梱包されていない裸商品
  • 梱包ができない異形・長尺商品
  • 販売価格が30万円を超える高額商品
  • 利用運送約款及び、配送業者の約款上取り扱えない商品

商品だけでなく、事業者側から梱包の指示はできない・お客様への納品時に組み立てや設置は行えないなど、対応できないサービスがある点も注意が必要です。

楽天スーパーロジスティクス(RSL)を利用するにあたっての注意点

楽天スーパーロジスティクス(RSL)を利用するにあたっての注意点

RSLを導入する際には、メリットだけでなく運用上の細かなルールや環境についても把握しておく必要があります。基本的には「常温保存が可能」かつ「大型商品ではない」ものであればスムーズに利用できますが、物流を自動化・効率化しているサービスゆえの制約も存在します。

導入後に「納品できなかった」「商品が劣化してしまった」といったトラブルを防ぐため、以下の4つの注意点を必ず確認しておきましょう。

注意点の項目具体的な内容事前の確認・対策ポイント
バーコード管理の必須化全商品にJANコード等の管理用ラベル貼付が必要。バーコードがない場合は受領不可セット商品にも個別のコードが必要。自社で貼付が難しい場合は外注等の検討を
常温保管(空調なし)24時間のフル空調はない。夏場は最大約40℃、冬場は最低約0℃まで変動食品(チョコ等)、サプリ、化粧品など、温度変化に弱い商材は特に注意が必要
カスタマイズの制限効率化のため、店舗独自の特殊な梱包や個別メッセージ等の対応は不可標準のギフト対応やチラシ封入以外の「独自のこだわり」は、自社発送との併用を
物流拠点の変動倉庫の空き状況により、利用中に発送拠点(倉庫の場所)が変わる可能性がある拠点が変わると「自社から倉庫への送料」が変わるため、コスト変動に注意

商品に管理用バーコードが表示されている必要

RSLの倉庫内では、システムによってすべての在庫が管理されています。そのため、納品するすべての商品には「JANコード(バーコード)」などの管理用ラベルが貼付されていることが必須条件です。

  • バーコードがない場合: RSL側で受領できず、納品不備として返送される可能性があります。
  • 独自のセット商品: 複数の商品を組み合わせる場合は、セット品として新しいバーコードを貼る必要があります。

自社でバーコードの印字や貼り付けが難しい場合は、事前に外注や資材の準備を検討しましょう。

商品は空調設備のない環境にて保管されるため、夏場は最大40度程度、冬場は0度程度

RSLの倉庫は原則として「常温保管」です。最新の物流拠点ではありますが、24時間のフル空調完備ではないため、季節によって倉庫内の温度が変動します。

  • 夏場: 最大で40度程度まで上昇する可能性があります。
  • 冬場: 最低で0度程度まで下がる可能性があります。

チョコレートなどの溶けやすい食品、高温で変質しやすいサプリメントや化粧品、精密機器などを取り扱う場合は、この温度変化に耐えられる商材かどうかを事前に確認してください。

店舗ごとの個別オプション対応やカスタマイズは不可

RSLは、多くの店舗の商品を一括して効率的に発送することで低コストを実現しています。そのため、特定の店舗限定の複雑なカスタマイズには対応していません。

  • 対応できない例: 「特定のお客様だけに手書きのメッセージを添える」「特殊なリボンの結び方をする」「商品ごとに異なる独自の梱包資材を使う」など。

標準的なギフト対応やチラシ封入のオプションは用意されていますが、それ以外の「独自のこだわり」を物流工程に入れたい場合は、自社発送との併用を検討する必要があります。

倉庫の状況に応じて物流拠点が決まるため、RSLを利用している最中に稼働拠点が変更になる場合あり

RSLは全国に複数の物流拠点(倉庫)を持っており、倉庫の空き状況や物流の最適化に応じて、商品の預け先が決まります。注意したいのは、運用している途中で拠点が変更になる可能性がある点です。

  • 影響が出るポイント: 自社から倉庫へ商品を納品する際の「配送距離」や「送料」が変わることがあります。
  • 運用面: 拠点が移動しても発送代行の質は変わりませんが、納品フローの微調整が必要になる場合があることを覚えておきましょう。

楽天スーパーロジスティクス(RSL)の料金体系について

楽天スーパーロジスティクスの料金体系は、① 保管料 + ② 出荷手数料 + ③ 資材料+ ④配送料の三つの料金体系になります。
詳細は個別に見積もりが必要となりますが、以下の料金表を参考にしてみてください。

楽天スーパーロジスティクス(RSL)の料金体系について

楽天スーパーロジスティクス(RSL)の導入の流れ

楽天スーパーロジスティクス(RSL)の導入の流れ

RSLの導入には、物理的な商品の移動だけでなく、楽天のシステム(RMS)や受注管理ソフトとの連携設定が必要です。「難しそう」と感じるかもしれませんが、ステップは明確です。

スムーズに稼働を開始し、物流の自動化を実現するための5つのステップを確認していきましょう。

➀楽天担当者に相談・申し込み

まずは、楽天のECコンサルタント(ECC)や専用の問い合わせフォームから、RSL利用の相談を行います。

現在の出荷件数や取り扱い商材のサイズ、今後の拡大予定などを伝えることで、概算の見積もりや最適なプランの提示を受けられます。内容に納得できれば、正式な申し込みへと進みます。

②利用審査(RSL対応条件を満たすか確認)

申し込み後、楽天側による利用審査が行われます。ここでは、主に以下の項目がチェックされます。

  • 商材の確認: RSLで取り扱い可能な商品か(危険物や生もの、高額商品ではないかなど)。
  • 物流条件の確認: サイズや重量が規定内に収まっているか。

審査を通過することで、正式にRSLの倉庫へ商品を預ける権利が得られます。

③商品情報・在庫情報の登録

審査を通過したら、システム上の準備に入ります。RSLの管理画面や、連携する受注管理ソフト(BOSSなど)に、商品情報やSKU、バーコード情報などを登録します。

この際、前述の通り**「JANコード(バーコード)」が正しく紐付いているか**が非常に重要です。ここでの登録ミスは納品不備に直結するため、丁寧に行いましょう。

④商品をRSL倉庫へ納品

システム登録が完了したら、実際に商品をRSLの指定倉庫へ配送します。

納品時には「納品ラベル」を作成し、規定の梱包方法で発送する必要があります。倉庫側で商品の受領・検品作業が行われ、無事にシステム上の在庫として反映されれば、出荷準備は完了です。

⑤RSL稼働開始(楽天店舗と自動連携)

在庫が反映されたら、いよいよ稼働開始です。楽天市場の店舗とRSLが自動連携され、注文が入ると自動的に出荷指示が飛ぶようになります。

これにより、店舗運営者は出荷作業から解放され、24時間365日の自動配送体制が整います。稼働初期は、注文が正しく連携されているか数件チェックしておくと安心です。

1.楽天担当者に相談・申し込み
2.利用審査(RSL対応条件を満たすか確認)
3.商品情報・在庫情報の登録
4.商品をRSL倉庫へ納品
5.RSL稼働開始(楽天店舗と自動連携)

導入から稼働まで、約1ヶ月程度が目安です(商品数やカテゴリーにより前後)。

楽天スーパーロジスティクス(RSL)の導入事例

これまで弊社がご支援させていただいていた企業様でも、多数の店舗が売上拡大に伴って自社倉庫出荷から楽天スーパーロジスティクスを導入しました。本章では、そんな楽天スーパーロジスティクス(RSL)の導入事例について解説いたします。

【事例】ギフト雑貨販売A社

ギフト向け商品の販売を行うA社は、商品数増加に伴い発送日の遅れや即日対応できない事態が発生していました。改善策として楽天スーパーロジスティクス(RSL)を導入。物流費・配送費・人件費のトータル費用の削減も実現したようです。

365日出荷できるようになり、サービスレベルも向上しています。楽天スーパーロジスティクス(RSL)契約後は売れ筋商品の欠品が起こらない状態を半年で実現できました。

結果、楽天スーパーロジスティクス(RSL)取り扱い商材の売上を、楽天スーパーロジスティクス(RSL)利用開始前の約4倍に成長できています。自社の商品に適した楽天スーパーロジスティクス(RSL)のシステムを上手に活用し、成果を挙げた好事例です。
※引用元:https://logistics.rakuten.co.jp/rsl/casestudies/03/

【楽天スーパーロジスティクスはこんな店舗にオススメ】

・売上が伸びてきて自社発送の限界を感じている店舗
・楽天ランキング上位を目指しているが出荷スピードに課題がある
・少人数運営で、コア業務に集中したいと考えている企業

楽天スーパーロジスティクス(RSL)の導入で物流業務の負担が軽減できるだけでなく、得られる成果の幅が広がり、円滑なネットショップの運営を長期的に行えます。そしてさらなる強化を行える、楽天スーパーロジスティクス(RSL)と受注管理システムの連携も重要な要素となっています。

楽天スーパーロジスティクス(RSL)とFBAの比較

最後に、Amazonの物流サービスであるFBAと比較した際の違い紹介します。

料金体系が違う

楽天スーパーロジスティクスは、他モール向け出荷も同じ料金である一方、Amazon(FBA)は、Amazon向けと他モール向けの出荷で料金が異なることが大きな違いとなります。
また、FBAからAmazon以外のモールでの購入に発送する場合には料金が上がるため注意が必要です。

配送スピードが違う

楽天スーパーロジティクスは、通常配送の場合、遅くても翌日中には出荷され、当日配送には対応できません。翌日配送は繁忙期に関係なく当日15時30分までの出荷指示で対応しています。
一方で、Amazon(FBA)の場合、通常配送は出荷日の約束は基本的にはありません。翌日配送は注文確定日から3日以内に商品を届けます。
年末年始などのイベント時は対応できないケースもあり、当日配送は一部エリアに限って対応しています。

他モール出荷の際の梱包資材が違う

楽天スーパーロジティクスの場合は、標準サービスとして、楽天以外で購入した顧客への発送を考慮しているため、ロゴ無しの梱包資材で出荷が可能です。
一方で、Amazon(FBA)でロゴ無しの梱包資材を利用する場合は標準サービスではないため、別途申請が必要となります。

配送会社が違う

楽天スーパーロジティクスは日本郵便と提携しています。
Amazon(FBA)の場合は、大手配送会社以外にも複数の配送業者と提携しています。
そのため、配送会社によってクオリティにばらつきが生じるため、その点は考慮しておく必要があります。

楽天スーパーロジスティクス(RSL)に関するよくある質問

RSLを利用する際、どのような商品が取り扱い不可となりますか?

高額商品(販売価格が30万円を超えるもの)、医薬品、生もの、危険物、組み立てが必要な商品、配送業者が約款上扱えない商品などは取り扱い不可となります。出店者は、自社の商品がRSLの取り扱い条件に合致するかを事前に確認する必要があります。

RSLの利用により、出店者はどのような業務負担を軽減できますか?

商品の入荷作業、保管、発送といった物流業務を一括して委託できるため、出店者はこれらの業務負担を大幅に軽減できます。これにより、販売戦略や商品企画、ページ改善などの売上向上に直結する業務に集中することが可能となります。

RSLの料金体系にはどのような要素が含まれますか?

RSLの料金体系は、保管料、出荷手数料、配送料の三つの要素で構成されています。詳細な料金は、利用規模やオプションの有無により異なるため、個別の見積もりが必要となります。

楽天スーパーロジスティクス(RSL)についてのまとめ

今回は楽天スーパーロジスティクス(RSL)について説明してきました。

ECサイトにおける物流業務には面倒な作業や管理が発生します。楽天出品者は楽天スーパーロジスティクスに委託することにより、自社の経営やマーケティングに集中できる環境が構築できます。
「自社での業務負担を減らしたい」「物流業務をアウトソーシングし効率化を図りたい」などのECサイトの運営課題がある場合は導入を検討してみてはいかがでしょうか。

最後に本記事の内容を箇条書きでまとめますので是非ご活用下さい。

【楽天スーパーロジスティクス(RSL)とは?】

  • 概要: 楽天市場出店者向けの物流アウトソーシングサービス。入荷・保管・出荷を一括委託できる。
  • 目的: 物流の効率化により、店舗運営の安定と顧客満足度の向上を実現する。
  • 利用条件: 楽天市場への出店が必須。商品のサイズやカテゴリーが規定内であること。

【楽天スーパーロジスティクス(RSL)のサービス内容】

  • 入荷・検品: 商品を受け入れ、システムと連携して正確に検品・処理。
  • 商品保管: 広大な倉庫で期限管理(食品等)を含め適切に管理。
  • 注文処理・梱包: 注文と自動連携し、ロゴなし資材(他モール併用可)で梱包。
  • 発送: 日本郵便と提携し、365日対応。15時までの注文で翌日配送が可能。
  • 返品・交換: 受取拒否や顧客都合の返品・検品にも対応し、システムで通知。

【楽天スーパーロジスティクス(RSL)の9つのメリット】

  1. 導入サポート: 専任担当者が費用や商品についてアドバイス。
  2. 「最強配送」対応: 配送スピード向上により、商材の競争力が強化。
  3. 販促物同梱: チラシなどを指定の注文に封入可能(オプション)。
  4. ギフト対応: オリジナルの包装やメッセージカード封入が可能。
  5. コンテナ入荷: 海外からの大型コンテナ受け入れに対応。
  6. 不着・返品対応: 倉庫側で受領・検品を行うため、店舗の手間がゼロ。
  7. リソース最適化: 物流を丸投げし、販売戦略や商品企画に集中できる。
  8. セール時対応: お買い物マラソン等の繁忙期でも安定した出荷が可能。
  9. 検索順位の向上: 優遇アルゴリズムにより、露出と転換率(CVR)がアップ。

【楽天スーパーロジスティクス(RSL)のデメリット】

  • 運用コスト: 保管料や出荷作業費など、自社発送よりコストが増える場合がある。
  • 取扱不可商品: 高額商品(30万円超)、医薬品、生もの、大型商品などは利用不可。

【楽天スーパーロジスティクス(RSL)利用の注意点】

  • バーコード必須: 全商品にJANコード等のラベル貼付が必要。
  • 常温保管: 24時間のフル空調はないため、温度変化に弱い商材は注意。
  • カスタマイズ制限: 独自の特殊な梱包や個別メッセージ対応は不可。
  • 拠点の変動: 倉庫の空き状況により、発送拠点が変更になる可能性がある。

【楽天スーパーロジスティクス(RSL)の料金体系】

  • 構成: 「保管料 + 出荷手数料 + 資材料 + 配送料」の合計。
  • 詳細: 利用規模に応じた柔軟なプランがあり、個別見積もりが必要。

【楽天スーパーロジスティクス(RSL)の導入の流れ】

  1. 相談・申込: 楽天担当者に見積もりやプランを相談。
  2. 利用審査: 商材やサイズがRSLの規定に合うかチェック。
  3. 情報登録: 商品情報やバーコード情報をシステム(BOSS等)に登録。
  4. 商品納品: 実際に商品をRSLの指定倉庫へ配送。
  5. 稼働開始: 楽天店舗と自動連携し、24時間365日の自動配送体制へ。

【楽天スーパーロジスティクス(RSL)とFBAの比較】

  • 料金: RSLは他モール出荷も同料金だが、FBAは他モール向けだと割高。
  • スピード: RSLは当日出荷に強いが、FBAは当日配送エリアがある一方で通常配送は柔軟。
  • 梱包: RSLは標準でロゴなし箱。FBAは標準でAmazonロゴ入り(無地は要申請)。
  • 配送会社: RSLは主に日本郵便。FBAは複数業者(品質にバラつきあり)。

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Writer渡邊 嵩大

株式会社Proteinum 取締役

楽天市場に入社し、広告企画販促部で広告の企画および販促を担当。コンサル会社に転職後、大手通信事業者の新規事業(EC)の立ち上げ、大手化粧品メーカーのブランド戦略、外資系生保の営業戦略などに携わる。あるときECの可能性を再確認し、プロテーナムに参画。ECの上流設計をメインにしつつ、D2C事業にも携わる。ベンチプレス120kgを目指し、日々自分の限界に挑んでいる。

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