ShopifyとLINEの連携について徹底解説!

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LINE公式アカウントについて

LINE公式アカウントとは、企業やお店がアカウントを作成し、ユーザーに情報を送ることができるビジネス専用のLINEのことです。
特定のユーザーにクーポンの配布ができたり、セール情報等お時な情報やお休みの情報等を送ることができます。

料金についてですが、3種類のプランがあります。
毎月送ることができるメッセージ通数により、料金が変わります。

またアカウントは「未認証アカウント」「認証済みアカウント」「プレミアムアカウント」の3種類があります。
LINEの審査に通過することで「認証済みアカウント」や「プレミアムアカウント」になることができ、LINEアプリ内での検索結果の露出や決済手段の拡充などがされます。

ShopifyとLINEを連携させるメリット

ShopifyとLINEを連携することで得られるメリットについて紹介していきます。

ユーザー数が多く、様々な世代のユーザーと接点が持てる

LINEの特徴はSNSの中でもユーザー数が多いことで、LINEのユーザー数は9,500万人となり、日本人口の約70%以上がLINEを利用しています。
InstagramやTwitterなど他のSNSと比べ年齢層も幅広く、様々なユーザーにアプローチをすることができます。
またLINEは大半のユーザーが毎日チェックしておりアクティブ率も高く、プッシュ通知も表示されるため情報が届きやすい点も魅力です。

LINEを活用することで、幅広いユーザーに商品をアピールできるのです。

多様なメッセージ配信が使用できる

メッセージ機能では様々な種類のメッセージを送ることができます。
今回は下記4点を紹介します。

リッチメニュー

※LINEビジネスサイトより

リッチメニューとはLINEのトーク画面下に表示されるメニューのことです。
ECサイトへのリンクを設定できるなどカスタマイズが可能で、デザインに融通が利きやすく顧客の目につきやすいため、アクセス数の向上や新規顧客の獲得に有効です。

LINE Official Account manager

「LINE Official Account manager」からメッセージを配信することができます。
友だち登録された全てのユーザーに一斉配信することも可能ですが、他に以下の配信方法もできます。

  • 属性で絞り込みメッセージを配信
    属性に合わせてメッセージを配信し、より高い販促効果を出せるようにします。
  • 指定数によるメッセージ配信
    配信数に応じて費用が異なる際に、予算内で配信できるようメッセージ数を調整します。
  • A/Bテストメッセージの配信
    メッセージを複数パターン設けて効果を比較することができます。
    A/Bテストの分析結果をもとに、効果が大きかったメッセージを配信します。

ステップ配信

ステップ配信とはシナリオ設定等で段階的なメッセージを配信することで、継続的にサイトに訪れてくれるユーザーを増やす手法です。
ユーザーの状況に合わせて配信することができるので、配信対象者やタイミングなども設定することが可能で、マーケティングを効率的に進めることができます。
例えばですが友達登録などのできことを起点として、1日目にはクーポン、2日目には最新の入荷情報を届ける等ができます。

Messaging API

Messaging APIとはLINEを通して顧客と効率的な会話をすることができるAPIです。
ユーザー個々に対して最適なメッセージを配信することができます。
例えば売り切れていた商品が再入荷した際に、お気に入り登録していたユーザーに絞ってメッセージ配信することができます。

データ収集、分析ができる

公式アカウントの管理画面では、配信メッセージの分析が可能です。
Shopifyでは見ることができないデータを抽出することができ
分析の指標としては配信数、開封数や友達の増減、ブロック数、タイムライン投稿の閲覧した数、クーポンの利用数などのデータが収集可能です。
流入の経路を可視化することが可能でリッチメニューからなのか、配信メッセージのどの投稿なのかも分析することができるため、PDCAを回しやすいです。
定量的に分析してメッセージ送信の内容を改善していき、売上アップに繋げることができます。

チャットボット機能が利用可能

チャットボットの機能を利用することができるため、自動応答メッセージの設定ができます。
例えばユーザーからよくある質問がある場合、自動応答を設定しておけば効率的に運用することができるでしょう。
またShopifyのアプリを利用することで、問い合わせも一元管理することが可能です。

チャットで1対1のコミュニケーションが可能

個別のチャットで1対1のコミュニケーションをとることができます。
1対1のコミュニケーションは商品の購入率の向上に繋がりますので有効です。

ShopifyとLINEを連携する方法とは?

ShopifyとLINEを連携することで様々なメリットがあることはお分かりいただけましたでしょうか。
ここからは実際にどのように連携していくかをご紹介していきます。

LINE 公式アカウントの作成をする

まずShopifyと連携させるLINE公式アカウントを作成しましょう。
前述した通りビジネス用のLINEアカウントとなります。
事業にあったプランを選び、開設しましょう。

アカウントの開設方法ですが下記のURLより”アカウントの開設”を押し、”LINE公式アカウントをはじめる”から開設してください。
LINE Official Account Managerにログインすることができれば開設完了です。

LINE for Business:https://www.linebiz.com/jp/

Shopify と LINE の連携アプリで連携する

LINE公式アカウントとShopifyを連携するには、アプリの使用が必要です。
(ShopifyにはLINE公式アカウントと連携する機能が備わっていません)
3つアプリを紹介するので、よろしければ参考にしてください。

CRM PLUS on LINE

https://crmplus.socialplus.jp/

CRM PLUS on LINEは、LINE IDとShopifyの顧客IDを連携することができるアプリです。
国内サービスのため日本語での対応を受けることができ、公式サイトに掲載されている導入事例も多いため安心感があります。

無料プランと3種類の有料プランが用意されていて、無料プランで利用可能な機能は以下です。
有料プランはID連携可能なユーザー数が多くなります。

  • ID連携ユーザー数100人まで
  • 会員IDとLINE IDとの連携
  • タブ型リッチメニュー
  • カスタマーサポート
  • 顧客タグを活用したセグメント配信
  • 発送完了などステータスごとのステップ配信
  • カゴ落ち配信
  • 再入荷通知

おみせコネクト

https://omiseconnect.jp/

おみせコネクトもShopifyとLINEを連携するアプリで、顧客データを活用してメッセージ配信できます。
FreakOut Holdings, inc.が提供しており、CRM PLUS on LINEと異なりLINE ID数に応じて料金プランを変更するのではなく、月額固定費がかからずLINE経由の売上の3.0%の手数料を支払う仕組みです。

おみせコネクトで利用できる主な機能

  • LINE友達追加バナー作成
  • 顧客管理機能
  • ID連携機能
  • 閲覧商品リマインド配信
  • カゴ落ちリマインド配信
  • 再入荷通知
  • 購入トリガー配信
  • 発送トリガー配信

Lipify

https://apps.shopify.com/lipify-crm?locale=ja

Lipifyは個人の特徴に合わせたメッセージを配信できることが特徴で、コミュニケーションをそれぞれの顧客に合わせて丁寧に行うことで売上を伸ばしたい方におすすめです。

無料期間が用意されているため、まずはお試しとして使ってみることも可能です。 

LipifyもCRM PLUS on LINE同様、無料プランと5種類の有料プランがあり、有料プランはID連携可能なユーザー数が多くなります。

Lipifyで利用できる主な機能

  • ShopifyとLINE IDの連携
  • カゴ落ち配信
  • 再入荷通知
  • パーソナライズしたメッセージ配信
  • クーポン配信
  • キャンペーンの通知
  • 商品画像をカルーセル形式で配信
  • 顧客セグメント配信

ShopifyでLINEを活用する際におすすめの外部サービス

DMMチャットブースト

LINEとShopify公式アカウントを連携することで、ユーザーを一元管理することができます。
またマーケティングの自動化機能など様々な機能が豊富に用意されているため、おすすめです。
しかし少し費用が高くなるため、他のサービスの機能では物足りない場合におすすめです。

Kisuke

KisukeはLINEとShopify公式アカウントを連携してリッチメニューのカスタマイズやLINEで商品を検索できる機能等を利用できます。
またユーザー別に違うリッチメニューを表示させたり、LINEからカートに追加できる機能等便利な機能があります。

ShopifyでLINEを活用する際におすすめのShopify公式サービス

BuyButton

BuyButtonはメッセージに「購入ボタン」を埋め込んで、ECサイトの商品情報やカート、決済画面に遷移するショートカットを埋め込むことができるようにするサービスです。

Shopifyの管理画面の「オンラインストア」から無料で追加することができ、ECサイトを運営した経験が少ない方におすすめです。 

まとめ

今回はShopifyとLINEを連携するメリットや連携方法について紹介しました。
まずはアカウントの開設から始めて、ユーザーを増やしていきましょう。
ユーザーがShopifyで作成したECサイトにより多く訪れてくれるよう、LINEと連携して売上アップを目指していきましょう。

Shopifyのアプリについて以下の記事でも紹介しているので、よろしければご覧ください。

https://proteinum.co.jp/blog/%e3%81%9d%e3%81%ae%e4%bb%96%e3%83%8e%e3%82%a6%e3%83%8f%e3%82%a6/shopify%e3%81%af%e3%80%8c%e5%a3%b2%e3%82%8c%e3%81%aa%e3%81%84%e3%80%8d%e6%9c%ac%e5%bd%93%e3%81%aa%e3%81%ae%ef%bc%9f%e3%80%8c%e5%a3%b2%e3%82%8c%e3%81%aa%e3%81%84%e3%80%8d%e3%81%a8%e3%81%8d%e3%81%ae

Writer米沢 洋平

株式会社Proteinum 代表取締役

大学卒業後、楽天株式会社に入社。 初期配属は東北エリアグループにて、牛タンやりんごなどの東北の名産品の販売支援に従事。 その他、アパレル業界を専門として、大手企業を中心に各種ECコンサルティング活動に従事 (のべ担当店舗数700以上)。楽天を卒業後、経営コンサルタントの道へ進み、小売企業を中心に様々な業界において経営コンサルティング業務に従事(事業戦略策定、実行支援、EC戦略策定等)その後、株式会社Proteinumを創業。”EC業界にとってなくてはならない存在に”をミッションに、現在は自社ブランドの立ち上げとクライアントのEC事業の支援に従事。

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